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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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アンティーク銘仙の考察

 みなさま 


 クリスマスも間近ですわ、ごきげんよろしくて
 
 な~んて気取ってるけど、わしの家はクリスマス、もう関係な~い。子供も居ないし、プレゼントは夫から前倒しでもらい済みじゃっ
 ケーキも好きじゃないので(夫は超甘党
) 夫のためだけにケーキを用意する我が家であった…
 わしが酒飲みって訳じゃないから、そこんとこ宜しく
 わしはアルコールアレルギーのうえ、甘い物があまり好きじゃないんじゃっ


 つまらんのぅ
 ポテチで迎えるクリスマス~
 
 図書館で、アンティーク着物のムック本を読んだんじゃわ。
 銘仙のアンティークが人気じゃな。
 ヤフオクでも見かけるが、何より凄いのは、アンティーク着物ブログの方々じゃ。
 時間をかけてじっくり探して見事にトータルコーディネートする。
 上手じゃのう
熱心じゃのう
 わしはつくづく感心しておったわ~


 
 
 でな、元広告屋としては、マーケティングとしても色々考察してしまふ。
 銘仙とは、ご存知のように、絹のくず糸を使って織られた先染めの着物だ。
 大正時代に黄金期を迎え、普段着にたくさん作られ着られた。
 次の黄金期は昭和30年代だ。
 そして、その後普段着に着物を着られることがなくなり、銘仙の流通は終わりを告げた。
 現在は少量が技術を残すべく頑張っている織り元さんに残る。
 今、市場に出ているアンティーク銘仙は、上記の時期にできたものじゃが。
 
 わしな、先日病院の待合室で、近くに座った70歳代のおばさまふたりのおしゃべりに、気を取られた。はっきり、身を乗り出したいくらいじゃったわ
「……でね、△△さんは、もう着ないからって、業者さんに来てもらって…」
「…まあ、そんな。私もどうしようかと思っていたのよ」
「でも、せつないわよ。1万円じゃあ。一枚50万もした訪問着だって持ってたじゃないの」
「そうよね。でも売ってる古着はもっと高いわ。どれだけ儲けてるのかしら

「◇◇さんは、いい着物は洋服にリメイクしちゃったそうよ」
「でも、着物のままの方がいいわよ……洋服じゃ、流行があるもの」
「あ~あ、そうよねえ。。。」
「私も…どうしようかしら

(わしが、ヤフオクで売ってやるでぇ~
 頼む売らせてくれぇ


 
 よくよく聞いていると、こういう訳じゃった。
 友達の△△さんには、息子2人しかいない。
 息子はおそらく40歳代。。。で、独身。
 70歳もだいぶ過ぎた母上は、自分が嫁入りの時に持ってきた着物・あとから好きで買った着物含めて、とうとう全部処分することにした。他につてもないので、広告で見た古着業者に引き取ってもらった。
 しかし
 帯も含めて2・30枚はあった着物は、全部で1万円にしかならなかった
 っつー顛末である。
 

 この年代は、銘仙をリアルタイムで持ってる最後の世代である。さらに言えば、この世代の親世代は、大正時代に銘仙を着た世代に当る。
 当たり前のように、銘仙が身近にあった世代が、銘仙を嫁入り道具に加えるのも当然だにゃ。
 しかしその後、急速に日本人洋服化が進んだため、着物の大部分は日の目をみることなく、箪笥で休んでおったんじゃな。
 こうして今、アンティーク着物市場・リサイクル着物市場に出る。
 最近(っていってもこの10年くらいね)やけに増えてきたのはそういう年代的な訳もあるのだな~
 今、アンティーク銘仙を集めている方々は、要注意


 じきに、市場から少なくなって高価になるぞぇ~。(って、あおってどうする、わし
 別に古着屋さんにお金もらってないわ~

 70歳代の後は、かの有名な団塊の世代だ。着物なんか着ないで育ってきた戦後世代じゃわ~。
 結婚した時、親に誂えてもらった着物を、しつけが付いたまま手放すのはこの世代が多い


 自分で着られない人が多いからな~。興味がなければそんなものであろう。リサイクルショップにあるのはそういうやつね。(親が着道楽で、亡くなった後、興味のない子供が処分するのも多い


 しっかしそれにしても、銘仙は、普段着なのだ。着られてなんぼだし、着れば傷むのは当たり前。
 池田重子さんレベルがコレクトしてるアンティーク着物は状態も良く、結果とってもお高いのだ。今はない技術で作られた古い着物は、時として新品よりも高価だっ
 
 アンティーク好きの方々、買う時は、充分注意してね


 特に銘仙はあまり丈夫じゃなくってよ。引っ張ったら裂けちゃうなんて事態にならないように、よ~く吟味しませう。
 
 
赤の染め名古屋帯。
 
博多半幅帯。
 着物は、共に母の若い頃の銘仙。モデルは違う人です。(私ですらありません。画像がなくて、15年前の写真を取り込みましたわ~
 モデルさん達、今いくつ…

母の着物は着丈も見幅も裄もまったく合わないから着ないの)
 
 あっ、これがかろうじてクリスマスコーディネートかも
って、違うだろ~
 世のアンティーク着物好きの方々のコーデは可愛いのぅ…
 
 
 ぽちっと宜しく
 
 着せ替え人形ごっこは楽しい
 この遊びは着付けの技を向上させてくれますよ~


 

                                               こっちも宜しく
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Comment

No title 

いいですな~。銘仙。
いま、ヤフオクで狙ってるのがありますよ。
確かに、布としては弱い(実は2枚持ってる)…でも、この、風情がどうしても捨てがたい!
というか、こういうの、復刻してもらえないかな~。
  • posted by まんまる 
  • URL 
  • 2010.12/24 20:51分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

復刻したら、お値段が高くなっちゃうんでしょうね~(^^)
ファストファッション的普段着の安さが当時の魅力ですからね~。
でも銘仙のデザインを参考にしてくれたらな~と思うこと、多々あります。。。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2010.12/24 23:10分 
  • [Edit]
  • [Res]

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