2020.11/26 [Thu]
ウチの義妹とお友だち、初めての着物旅で箱根に行ったった! その2
ごきげんよう。
ウチの義妹とお友だち☆さんの、着物旅。
お友だち☆さんの着たものからご紹介します。
本藍染めに雨風の途切れた縞(なんて名前でしたっけ?)本場奄美大島紬。
7マルキ。
大島紬は、畳むと小さくなるし、シワになりにくくて、万が一雨が降っても雨に強いので、旅に着る着物としては最優良だと思います。
こちらはお友だち☆さんがまだハタチのころ、鈴◯屋でローンを組んで買ったもの。
20代でこれを選んだ心意気たるや(笑)さすが江戸前の好みの片鱗はこのころから変わりなくあったようです。着物は30年経っても現役です。当時はこれで良かったのか若干悩む部分もあったようですが(高価だしね)、結果的にとてもいいお買い物でした。
柿色の八寸名古屋帯。
軽い結び心地が気分も軽くします。旅先では手に余る帯や気を張る帯は禁物。
洗朱色のちりめん地帯揚げ。
柿色グラデーションの帯締め。
ミナポルポネンのブローチを帯留めに。
歌舞伎のぶら下げもの。
えーーマジでこの紬の柄、なんて名前だっけ?(苦笑)
ターコイズブルーの羽織紐。
紫色×からし色糸巻き柄の手描き疋田のアンティーク長羽織。
先日、西荻窪駅南口のリサイクルショップで買ったばかりの羽織。早速デビュー。
出発の日は羽織を着てちょうどいいお天気だったそうです。
暑かったら困るかな?と長襦袢は若干悩みましたが、正絹の長襦袢で気持ちよくて大正解でした。
ウチの義妹。
黒地に意匠化された菊柄の大島紬。
新宿京王今昔きもの市で激安3000円でした(笑)7マルキで本場に見えます。この値段なのはかなり古いもので仕立てに難ありに見えるからかもしれません。ウチの義妹は、意匠化された菊(シャンデリア菊と命名)が前身頃で上下逆さになっているとうるさいです(爆)紬ですから、後から見れば菊はちゃんと上を向いてます。まあ確かにもしかしたら、仕立ての柄つけの仕方を間違っちゃったかもしれませんね(苦笑)でも大きな飛び柄はウチの義妹によく似合うと思っております。
生成り色に黄色濃淡唐草柄の八寸名古屋帯。
赤紫色市松柄帯揚げ。
京紫色正絹三分紐。
箱根の寄せ木細工のブローチ帯留め。
濃紺市松に菊のポリエステル長羽織。
ふでぺんさんからのいただきもの。
ふたりとも足袋はストレッチで、草履はカレンブロッソとちぐささんとこのオリジナル。初日、1万歩くらい歩いたけれども全然大丈夫でした。
羽織を脱いだときか何か買ったものを入れるように、バッグの中にはかさばらないあずま袋を忍ばせておりました。準備あれば憂いなし。
1日目は彫刻の森美術館をゆっくり観て、楽しくおしゃべりして、早めにホテルにチェックイン。
レストランのフルコースは美味しくて、着物だから優雅に食する(あくまで気分)のも非日常のごっこ遊びみたいで楽しいです。
ウチの義妹曰く、
「着物を着てるとレストランでもホテルでもどこでも丁重に扱われる。。。ちゃんとしたところだからどんなお客さんにも丁寧なのでしょうけど、この、勝手に『わたしたちったら丁重に扱われている!』と勘違いできるのも、気分が上がる要因です!」
。。。上手いこと言ったなーーー(爆)
さすがウチの義妹!(爆)
そう、本当に丁重に扱われているかどうかは問題ではないのです。「着物を着てるから丁寧に対応してもらえた♡」と思えるのは励みになりますし、気持ちもいいですし、ココロの余裕に繋がります。ウチの義妹は他にも、
「着物でもバッグひとつで電車やバスをさくさく乗り換えて、優雅な気持ちが最高でした。もしモタモタしてたら周囲の観光客にも迷惑かけちゃうし、着物だからぐずぐずしやがって、って思われたら着物のイメージダウンだもの!」
もはや着物観光大使っっっ(爆)
大使はかくあるべし(爆)って見事なスポークスマンだな、おい(笑)でもまあ確かに、全部じゃなくても一部のヒトたちの行動で、全体のイメージ付けがなされることって多いですよねーー。それが世間というものですし。例えば、着物で集団のおばちゃん怖いとかたまに聞きますし。おばちゃんのわたくしとしては若干不本意ですが、しゃーないので怖がられないよう気をつけておりますわ(個人の感想です)(個人の感想です)(個人の感想です)
2日目は足場の悪いところに行く予定だったので、お洋服でした。荷物は多少大きくなっても全て宅配便を使ったので気楽です。着物を送り返すときは、畳んで大きな風呂敷に包んでからバッグに入れたので、到着後もぐちゃぐちゃにならずに綺麗な状態でした。
目的の九頭竜神社本宮までハイキング。
そのあと午後から強い風と霧が出て、やがて土砂降りになって、芦ノ湖の遊覧船もロープウェイも欠航になりました。
お天気は残念になっちゃいましたが、霧の芦ノ湖なんていい感じじゃね?
着物を着て初めての旅行のテンションは持続していて、普段は忙しい学生子持ちの働く母親同士、久しぶりに自分たちだけでのんびりできて幸せな時間だったそうです。
着物で旅行に行く楽しみ、ちょっとお出掛けみたいに優雅な着物旅は、テンションも上がって、それこそが着物で旅して良かったことのNO.1だそうですわ。
また別の季節に着物でお出掛け旅に行きたいと申しております。
さてこんな楽しい旅にオチがあるんですが。。。
ウチの義妹は今回の旅の目的のひとつに、「箱根行きのロマンスカーに乗って、崎陽軒のシウマイ弁当を食べる」というのがあったらしく。小田急新宿駅で嬉々としてシウマイ弁当を買った訳ですよ。
でも食べる段になって、
「あれ?ずいぶん中身が質素になったなーー」
と感じた。でもシウマイ弁当に過剰な期待がかかっていたかもしれないとおのれをいましめて、実際に食べたらお弁当は美味しくて充分堪能して満足したのでした。
そうして帰宅後。。。
撮ってきたたくさんの画像を見返していたら、ふと気づいてしまった。
自分たちが駅で買ったシウマイ弁当は、まったく別の会社だったっすーー(爆笑)試しに崎陽軒のシウマイ弁当を検索したら。。。あんずが入ってたりおかずの種類など色々と別モノでありました(笑)ウチの義妹はわたくしのところに比較画像を送って寄越しましたが、他所の会社をディスりたい訳ではないので、ここでは画像は遠慮させていただきます(笑)
崎陽軒に思い入れのあるかたは、ご注意を(爆)小田急新宿店地下食品フロアには、ちゃんと崎陽軒がございますのでそちらでお買い求めくださいませ。
次こそ間違わないぞっっっっ(爆)ウチの義妹の、小さなリベンジ案件でありました。
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雨嶋
先日糸の絞りかたならいましたが、面倒そうで、私は一生しない気がする🙂
いいなあ!!着物旅行!!
楽しそう