2021.02/24 [Wed]
友人★、エジプト柄の着物でエジプト展に行ったった。
ごきげんよう。
オシリス神(再生と生命の象徴。冥界の王)のポーズ(笑)
元はと言えば、友人★が手持ちのエジプトヒエログリフ柄の着物が着たいがためのお出掛けでありました。
チケットはネットで決済しましたが、入館時間制限とかはなかった。あまり大勢さんが集まるイベントではなかったようです。
混んでなくて良かったです。
青いヒエログリフ柄小紋。
お茶の先生からいただいたもの。結構良いポリエステル素材。
友人★はこの色柄をいたく気に入って、マイサイズに仕立て直しました。
この着物を着てエジプト展に行かずしてどうする!?ってなくらい、イベントにぴったりの着物(爆)
マルチストライプの名古屋帯。
ウチの義妹の縁戚匿名希望さんの遺品をいただきました。
ちょっと短いのでぶった切って二部式帯にしております。
ピンク色綸子地帯揚げ。
縹色丸組の帯締め。
ピンク地に白い水玉のたびっくす。
帯揚げと同じ色。
草履はHAKU。
ターコイズブルー×グレイ×ピンク立涌柄の半襟。
こちらは裏がトランプマークプリントで、リバーシブルで使えます。
アヌビス(死者の守護神)のピンバッジ。
帯留めにするにはちょっと小さいので、襟に飾りました。
着物がポリエステルだからってピンバッジの決して細くはない針をぶっ刺してしまうのが友人★クオリティであった(爆)
ミントグリーン地にお花の刺繍の道中着。
おととし、小紋反物から仕立てたブツ。昨年は着る機会が見つからなくて、この日やっと初おろしです。おされ着として軽快に着やすい着丈。
今まで仕舞い込まれていたのは、この地色が友人★にとって「春の色」だから。。。春にしか着られないものと思い込んでいたのです。
ここは思い込みの罠です。
毎月、季節に合わせた色の羽織りものを持っているならばいざ知らず、たいていは羽織りものは着物の数より少ないものと存じます。すると着回しやすい、合わせやすい色や地紋のものを選ぶと思うのです。好きな色なら季節関係なく好きですよね。
友人★は、最初に反物を見つけたとき、躊躇なく道中着にしたいと言いました。お出掛けのとき着るのはおとっときの道行きコートで、いつもそればかりなので、もうちょっとカジュアルな羽織りものがあればいいと、考えたのです。あまり高価ではなく、でもマイサイズに仕立てられるもの。
わたくしは友人★の個人通帳管理係なので、大物のお買い物にはわたくしの許可が必要です(笑。ここ、他所さまには理解しがたいと思うのですが!若いときからあまりに貯金ができないため、友人★の旦那さん公認)この反物を買うときも、道中着としてどうか、ずいぶんと吟味して決めたものでした。せっかく友人★にしては大枚をはたくので妥協はしたくなかった。羽裏に至っては予算内で気に入るものが見つからず、北海道のゆっち先輩から提供を受けたほどでございます(爆)みんなのチカラを合わせた(おらに元気玉を送ってくれーー)納得のプロジェクトでありました(おら、すげえワクワクすっぞ。ってやつですよ奥さん!)
でも仕立て上がったのち、すぐに着る機会がなかったせいもあってしつけ糸を取らず仕舞い込まれている間に、当初の目的をすっかり忘れ果ててしまった(爆)友人★は、買うことに一番意義があって、買うと満足してしまうのでした。
まあでもこうして陽の目が見られました。
良かったです。
大満足なのかと思ったら。。。
「羽織ったとき、思ったより丈が短くて、これでいいのかと焦りました」
と言うじゃないですか。
「えっっっ」
「雨の日に着てるアップルコートと同じ丈だと思い込んでました」
「ってか、おされ着使いするからって、あのおとっとき道行きコートよりもわざと着丈を短くしたんだよ?」
「そうでしたっけ?」
買ったときの気持ちなんてもうすっかり忘却の彼方です(爆)マジで買っただけで終わっていた(爆)
友人★は物欲はあれどモノに執着はない。。。見習いたいところもあり、いやそれでいいのかと思うこともあり(爆)
「それにこの色って汚れやすいですよね」
到頭友人★は、臆して言いやがった(爆)ヲイヲイヲイっっっっ
「いやいやいや、自分で気に入った色のを買ったのだから、毎年じゃなくてもクリーニングくらい出しなさいよー。アナタがあまり回数着なくても毎年クリーニングに出す冬のコートよりもったいなくないと思うよー」
「そ、そうですよねー(^^;)」
汚れてもいいものなんてこの世にはないと思う。でも汚したくないからって着なかったら、着るものの意味がない。いとしくお手入れしてたくさん着るのが愛じゃないのか。ってかわたくしもそんなに偉そうなこと言えないんですが(爆)
お洋服だとそれなりに判断できるのが、着物だと何か特別な気がしてしまい勝ちです。それが一生に1度か2度しか着ない人(成人式と子供の七五三)ならばともかく、おされ着として欲しい着物を何枚も買っている身(わたくしも、友人★も)としては、やはり着てなんぼだとつくづく思うのでした。
北海道のゆっち先輩からいただいた羽裏はピアノの鍵盤柄!
脱いでも楽しい、自慢の道中着になりました。
ゆっち先輩、その節はどうもありがとうございました!
さてこのエジプト展示は、この後京都京セラ美術館とか、全国4箇所を回る予定なんですって。京都の大菩薩てんてん親分や亜雅紗さん(ふたりともエジプト柄をたんまりお持ち)にも是非お勧め。
楽しみにしてますよーー(←バトンを渡した。爆)
お友達★様のお着物の色ラピスラズリっぽくていかにもエジプト風。ワタクシは何年か前に推しの宝塚スターがエジプトものでトップスターになったので着ていくつもりで正絹のエジプト柄を落札。しかしバテて着ていけず。しかしこの1枚を羽織るといきなり男役スイッチがオンになって
「エジプトはー領地を拡げているー🎵」と外股で幕開きの一節を歌ってしまうほどで
「エジプトものはなかなかやらんのお。王家の紋章でもやればいいのに。キャロルー!」と叫んだりしておりました。
崩れてもしっかりお直ししてくださるてんてん親分と一緒なんてハードルがリンボーダンスできないほど下がりますわー。行くぜ、エジプト!じゃなかったエジプト展。
ええ、長くなりますが友人Nのご亭主はそれまでもそれからも日本でもお巡りさんさんじゃなく「公安の」人から「北朝鮮の方ですね?」と何度も職質受けたのですよ。それがロンドンでまで、しかもスコットランドヤードじゃなくMI6らしき人にって怖すぎる(もちろん何代も遡れる純日本人)
「どこに相談に行けばいい?警察?」
「警察かえってヤバくね?西島秀俊さん?」
「あの人は公安の役をやってるだけの役者と言う職業の一般人!」
と言う我らのアホな会話も過去のものとなるほど今は平和に暮らしておられます。