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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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箪笥の中身訪問ちょっとだけ@てんてんさんの義妹さん。

ごきげんよう。

先月京都に行ったったおり、もうおひとかた、着物を見せてくだすったかたがいらしたんでした。
てんてんさんの義妹さんです。

てんてんさんとわたくしは、家族関係の内訳が似ています。
妹と弟がいる長女であること。
夫は妹ひとりの長男であること。
義理の妹は自身より年上であること。
なので立場的に、「あ、そこんとこ同じーー!」てなことが多々ありますわ(笑)
とはいえウチの義妹は、本人はどう思ってるか存じませんが、非常に変な女です。てんてんさんとこの義妹さんとは、雰囲気もキャラもまったくかぶりませんこと、てんてんさんの義妹さんの名誉のためにも力説しておきましょう(爆)

さててんてんさんの義妹さんが今回見せてくだすったのは、ご自身がおーく損で落札したりメルカリで手に入れたものと、亡くなったお母さま(てんてんさんにとっての義母)とお祖母さま(てんてんさんにとっての義祖母。てんてんさんはお会いになったことなし)が義妹さんお若いときに用意してくだすってた着物の一部でありました。

1-28葵さん01

栗色の節のある紬。
おーく損で360円?370円?だったかで落札したブツ。
。。。っつーかなんですかその値段っっっっ(爆)
それも画像では、証紙はついてなかったそうで、純粋に、色と素材感(それもモニター越しの)が気に入って入札したもの。
ほとんど誰とも競ることなく落札できました。
すると到着した着物(しつけ付き)には、画像や説明分にはなかった証紙が同封されていたそうで、想像以上にええもん落札したのだと、驚いたそうな。
栗といちいで染めた草木染めの、名のあるものだったのです。
わたくしも驚きますわ。
画像には撮ってませんが(すっげー後悔)この他にもおーく損で落札したという、グレイと薄パープルの本場大島紬横そうの反物とか(さすがのわたくしも本場と見抜けなかった!残念なりー)、有栖川っぽい黒と緑色の本場大島紬7マルキとか、好みとカンで手に入れた着物が唸りを上げているのです。
てんてんさんの義妹さんはどうやら、かなり先鋭化した好みをお持ちのようでした。
なのにその趣味の方向をご自分で理解してはおられなかった。
好きだけど、似合うのかどうか、着て歩いてもいいのかどうか、お悩みでらしたのです。
。。。
。。。
。。。すっげーもったいないんですけど???
ただ生まれ育った土地とはいえ、世界の観光地で、右往無象の和装のヒトがたくさん闊歩する街で、茶道もおやりだったのでそちら方面にもお知り合いは多いでしょうし、着物で何処かにお出掛けすれば知人に出会う土地柄、似合うものを堂々と着たいお気持ちとってもわかります。
そういうの、東京ではあまり気にしないでいられるけども、そういえば以前住んでいた夫の実家があった街では、義理の母はご近所さんの目をちょっと気にするので、嫁としては義母の手前、あまりヘンなものは着られなかったなあ(笑)わたくしは大学のとき実家を離れて以来、東京都内を何回か引っ越ししたので、地縁というものに無頓着でいられるのです。なのでもっと人口の少ない都市では、着物を着ることで目立って気になるかたもいらっさるようなのも、理解できます。
ところで奥さん、わたくしは先祖代々関東平野人ですので、一族郎党、関西方面にはまったく縁がございません。京都という土地や京都人というもの、京女の定義。。。ってな、マスコミが作り上げたステロタイプの形でしか、京都を知りませんでした。その他の書籍・エッセイなどでも、京都は崇め奉る対象か、みやこ人の意地悪みたいに描かれる対象でした。大学受験のとき、一生に一度でいいから関西方面に住んでみたいと考えて、京都の大学を受験しに行きましたけれども見事玉砕しました(爆)
んでね、言いにくいんだけれども、京都のヒトに大して若干の偏見がある訳ですよ。
いけずな京女は柔らかものを着てる、みたいな(爆)(かつて、わたくしの偏見を増長する京都を全面に出したブロガーさんがいらしたっす。現在ランキングには関係ないので深追いしないでーー(笑)その人は住んでるのが京都ってだけで、生まれは大阪らしかったんだけど、あのいけずっぷり(爆笑)、柔らかものばかり着てる姿。。。京都にはこんなのばっかりかよ?んな訳ないんだけど(爆)まさかわざと演出してたのかなーー?爆)
やはり土地によるキャラの形成やらキャラの傾向やらは、多少は事実としてあるとは思います。でもそれが全てではないし、人それぞれ違うのだと(そんなの当たり前なのだけれども!)てんてんさんの義妹さんは、着物を通して気づかせてくれました。
ああお会いできて良かった!
栗色の、根底に少し赤味があるところが、お肌を綺麗に見せてくれて、とてもお似合いでした。


1-28葵さん02

薄クリーム色の地に薄紫薄ピンク薄水色ぼかしの紅花染め訪問着。
こちらはメルカリ。
どうも牛首紬の地に紅花染めを施したって感じなんですが。しつけ付きでまったく着られた様子がありません。元の持ち主さんは、思い切ってええもん買ったけど、もったいなくて着られなかった(そして着物に興味のない娘に残された)っぽいですわ(笑)こういうのが出回るから、リサイクルものは楽しいですね。宝探しみたい。
控えめな微妙な色調の草木染めと冴えた生地の感じがおもしろいです。
こちらもてんてんさんの義妹さんにはとてもお似合いでした。
(似合う度合いを探るために、1枚1枚袖を通して羽織ってもらいました。着物取っ替え引っ替えして観る遊び。楽しい!!!)


1-28葵さん03

生成り地にグレイ十字亀甲の横段柄結城紬。
お母さまとお祖母さまが作っておいてくだすったブツ。
今はそういうシステムはないと思うし、わたくしは寡聞にして存じませんでしたが、かつては糸を用意して織り元に託すと反物を織ってくれたのだそうです。こちらのは結城紬の織り元で織ってもらったもの。なので厳密な意味でいえば重要文化財ユネスコ世界遺産としての結城紬ではありません。糸の取り方が違うから。でも大きい十字亀甲、小さい十字亀甲が横段に並んだ様は、確かに、結城紬の特徴的な織り方なのでした。
一見シンプルだけどかなーり凝ってます。
めっちゃ素敵♡
てんてんさんの義妹さんは、お母さまたちが選んだ八掛が、どうにも今の自分には似合わないそぐわない気がして、着られないのだと、おっさいました。八掛は、サーモンピンクでした。
この着物、着たことないなんて、もったいない!!!
てんてんさんの義妹さんは、わたくしよりもちょっと年上、ウチの義妹のちょっと年下です。着物を着て出歩くのに、こんなにいい年齢はないと思うのです。これ以上歳を取ってからだと身体がいうこと聞かなくなる可能性もあるのです。
着て着て!
もしサーモンピンクが気になるなら、八掛だけでも薄パープルとかに替えると、てんてんさんの義妹さんの雰囲気に合うと思いました。義妹さんはすらりとスマートで、若いときに仕立ててもらった着物の寸法、どこも直さずに着られるんです。身幅直しに終始したわたくしなど、羨ましいっつーか妬ましいわ(爆)
他にも八掛を替えたらすぐに着られそうな、お母さまお祖母さまが誂えたお召しなどもありました。

大きな立涌に龍郷柄びっしりの泥染本場大島紬9マルキ。
わーーすごーーい緻密ーーー。
わたくしが好きなタイプだったので画像に収めましたけれども。。。ご本人は、どうしても着られない似合わないとおっさってた、やはりお母さまお祖母さまが選んでくれた着物です。せっかく誂えてくれたけれども、似合う気がしないと。
こういうののカン、自分の直感は、大事にしたほうがいいと思う。
どんなにいいものでも、似合わない気がしたら、着なくてもいいんじゃないかな。
わたくしの実母が作ってくれた訪問着なども、思えば20代のわたくしや実妹よりも、購入当時40代50代だった実母のほうが似合ったはずだと、感じています。わたくしがいいトシぶっこいた今のほうが、素直に母親が選んだ着物を着る気になるのも、今なら似合うとわかるから。
ウチの義妹の母親(わたくしにとっての姑)は、娘(ウチの義妹)に、娘らしい着物、娘にこうあって欲しいと感じる着物を選ぶ傾向にありました。意地悪な嫁(わたくしのこと)は、いくらお嬢さんっぽいからっていくら独身だからって、三十路になった娘にその着物はないんじゃねえの?と思った着物もありますわ(爆)実際にはウチの義妹は化け物なので!!!平気で着こなしてて、おとろしいことに似合ってましたがっっっ(爆)
てんてんさんの義妹さんは、この大島紬が、ちょっと、借り物の感じがしました。それこそお母さまかお祖母さまの着物を受け継いで着てる感じ、っつーか。
だから無理に着なくても、いいんじゃないかと思って、そうお伝えしました。
てんてんさんの義妹さんは、焦げ茶の中でも、似合う焦げ茶と肌写りが悪い焦げ茶がありました。茶色は江戸の昔から、四十八茶と百鼠っつーくらい、バリエーションが豊富なのです。
それと、着物は柄ゆき。
柄の大きさ。
その着物が似合うかどうかは、本当に、ちょっとしたバランスの上に成り立っているのです。そして似合う似合わない以上に大事なのは、本人が好きか嫌いか、着たいかどうか、だと考えております。
本当に好きで着たいならば、着こなすための工夫もあるし、何より着て本人が嬉しいでしょう。でも違和感があって着る気にならないならば。。。それはそれでしょうがない。
こういったことも人生だから。
収納に余裕があって持っている気持ちの余裕があるなら、捨てる必要もないですわ。
逆に、持ってるのがココロの負担になるなら、ありがたい気持ちだけ受け取って処分してしまえばいいのであって、手放せば誰かの手に入って生き返ることもありますしね。
てんてんさんの義妹さんは、ご自分の感覚が自分だけのものか客観的に見て自分の感覚は受け入れられるものかが知りたかったようでした。わたくしはわたくしで、凝ったものがたくさん拝見できて、楽しかったし、勉強にもなりました。現物を見て触るって本当に大事ーー。
めっちゃ似合う着物じゃなくて、今は着られないとしても、大事にして、たまに引っ張り出して、何かの折に(お母さまの法事とか親戚の集まりごととか)ちょっと着る機会もあることでしょう。
愛情をたっぷり受けた証ですよね。
それと、将来のことはわかりませんが、あと20年30年したら、お母さまみたいに似合うかもしれません(笑)

ああ楽しかった!!!
ひとさまの箪笥の中身は楽しい。
てんてんさんの義妹さん(いい加減形容詞が長いんだけれども。爆)どうもありがとうございました!!!
是非また宜しくお願いします。
370円にヤラれました(爆)

いつも読んでいただいてありがとうございます。

先日早速、お出掛け着姿画像頂戴しました。
2-5葵さん01

生成り色地に横段柄の結城紬。
南部古代染め・茜染めの帯。
紺色?紫色?の帯揚げ帯締め。
ご本人の印象も着物の印象も柔らかいんだけれども、合わせる小物使いに個性が出ておもしろいです。着物の好みがはっきりしてるところとか、キッパリした強さみたいなのが出てるのかなーーと思いました。


2-5葵さん02

わーーーい¥(≧▽≦)/¥(≧▽≦)/¥(≧▽≦)/
着てくれてありがとう¥(≧▽≦)/¥(≧▽≦)/¥(≧▽≦)/
八掛はまだそのままで、渋い色に替えなくてもいいと思う!
背景はてんてんさんの旦那さんの仕事部屋なので、モザイク入れました。


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Comment

叩いてみたら着物よりさ先に美しい義妹が出た! 

お話にはお聞きしておりましたが、着物のよく似合う義妹様がこちらにもいらしたとは。そして360円でおーく損で逸品を落とすと言う義姉似の一面もお持ちなのですね。

んで、どうやったら着物がオークションで詰め込み放題並みに360円とかになるんだろう?
ワタクシ、ショール代わりにしようとパシュミナのスカーフをそれくらいで落札しましたがクリーニング代がそれを越えるので殆ど使ってない😢。

ところでたま様。ご自分の義妹様を「大変人」とおっさってますが、それではお会いするたびに「義妹と似てるわぁ」と言われるワタクシの立場はどうなるのでしょう?

ま、ワタクシも少しは変人かもしれない。一番仲の良いママ友さんに
「わかってる?!あんた、変やで!変人なんやで。自覚してる?!」と喉元掴まれて説教されたことですし。

でもあれだけ詰め放題に着物ぶちこんでおきながら
「今日はこれくらいにしといたるわ!」と捨てゼリフをかますてんてん親分もフツーの平凡なシュフではないと思いますよ。

つまりたま様が変人を周りに引き付ける磁石のようなお方かと存じますがいかがでしょうか?
  • posted by 亜雅紗 
  • URL 
  • 2020.02/26 15:52分 
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ふ、深い⁇ 

あすか家のごまちゃんよろしく、「ふんふんふーん」と京都編を読んでた…、そこへ亜雅紗さんコメント⁉️ わ・た・しも〜?と思いましたが納得してしまいました😅
正しく○人の末席に並ぶ者です(自己申告)

てんてんさん義妹さま好みが良いですね〜(理由:私の好みが並んでるって失礼)
でも、さすがに京都の方箪笥の中はまだまだ多種多様の品々がありそうです。目の肥え方も想像を超えるものが…。
360円😱 凄すぎますね〜
最後の着姿、茜染の帯合わせ大変参考になりました!ありがとうございます😊
  • posted by 三匹のはは 
  • URL 
  • 2020.02/27 17:22分 
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ありがたや~~~ 

たまさん、こんにちは
今回の関西行き、大収穫やったんですね~~~
てんてんさんの義妹さんまで登場とは恐れ入りやした、可愛い帯のコーデ・着姿、大満足です。ほんと、お着物って着てみて初めて解ることが多々あって、そこが面白いんやけど、それが今やオークションやメルカリやリサイクル店でお安く手に出来るって、すごい時代やなーって思います。洋服も何十年後でも着れるっちゃ着れるけど、やっぱお着物にはかなわないなー。
  • posted by ふでぺん 
  • URL 
  • 2020.02/28 09:15分 
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Re: 叩いてみたら着物よりさ先に美しい義妹が出た! 

>亜雅紗さん。まさかてんてんさんの義妹さんが着物を見せてくださるとは思わなかったから、嬉しいですわ。
着物ってひとによって持ってるものが違うから、余計に楽しいです。
ウチの義妹は大抵の場合、まともすぎるほどまともなのですが(非常識な私に説教する)、時々阿呆なのがあまりに阿呆過ぎて目立つのですわ。亜雅紗さんは申し訳ないけど、ウチの義妹に似たとこばかり目について困ります(爆)そして私自身が、そういうひとのそばにいると安心していられる。。。事実。それはもうしょうがないですわ(笑)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.03/01 13:54分 
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  • [Res]

Re: ふ、深い⁇ 

> 三匹のははさん。てんてんさんの義妹さんももっとたくさんお宝を隠してそうで、また是非拝見させて欲しいですね。集め方も好みも本当に人それぞれで、その人の形がちょっとでも見えると嬉しいですーー。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.03/01 13:56分 
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  • [Res]

Re: ありがたや~~~ 

> ふでぺんさん。着物がなかったらこうして知り合うこともなかったし、着物は共通言語だなーーと感心する次第です。私の場合、趣味が違う人ほど興味深くて、近づきたがる傾向にありますが(苦笑)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.03/01 14:02分 
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