2014.03/15 [Sat]
早春着物日和・自分の場合
ごきげんよう


。。。嗚呼駄目駄目。先月は自分の意に反して活発に出歩いたというのに。今月も自分の意に反しているのは同じですが、結果は真逆でございますわ。ひきこもり中ですの。
「春鬱?」
などと聞かれるほどですが、違います~。花粉には困るので積極的には出掛けたくないんですけれど。
で、友人★の着物を先にアップしておいて自分のはまだだったんですよ。忘れないうちに記録せねば。
この日出掛けた先はいつもの日本橋問屋街の着物問屋さんでしたが。。。お店の前についてびっくり。シャッターが閉まっているのです。日曜日じゃあるまいし、何ごと。。。?
そこで友人★が、ごそごそとバッグからキャンペーンの案内を取り出して、見たら、別会場でした
わたくしはあまり着物の展示会やセールに、着物を着て出向きたくないのですが。。。すっかり見落としてましたわ。しょうがないので、店舗からまたちょっと歩いた先の、展示会場に向かったのでした。
わたくしは、軽く丸洗いに出したい長羽織1枚と紬を2枚、洗い張りして寸法直ししたい紬1枚、洗い張りして襦袢に仕立て直したい江戸小紋1枚。。。と、大荷物。あまりに重いのでチカラ持ちの友人★が半分持ってくれたほどでございます。そういう★も、染め替えをお願いしたい色無地持参です。
東日本橋駅に着くまでに、途中乗り換え駅をうっかりして通り過ぎてべつのルートを使い、時間も無駄にしたところ。。。更に別会場に歩くとなると、乗り換え駅を間違えたどころか、最初から到着すべき駅が違っていたということで。ナ~ニやってんだか。
会場に着くと担当さんを呼び出してもらいますが、受付でわたくしを見た別の担当のヒトが、
「猫のお客さんがおみえですよ」
とわたくしたちの担当さんに伝え、その日わたくしたちが行くと知らなかった担当さんは、
「。。。?。。。はて、猫好きのお客さんは何人かいらっさるけど、どなたかしらん?」
などと思ったそうな。
ところでわたくしたちの担当さんは、ヒトの好みを飲み込むのが早くて、わたくしとは若干こだわりが似たところがあって、ヒトの財布事情も理解してくれて(重要
)いろいろと安心してお任せできるのです。この担当さんに当たる前、わたくしが若くて活きが良かった頃の担当さんが定年退職なさってからは、わたくしはそれでなくてもあまりフレンドリーなタイプではなく他人と話をするのが嫌なのに、代わりに付いた担当さんがどうにも苦手な感じの方々ばかりで、自然と足も遠のき気味でしたわ。ネットで買う選択肢が広がった現在、お店のヒトと交流を持つのが面倒くさい買う買わないのやり取りも面倒くさいそもそもそうそう買い物などできない。。。という現実の前に、かろうじて実店舗に出向くのは、担当さんのチカラが大きいのでした。
そういうのって、売る側の、お店のヒトは案外わかってない気がする。
そもそもわたくしは、欲しいものがあっても、店頭でお店のヒトと話すのができなくて買えないこともある。。。っつーくらい、他人と話をするのが苦手なんですよね。いいトシぶっこいてるのにすみません。
ところでわたくしの担当さんが立派なのは、他のヒトたちにとっては『猫好き』でくくられる好みも、本当は誰も彼もが微妙に違っていることを良くご存知のところ。
その日、会場に着くなり顔見知りの、別の担当のヒトに、
「ちょっとそこの猫柄を見ていってくださいよ」(そういう言い方のセールストーク)
と言われてしぶしぶ拝見させてもらったんですが、猫柄ならなんでもいい訳じゃないのがまだこのヒトにはわからないのだなあ多分一生わかってもらえないだろうが。。。別にいいけど。。。などと思ったのでした。
そんなナマイキなわたくしでも、ついつい気の迷いで買ってしまうこともあるので、エラそうなことは言えません。
それは。。。べにお先生と合宿で何度もお目見えした、エビ猫の名古屋帯ですわ。

今となっては、「何故買った???」とできることならタイムマシンに乗って自分を戒めに行きたいくらいの、この帯。。。思えば、結構お高かった気がする。あの頃はお金持ちだったのだなあ自分。何しろ作家さんの絞り1点ものだもんな。
今なら絶対買わない。。。っつーか、そもそもお金がなくて買えないですよ。かと言って、ひとサマに差し上げるにも未だ思いきりがつかず。だってわたし、ケチだもん。もったいないから使わねばなりません。
ちなみに、もしべにお先生がお好きならたくさん使ってもらえそうだし、思いきって差し上げようと申し出たのですが、
「柔らかい帯は好きじゃないから要りません」
と断られてしまった(爆)
嗚呼エビ猫よ(
べにお先生命名)わたくしに疎ましがられながらわたくしに使われるのよ、これも人生なのよ。



旗印泥大島紬破れ麻の葉と華紋柄7マルキ。(八掛はリーフグリーン)
ベージュ地絞りエビ猫柄名古屋帯。(松葉仕立て)
グレイ×小豆色×クリームイエローぼかし帯揚げ。(友人★が道行きコートにした、小紋反物の端切れ)
水色丸組帯〆。
ひめ吉さんの鈴と三毛猫柄刺繍半襟。アウトレットもので、柄は片方だけ。
ふりふの扇面ドロップ柄長襦袢。(上
画像を撮ってよく見たら、後ろが長くて少し出てしまったので、ちょっとつまんで直しました)
水色地切り絵風の花柄長羽織。(デッドストックの作家もの小紋反物をおーく損にて落札、マイサイズで仕立てたもの。羽裏は黄色地に黒猫柄。羽織丈は100センチ)
羽織紐は、紫色系大きなビーズのネックレスを分解したもの。付けてみたらこのように
長過ぎたので、とりあえず帰ってから短くしました。
準備万端。。。とはいかないんですよね~。
大荷物だった、洗いに出した着物の数々は、画像を撮るのを失念。
う~ん。。。
仕上がってから、また1枚ずつ紹介します。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/



。。。嗚呼駄目駄目。先月は自分の意に反して活発に出歩いたというのに。今月も自分の意に反しているのは同じですが、結果は真逆でございますわ。ひきこもり中ですの。
「春鬱?」
などと聞かれるほどですが、違います~。花粉には困るので積極的には出掛けたくないんですけれど。
で、友人★の着物を先にアップしておいて自分のはまだだったんですよ。忘れないうちに記録せねば。
この日出掛けた先はいつもの日本橋問屋街の着物問屋さんでしたが。。。お店の前についてびっくり。シャッターが閉まっているのです。日曜日じゃあるまいし、何ごと。。。?
そこで友人★が、ごそごそとバッグからキャンペーンの案内を取り出して、見たら、別会場でした

わたくしはあまり着物の展示会やセールに、着物を着て出向きたくないのですが。。。すっかり見落としてましたわ。しょうがないので、店舗からまたちょっと歩いた先の、展示会場に向かったのでした。
わたくしは、軽く丸洗いに出したい長羽織1枚と紬を2枚、洗い張りして寸法直ししたい紬1枚、洗い張りして襦袢に仕立て直したい江戸小紋1枚。。。と、大荷物。あまりに重いのでチカラ持ちの友人★が半分持ってくれたほどでございます。そういう★も、染め替えをお願いしたい色無地持参です。
東日本橋駅に着くまでに、途中乗り換え駅をうっかりして通り過ぎてべつのルートを使い、時間も無駄にしたところ。。。更に別会場に歩くとなると、乗り換え駅を間違えたどころか、最初から到着すべき駅が違っていたということで。ナ~ニやってんだか。
会場に着くと担当さんを呼び出してもらいますが、受付でわたくしを見た別の担当のヒトが、
「猫のお客さんがおみえですよ」
とわたくしたちの担当さんに伝え、その日わたくしたちが行くと知らなかった担当さんは、
「。。。?。。。はて、猫好きのお客さんは何人かいらっさるけど、どなたかしらん?」
などと思ったそうな。
ところでわたくしたちの担当さんは、ヒトの好みを飲み込むのが早くて、わたくしとは若干こだわりが似たところがあって、ヒトの財布事情も理解してくれて(重要

)いろいろと安心してお任せできるのです。この担当さんに当たる前、わたくしが若くて活きが良かった頃の担当さんが定年退職なさってからは、わたくしはそれでなくてもあまりフレンドリーなタイプではなく他人と話をするのが嫌なのに、代わりに付いた担当さんがどうにも苦手な感じの方々ばかりで、自然と足も遠のき気味でしたわ。ネットで買う選択肢が広がった現在、お店のヒトと交流を持つのが面倒くさい買う買わないのやり取りも面倒くさいそもそもそうそう買い物などできない。。。という現実の前に、かろうじて実店舗に出向くのは、担当さんのチカラが大きいのでした。
そういうのって、売る側の、お店のヒトは案外わかってない気がする。
そもそもわたくしは、欲しいものがあっても、店頭でお店のヒトと話すのができなくて買えないこともある。。。っつーくらい、他人と話をするのが苦手なんですよね。いいトシぶっこいてるのにすみません。
ところでわたくしの担当さんが立派なのは、他のヒトたちにとっては『猫好き』でくくられる好みも、本当は誰も彼もが微妙に違っていることを良くご存知のところ。
その日、会場に着くなり顔見知りの、別の担当のヒトに、
「ちょっとそこの猫柄を見ていってくださいよ」(そういう言い方のセールストーク)
と言われてしぶしぶ拝見させてもらったんですが、猫柄ならなんでもいい訳じゃないのがまだこのヒトにはわからないのだなあ多分一生わかってもらえないだろうが。。。別にいいけど。。。などと思ったのでした。
そんなナマイキなわたくしでも、ついつい気の迷いで買ってしまうこともあるので、エラそうなことは言えません。
それは。。。べにお先生と合宿で何度もお目見えした、エビ猫の名古屋帯ですわ。

今となっては、「何故買った???」とできることならタイムマシンに乗って自分を戒めに行きたいくらいの、この帯。。。思えば、結構お高かった気がする。あの頃はお金持ちだったのだなあ自分。何しろ作家さんの絞り1点ものだもんな。
今なら絶対買わない。。。っつーか、そもそもお金がなくて買えないですよ。かと言って、ひとサマに差し上げるにも未だ思いきりがつかず。だってわたし、ケチだもん。もったいないから使わねばなりません。
ちなみに、もしべにお先生がお好きならたくさん使ってもらえそうだし、思いきって差し上げようと申し出たのですが、
「柔らかい帯は好きじゃないから要りません」
と断られてしまった(爆)
嗚呼エビ猫よ(

べにお先生命名)わたくしに疎ましがられながらわたくしに使われるのよ、これも人生なのよ。



旗印泥大島紬破れ麻の葉と華紋柄7マルキ。(八掛はリーフグリーン)
ベージュ地絞りエビ猫柄名古屋帯。(松葉仕立て)
グレイ×小豆色×クリームイエローぼかし帯揚げ。(友人★が道行きコートにした、小紋反物の端切れ)
水色丸組帯〆。
ひめ吉さんの鈴と三毛猫柄刺繍半襟。アウトレットもので、柄は片方だけ。
ふりふの扇面ドロップ柄長襦袢。(上

画像を撮ってよく見たら、後ろが長くて少し出てしまったので、ちょっとつまんで直しました)
水色地切り絵風の花柄長羽織。(デッドストックの作家もの小紋反物をおーく損にて落札、マイサイズで仕立てたもの。羽裏は黄色地に黒猫柄。羽織丈は100センチ)
羽織紐は、紫色系大きなビーズのネックレスを分解したもの。付けてみたらこのように

長過ぎたので、とりあえず帰ってから短くしました。
準備万端。。。とはいかないんですよね~。
大荷物だった、洗いに出した着物の数々は、画像を撮るのを失念。
う~ん。。。

仕上がってから、また1枚ずつ紹介します。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


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- [ざっくりと着物の話2010~2014]
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そうですか、作家一点もののエビ猫帯…私ったら断ったんですね(爆)。なんて無礼なんでしょ。
だって柔らかい帯はねぇ…、好みじゃないのですもの。だっはっは。
それにしても、大荷物を抱えて日本橋界隈をうろついてらしたとは。そいつぁ、大変でしたなぁ。
こちらの担当さんの「眼」は、本当に確かです。なんたって、あの時私にあの男前羽織を薦めたんですから…。たいしたもんだ!