2011.06/25 [Sat]
仕立て屋さんの手違いその後
いつもの呉服問屋さんは、実は今日、セール&展示会初日。 なので、出来上がってる洗い張り品等を展示会場に持って行ってもらい、そちらで受け取ることに。
仕立て途中の、問題の長羽織。。。いや~正直言って、羽織裾の折り返しが、あんなに短いとは(15センチほど)。。。ショックでした
多分、長羽織じゃなく、アンサンブルの羽織だったら、あの長さの折り返しでオッケーなのでしょうが。

多分、長羽織じゃなく、アンサンブルの羽織だったら、あの長さの折り返しでオッケーなのでしょうが。
仕立て屋さんも、魔が差したっていうんでしょうかね~、ふと疑問に思った時、問い合わせていれば。。。魔は差さないんですが、仕事のミスってのは、こうやってうっかりした時に、取り返しのつかない状態でおこるものでございますんよ。
わしも、刷り上ってからクライアントの指摘で気が付いて、『米つきバッタのようにただひたすら謝る』ってな経験がない訳じゃないんで。。。あの時、印刷会社の校正も営業も、み~んなで見逃したな~誤植。。。とか。
こういうのは、とにかくどこかが、金銭的にかぶるしかないんで。
わしの仕事上のミスは印刷会社がかぶりましたが。。。今回、かぶるのは仕立て屋さんでございます。
わしが長羽織のために支払った金額はすべて仕立て屋さんがかぶり、これは仕事としてもう当然のことで、わしが呉服問屋さんに行った時にはその件は了解済みでした。
呉服問屋さんの心配は、どうやら持ち込みの小紋生地に対する処置及び、無駄になってしまった長襦袢地の代弁をどうするか。。。だったのでございます。
仕立て途中の長羽織を前に、相談し合う、友人★&わし&担当さん。
長羽織の表地は、わしの持ち込み小紋なので、長羽織全体をキャンセルにすると、仕立て屋さんのかぶる金額に加えて呉服問屋さんのかぶる金額が発生します。
長羽織生地をこの問屋さんで購入したものなら、同じものを用意できるのですが、わしの小紋はかなり前のもので、それは不可能です
ただ着物として着るのは年齢的に難しくなった小紋なので、いい生地だし無駄にしたくなかっただけ。

ただ着物として着るのは年齢的に難しくなった小紋なので、いい生地だし無駄にしたくなかっただけ。
技術の失敗は技術で返してもらいましょう。
このあたりは、前の晩、夫とも話したことでした。
正直いうと、この呉服問屋さんと喧嘩する気はまったくなかった。
だからお金で返してもらうより、品物が動く方がいいだろうと思ったんですよ。
わしとて菩薩じゃないから、喧嘩するときは本気でしますわ。
以前、この呉服問屋に友人を紹介した時、担当についた人があまりにひどいので、本社ホームページに実名で直訴、がちんこで喧嘩モードに入ったら、担当個人のいい加減さが白日の元に晒され、会社にはきっちし侘びをいれてもらいました。
その時の処理に納得がいったので、取引会社としては信用してるんです。
変なアホ担当は外してもらい、現在の担当さんは、好みもよくわかってくれて、オトクな発注の仕方とかアイディアも教えてくれるし、呉服を仕事にして色々な会社を渡り歩いたツワモノは、とっても頼りになるお姉さん。
わし、今現在、特に欲しいものがないんですわ~。
ってか、必要なものは何もない。
珍しく無欲モードなわし。。。
後にしておこうかな~と思いつつも、お互いのために、こういうトラブル処理はさっさと済ませるに限ります。
友人★が、
つー訳で。 展示会場の山積みになった名古屋帯のコーナーで、1本1本、広げては巻き、広げては巻き。
紬八寸にしては珍しく、お色が綺麗な青でした。
首の後ろに保冷剤を挟みこみ(夏場は日焼け防止のスカーフを使っている)、今日も1日終わりました。
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No title
こんな解決法があったのですね~。
私の貧相な脳みそでは思いつきもしませんでした。
技術の失敗は技術で返す…めちゃカッコイイ!
ひょうたんから駒というか、なんというかですが、
雪輪の帯というのは興味津々です。
仕立て上がりが楽しみだわ~(オイオイ、他人様のものだって!)。
それにしても、これだけ信頼できる呉服屋さんとおつき合いがあるというのは、素敵ですねー。
そんでもって、うつろな目の飛影ちゃんが…。マニアにはたまらん。
見事なパッカンです。
ウチは風花さんがベタベタしてきて、暑さ倍増です(涙)