2019.11/02 [Sat]
雨の日、都心の個展をハシゴしました。
ごきげんよう。
えーーと。もうすっかり、うっすらと遠い記憶。。。(爆)
10月半ばの雨の日、都心にお出掛けの用事が団子になっていたので、ウチの夫のクルマで連れてってもらったんでした。
まずは、東京日本橋馬喰町のお馴染みの着物問屋さんへ。
どうでしょう祭りで駄目にした、正絹紬の単衣をお手入れに出しました。
次に、東京手描き友禅作家・佐藤さんのところへ。
上野で個展をされてまして、その最終日にギリギリセーフでした。
個展開催中は大きな台風の直撃にあって、1日だけ休廊でした。会場が1階だったので、雨がひどければもしかしたら浸水の可能性もあって危険なので、台風の前日はすべてのものを高いところに片付けたそうです。佐藤さんの作品だけでなくお借りしてる着物反物もあり、なおさら注意が必要でした。東京の下町を流れる大きな川が氾濫しなかったのは幸いでした。
それにしても10月ってのは元々、統計的に晴れの日が多かったから、体育の日とか制定されたと思うんですが、ここ数年、10月は雨ばかりの覚えがあります。台風も数が増えてどれも大きいし、災害が大きい気がします。雨の降りかたが今までと変わってしまったというか。地球規模で天候に変化が起きたんですね。今後の都市計画は今までの常識から離れて考えねばならないでしょう。
被災されたかたがたが一刻も早く日常に戻れますようにお祈り申し上げます。
そんな訳で台風で1日潰れて、台風の次の日もお客さんはひとりもなかったという、お天気に翻弄された1週間。そのためか最終日は結構な雨でも、お客さんがたくさんお見えだったようでした。
季節の柄、ハロウィンとクリスマス。
真ん中のは、個人的にどツボの、ゴルフコース柄(爆)
わたくしがゴルフするヒトだったら良かった!
芝生の状態、ゴルフ場の遠景、細かいところまで凝った染めです。正直言って、やり過ぎだと思う(笑)
それからわたくしたちは、銀座へ。
日本橋→上野→銀座って、数字の4を描くみたいでイマイチ納得できない(爆)ウチの夫は地図ヲタでもありますので、そんなことが気になるのでした。効率のいい回りかたは、上野→日本橋→銀座が正解じゃないのか。電車だってそのように走ってるし。
でも仕方ないの。一番早くオープンするのが日本橋の着物問屋さんだったんですわ。あとで押せ押せになるよりも、不本意でも4の字のほうが良かったのです(爆)ウチの夫は途中、京橋でうどんが食べたかったらしく、4の字はおろかBluetoothマーク並みではあったのですが(苦笑)
銀座では、わたくしの友人の個展初日でした。初めての銀座進出です(笑)
雨はすっかり土砂降り。
わたくしの友人は、大学時代から雨女として有名でした。彼女が頑張れば頑張るほど、雨になる(爆)普段はテンション低ーーーく生きているのですが、たまにテンション上げると雨になる(爆)大昔、一緒に旅行したとき、その地方に10年ぶりの大雪を降らせたのは忘れられません。子供の入学式も卒業式も雨。本人の個展もこれで数回めですが、いつも雨。この日から個展終了までも、連日雨でした。信じらんない(><)
次の個展は2年後の夏だそうです。きっと雨だと思う。用心しなくては。
わたくしの友人が所属するのは国画会で、それはウチの恩師(50過ぎたかつての教え子を女子大生のつもりで扱う、だからこその恩師。ありがたいのう。爆)が国画会だからなんですが。ちょうど同じ時期に銀座内で国画会のトークイン委員さんたちの合同展が開催されていたのでした。たまたま会期が重なれば、同じ国画会同士、画廊に行き来してご挨拶します。わたくしの友人は会の末席に位置する者ですので、寸評などもいただけます。次の公募展の参考にさせてもらうのです。
案内状を置いていかれたので、わたくしとウチの夫で、土砂降りの中歩いて、先方の画廊に向かいました。
そうしてそこで。
見た。
きゃああああああああ、この帯、素敵だーーーーーー♡
夏帯。
タイトルは『向日葵』ですってよ奥さん。
でぇぇぇぇぇぇぇぇぇ¥(≧▽≦)/¥(≧▽≦)/¥(≧▽≦)/
昨今の、蒸し暑いだけの都心の夏なんかじゃなくて、さわやかできっぱりと暑い、子供のころの夏休みの夏に咲く向日葵だと思いました。めっちゃツボった。
そして、作家さんが在廊なさってた!
恥ずかしながら、お願いして、記念撮影してもらいました。
染織作家・浅倉広美先生。
こういうことするからカンタービレの朝香さんと被ってしまうのでしょうな(笑)ああでもわたくしは染織りヲタではありませぬ。残念ながら知識も浅いですしね。
先生は、今年5月に国立新美術館で開催された『国展』で、織りで表現した振袖を出展なさってらした。あれはちょっとびっくりしたんですよね。画像を探したのですが、7月にパソコンが変わってるせいか見つかりません(^^;)
わあ光栄でございます。
いろいろと説明してくださってありがとうございます。
やはりこういった作品は、作家さんから直に解説していただけると、素敵さが増すと思います。
背景の、赤と緑のほうは、花織でした。
せっかくご案内いただいたのに、合同展開催中にブログにアップできなくて本当に申し訳ない(><)他所さまに影響を及ぼせるブログではないとはいえ、遅れついでに半月以上も遅れて本当に申し訳ないです(><)
またお会いできるのを楽しみにしております。
来年の国展ではしっかり案内させていただきとう存じます。
さて、ちょっとシビアな話を致します。
このような工芸品は作家さんから直ですと、一般人でも決して買えないお値段ではありません。この場合は画廊が何割かとりますので、その分が上乗せされています。それが、この作品を商社が買うと、問屋に回って小売店に回って、購買者の手元に来るころには、何倍ものお値段に変わっている。。。
着物が好きで買いたい側の気持ちとしては、できるだけ作る側にお金を払いたいのではないかと存じます。今後も長く良い作品を作り続けてもらえるように。でもそういう機会は本当に少ない。地方在住であればなおさらでありましょう。いろいろなものがネットで買える時代ではありますが、現物を見て触れてこそ、というものも確実にございます。今後の課題と言えましょう。
。。。
。。。
。。。なーーーんつて。
こういう難しいことはわたくし以外のヒトが考えればいいわっっっ(爆)
わたくしは自分が楽しければいいのであって(爆)←ひとでなし
友人とも別れて、ウチの夫のクルマで帰途につくころには、すっかり夕方です。
わたくしはまたすっかり疲れ果てておりました。寝込むフラッグが立ってる。どうでしょう祭りのダメージは計り知れないのでした(^^;)
いつも読んでいただいてありがとうございます。
スポンサーサイト
お疲れ様でした。
たま様ストライクの向日葵の帯ステキですねぇ。ワタクシ花織りですか?お隣のも好き❤️ワタクシのような新参者が作家さんとお話できる機会はないのですが、着物にしろ帯にしろ織って縫っての過程を拝見すればそれなりのお値段は当たり前と思うのです。が、やはりお店で買うとなれば後退りするお値段になってしまいますね。作家さんや職人さんが安心してお仕事に取り組めるような仕組みをぜひお考え下さいませ(ワタクシは無理。だって生徒たちにどうやって九九を覚えさせるか頭を抱えているので)
お友達の個展もうちの娘が飛びつきそうな可愛い猫ちゃんがいっぱい!芸術家は世間一般の年の取り方をしない。画家さんなんて80代でやっとベランと言うイメージがあります。まだまだこれから!
なお、ワタクシのピアノの生徒には雨女どころか台風女がおりましたわ。初めての海外旅行の香港では40年ぶりの台風が吹き荒れてホテルの中から看板が飛んでいくのを眺めて1日が過ぎ、アメリカではハリケーンに襲われ、北海道は大きな台風がコースの前に立ちはだかって結局旅行は無し。北海道土産が信州蕎麦でした(やけくそでそのままま信州に行った)
昨今の台風や大雨の激しさは尋常ではないですね。被害にあわれ、大変な思いをなさってる方々にこの場をお借りして心よりお見舞い申し上げます。