2012.12/20 [Thu]
お誂えの楽しみ
ごきげんよう


気がついたら夜だったんだけど(またかよ
)元々アタクシは冬眠体質のオンナ。24時間一度も起きないのは極々普通でございますれば。何しろある程度蓄えた皮下脂肪があるから、体温を維持するだけなら相当生きていられるものと思われますが、これだけ寝ていられるのはやはりある種病気だからとも言えましょう。代謝を落としてる感がすごくするもんな。
でも最低1日1回は薬を飲まねばならないので、仕方なく起きる。投薬がなければ多分もっともっと寝ていられるはず。。。と考えて、以前実際に『薬をやめたらどうなる
実験』をしてみたら、ずっと寝ていられるどころか苦しくていられず、マジで死ぬとこでした。厄介だわ~。さーや(アタクシの担当医)には思いっきり怒られたし
他所さまの整形にとやかく言ってる場合じゃないだろ、自分こそヒトとしてどうなんだっと自己ツッコミするのでした。
閑話休題。
鹿の子総絞りの羽織に、雪輪鹿の子柄の羽裏です。雪輪は1個直径10センチくらいあり、大きな柄が良くて探したアタクシの気持ちを満足させましたわ。ホントはもっと濃い地色が良かったんですが。。。この羽織地に濃い色の裏は、イマイチ似合わなかったっす。お互いを殺し合うっていうか。。。何でも思い通りにはいかないものですわね。。。
ところで今、羽裏を探すと、あまり種類がありませんね。薄い色目のものが多い。
んでこの時も羽裏を見たんですが、在庫が特に少ない時期でして。行きつけの着物問屋の担当さんが、長襦袢地を使うことを提案、余った生地も有効活用しよう、とのこと。
正絹長襦袢地を買い、羽裏にした残り生地をうそつき襦袢の無双袖と腰巻きにしてもらいました。
うそつきの無双袖は、毎回違う着物に付け直すのが面倒なので、この冬はこちらの大島紬に付けっ放しっすよ。(去年は違う着物に付いていた
こちら)
こういうのも着物のお誂えの醍醐味でございますれば。生地のやり繰り、繰り回しの楽しみっつーか。
でも生地代金よりも人件費にお金がかかったりするんですのよ。。。あらっ貧乏臭い言い草だったかしら。でもつくづく、自分で縫えたらさぞかし、もっと色々な楽しみができそうだなあと思いますのさ。
タイトルは「お誂えの楽しみ」ですが、ここに出てくるお誂えは、訪問着の柄をお誂えとか手描きの帯をお誂えとかのレベルとは全然違うのでした。

先日べにお先生のところで、「このトシになると大島紬の八掛が赤いと気恥ずかしい」話をしたんですが、根底にあるのは赤が恥ずかしい意識というよりも、若いときとまったく同じ格好をする恥ずかしさのような気がします。
だって、表地に合わせて赤っぽい八掛がついてる小紋などは不自然に感じませんし、最近新しく購入したブツがどんなに派手でも気にならない。。。
20年30年と、同じ格好をする恥ずかしさのような気がするんですけど、如何でしょう
洋服で20年同じ服を着るのってあり得なくないですか
(ま、服の流行は移り変わりが激しいんですけどね)
っつー訳でアタクシは、大島紬の八掛だけを替えたのです。こちらの雪輪柄にもかつては濃い紅色の八掛が付いていた。色彩重視で考えるなら、この表地の色に合わせるならブルーや黄土色にすれば良いものを、何故か、「若い人の紬の八掛は赤系」と法律で決められてた時期があったのです(嘘)その法律はとてもキビシく、でも知らない人は知らないので例えれば自動車を運転するときの道路交通法って感じか(嘘だけど)道路交通法は守らないと他人の迷惑になるけど、着物法はどうなのさ。。。
なーんちて。
今日はホントにわずかしか起きていませんが、もう寝ようと思います。

いつも読んでいただいてありがとうございます

https://fashion.blogmura.com/kimono/
この大島紬はアタクシが若いときに自分で購入したファースト大島紬。んで八掛が赤かったのは、故・藤間紫センセイに叱られたから、でございます。(古い話ですが、詳しい記事をお読みいただけると幸いです
こちら)
やっぱり昔は道路交通法があったんだと思います。



気がついたら夜だったんだけど(またかよ

)元々アタクシは冬眠体質のオンナ。24時間一度も起きないのは極々普通でございますれば。何しろある程度蓄えた皮下脂肪があるから、体温を維持するだけなら相当生きていられるものと思われますが、これだけ寝ていられるのはやはりある種病気だからとも言えましょう。代謝を落としてる感がすごくするもんな。
でも最低1日1回は薬を飲まねばならないので、仕方なく起きる。投薬がなければ多分もっともっと寝ていられるはず。。。と考えて、以前実際に『薬をやめたらどうなる

実験』をしてみたら、ずっと寝ていられるどころか苦しくていられず、マジで死ぬとこでした。厄介だわ~。さーや(アタクシの担当医)には思いっきり怒られたし

他所さまの整形にとやかく言ってる場合じゃないだろ、自分こそヒトとしてどうなんだっと自己ツッコミするのでした。
閑話休題。
鹿の子総絞りの羽織に、雪輪鹿の子柄の羽裏です。雪輪は1個直径10センチくらいあり、大きな柄が良くて探したアタクシの気持ちを満足させましたわ。ホントはもっと濃い地色が良かったんですが。。。この羽織地に濃い色の裏は、イマイチ似合わなかったっす。お互いを殺し合うっていうか。。。何でも思い通りにはいかないものですわね。。。

ところで今、羽裏を探すと、あまり種類がありませんね。薄い色目のものが多い。
んでこの時も羽裏を見たんですが、在庫が特に少ない時期でして。行きつけの着物問屋の担当さんが、長襦袢地を使うことを提案、余った生地も有効活用しよう、とのこと。
正絹長襦袢地を買い、羽裏にした残り生地をうそつき襦袢の無双袖と腰巻きにしてもらいました。
うそつきの無双袖は、毎回違う着物に付け直すのが面倒なので、この冬はこちらの大島紬に付けっ放しっすよ。(去年は違う着物に付いていた

こちら)
こういうのも着物のお誂えの醍醐味でございますれば。生地のやり繰り、繰り回しの楽しみっつーか。
でも生地代金よりも人件費にお金がかかったりするんですのよ。。。あらっ貧乏臭い言い草だったかしら。でもつくづく、自分で縫えたらさぞかし、もっと色々な楽しみができそうだなあと思いますのさ。
タイトルは「お誂えの楽しみ」ですが、ここに出てくるお誂えは、訪問着の柄をお誂えとか手描きの帯をお誂えとかのレベルとは全然違うのでした。

先日べにお先生のところで、「このトシになると大島紬の八掛が赤いと気恥ずかしい」話をしたんですが、根底にあるのは赤が恥ずかしい意識というよりも、若いときとまったく同じ格好をする恥ずかしさのような気がします。
だって、表地に合わせて赤っぽい八掛がついてる小紋などは不自然に感じませんし、最近新しく購入したブツがどんなに派手でも気にならない。。。
20年30年と、同じ格好をする恥ずかしさのような気がするんですけど、如何でしょう

洋服で20年同じ服を着るのってあり得なくないですか

(ま、服の流行は移り変わりが激しいんですけどね)
っつー訳でアタクシは、大島紬の八掛だけを替えたのです。こちらの雪輪柄にもかつては濃い紅色の八掛が付いていた。色彩重視で考えるなら、この表地の色に合わせるならブルーや黄土色にすれば良いものを、何故か、「若い人の紬の八掛は赤系」と法律で決められてた時期があったのです(嘘)その法律はとてもキビシく、でも知らない人は知らないので例えれば自動車を運転するときの道路交通法って感じか(嘘だけど)道路交通法は守らないと他人の迷惑になるけど、着物法はどうなのさ。。。
なーんちて。
今日はホントにわずかしか起きていませんが、もう寝ようと思います。

いつも読んでいただいてありがとうございます


https://fashion.blogmura.com/kimono/
この大島紬はアタクシが若いときに自分で購入したファースト大島紬。んで八掛が赤かったのは、故・藤間紫センセイに叱られたから、でございます。(古い話ですが、詳しい記事をお読みいただけると幸いです

こちら)
やっぱり昔は道路交通法があったんだと思います。
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- at 23:30
- [ざっくりと着物の話2010~2014]
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No title
この羽織の羽裏は、雪輪だったんですね!!素敵過ぎです!
1反の長襦袢を羽裏と半襦袢になさったのかぁ。ナイスアイデアですね。
私達はよく無地紬の八掛に襦袢生地のかわいいのを薦めてましたけど、今考えたら、あれは生地によるので、あまりいい方法じゃなかったなぁ。
たまさんのアイデアの方がいいですね。
そうそう、私の大島も八掛が赤系率高いです(笑)
赤い八掛が恥ずかしいというのは、若い時に作ったものを後生大事に着てる感が恥ずかしいのではないかなぁと思います。
年を取ってから、年齢相応の物を買えてない(親が買ってくれた嫁入り前の着物をそのまま着てる。)って感じがするからもあるんじゃないかなぁ。
私の大島は赤い八掛が付いてるのが後2枚。そろそろなんとかしなくては