FC2ブログ

まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

Entries

箪笥の中身訪問@てんてんさんの巻

ごきげんよう。

京都滞在3日目は、ポケモンと観光地に行ったりポケ活したり、てんてんさんのお宅でてんてんさんの旦那さんが作ってくだすったご飯を食べたりしてまったり過ごしました。
柴わんこが、わたくしを嫌うこと半端ないっす(爆)
彼女にとっては、自分のテリトリーに相入れない敵が来襲した気分、と言っても過言ではありません。
関係者諸氏には本当に申し訳ないんですが、わたくしは、犬が大の大の苦手(爆)なので本来、わんこがいるご家庭に遊びに行くのはとんでもない暴挙であったと、自覚しております。実際に1回も触れることはありませんでしたし、たとえてんてんさんちの柴わんこがフレンドリーであったとしても1ミリも近づけなかったでありましょう。
それでもいちおう前もって、わたくしが履いてウチの猫らがそれぞれにアタマに被った靴下を、京都に行く5日ほど前に発送しておきました。てんてんさんちの柴わんこは、のちにこの匂い、見知らぬ猫らの匂いをぷんぷんと纏わせた知らない人間が来るとは思いもしないで、珍しいオモチャのつもりで靴下で遊んだようですが。。。気の毒にのう(爆)動かない靴下と動き回る人間では、脅威の度合いが違うようです。
可哀想な柴わんこは、わたくしに吠えつこうとして旦那さんに叱られ、てんてんさんにしっかりホールドされて自由を奪われ、ちょーお気の毒に過ごしました。
わたくしひとりのせいで、ご不自由だったのは、柴わんこだけではありません。旦那さんにも申し訳なかったなーーー。ああでも、おかげさまで安心して、とても楽しいひとときを過ごせました。
本当にどうもありがとうございました!!!

っつー訳で、箪笥の中身訪問。
これが楽しみでわざわざ寄せていただいたと言っても過言ではありません(爆)
奥さんがたも、てんてんさんの手持ちの着物類はさぞかしたくさんあると想像できましょう。千手観音を発揮されて、たくさんの着物が入ってくる余地もあります。
古くて広い京町家の、陽の入らない箪笥部屋には、旦那さんのお母さまお祖母さまの桐の箪笥が並んでらっさっいました。
関東平野人には理解しがたい、谷崎の世界が現実に広がってました。
何もかも戦争で焼けた、明るくカラッとした関東平野に住う人間には、戦争で焼けなかったゆえに今も残る文化の匂い立ち込めた古い家が、興味深くありました。

でも実際にはてんてんさんは、手元に残す着物類は非常にシビアに分類してらっさいます。好きを追求すると結局は、着る着物が限られてくるのです。増して着物好き歴が長いてんてんさんのこと、残した着物に来歴があることもあって、すべてを拝見させていただく時間はありませんでした。
最初のころにたとう紙を開いて見せてもらったのはほとんど画像を撮っておりませなんだ。
途中からやっと気がついて(遅い)全体からはほんの一部ですが、画像を撮った着物をご紹介します。


1-28てんてんさんの02

てんてんさんは柔らかものを着るイメージですし、さぞしっとりお似合いになるであろうとは想像できますが、ご本人が好きで着られる着物はほぼ紬のみ、でらっさったんでした。
織り柄が気に入っている夏の薄物。
普段に着たい鮮やかな黄色の格子柄紬。
菊唐草柄の単衣紬。
無地場にわずかに色を変えた飛び柄を配した袷の紬。
牛首紬っぽく良さげな地です。帯次第でお出掛け先も様々に選べましょう。
何枚も何枚も拝見していくうちに、てんてんさんがお好きな色目がわかってきました。
そしてお似合いになる色も。
そういえばわたくしがいる間にお買いになった無地紬も、サンドベージュ色でしたっけね。


1-28てんてんさんの03

てんてんさんはちょっと変わった柄が好き(爆)
ベージュ地の十日町らしい紬。
お祭りの、神輿や提灯、雀が飛び交う様子を見ると、新米ができた頃の秋祭りか???(爆)
たくさん着るという訳じゃなくて、この柄の妙な持ち味が手放しがたいそうです。
黄色と紫色の型染めの小紋。
てんてんさんは具象の花柄はあまりお召しにならないようです。意匠化された花柄がお気に入り。
甕覗きのような染め色の地に紅葉の刺繍の小紋。
手仕事の部分が気になるのです。
どういう物語を作って着ようか、考えるのも楽しみのうち。
薄ベージュ地にみっちり人形柄の小紋。
こちらもいつどんなとき、どんな風に装うか、考え中です。
画像にはないのですが、墨黒地に祇園祭の山鉾が描かれた夏着物などもありました。
着るのは京都の祇園祭のときだけ。
そういった時期限定のおされも、ぴったりと気分に合った着物があると楽しそうです。

1-28てんてんさんの04

オリエンタルが大好き。
エジプトヒエログリフ柄の訪問着。

1-28てんてんさんの01

エスニック柄大好き。
柄に惹かれて買ったエスニック黒留袖。
もちろん本来の目的で着る予定などありませぬ(爆)
いいのいいの。

1-28てんてんさんの06

落ち着いたテラコッタ色の南部茜染めの紬と帯。亡くなった旦那さんのお母さん(てんてんさんからはお義母さん)が残してくれたもの。
ここでは画像がありませんが、やはりお義母さんが残してくれた、結城紬もございます。そちらは梅鼠色(うめねずいろ)のような、空五倍子色(うつふしいろ)がちょっと濃いような色目です。
よくお似合いのものを残してもらったんですねーーー。
結城紬のほうは、てんてんさんが死装束にしたいとおっさる。
我が家に初めてお泊まりいただいたときは、その着物をお召しでした。
きちんと作られたいいものを大事にする、大事にしつつきちんと身につける感覚。。。


1-28てんてんさんの07

慶長小袖風の柄付けが華やかな訪問着。
てんてんさんがちょっと違ったものを着る必要があって、相談するとステルスタンタン(敬称略)が送ってくれたブツ。ステルスタンタンの仕事っぷりはすげえわ(爆)
トリさんのハンコ型染め小紋。
トリさんがいかにもエスニックです。
てんてんさんの手持ちでは珍しい、紅花染めの明るい色目の着物。

1-28てんてんさんの08

絽の黒留袖。
細工の細かさが気に入って手に入れたもの。
染めと刺繍でみっちり細かい壺が描かれています。オリエンタル風の壺の模様が、てんてんさんのツボにハマるのでした。
いつどこでどんなヒトがわざわざこのようなものを作ったのか。。。想像すると楽しいです。
でもわたくしは現実的なので、これはもしかしたらちょっといいものばかり用意する必要のあったいいホテルの、貸衣装だったのではないか、と考えております。夢がなくてごめんね(爆)
メガネウラの夏の刺繍帯。
(注;メガネウラとは、約2億90000年まえ、古生代石炭紀に生息していた生物)
ええもちろん本当はトンボなのでしょうが。メガネウラのほうが似てると思うなーー。

1-28てんてんさんの09

藍染め麻の葉柄の小紋。
知り合いのかたからいただいたもの。こちらにも、物語がありました。
八掛も凝りに凝って、黒地に跳び絞りが配されたものです。
よほどの着道楽が、自分の着姿を知り尽くして誂えた感じです。
てんてんさんはこの着物を、ちゃんとおされ着として着られるかどうか気にされてました。何しろ一見すると浴衣にもある柄なので、正絹のおされ着物として成立するかどうか、心配だったようです。
実際に、わたくしが羽織ると、浴衣っぽくてあまりいいものには見えなかった(泣)
てんてんさんは、かなり個性が際立ちましたが、お似合いでした。


1-28てんてんさんの05

瓦の柄の刺繍の帯。
屋根瓦の柄の小紋。
白地に墨絵風屋根瓦の柄の小紋。
いえ、いいんですよ。いいんですけれども。
最初の小紋1枚のときは、屋根瓦柄ってたまに見るけど、着てるヒトは見たことないんだけど、まさかお友だちの家で見るとはなーーふっしぎーーーと思っただけでした。でもまた屋根瓦柄の小紋が出てきた。もうわざと買ってるね?
しまいには、凝った刺繍の帯。。。
ご本人にも、どうして屋根瓦が気になるのか、わからないそうです。
。。。おまえは鯉のぼりかなんかかっっっっっ

ああ楽しかった!
ヒトさまの持ち物って本当に楽しい!
てんてんさん、どうもありがとうございました!!!

いつも読んでいただいてありがとうございます。



スポンサーサイト



Comment

メガネウラって… 

初めて聞きましたわ。たま様って本当に博学でらっさる。

右上の屋根瓦小紋はワタクシを初めて骨董市にお連れくださった時にソッコーでゲットなさったブツ。他にも色々お持ちだったとは…。前世は鯉のぼりでいらっさったのでは?
ちなみにタモリさんの前世はソロバンの玉だったそうです。

本当にお見事な品々。でもワタクシはいつも帯作りに忙しくていっぱい何かが積んであるのしか見たことがない。

んでもって、古き良き時代のてんてん家の佇まいはワタクシの祖父母の家と同じような造りで、同じように丁寧にお暮らしになってるのがわかってついつい寝っ転がりたくなるのです。

柴わんこちゃんはツンデレ、で吠えながらシッポ振る。そしてワタクシがくしゃみすると「ワホ?」と心配してくれるのです。

しかし「亜雅紗さんの着物の趣味は、えーと…変?」とはよくおっさってくださいましたわ、親分!後半はなかなかの偏ったご趣味と拝見するのですが。次回お会いした時によくお話いたしませう。
  • posted by 亜雅紗 
  • URL 
  • 2020.02/22 22:13分 
  • [Edit]
  • [Res]

 

うう~む。
お買い物記事とはまた違った楽しさ興味そそられまくりの人様の箪笥の中身♥️
さすがてんてんさん素敵で珍しいものをお持ちですねえ。
しかし前世が鯉のぼりだったとは。あ?前世じゃなくて現世?
そしてたまさま。
柴ワンコは孤高のお犬様なので犬が苦手な人でなくても、例え犬大好きな人でも他人には気を許しませんわ。
うちの歴代の柴もそうでしたよ。
でも今の黒ぼんなら人が大好きなのでたまさまが及び腰でも尻尾を振り回して「撫でて♥️」って寄ってきますよ。
え?それはそれで嫌?😁
  • posted by ほあかばりきるま。 
  • URL 
  • 2020.02/23 05:19分 
  • [Edit]
  • [Res]

個性が出ますね~~~ 

わぁ~~てんてんさんのタンスの中ー!私も柔らか物のイメージがあったんで意外です~。私も皆様にご協力いただきながら整理しておりますが、あれこれ手を出しすぎてまだまだ自分好みになっておりません。義母の着物はサイズはもちろん好みも全く合わずで絶対に着ない(でも処分しづらくて置いてある)んですが、心を決めねばと記事を拝読して思いました。

瓦柄は私もコーデが困難な部類。いつどのタイミングで着ればいいんやろと思ってました。気になります!しかも鯉のぼりとは!発想がなかったなー。それと、エジプト柄を時折見かける度、なぜお着物にエジプト?と思ってたんやけど、もしかしたらシルクロード???なーんて、無学で申し訳ない(恥)
  • posted by ふでぺん 
  • URL 
  • 2020.02/23 10:26分 
  • [Edit]
  • [Res]

かわら! 

てんてんさんがお買いになった時から気になるかわら着物!!
ぜひコーデを見せていただきたいです。
こいのぼりに猫にしゃぼん玉。屋根が好きなのはいろいろありますね✨✨
  • posted by 木綿こけし 
  • URL 
  • 2020.02/23 17:07分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

たまさん、犬が苦手とは意外でした!
でも、快適に過ごされたみたいで良かったです。
てんてんさんの着物、変わった柄の着物、私も好みでした! 楽しいですね。
そして、瓦柄! 面白いですね。色々見せていただいてありがとうございます!
リサイクル着物をネットで見ていると、聞いた事の無い単語や、着物の説明文が面白くて、色々な世界があるのだなあと感心します。
  • posted by かしわ 
  • URL 
  • 2020.02/24 11:04分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: メガネウラって… 

> 亜雅紗さん。私は古生代中生代の生き物(恐竜含む)とか、ヴァンパイアとか、歴史の興亡とか、大好きなんですよ。滅びゆくものに惹かれるんですよねーー。
今回画像に撮ったのはほんの一部なんですよ。まだまだ叩けばいろいろ出てくるよ(爆)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.02/24 15:15分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: タイトルなし 

> ほあかばりきるま。さん。私、黒ぼんには1回でいいから触ってみたいんですよねーー(笑)レトリバーとかハスキーとかのタイプの犬ってなんか惹かれる。でも現実には怖くて触れないんだろうなあ(苦笑)
てんてんさんの、全部を見せてもらったら数日かかるんとちゃうか。今回だって帯がほとんどないでしょ?(笑)箪笥の中身を把握するまで通い詰めてやる(爆)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.02/24 15:21分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: 個性が出ますね~~~ 

>ふでぺんさん。着物も着るものだから、年月が経てば好みも変わることありますし、そういうのはどんどん手放してスッキリするといいですわ。それに着物は、ずっとお気に入りで着たいものもお洋服と違ってずっと着られるから、やっぱりおもしろいです。着るもの着たいもの見てるだけで幸せなものだけ持っていられたらいいですねーー。
エジプト柄は単に、オリエンタル柄のくくりだと思いますよ。好みの問題だからおされ着用で、格が高い着物には使われない意匠なんじゃないかな。シルクロード関連の正倉院文様とはそこが違う。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.02/24 15:35分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: かわら! 

> 木綿こけしさん。猫!?シャボン玉!?
わあ、鯉のぼりより夢と希望が出てきた気がします(爆)
木綿こけしさん、すごいーーー!
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.02/24 15:36分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: NoTitle 

> かしわさん。私は基本的に、あらゆる生き物、好きじゃないです(爆)
だから着物も、動物柄とか昆虫柄とか魚柄とか鳥柄とか、買わないです。
猫だけが例外なの(笑)
てんてんさんの持ち物は、大きく眺めると統一感がありますねーー。まだまだ叩けば出てくるはずなので(爆)楽しみです。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.02/24 15:47分 
  • [Edit]
  • [Res]

前世は鯉のぼり屋根瓦大好きてんてんですわ 

書きたいことが多すぎて出遅れました(笑)
今回はとりあえず第一弾 こちらも「今日はこんくらいにしといたるわ!」ということで😄
亡き義母もエスニック系の柄がお好みだったようで、ある人に「姑と嫁は似てくるもの」と聞いてなるほどな〜と思いました
エジプトものは少女時代に愛読してた「王家の紋章」っていうガラかめに匹敵するご長寿漫画の影響が大きいと思います
結城紬は結婚が決まった時の挨拶で家に行った時に頂いたもの 南部古代染の着物と帯は形見分けで頂きました
どちらも宝物で結城紬は花嫁衣装でもあり死装束でもあります
不詳の嫁は死んだらこれを纏って義母に逢いに行くのですわ😄
箪笥の中を見てもらうのは お菓子の缶にギッシリ詰めた千代紙やおはじきを見せるような、誇らしいような気恥ずかしいような不思議な心持ちでしたが、似合うレベルを的確にジャッジしてもらい ものすごい達成感がありました
夢中になってたまさんのHPがゼロになってたのに気付かず本当にごめんなさい‥😹
  • posted by てんてん 
  • URL 
  • 2020.02/24 23:07分 
  • [Edit]
  • [Res]

Re: 前世は鯉のぼり屋根瓦大好きてんてんですわ 

> てんてんさん。ああ帯の画像をほぼ撮ってないーー(><)
1枚1枚解説されると、有吉佐和子の小説での、着物の描写を読んでるみたいな、充実感がありました!
またゆっくりと箪笥の中身を見せてくださいね♡
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2020.03/01 13:42分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

たま

Author:たま
着物と猫と、ときどき絵画。

最新記事

月別アーカイブ

フリーエリア

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR