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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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今月買った本・6月(後編)

ごきげんよう


昨晩はヤフーブログがメンテナンスでしたのさ


で、いつもは寝てるこんな時間に(普通は会社に行ってるか社会活動をしているか。。。アタクシは本来寝てる時間だもんね
)更新してるアタクシって、真面目だにゃあ


自分を褒める。褒めて育てる。もう不必要なんだが。。。って意味支離滅裂
早速今日の投稿を済ませて、出掛けねば。。。月末3倍ポイントなんだよ
 

高橋克彦のホラー短編集は久しぶりの刊行。
この人は江戸川乱歩賞でデビューしましたが(『写楽殺人事件』 講談社文庫)受賞の挨拶で、「もう推理小説は書きません」っつった困ったちゃんでした。 許されるか。
どうやらSFが書きたかったらしく、その後出版された『総門谷』『竜の棺』『星封陣』など、お勧めのブツ、ございます。
半村良『産霊山秘録』 『石の血脈』 等伝奇SFに憧れた結果、だそうです(本人談)。 アタクシも半村良の伝奇SFはだ~い好き


彼のお葬式まで出席しちゃったくらいです。。。惜しい人を亡くしました(涙・涙)。
高橋克彦の本業。。。というか別の仕事は浮世絵研究家。 岩手の大学で浮世絵の講師もしてました。 『北斎殺人事件』 『広重殺人事件』 で浮世絵3部作。 東北を舞台に書かれた名著です。こちらで探偵を勤める浮世絵研究家塔馬双太郎がシリーズで出ている浮世絵贋作ものミステリーや、『パンドラケース』 等青春ミステリーもございます(^^)
この人の 『浮世絵鑑賞辞典』 を見て、ニューヨークメトロポリタン美術館まで行ったわしはわりとバカでしょう
 (浮世絵版画は、アメリカやヨーロッパの美術館の方が良いものをたくさん取り揃えています)その時のメトロポリタン美術館の企画展示が歌麿でしたが、おかげで自分が歌麿嫌いなのがよく解りました
その理由も。
『総門谷』 『星封陣』 も東北を舞台にした伝奇SFです。
わしは伝奇SFが大好きで、国枝史郎の復刻版も持ってるくらいだ


自慢です
義妹が読みたいというので貸したら、
「何でストーンサークルからビームがでなくちゃならないの~

と言われて返されてしまいました(ーー;)
SFってのは受け入れがたいのか。。。
蘇我氏に滅ぼされた物部氏の一部は東北に隠れ暮らしていたが、物部氏の先祖ニギハヤヒノミコトが東北に残した遺物を巡って、国家を相手に存続をかけて戦う羽目になるっつー物語なんですが。。。ダメっすかね
そんな高橋克彦ですが、ホラー短編集 『緋い記憶』で史上初ホラーでの直木賞を取り、その後はNHKの大河の原作も手がけ、最近は時代ものばっかり書く人になりましたね。
幕末ミステリーっつーか。
そっちはそっちで登場人物が若き日の北斎だったりして。 浮世絵で始まり浮世絵に戻った感じです。。。
アタクシは本の中の舞台を巡る旅が好きなので、高橋克彦の本で出かけた東北の場所がたくさんあります。
山寺・天童・酒田・田沢湖・十和田湖・盛岡・滝沢・久慈・岩泉・田野畑・紫波・遠野・早池峰山・岩木山・八甲田・横手。。。ガイドブックが書けるくらいですわ
 
土屋教授の最新文庫 『ツチヤの貧格』 週刊文春の連載エッセイを纏めたものですが

ツチヤにやられると、ツチヤから離れられなくなります。
ツチヤに関しては、ファンサイトもあるので、そちらの方がきっと詳しいでしょう。
アタクシがいつも思うことは、「オトコってホントに可哀相だな~」「ウチの夫もこんな風に思ってるんだろうな~」「あ~アタシはオトコじゃなくて良かった
オトコだったら絶対結婚しないもんね
」ってなことでございます。
土屋教授に言わせれば、反省の足りない中年女ちゅーことですが

我が家では、ツチヤは夫婦円満の元になってます(^^)作者の土屋教授に教えて差し上げたいですね。
 
明野照葉は結構刊行本があるんですが、サスペンスやホラーがメインですね。
特徴は。。。基本的に読後感がじんわりと悪いこと。。。(ーー;)。。。褒めてない

登場人物は主に女性が主人公で、見た目も心の動きも細かく描写されますが、どうしても感情移入できません。そして起こる事件。
終わったけれども終わらないような、解決しても救いがない感じです。
『感染夢』


 
は比較的初期のホラー作品ですが、『汝の名(中公文庫) 『さえずる舌』(光文社文庫)の読後感のもやもやした悪さは良いですね
 どちらもサスペンス。
女性作家ならではの、意地悪い女性を見る目が冴えます。
この手のサスペンスは、ハリウッド映画には見受けられますが、日本人好みじゃないのでしょうか。読みながら、いかにも脚本になりそうだなどと思うこともしばしば。
でも、「感動をありがとう」 「勇気をもらった」 みたいな寝ぼけたことを言うようになった日本人には、自分で考えることができなくなったのでしょう、感情すらも、人からもらわなくてはならないのです。
この手のキャッチフレーズが世の中に出て、まだ15年は経っていないと記憶しておりますが、最初は大手広告代理店がテレビ局の視聴率のために、ひいてはクライアントのために考えたコピーで、口当たりの良い誰も責任をとらないこれらの言葉は大衆に好まれ、いつの間にかごく普通に、誰もが使うようになりました。
スポーツ選手が言うようになった「自分なりのプレー」ってのも都合のいい言葉で、マスコミが大好きですね。
負けた時は「自分なりのプレーができなかった」時で、勝った時は「自分なりのプレーができました」っつーの。ま、スポーツ選手に上手なしゃべりを期待するマスコミがバカなので、この型にはまった受け答えが広まって一番ホッとしてるのは、案外マスコミなのです。
『感動』でも『勇気』でも『元気』でも、その形は人それぞれ違うのに、もらったりあげたり言うのは、ゲームの影響が大きいと思います。あれはMPだの何だの、数値で計られますからね。減ったり増えたり、目に見える形ですから。
実際の感情が、本来目に見えないというのに気がつかないふりをし(もしくは本当に気がつかず)、自分ばかりが世の中に受け入れてもらえない気持ちになる。。。一億総ゲーム白痴化。大宅先生が今ご存命ならこう言ったかもしれません。

 
最後の広瀬隆ですが。。。

ある週刊誌記事で、「あれだけ原発非難をしていた広瀬隆が、この事態(福島原発事故)に黙っている」ってのを、新聞広告で読んで笑いましたわ。週刊ポストだったか週刊現代だったか。
で、黙っていたかった広瀬隆は、速攻で本をまとめたんですね。 律儀な人(^^;)
言い分がいいですよ。
『自分は長年、原発は危険だとあれだけ言ってきましたが、誰も聞かなかったし、自分を笑い者にもしました。今回福島で事故があったのは、たまたまではなく、自分が言ったとおりに事故がすすみましたから、すべての原発に共通の欠陥なんだと思います。もう事故が起きてしまったので、自分の言うことはもうありません。それでも原発を推進したければすればいいです。自分はそんなに長生きしませんので関係ないです。避難させられた人々は気の毒としかいいようがありません。行政が助ける問題で、少しでも彼らのためになればいいですね』
その通りですね(^^;)
アタクシも現時点での、福島原発の様子はまあ大体解りました。
電気は必要でしょう。電気がない世界になれとはいいませんが、何だかんだで結局かなり高くつく原発が、クリーンなエネルギーじゃないのはもう十分解ったはずです。
気に障る方もいらっしゃるでしょうが、あえて言わせてもらえば、双葉町には人は2万年先まで住めません。住んでもいいですが、何ができるでしょうか。こうなった今、あそこにあるプルトニウムを 「ウチに移してもらって良い」 という自治体は現れないでしょうから。福島の方々は、家に戻ることはあきらめた方がいい。
政府はそれらのことを、はっきり言えません。補償がどうなるか、今後どこまで避難地域が広がるかわからないからです。
事故が収束すれば、政府は戻るように指示すると思いますが、汚染された土地がきれいになることはもうありません。今までの暮らしは戻らないのです。。。放射性物質のホットスポットは風で動き、雨で地面に落ちます。そこがまた、汚染地帯になるのです。東京にもあらわれはじめています。
それが、原発から出る放射性物質なのです。
すぐに死ぬことはなくても、汚染されずにきれいでいられることはありません。
でも、いつ被爆して死ぬほどの爆発事故があっても不思議じゃないんです。
誰かに安全だと教えてもらうつもりでは生き残れない。
自分で考えるしかないんです。
だって今福島に起きてることが、将来にわたってどう影響するのか、誰も経験なく、誰にもわからないのですから。
だから行政のせいにするのも無理だし、無意味です。
感情までだれかにもらったりあげたりする今の日本人に、自分で危機管理する能力があるとは思いません。でもそれらの人を助けることもできません。
ひとりひとりが自分で考えることを強いられているのですよ。そして、答えはないのです。
。。。世界中の誰もが経験したこともない知らない事故が、現在でも続いています。
日本の、他の土地でも同じことが起きなければいいですね。。。他人事のようですが、実際に他人事です。
だって、脱原発は株主総会で否決されましたね
 これからも原発に頼るんですね~
。。。我々の年代は、もっと酷いことが起きる前に確実にトシをとって死んでますから。。。
 

 いつも読んでいただいてありがとうございます
 

 
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