2020.02/10 [Mon]
京都に行ったった。その2・天神さんへGO!
ごきげんよう。
2日目は晴天でした。
わたくしは旅の荷物をクロネコさんで先に送り出していたのですが、雨の心配をしたのが嘘のようです。
天神さんは雨、と決め込んでいて、濡れてもいいように、人混みでストレスなく動けるように、ブーツとお洋服を用意しておりました。晴れてもお洋服でいいじゃないか。
てんてんさんにも、
「本気で狩る気なら、お天気関係なくお洋服。雰囲気を味わうだけなら着物もよろしいですが」
と教えていただき、相談して、お洋服に決定。亜雅紗さんにも、着物じゃなくてお洋服で、とお伝えしました。
いえ、わたくしは前日爆買いしたので、もう狩る気はないのです(ホント)。でも着物は帰る日にも着るし、気分的にはすっかり普段のご近所モードになってしまっていました。
この日はてんてんさんと、泉州のてるてる坊主(自称。爆)亜雅紗さんと、出町柳駅で待ち合わせしました。出町柳駅にはポケジムがあって、ちょうどわたくしの色なので早速ポケモンを配置させていただく。そして到頭ここで、金色のコイキングが出ました!
ひゃああああああ❤️
待ってた!
苦節なん年(←これは大袈裟)。。。お持ちのかたはとっくにお持ちでしょうが、わたくしはこれが初めてです!
うーーーれーーーーーしーーーーーーいっっっっっっ
今日は幸先がいいです!!!
ランチは天神さん近くのインド料理屋さんで。
「腹が減っては戦ができませんから。。。」
初天神さん、雰囲気を味わうだけでも。。。とおっさってたのに、てんてんさんの目は本気入ってます。
てんてんさんはここ2・3ヶ月、お仕事が忙しすぎてロクなお休みも取れなかったそう。
久しぶりの骨董市、お馴染みのお店があちこちにおありで、お店のかたからも名前を呼ばれてます。
。。。マジ、顔だった!!!(爆)
大きなお祭りみたいね!!!
食べ物の屋台・玩具の屋台が連なると思えば、骨董品・茶道具・アンティークの業者があちこちに。雑貨屋さん・アクセサリー屋さんもあります。そして着物屋さんがいっぱい!!!
わたくしはわりと早いうちに、黒楽茶碗を買いましたが、奥に行けば行くほどお店が増える増える。
着物屋さんもたくさんの品揃えで、お値段も本当に様々、とにかく幅広く、選択の自由を感じました。
ただ、状態のいいのから悪いのまで玉石混合状態のカオスの中から、じっくり好みのものを掘り出すには、それなりに根気が必要です。こういったものの選び方は、向き不向きがあるでしょう。
これは、優雅にお買いものを楽しむと言うよりも、狩り。
まさしくハンティング。
気軽に楽しんでお茶を濁すのもありですし、本気の勝負もあり。
見る目があるかどうかを試される場にも遭遇して、本気の場合はうかうかしていられません。
こんなところで切磋琢磨してらっさるてんてんさん、ウチの義妹がサイタマの骨董アンティークフェアで、お店のおっちゃんの言い値で夏着物を買ったとき、ランチの席を蹴散らす勢いで値切りに行こうとしなすったっけ、さもありなん。。。(爆)いいものこそ、本気が試されるのだから、尚更です(てんてんさんがサイタマに降臨した記事は→こちら参照のこと。全5話)
それにしてもてんてんさんの顔の広さも素晴らしいです。
わたくしは、観光も兼ねてのだらだら歩きで、あっちに引っかかりこっちに引っかかりのそぞろ歩きでした。もうすっかり楽しくて、見てるだけで満喫できました。
境内の紅梅も白梅も、花が綻んでおりました。
すんばらしい。
わたくしはここで、サイタマの北野天満宮のお告げ、おみくじの引きを挽回すべく、本家北野天満宮でお詣りのあとにおみくじを引きました。
大吉!!!
旅は良し。この青空だもの。
ありがとう天神さん!!!
ありがとう泉州のてるてる坊主亜雅紗さん!!!
「おうちに帰ったら、サイタマの天神さんにお礼参りに行かなあきませんよ」
てんてん千手観音さまが厳かにおっさいました。
そのてんてん千手観音さまですが。。。まさかと思いましたが、本当に降臨なさいました!
着物屋さんは数々あれど、てんてんさんがいつも通い、慣れたお店は決まってらっさいます。
何やら地味な感じのディスプレイ、店主は日本人ではない(インドもしくは中近東風。爆)着物屋さんは、ハンガーに掛かった着物は1000円から3000円、またはそれ以上ですが、ビニールシートに載せた着物と帯は詰め放題で500円也。
500円払ってレジ袋をもらうと、詰められるだけ詰めるのです。
てんてんさんは座り込んで、じっくりと1点1点確認していきます。すると出る出る。シミありの材料から状態のいいのまでとにかく色々。
ウチの義妹に良さげな袋帯や名古屋帯も見つけたので一緒に詰めてもらって、亜雅紗さんお好みの帯も詰めてもらって、詰めに詰めて以下で500円でした。
笑うしかないです。
その後はアンティークメインのお店(ここも店主さんはてんてんさんとお馴染み)にご挨拶して、亜雅紗さんが更紗柄の名古屋帯を買いました。
天神さんに来るまえ、わたくしはてんてんさんに、亜雅紗さんに差し上げる予定のポリ小紋を見せてもらっておりました。亜雅紗さんに顔映りのいい、蘇芳色の小紋です。
そして、
「亜雅紗さんはどうやら、このテの色がとてもお好きなんですわ。もし似た色目の着物を欲しがったら、全力で止めて差し上げてください」
「ラジャー!」
てんてんさんの予測は当たっていた(笑)
亜雅紗さんは、どのお店に入っても、
「何が似合うのかようわかりません」
とおっさいつつ着物を手にとって、
「これどないですやろか?」
と訊くと、必ずといっていいほど、蘇芳色系の着物なのでした。よほどお好きなんだな(爆)てか、ついつい似たようなものに目がいくところなど、行動がウチの義妹そっくりです。
「似てるのお持ちですし、てんてんさんからもこんな色目のが行きますよ」
「さよか。ありがたいですわあ」
(注;同じシーンを数回繰り返した。時を駆けてるかと思った。爆)
。。。てな訳で、蘇芳色系の小紋が映える、染め帯。
これならたくさん使っていただけます。
このお店は状態に合わせてお値段幅が色々で、あすか師匠に良さげなアンティークの小紋など、舌舐めずりしそうな品揃えでした。
お馴染みの骨董のお店はもう店仕舞いの時間で、残ったもの3点1000円也の中から、てんてんさんは3組1000円也で買う。自宅で普段使いの好みの食器なども、こうしてひとつひとつ揃えて楽しんでいるそうです。
荷物はどんどん増えていきました。
最後の大物は、詰め放題2000円也と詰め放題5000円也、袋の大きさが違う。。。というお店で見つかりました。ここでもてんてんさんは、名前で呼ばれるほどのお馴染みです(笑)
っつーかああた、どんだけあちこちで詰め放題してるんかいっっっ(爆)
そこはきちんと畳んで見やすくなっていて、1点1点袋に入っているものも多く、一見してお高そうなのですが。。。てんてんさんがお馴染みになるのは理由がある。詰め放題にしないで1点だけ買うのもどれも800円也、なのです。すげーーー。
そこでまず、証紙が見つかりました。
上田紬の証紙です。
最近のものではなく、ちょっと前のもののよう。
ただ、証紙(と、反物のはじっこ)はあれども、着物は見当たりません。あるかどうかわからないのですが、はぎれを見た限り、てんてんさんが好きな色柄だったので、じっくり掘り起こすことにしました。
すると出ました。
着られた様子のない、状態のいい袷の上田紬です。
草木染めらしい、穏やかで微妙な色使い。
逸る気持ちを抑えつつ、メジャーを取り出して寸法を計ります。
よし、ぴったし!
その1枚だけ買うつもりで、お金を支払い、レジ袋に入れてもらいましたが。。。ここに再び、てんてんさんに千手観音さまが降臨しました!!!
他の紬も見つけてしまいました。紫色の、シブい紬です。寸法を計ると。。。オッケーです!
「ごめんなさい、やっぱり詰め放題で」
差額を払うと、詰める詰める。もう誰も止められない(爆)そうして何故か、次々に見つかる(爆)
亜雅紗さんが、
「今日はアテンドで、お買いにならないとおっさってらしたのに。。。」
と顎が外れるほど(爆)てんてんさんの詰め放題の袋への詰めかたは容赦なかった。そんなに大きな袋ではありません。無理すれば破れてしまいます。そこへ、上手に上手に詰めまくる。2000円払って、最終的には、1点220円ほどになっていました。
証紙付きしつけ付き上田紬を800円で買うだけでも申し訳ないのに。。。均して220円。
わたくしも開いた口がふさがりません(爆)
ウチの義妹には最初の詰め放題から袋帯1点と名古屋帯1点をお土産にいただいて、いい京都土産になりました。
見始めたころは暑くて汗ばむほどだった気温も徐々に下がって、寒くなってきました。バスに乗って帰るまえに、喫茶店でお茶しつつおしゃべりして身体も温めます。
ぐるりと回ってようやっと天神さんの入り口、鳥居のところに戻ったころは、夕暮れの時刻でした。
堪能しました!!!
めっちゃ楽しかった。
是非また行きたいです。
てんてんさん、亜雅紗さん、どうもありがとうございました!
戦利品を前に記念撮影
(通りすがりの観光客のかたに撮っていただいた)
後日談;気がつくとてんてんさんの結婚指輪が歪んでいました。お店に修理に持ち込むと、急激な力が加わって歪んだのではなく、ゆっくりじっくりと強力な圧力がかけられて歪んだもの、と言われたそうです。
思い当たるのは。。。このときの買いものの大荷物を運んだことでありました。
確かに。。。着物数枚、帯は10本以上。
思えば、正絹は、とても重いですよね。
ってかわたくしったら、黒楽のお抹茶茶碗・桐の箱入りを手に、それをどこかにぶつけないように持ち運ぶことに気を取られていて、気が利かなくてお手伝いもしないで本当にすみません(土下座)せめて自分の帯とウチの義妹の帯くらい持てよ!とあとあと自分にツッコミ入れたわ奥さん。何しろアタシぼーーーっとしたお嬢さまだからさーー(かなり無理のある嘘)懺悔して土下座しますわ。どうぞ懲りずに注意してくださいね(人頼み)
結婚指輪が歪むほどの圧力。。。責任の一端はわたくしにもあるとはいえ、お買いものの執念は、ときに、おとろしいことでございます。
どっとはらい。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
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楽しすぎます♪
その場に臨場してるかのように楽しい狩りのご様子。
次回はぜひっ動画配信していただきたいくらいです(笑)