2019.11/13 [Wed]
ウチの義妹とお友だちの本気お出掛け。公式試合のダブルスは大島紬で。
ごきげんよう。

11月初旬、ウチの義妹とお友だちは本気お出掛けでした。
天気予報では、肝心の夕方に雨になるとのことだったので、ウチの義妹は数日前から、あーでもないこーでもないと着るものに悩みに悩んでいたのです。その会場に着て行きたいとずいぶんとまえから準備していた着物は、もし雨にちょっとでも降られたら絶対に嫌!!!なのでした。ポリエステルの小紋もたくさんいただきましたけれども、今回はどうもその気分じゃない。。。迷走は迷走を生み、挙句に15年以上まえに買ったワンピースまで引っ張り出してきた(笑)
ちょっと待て。
お洋服はすぐに飽きてすぐに売り払ってしまうわたくしとは違って、ウチの義妹はモノ持ちがいいです。細身のスタイルもずっと維持してるので、サイズが変わって着られないということはない。。。でも待って、それでいいの???
そもそもの、どの問題にいちばんフォーカスするかが忘れられてしまったようです(爆)
本気お出掛けは、ウチの義妹がおされに全力を尽くす場です。他のお出掛けとは思い入れが違うのです。
ご一緒するお友だちは、早々と着るものを決めた様子。。。ココロ揺れるウチの義妹。
ええもん着て行きたいけど、雨に降られたくない。ちょっとの雨でも安心できる、納得のおされがしたい。いくつになってもそこはそれ、オンナココロですので(笑)
当日朝まであーでもないこーでもないと画像が送られて来ましたが、わたくしがロクに返事もしない間に、お出掛け準備は完了してました。

この画像、左右を逆にすれば良かったね(^^;)すみません。
泥染めの大島紬。
この夏、新宿京王今昔きもの市で3000円で購入のブツ。黒地に意匠化された菊?が大きな飛び柄で配置されてます。
菊?だとは思うけれども、わたくしが遠目で見るとほのかに光るシャンデリアにも見えて笑える(っつーか笑うんかい。爆)
ウチの義妹はどうやら、このシャンデリア菊が、上下逆になってるのが気になって気になってたまらないのでした。なら買うなよーーー(爆)
紬の一方的な柄付けの織り方では、後ろ見頃が上向き柄なら前身頃は下向き柄にならざるを得ず、仕立てるときはそこんとこ自分で考えて選べるのですが、リサイクルですしね。納得できれば買えばいいし、納得できなければ買わないのが吉だと思う。でもまあ、大きめの飛び柄のこの着物は、紬が苦手なウチの義妹にもよく似合っていたし、この品質で3000円はいいお買い物だったと思うのです。着物を広げるたびに、「菊が上下逆だーー」とこぼすのはやめてもらいたい。なんか呪いがかかりそうでイヤ(爆)義理の姉からのお願いです(爆)
生成り地に金茶色濃淡ぼかしオリエント風の八寸名古屋帯。
こちらも同じとき新宿京王今昔きもの市にて1000円也。
すこし埃っぽかったのは、セルフドライクリーニングに持ち込んで、洗ってみました。
セルフドライクリーニング!!!
以前、大阪の人気着物ブロガーおかんさんがお勧めなさってたのを拝見しておりました。それでウチの義妹は、こっち(東京都下)にもないかと探していたのでした。
ありました。
東久留米市のイオンモールの近くだそうです。イオンモールに向けてのバス便はそこそこあるようですが、最寄駅は遠く、クルマでないとちょっと厳しい感じですね。気になる奥さんはスマホのナビなどで検索してみてください。
4キロで1500円、40分。
上の大島紬とこの帯を含む着物2枚帯4本が入りました。
作業台にはプロ用のアイロンも用意されてたそうです。全体には目立つ変化はなかったようですが、古着特有の匂いや防虫剤の臭い、埃っぽさは消えたそうです。ドライクリーニングの薬品臭は残らなかったとのこと。
お安く手に入れたもので、あまり大金をかけずに楽しみたい着物類はこうしてお安くお手入れできればいいですよね。気楽ですしね。
濃いグリーン紋綸子地の帯揚げ。
ふでぺんさんからのいただきもの。
赤紫色の正絹三分紐。
ひめ吉さんちのグリーンのガラスの帯留め。
半襟も、ひめ吉さんちの刺繍半襟『令和』(画像なし)
ウチの義妹の長羽織は、
濃い紫市松柄&菊柄の長羽織。
ポリエステルプレタ。
ふでぺんさんからのいただきものです。
もし雨がぱらついても、ポリエステルの羽織もので、中身は守れるであろうとの目論見ですわ。
この日は結局、夜になってちょっと降ったので、目論見としては大正解でした。
お友だちのは、
赤黒ちりめん地に沢鷹や藤の柄のアンティーク長羽織。
奇しくも、大島紬ダブルスになったったんでした(笑)
身長の差は15センチ超え。。。どちらが前衛でどちらが後衛か、ひと目でわかりますね(って、違う。笑)
薄茶系の緯双絣(よこそがすり)大島紬。
知人のかたから譲られたもの。柄は非常に細かく、風景っぽいです。ご一緒したウチの義妹との対比もおもしろいのでした。
薄い丁子色(ちょうじいろ)っぽい八寸名古屋帯。
花かごに萩と紅葉の、秋の柄。
オレンジ色の帯揚げ。
赤い帯締め。
白い半襟を細く出して、衣紋は抜き気味。
お友だちの着方は江戸前で粋な感じがします。
いつも読んでいただいてありがとうございます。
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渋くてステキ~
義妹さんダブルス、大人の雰囲気がいいですね~。
私も紬が着たくなって来ました~出さねば~~