2019.11/30 [Sat]
友人★、雨の日のお茶会。
ごきげんよう。
ここしばらく、お茶会の用事がすっかり減った友人★でしたが。
久しぶりに裏方仕事の依頼がきました。
他所さまの社中のお手伝い。
当初はひとつ紋付色無地と袋帯を用意しておりましたけれども、先方から、名古屋帯など軽い装いでよいとの通達があって、着るものを変更致しました。
ベージュ地に蛍ぼかしの小紋。
友人★ちょーお気に入りの1枚。
お茶会に着れるように、小紋ではありますが背中にひとつ紋を影紋で入れました。
でもでも、友人★の社中は、着るものにかなりうるさく、せっかくのこの小紋は所属する社中主催のお茶会ではダメ出しされちゃったんでした。こういうのってホント、社中の雰囲気とか先生の性格とかあるよねえ。
友人★は、色無地などもリサイクルで買ったりしますけれども、そういうのも姉弟子さんにダメ出しされちゃう。リサイクルが嫌いなヒトって案外います。友人★はおちゃらけた気持ちで、「これ3000円だったんですよーー」と言って笑ってもらいたかったのだけれども、玉砕しました(爆)真顔で苦言を呈されてしまった。このときは先生には何も言われてないんだけれども。ちゃんと礼に格を合わせていたし。
リサイクルの好き嫌いは個人の好みだから仕方ないにしても、他人に価値観を強要されるのは面倒臭いですね。
この日は小紋に名古屋帯でいいとのことだったので、安心してこの着物を選んだのでした。名古屋帯だとひとりで結びやすいですしね。
東雲色(しののめいろ)の華紋九寸名古屋帯。
クリーム色の帯揚げ。
こげ茶色丸組の帯締め。
お天気は生憎の雨。
アップルコートを着て、雨草履を履いて、お出掛けしました。
先方では、奥の水屋(みずや)係なので、それでいい、はず、でした。
。。。でも、さすが友人★というべきか、予定は決して予定調和で終わらないのでした。先方の社中は、厳しかった!!!
人手が足りなくなったのか、急遽、お客さまのお席入り案内係&お運び係に振り分けられたのでございます。
そして、
「その雨草履ではお客さまを案内できない。ちゃんとした草履を履いてちょうだい」
と非情にも言い渡されたのでした。
。。。っつーか、聞いてないよーーー!!!
「水屋係だけだって言うから、雨草履で行ったんですよ。もし違う役目があるなら先にそう言って欲しかったですよ。そしたらこっちだってカバーが取り外せるのにするか、ちゃんと礼装用の草履を持っていくのにぃぃぃーーー」
友人★、こぼすこぼす。
でもそこの社中の責任者は、
「雨だから仕方ないですよね」
とは言ってくれなかった。
あらかじめの用意が悪い、心得えが悪いと言わんばかりです。
。。。はい???
わたくしはそーいうヒトたちに会ったことがないので、意味がわかりません。
運がいいことに、お茶会会場の近くに、た●す屋さんがあったので、友人★はた●す屋さんに走り、無難な色の礼装にも使える草履を買ったったんでした。
4000円也。
またまた余計な出費をしてしまった友人★。。。
それにしても、先生同士は知り合いとはいえ、他所の社中から無償レンタルしたお手伝い要員に対して、その仕打ちです。
話を聞いて、わたくしとウチの義妹は、アタマくらくらしましたわ。
底意地が悪いの???
友人★の社中に対してマウント取ってるつもりなのかな???
それともこういうのは当たり前なの???
あらゆる場面を想定してなかった友人★の油断が悪いの???
着物は小紋でいいと通達してきたとき、ひと言、他のお役目もある(かも知れない)と言えなかったのか。ただ先のことがまるで読めなかっただけか。だったらそっちが阿呆なんじゃないのかなーーー。
大寄せのお茶会でお席を持つのがそんなにテンパって辛いなら、二度とやらなくていいさ。
。。。なーんて言ってもしょうがないんですけどね。
遠吠えですわ(爆)
おかげさまでわたくしとウチの義妹が所属する社中は、とても平和です。
先生の心遣いを知り、自分の考えが浅はかなのがわかって恥ずかしいほど。
ありがたいことでございます。
いい先生に出会えて本当に良かった!
もっと上位に行けばそんな意地悪なことはないのだろうな、とは思うのですが。。。伝統芸能の下っ端の世界は怖いですわ。
奥さんがたも、何らかの習い事して、どうも先生と合わないみたいだと感じたら。。。先生を変えられるものなら変えてください。茶道などの伝統芸能は一度入門すると先生を変えるのは結構難しいので、嫌になってやめちゃうヒトも多いですが、難しくても決して不可能ではないので、諦めないでね。先生との相性はちょー重要です。意地悪なヒトって理不尽に意地悪ですが、それは伝統芸能が悪いのではありませんから。
さて友人★の先生は、後日、友人★を慰労してくれました。
なんだかなー?なお茶会のお手伝いの苦労に対しても、お礼とお詫びをくだすった。
友人★もちょっとは気が晴れた様子でした。
友人★の経験値がまた上がった!
向かうところ敵なし状態まで、頑張れ友人★!!!
いつも読んでいただいてありがとうございます。
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ご友人★様!ワタクシもくやしゅうございます!
義母もお茶は好きだったのですが、そう言うことに厳しい先生で「自分で着物
縫えてもなんであの先生に偉そうに言われにゃならん」と言ってやめてしまい、家でお友達を呼んで楽しんでいたようです。
(あ、義妹様、もし茶釜お要りようならお送りさせていただきます。自分も老後は習いに行くかもと残しておりましたが、当分パートでぐったりでございます。厳しい老後でございます)
でもお友達★様もたま様、義妹様も機会がございましたらぜひ浅学のワタクシめに茶道の深さをお教え下さいませ。ワタクシは全て義母の遺品で通しておりまして、ぐちゃぐちゃ言ってくるやつがいたら
「お義母様の形見なのに酷い!酷いわ!酷すぎる!!(よしもとのネタ)」と泣き伏してやろうと思ってるのですが、着物絶滅地域では「ほぉ!」と感心されるだけでそう言うチャンスには恵まれておりません。残念です。