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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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日展@六本木の国立新美術館。友人★の大好きなお召し。

ごきげんよう。

やけに顔の広い友人★でございます。
今回は、六本木の国立新美術館で開催されている日展の招待券をいただきました。六本木で開かれる大掛かりな公募展には、国展、二科展、二紀展と、いろいろな公募展があって、おかげさまでどれもたいていつてがあってありがたく招待券で入れます。でも日展だけはつてがありませんでした。ありがたいことでございます。
開催日は10月30日から11月22日。
会場は密にならないので(^^;)予約の必要はありません。
日展は歴史もあるし公募展ではトップレベルではありますが、元々公募展ってあまり入場者いないんですよねーー。
他の団体は油絵や彫刻がメインだったりしますが、ここは日本画がメインのイメージ。1階入り口近くには、日本画すげーーーってのが並びます。目の保養ができます。
今年は春に新型肺炎で緊急事態宣言が発令されて、いつも行くウチの恩師&先輩後輩同級生が所属する国画会の展示は中止になりました。なので国立新美術館に行くのは本当に久しぶりでした。


11-18小野チョコレート01

焦げ茶・薄茶・ベージュ・ピンク・白のブロック格子柄お召し。
生成り色地にトランプ織り出し九寸名古屋帯。
灰白ちりめん地にくすみピンクトランプマークの帯揚げ。
濃い紫色帯締め。

友人★には、大好きな着物がございます。
それを引っ張り出してみると、「ああ好きだわーーー♡」としみじみと思い、所有する喜びに浸れるのです。
「チョコレート」と呼んでます。
元々は友人★が20代のとき、リサイクル着物の展示会で、5800円くらいで購入したものでした。
あのころ年に2回、ウチのご近所の大手スーパーに巡ってくる、関西に本社があるらしいリサイクル着物(&宝石&毛皮)のお店の催事は、わたくしとウチの義妹、友人★にとっての大の娯楽でした。ネット環境なんてない時代(ケータイ電話すらなかった。爆)ここは一度にたくさんのリサイクル着物を見られるのがありがたかった。お値段も3800円、5800円、7800円、9800円とか(笑)なんつーかこの値段のつけ方ってそそられるよね(爆)たまに12800円だととてもものの良いしつけ付きの新しいものだったりして。ウチの義妹と友人★の20代30代のときの着物はほとんど全部、ここで調達したと言えましょう(笑)
まさかこんなに長く愛用することになるとは、当時は想像できませんでしたよ。
そのころお安く買った小紋などの数々は、1枚を残して全部手放してしまってます。選ぶときも、その時に似合う、若い時限定っぽい色柄のが多かったせいもあります。
40代半ばに八掛の色が薄いカフェオレ色なのが可愛すぎると気になって、カフェオレが薄汚れている気もしていたので、思い切って洗い張り、マイサイズに仕立て直し、八掛を落ち着いた明治チョコレート色に変更しました(笑)ますます着やすい、お気に入り度が増した着物になったのです。
友人★には、めっちゃ好きなもの、めっちゃピンポイントで大事にしたいものというのがあって、その基準は友人★の中だけにあり、好きで大事にしているものとそうでもないものとの扱いの落差がすごいです(爆)そうでもないものはその存在すら覚えてもらえません(爆)んで大好きな着物、めっちゃ手を掛けて大事にしている着物であっても、毎年袖を通すという訳ではありません。そんなに大事でも存在を忘れてるときがある(爆)
なのにお出掛けの前日になって、
「もしかしていつもこの着物にはこの帯を締めてませんか?違うコーディネートした方がよくない?」
と言い出した。
「もしかしてその組み合わせに飽きたのですか?」
「。。。うーーーん、そうかな?」
「毎回違う組み合わせにしてこそおされ、だとか思ってませんか」
「。。。うーーーん、そうかな?」
「★ちゃん、それは気のせいです!」
奥さん、あれにもこれにも合わせてコーディネートして、いつもちょっと雰囲気を変えようとか思っても、たいていの場合は上手くいきません。それによくある「1週間着回しコーディネート」とかいうのは、ファッション雑誌と業界が作った価値観ですから。たくさん種類を買わせようという陰謀でもあります(笑)
そういうわたくしもファッション雑誌大好き人間であったので、若いときは着るたびに違う組み合わせ違うコーディネートを目指しておりました。それはそれで楽しかった。でもいいトシぶっこいた今は、違います。着物と帯の組み合わせがしっくりきてて、自分でもお気に入りで納得しているなら、無理に他の組み合わせを考えることないと思うようになりました。
「それもさー、もし同じ着物を、今週着て、来週も着て、来月も着る、っていうなら、季節感も含めて多少は変えたほうがいいかもしれないけど。。。★ちゃん、その着物はもう、来年まで着るつもりないでしょ?」
「そうです!」
「年に1回、下手したら2年に1回だけ愛でる着物に、合わせる帯は何枚も要らないと思いますよ?」
「あら、あたくしったら、ただ買い物がしたかっただけだったかしら」
「そんなにお買い物したいなら、帯揚げと帯締めの違う色のを買えば?」
「そうね!!!」
もしかしたらまた来年、同じようなやりとりをするのかもしれませんが(笑)。。。その時まで友人★は、大好きなこの着物も存在すら忘れて過ごせます。友人★は、拘ってとても手をかけるときもあれば、拘りひとつなくどうでもいいときも多いです。
もしかしたら友人★は、あまりモノに執着がないのかもしれません。その時々の感情(喜怒哀楽)には拘ってるときもあり、そっちはわたくしには珍しい傾向なので珍しく観察してしまうのですが(笑。今回は、この大好きな着物を、いつも同じ帯で着るのは恥ずかしいかも?という感情)モノとかお金とかにこだわりの薄い感じはとても羨ましく思えます。ウチの夫もそうなんだけど、執着の薄いヒトって憧れます。わたくしにはないなかなか難しいココロの境地だからかもしれません(笑)


11-18小野チョコレート02

ピンク色ちりめん地半襟。
昨年までは、この着物にこの帯を使うときは、半襟はピンク、帯揚げ帯締めも同じトーンのピンクだったのです。でも今年は帯周りの色を変えました。曰く、
「なんかピンクが気分じゃないというか、自分にそぐわなくなった気がしたんですわ」
50代前半の友人★は、毎年のように、昨年までオッケーだった(と思う)色やアイテムが突然まるで似合わなくなってる(!←ここは激しく!!)と感じる恐ろしい時代に突入しているのです。
ああわかるわーーー。
若いときは全然知らなかった。若さは馬鹿さで傲慢だから、そんな事態が来るなんて想像もできなかった。でもいいトシぶっこいたら、誰にでも等しく訪れる自然現象なのだと知りました。
そう、加齢でございます。
加齢による容姿の衰え、加齢による体力の衰え、加齢による気力の衰え、加齢による(爆)
ここをふわふわと軽やかに乗り越えられれば幸せだと思います。多少つまづいたとしても、くよくよしない。過去の栄光にしがみつかない。今後、若返ることはないのだから。穏やかな老後という平原をゆるゆる行く。どんな色彩なのかはそれぞれが見ているもので誰もが同じではなりません。そのとき見える景色や自分の姿に幸せが感じられればいいのです。
わたくしも50歳ごろ、どんなお洋服を着るかどんなお洋服が似合うのかわからなくなって途方に暮れたっけな。それまで着たいものを着てその姿にそれなりに満足していたのに、ある日それらがしっくり来なくなっていた困惑。わたくしの場合、お出掛け着に限っては、更年期前から太り始めたのもあって、思い切って全面的に和装に移行してしまいました。お洋服で悩むのは諦めたのです。いいトシぶっこいても素敵に装うヒトはいらっさるけれども、それはわたくしではないと、諦めたのでした。大好きなお洋服も太ると着たときのシルエットが変わってしまうのでそれがめっちゃ悲しくて、そのブランドに人気があるうちに売り抜けようとおーく損でがんがん売ってやりましたとも(爆)57歳の今は、似合うもの着られるものが多少落ち着いて、ワンマイルウエアでも毎年似合わなくなって買い換えるようなことはなくなりましたが。。。50代前半の友人★は今現在、その嵐の真っ只中。お気に入りの服も、お気に入りの着物も帯も、ある日突然賞味期限切れを通達してくるので、気が抜けません。着物の場合は、八掛を替えれば蘇ることもありますが、お洋服はどうやってもコーディネートでも蘇らないのでした。
悲しいのう。
草履はHAKU。
次に買うならカレンブロッソをお勧めしたいです。
晴れてお天気のいい日で、地下鉄六本木駅から美術館まで歩くだけでもちょっと汗ばむような陽気でした。それでも行き帰りの電車の中では道行きコートを羽織りました。画像なしですが(^^;)
くすみオレンジ色(調べたら朽葉色が近かった)のちりめん地に深緑色の疋田が裾に絵羽で配置されたブツ。宇宙戦艦のタグがついています。
元はわたくしが着るつもりでリサイクルショップで買いましたが、わたくしは道行きコートより羽織のほうがよく着るので、しつけつきのそれをそのまま友人★に押し付けました(笑)

美術館ですっかり堪能して、美術館1階のカフェの外席でケーキとコーヒーでひと休みしました。
地下のカフェのほうが食べ物の種類が充実しているのですが、わたくしはどうにも、今のご時世、地下とか室内とかで何か食べる気にはまだなれません。そうこうしてるうちに、また全国的に感染者が増えてしまいましたね。神経質なくらいのほうが、身のためだと思う。
若くて健康なヒトはいいのよ、もし感染してもたいしたことないんでしょ知らんけど?若いころから後遺症で苦しむのも人生よね(←ひとごと)でもわたくしは、もし感染したら致死率90%でコロッと死ねるというなら感染してもいいのですが、苦しみが何ヶ月も続いた挙句に死ぬとか、苦しみが何ヶ月も続いた挙句に生き残るとか、どっちも嫌なだけです。今、新型ウィルスを警戒しているヒトの中には、自分が感染したくないとか感染したら誰かに迷惑かけるから感染したくないとか色々な個人の理由があると思いますが、わたくしのようにただただ苦しみたくないから感染したくないというヒトも一定数いるはずだと思っているのでした。死よりも、死んだ方がマシだと思うような苦痛の方が嫌なんですよ。今は楽しいけれども、わたくしには子供も孫もなく家族はちょっと年上の夫と老猫だけで、夫には申し訳ないけど死ぬ訳にはいかないと頑張る理由も持ち合わせておりません。
ああでも世界がもっと落ち着くといいですね。ワクチンも治療薬もどんどん出てきて欲しいです。未来があるヒトたちのために。

いつも読んでいただいてありがとうございます。


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Comment

いいな♪いいな♪格子柄の着物 

50代なら迷わず似た着物をさがしたと思いますが60代になると一枚一枚顔にあてて買わねばならぬと肝に銘じたことが最近ありまして、ヤフオクとかとはしばらくお別れと決心しました。なんかねー、かえって若い時に似合った色がまた似合うようになってきたみたいな気がします。

「人間は死期が近づくと子供に返ると言うけれど」とはオスカルの名言ですが、心だけでなく肌がくすんだならくすんだなりに、しまいこんでいた昔のスカーフが顔回りを華やかにしてくれたりしてるので歳相応の色を身につける時はかえって用心するようになりました。


感染拡大しております。絶対に絶対に不要不急のお出ましはお取り止め下さいませね!

第一波の時と違って敵への対応も少しはわかっております。マスクは冬用に変えました。麻と綿など種類の違うものを使うと飛沫を止めやすいらしいのですが夏の間は熱い!!ようやく使えるようになってきました。有効と言うコットンシフォンも注文したのでしんどいけど絹も使ってみます。
  • posted by 亜雅紗 
  • URL 
  • 2020.11/20 12:30分 
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うんうん♬似合う〜😍 

私が知り得る中でこの着物一番しっくりきますわ!
これは是非とも某ステルスなお方と「チョコレートコーデ」コラボして頂きたいっっっ!😍
なんならチョコレート帯作りまっせ!😁
  • posted by てんてん 
  • URL 
  • 2020.11/21 22:10分 
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Re: いいな♪いいな♪格子柄の着物 

>亜雅紗さん。ああそれ!若いときに似合って途中似合わなくなってまた似合うこと、あるようですよ!私もちょっとしたことで感じます。
マジで子供に帰っていくんじゃないかな?
大勢が移動したり会食すればそりゃ感染するよなーーと思います。観光に行くとみなさん気が緩むんじゃね?感染者が少ない地方からのかたは、感染対策してないみたいだしねー。実は感染者の多い東京がいちばん安全だったりします(笑)
まあでも大人しく家にいますわ。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.11/22 12:33分 
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Re: うんうん♬似合う〜😍 

>てんてんさん。★らしいですよねーー😄
そうでした、タンタンさんもチョコレートコーデのために色々と用意してたんだった!
でももしやるなら遠隔コラボしかできませんわ。身長170センチでスラっと背が高いタンタンさんと、153センチの★、
並べたらなんねえ(爆)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.11/22 17:40分 
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