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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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べにお亭『小紋着るもん』合宿ver.04

ごきげんよう


4月になりました。空はすっかり晴れ。


先週行われたべにお亭春の大合宿『小紋着るもん』ですが、初日画像の紹介は、着物残り1枚。
若干息切れして参りましたので、さくさく行きます。
視点とキャラを替えたレポートはべにお先生の方でお楽しみくださいませ(
こちら

べにお先生のお母さまの着物。
生成り色の地に珊瑚色の線で亀甲繋ぎ紋、亀甲の中を抹茶色・水色・紺・珊瑚色で、規則性ある染め分けを施したもの。
一瞬梅鉢かと思って良く見たら六角形なんです。
江戸小紋ほど柄は細かくありませんが、そんなニュアンスの遊びの、型染め小紋です。
先生には、
「これはたまさん、今までの小紋の中ですごーく苦手なのでは

と心配していただきましたが、大丈夫



あの『三重苦』小紋(茶系更紗)に比べればアナタ、これはアタクシ得意なくらいですわよっ。




先攻はアタクシ。黄色市松柄染め名古屋帯に、深緑色の帯揚げ深緑色×ピンク色の帯〆で。帯以外はべにお先生から拝借。先生が「菜の花みたいですね~
」とおっしゃる。確かに白っぽい着物に乗せると、黄色の部分が明るく見えます。これも色彩のマジックでしょうか。



「三重苦」から離れて多少ラクになったアタクシですが、あくまで自分のテリトリーコーディネートでオノレの安寧を求めます。精神的疲労が大きいのです。濃い&薄いグレイ市松&縞染め名古屋帯に、着物の柄の色、珊瑚色濃淡の帯揚げ帯〆で。色数を極力落として安心します。



ラストの締めはべにお先生。
マゼンダピンクの濃淡丸を配したアールデコ風柄の帯に、薄いピンク色の帯揚げ藤色が勝って見える柄ものの丸ぐけ帯〆で。丸い柄を強調したかったコーディネート。

こうして、我々の長い長い静かな闘いは終わり(約5時間ぶっ続け…これは闘いであった)畳の上で正座して向かい合って、総礼。コーヒーを入れてやっと一息つきました。

小紋は、間口の広い着物です。
柄の種類柄の大きさ柄の置き方によって、着るシチュエーションも変わるし、そこに色の多様性を含めると似合う似合わないで着る人の感じも変わる。(この辺りの解説は、「ほばーりんぐ・とと」さんの「小紋について」がわかりやすいです
よろしかったらこちらこちらを参考にしてください)
アタクシとべにお先生が『小紋着るもん』を始めたのは、ふたりとも小紋を「少しは持ってるけど中々着ない」からでした。意識して着る機会を増やそうと思ったのです。
実際には、今年に入ってからアタクシの体調不良もあって、ふたりで小紋を着て出掛ける機会はお正月1回きり(
こちら)でした。
「どうして着ないのかな
」もちろんわかっているけれど、こうして形にしてみたかった。
小紋という形態の着物は間口が広い。買い物に、デートに、お食事に、帯と小物で格上げするともっと広い範囲で着られます。でもその間口の広さが逆に作用していると感じます。その小紋の柄ゆき色合い素材がとてもとても気に入ったらもちろん買いです。でも今のアタクシとべにお先生の生活では敢えて小紋を着る必要がない。小紋の代わりは別の着物で充分置き換えられるからです。
特にべにお先生は毎日のお仕事を着物で勤務されるので、日常着はお手入れを考えても経済的にも、やはり紬や木綿の方が、良いのです。(ここでは煩雑になるのでポリエステル素材は含まない)
毎日着物を着る訳ではないアタクシのような者にとっては、着物は着心地と見た目の好きずきです。すると、自分の着るものの好みは別方向に向いています。
。。。でも、アタクシとべにお先生が共通して感じている、あっさり捨ててしまうには惜しいことは、たとえば正絹の柔らかものを着たときの、腕に感じる絹の重みであるとか、柔らかさや気持ちよさとか、歩く時に脚にまといつく生地のしっとりした感じであるとか。。。かなり体感的なことなのでした。
これらを感じたくて、多分、時々思い出したように、着るのでしょう。


いつも読んでいただいてありがとうございます



https://fashion.blogmura.com/kimono/


今、手持ちの小紋は、べにお先生の場合なら、お仕事に着られそうな意匠の柄ゆきなら(そういうものが多い)お仕事着に投入でしょうし、そうでない場合は死蔵したくないなら別のアプローチを考えることになりそうです。アタクシの場合は追々、羽織や道中着や帯などに仕立て直すかも知れません。
でも遊びとしての『小紋着るもん』はとても楽しかったですね

こういう遊びはまだまだやりますよ。

。。。って、すっかり合宿を総括しちゃったけど。
あと1日分のコーディネート画像があるんですけど~っ

いや、ここら辺でまとめておかないと、もう忘れちゃうもんな。。。っつーかまとめの必要などなかったか。ホラ、アタシは根が真面目だから。

















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Comment

No title 

おおおっ? この亀甲柄小紋、たまさんもコーデしてましたか!
あら、じゃあ私、写真を撮り忘れていたんだわ~。
写真がなかったから、てっきり、たまさん放置して一人で遊んでたかと思ってた(爆)。
そんでもって、「なぜ我々は小紋を着ないのか?」総括して下さって有り難うございます。なるほど~そういうことだったんですね(って、私が感心するな!/笑)。
マジメなたまさん、素敵です♪
私の方は、あと1回くらいでレポートも終わりそうです。いや~長かったっす!
  • posted by べにお 
  • URL 
  • 2013.04/01 21:09分 
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No title 

確かにこの着物は、遠目にはランダムなカラーの水玉っぽいので、ポップなコーデにも正統派コーデにも出来そうです。
あっしなら、何にも悩まずコーデ出来るところですが、そうですか、紬メインの方々には苦闘するものなのか…
アンティークは基本、染めの小紋の方が派手ですからね~
そして紬系よりも、柔らかものの方が生地に落ち感があるため着姿がより綺麗でございまして。
いかり肩のあっしは柔らかものの方がスタイルよさげに見えるんでございますよ。
  • posted by あすか 
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  • 2013.04/02 01:54分 
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No title 

べにお様、まだ続きがあるのに息切れしちゃいましたわ。他のネタに逃げることもできず(何もしてないから…^^;)小紋に対する私たちの最終的な気分はもっとしょうもない身もフタもない結論だった気がするんですけどちょっと綺麗に(綺麗か?)まとめておきました~(苦笑)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2013.04/02 04:29分 
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No title 

あすか師匠、我々がアンティークに手を出さないのは(サイズが合わないってのもありますが)主に柔らかものだから…って理由もありますわ。銘仙がもっと現代ものとして売られていればそっちは着たでしょうね~。意匠デザインは好きの部類ですから。。。
柔らかものはあの落ち感ドレープ感が特別な感じがします。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2013.04/02 04:37分 
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No title 

この小紋。
私ちょっと苦手かも。嫌いとかではなくてどうやって合わせりゃいいのか苦悩しそう。
例えば自分の帯と合わせるなら(いつも人の着物で自分の持ち物を合わせて色々妄想するのです)って考えたら頭が真っ白に…。
たまにしか着ないのだから好きなものを好きなように着たいけどコーディネートの幅はもっと広げたい。
だからこういうネタは本当に面白いです。
出来る事なら着姿を拝見したいものですが、それはないんですよねえ。残念。
  • posted by ほあかばりきるま。 
  • URL 
  • 2013.04/02 06:39分 
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No title 

ほあかばりきるま。様、こういう異種接近遭遇では、自分のテリトリーにないアイテムが出てきますね~。自分では思いもよらないところがおもしろい遊びなんですが…。べにお先生など試験問題を解く感覚でらっしゃいますのよ(爆)「かかって来なさい」って言ってる(爆)
この着物も実際、先生のお母さまの若い頃のものでサイズも合わないので箪笥の奥深くしまわれてます。自分たちが着て似合うか似合わないかはまるで考えてない遊びで机上コーディネートの最たるものですわ~。幻のモデルでもいれば違うんでしょうけど(^^;)v
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2013.04/02 07:55分 
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No title 

こちらの着物の画像をみて「金平糖」を連想しましたわ(って最近コーデを食べ物と重なって見えてしまう…)小紋って華やかでいいなぁ~と憧れつつ、私も手持ちの帯(例のいかついモチーフでございます)からしてどうコーデしたら良いかと佇んでしまいそうデスわ。でもミスマッチコーデもおもしろいかも。今度ほあかばりきるま。さんとこっそりやってみようかなぁ~(笑)
  • posted by かっぱ 
  • URL 
  • 2013.04/02 18:37分 
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No title 

かっぱ様、龍も唐獅子も完成度の高いモチーフだと思いますよ~。古典の着物にもさぞや美しいかと。是非拝見したいですわ~(^^)v
金平糖は上手い~(爆)膝を打った。確かにそのように見えますね!
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2013.04/02 23:05分 
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