2010.12/23 [Thu]
アンティーク銘仙の考察
な~んて気取ってるけど、わしの家はクリスマス、もう関係な~い。子供も居ないし、プレゼントは夫から前倒しでもらい済みじゃっ
ケーキも好きじゃないので(夫は超甘党
) 夫のためだけにケーキを用意する我が家であった…
わしが酒飲みって訳じゃないから、そこんとこ宜しく
わしはアルコールアレルギーのうえ、甘い物があまり好きじゃないんじゃっ


つまらんのぅ

ケーキも好きじゃないので(夫は超甘党

) 夫のためだけにケーキを用意する我が家であった…

わしが酒飲みって訳じゃないから、そこんとこ宜しく

わしはアルコールアレルギーのうえ、甘い物があまり好きじゃないんじゃっ



つまらんのぅ

図書館で、アンティーク着物のムック本を読んだんじゃわ。
銘仙のアンティークが人気じゃな。
ヤフオクでも見かけるが、何より凄いのは、アンティーク着物ブログの方々じゃ。
時間をかけてじっくり探して見事にトータルコーディネートする。
上手じゃのう
熱心じゃのう
わしはつくづく感心しておったわ~


銘仙のアンティークが人気じゃな。
ヤフオクでも見かけるが、何より凄いのは、アンティーク着物ブログの方々じゃ。
時間をかけてじっくり探して見事にトータルコーディネートする。
上手じゃのう

熱心じゃのう

わしはつくづく感心しておったわ~



でな、元広告屋としては、マーケティングとしても色々考察してしまふ。
銘仙とは、ご存知のように、絹のくず糸を使って織られた先染めの着物だ。
大正時代に黄金期を迎え、普段着にたくさん作られ着られた。
次の黄金期は昭和30年代だ。
そして、その後普段着に着物を着られることがなくなり、銘仙の流通は終わりを告げた。
現在は少量が技術を残すべく頑張っている織り元さんに残る。
銘仙とは、ご存知のように、絹のくず糸を使って織られた先染めの着物だ。
大正時代に黄金期を迎え、普段着にたくさん作られ着られた。
次の黄金期は昭和30年代だ。
そして、その後普段着に着物を着られることがなくなり、銘仙の流通は終わりを告げた。
現在は少量が技術を残すべく頑張っている織り元さんに残る。
今、市場に出ているアンティーク銘仙は、上記の時期にできたものじゃが。
「……でね、△△さんは、もう着ないからって、業者さんに来てもらって…」
「…まあ、そんな。私もどうしようかと思っていたのよ」
「でも、せつないわよ。1万円じゃあ。一枚50万もした訪問着だって持ってたじゃないの」
「そうよね。でも売ってる古着はもっと高いわ。どれだけ儲けてるのかしら
」
「◇◇さんは、いい着物は洋服にリメイクしちゃったそうよ」
「でも、着物のままの方がいいわよ……洋服じゃ、流行があるもの」
「あ~あ、そうよねえ。。。」
「私も…どうしようかしら
」
(わしが、ヤフオクで売ってやるでぇ~
頼む売らせてくれぇ


)
「…まあ、そんな。私もどうしようかと思っていたのよ」
「でも、せつないわよ。1万円じゃあ。一枚50万もした訪問着だって持ってたじゃないの」
「そうよね。でも売ってる古着はもっと高いわ。どれだけ儲けてるのかしら

」
「◇◇さんは、いい着物は洋服にリメイクしちゃったそうよ」
「でも、着物のままの方がいいわよ……洋服じゃ、流行があるもの」
「あ~あ、そうよねえ。。。」
「私も…どうしようかしら

」
(わしが、ヤフオクで売ってやるでぇ~

頼む売らせてくれぇ



)
よくよく聞いていると、こういう訳じゃった。
友達の△△さんには、息子2人しかいない。
息子はおそらく40歳代。。。で、独身。
70歳もだいぶ過ぎた母上は、自分が嫁入りの時に持ってきた着物・あとから好きで買った着物含めて、とうとう全部処分することにした。他につてもないので、広告で見た古着業者に引き取ってもらった。
しかし
帯も含めて2・30枚はあった着物は、全部で1万円にしかならなかった
っつー顛末である。
友達の△△さんには、息子2人しかいない。
息子はおそらく40歳代。。。で、独身。
70歳もだいぶ過ぎた母上は、自分が嫁入りの時に持ってきた着物・あとから好きで買った着物含めて、とうとう全部処分することにした。他につてもないので、広告で見た古着業者に引き取ってもらった。
しかし

帯も含めて2・30枚はあった着物は、全部で1万円にしかならなかった

っつー顛末である。
この年代は、銘仙をリアルタイムで持ってる最後の世代である。さらに言えば、この世代の親世代は、大正時代に銘仙を着た世代に当る。
当たり前のように、銘仙が身近にあった世代が、銘仙を嫁入り道具に加えるのも当然だにゃ。
しかしその後、急速に日本人洋服化が進んだため、着物の大部分は日の目をみることなく、箪笥で休んでおったんじゃな。
こうして今、アンティーク着物市場・リサイクル着物市場に出る。
最近(っていってもこの10年くらいね)やけに増えてきたのはそういう年代的な訳もあるのだな~
当たり前のように、銘仙が身近にあった世代が、銘仙を嫁入り道具に加えるのも当然だにゃ。
しかしその後、急速に日本人洋服化が進んだため、着物の大部分は日の目をみることなく、箪笥で休んでおったんじゃな。
こうして今、アンティーク着物市場・リサイクル着物市場に出る。
最近(っていってもこの10年くらいね)やけに増えてきたのはそういう年代的な訳もあるのだな~

今、アンティーク銘仙を集めている方々は、要注意


じきに、市場から少なくなって高価になるぞぇ~。(って、あおってどうする、わし
別に古着屋さんにお金もらってないわ~
)
70歳代の後は、かの有名な団塊の世代だ。着物なんか着ないで育ってきた戦後世代じゃわ~。
結婚した時、親に誂えてもらった着物を、しつけが付いたまま手放すのはこの世代が多い


自分で着られない人が多いからな~。興味がなければそんなものであろう。リサイクルショップにあるのはそういうやつね。(親が着道楽で、亡くなった後、興味のない子供が処分するのも多い
)



じきに、市場から少なくなって高価になるぞぇ~。(って、あおってどうする、わし

別に古着屋さんにお金もらってないわ~

)
70歳代の後は、かの有名な団塊の世代だ。着物なんか着ないで育ってきた戦後世代じゃわ~。
結婚した時、親に誂えてもらった着物を、しつけが付いたまま手放すのはこの世代が多い



自分で着られない人が多いからな~。興味がなければそんなものであろう。リサイクルショップにあるのはそういうやつね。(親が着道楽で、亡くなった後、興味のない子供が処分するのも多い

)

しっかしそれにしても、銘仙は、普段着なのだ。着られてなんぼだし、着れば傷むのは当たり前。
池田重子さんレベルがコレクトしてるアンティーク着物は状態も良く、結果とってもお高いのだ。今はない技術で作られた古い着物は、時として新品よりも高価だっ

着物は、共に母の若い頃の銘仙。モデルは違う人です。(私ですらありません。画像がなくて、15年前の写真を取り込みましたわ~
モデルさん達、今いくつ…

母の着物は着丈も見幅も裄もまったく合わないから着ないの)

モデルさん達、今いくつ…


母の着物は着丈も見幅も裄もまったく合わないから着ないの)
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No title
いま、ヤフオクで狙ってるのがありますよ。
確かに、布としては弱い(実は2枚持ってる)…でも、この、風情がどうしても捨てがたい!
というか、こういうの、復刻してもらえないかな~。