2019.03/29 [Fri]
ウチの義妹、いただきものの枝垂れ桜の小紋を着てみました。
ごきげんよう


桜(ソメイヨシノ)が咲いてますねーーー奥さん。
都心では満開の樹もあるらしい。
ウチのご近所ではまだ7分咲きか8分咲きくらいです。
来週は散りだしますね。
ソメイヨシノが終わると、春は駆け足でございますれば。
あっという間に夏日が来て、杉花粉も終わって、生き返る!!!
もうちょっとだ奥さん、頑張りましょう。
さて、憎々しいことに、まったく花粉症のケのない、ウチの夫と義妹兄妹でございますれば、春はなんとなくウキウキした季節なのでしょう。
先日、ウチの義妹は、知人のリサイタルにお出掛けしました。
生成りっぽい白い綸子地に枝垂れ桜柄の小紋。
ふでぺんさんからのいただきもの。
「鈴○屋」タグつきの小紋です。柄は型染めのようで、生地も厚みがあって状態もいいです。
イマドキは綸子の持つ光沢を敬遠するかたも多いので、振袖などを除くと、店頭ではあまり見掛けませんね。
桜の季節まで出番を待っておりました。
桜の描写は細かく写実的で、所々に赤い紅葉が散らされているのは、春と秋に着られるようにという考えで作られたものでしょうか(笑)
ここまで桜がびっしり描かれていたら、秋に着ようとは思えないのでは???
業界の謎の親切は、時としてアダになりますな(笑)そう言えるのは、わたくしどもがそれなりに着物の数を持っているからでしょうか。ですよね(^^;)
でもこういう中途ハンバさがいけないんじゃないのぉ???などとも思う訳ですわ。色々と考えさせられる着物です。
ウチの義妹は、流れるような柄ゆきが好みらしく、こちらの枝垂れ桜は枝振りも背景も好きな感じで、着るのを楽しみにしておりました。
黒いちりめん地にろうけつ染め幾何学柄の九寸名古屋帯。
帯は散々悩みましたとも。
着物の写実的な桜を壊さないもの。。。とはいえウチの義妹は元々、帯1本で長い人生を渡って来たオンナです。少しは増えたとはいえ、今だって帯の数は充分にありません。当初は茶色っぽい名古屋帯を載せてましたが、ウチの義妹がピンと来なかったらしくてこちらの黒いのを採用。
このような、背中を流れるラインが、ウチの義妹のツボなんです。
ウチの義妹は、背が高く痩せているので、綸子地の膨張感もなくてしっくりくると思います。ええ、身内贔屓でなく(笑)
ああでも。。。こちらの着物は、ちょっと残念なことになっちゃいました(^^;)
元々の柄付けのせいか、仕立てかたのせいか、枝垂れ桜の背景に配置された濃い紫色の熨斗目が、まるで、たすきを掛けているように見える、のでございます。
そして、この着姿は、ウチの義妹的には、非常に非常に、淋しげに感じられた。
満艦飾で装ってないと、死に装束のようになってしまう、それを非常に恐れるウチの義妹なのでした(笑)
この感覚は、どのくらい伝わるでしょうか。
わたくしには「淋しい」感じはイマイチ理解しにくかったのですが。。。確かにこの着物は、ウチの義妹にはあまり似合ってない気が致しました。
サーモンピンク地紅型風絵羽柄の長羽織。
お馴染み西荻窪駅南口のリサイクルショップで購入のブツ。
地味さに耐え切れず(個人の感想です)ピンクを投入して、ちょっとでも顔回りに色を載せて、何もかもなかったことにしたい、ウチの義妹(爆)
そして到頭、言いました。
「。。。なんかこんな地味な姿で行って、久しぶりに会う知人に申し訳ないわ」
「え!でも。。。今日この日に袖を通さないと、1年持ち越しだったよ。『着っきらん』着物をコンプリートするんだって、息巻いてたでしょう」
「そうなんだけど」
「大丈夫よ!そもそもお洋服で行ったら、もっともっと地味よ」
「そうよね。じゃあ、おとなしくして、行って来るわ。。。」
。。。この会話は、どのくらい伝わるでしょうか(爆)
まるで着物が悪いようになってますが、違うと思うな(笑)
つくづく思うのですわ。
もしかして、普通のヒトならば、ウチの義妹じゃない他のヒトならば、綸子の地に満開に描かれた枝垂れ桜は、かなり派手なんではないかと。ウチの義妹には淋しくなっちゃっただけで。いやホントマジでね、平置きの状態では繊細で春らしい意匠だと思ったのに、ウチの義妹には残念な感じになっちゃったのが、申し訳ないです。

ひめ吉さんちの刺繍半襟『音符』カラフルバージョン。
黄色の紋綸子地帯揚げ。
ピーコックグリーンぼかしの丸組み帯〆。
ピーコックグリーン×白の羽織紐。
平置きの段階で小物類を合わせたときは、ふたりで話し合って決め、それなりに見えてましたけれども、こういうスッキリした配色もウチの義妹に向かなかったのかも?
着物は着てみないとわからないですねーーー。んでもって、帯小物の配色も、着てみないとわからない。ウチの義妹のようなタイプは、特に。
おかげで益々、ウチの義妹には何が似合うのか、わからなくなってしまいました(爆)
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html

それにしても奥さん。
この小紋、八掛は赤のぼかしなんです。
とことん若いお嬢さん向けに作られた着物だと思われます。
なので着るまでは、
「こんなに若作りしたら最早犯罪では?」
とか勝手なことを申しておりました。
なのにウチの義妹には、妙に淋しくなっちゃった(笑)本質的な問題でありました。ウチの義妹の、好きと似合うを探す旅は、まだまだ始まったばかりです。
関係者の方々、申し訳ないーーー。



桜(ソメイヨシノ)が咲いてますねーーー奥さん。
都心では満開の樹もあるらしい。
ウチのご近所ではまだ7分咲きか8分咲きくらいです。
来週は散りだしますね。
ソメイヨシノが終わると、春は駆け足でございますれば。
あっという間に夏日が来て、杉花粉も終わって、生き返る!!!
もうちょっとだ奥さん、頑張りましょう。
さて、憎々しいことに、まったく花粉症のケのない、ウチの夫と義妹兄妹でございますれば、春はなんとなくウキウキした季節なのでしょう。
先日、ウチの義妹は、知人のリサイタルにお出掛けしました。
生成りっぽい白い綸子地に枝垂れ桜柄の小紋。
ふでぺんさんからのいただきもの。
「鈴○屋」タグつきの小紋です。柄は型染めのようで、生地も厚みがあって状態もいいです。
イマドキは綸子の持つ光沢を敬遠するかたも多いので、振袖などを除くと、店頭ではあまり見掛けませんね。
桜の季節まで出番を待っておりました。
桜の描写は細かく写実的で、所々に赤い紅葉が散らされているのは、春と秋に着られるようにという考えで作られたものでしょうか(笑)
ここまで桜がびっしり描かれていたら、秋に着ようとは思えないのでは???
業界の謎の親切は、時としてアダになりますな(笑)そう言えるのは、わたくしどもがそれなりに着物の数を持っているからでしょうか。ですよね(^^;)
でもこういう中途ハンバさがいけないんじゃないのぉ???などとも思う訳ですわ。色々と考えさせられる着物です。
ウチの義妹は、流れるような柄ゆきが好みらしく、こちらの枝垂れ桜は枝振りも背景も好きな感じで、着るのを楽しみにしておりました。
黒いちりめん地にろうけつ染め幾何学柄の九寸名古屋帯。
帯は散々悩みましたとも。
着物の写実的な桜を壊さないもの。。。とはいえウチの義妹は元々、帯1本で長い人生を渡って来たオンナです。少しは増えたとはいえ、今だって帯の数は充分にありません。当初は茶色っぽい名古屋帯を載せてましたが、ウチの義妹がピンと来なかったらしくてこちらの黒いのを採用。
このような、背中を流れるラインが、ウチの義妹のツボなんです。
ウチの義妹は、背が高く痩せているので、綸子地の膨張感もなくてしっくりくると思います。ええ、身内贔屓でなく(笑)
ああでも。。。こちらの着物は、ちょっと残念なことになっちゃいました(^^;)
元々の柄付けのせいか、仕立てかたのせいか、枝垂れ桜の背景に配置された濃い紫色の熨斗目が、まるで、たすきを掛けているように見える、のでございます。
そして、この着姿は、ウチの義妹的には、非常に非常に、淋しげに感じられた。
満艦飾で装ってないと、死に装束のようになってしまう、それを非常に恐れるウチの義妹なのでした(笑)
この感覚は、どのくらい伝わるでしょうか。
わたくしには「淋しい」感じはイマイチ理解しにくかったのですが。。。確かにこの着物は、ウチの義妹にはあまり似合ってない気が致しました。
サーモンピンク地紅型風絵羽柄の長羽織。
お馴染み西荻窪駅南口のリサイクルショップで購入のブツ。
地味さに耐え切れず(個人の感想です)ピンクを投入して、ちょっとでも顔回りに色を載せて、何もかもなかったことにしたい、ウチの義妹(爆)
そして到頭、言いました。
「。。。なんかこんな地味な姿で行って、久しぶりに会う知人に申し訳ないわ」
「え!でも。。。今日この日に袖を通さないと、1年持ち越しだったよ。『着っきらん』着物をコンプリートするんだって、息巻いてたでしょう」
「そうなんだけど」
「大丈夫よ!そもそもお洋服で行ったら、もっともっと地味よ」
「そうよね。じゃあ、おとなしくして、行って来るわ。。。」
。。。この会話は、どのくらい伝わるでしょうか(爆)
まるで着物が悪いようになってますが、違うと思うな(笑)
つくづく思うのですわ。
もしかして、普通のヒトならば、ウチの義妹じゃない他のヒトならば、綸子の地に満開に描かれた枝垂れ桜は、かなり派手なんではないかと。ウチの義妹には淋しくなっちゃっただけで。いやホントマジでね、平置きの状態では繊細で春らしい意匠だと思ったのに、ウチの義妹には残念な感じになっちゃったのが、申し訳ないです。

ひめ吉さんちの刺繍半襟『音符』カラフルバージョン。
黄色の紋綸子地帯揚げ。
ピーコックグリーンぼかしの丸組み帯〆。
ピーコックグリーン×白の羽織紐。
平置きの段階で小物類を合わせたときは、ふたりで話し合って決め、それなりに見えてましたけれども、こういうスッキリした配色もウチの義妹に向かなかったのかも?
着物は着てみないとわからないですねーーー。んでもって、帯小物の配色も、着てみないとわからない。ウチの義妹のようなタイプは、特に。
おかげで益々、ウチの義妹には何が似合うのか、わからなくなってしまいました(爆)
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html

それにしても奥さん。
この小紋、八掛は赤のぼかしなんです。
とことん若いお嬢さん向けに作られた着物だと思われます。
なので着るまでは、
「こんなに若作りしたら最早犯罪では?」
とか勝手なことを申しておりました。
なのにウチの義妹には、妙に淋しくなっちゃった(笑)本質的な問題でありました。ウチの義妹の、好きと似合うを探す旅は、まだまだ始まったばかりです。
関係者の方々、申し訳ないーーー。
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No title
着物は、着て見ないと分からないのですねぇ
3年しかなかった和裁教室の職人肌(生徒を育てる気がなかったwww)(「先生スゴイ」と言われるのが大好きwww)(それでいて、、、ああ もういいやwww)の先生は、柄合わせに1日あてることもございました。生徒のわたしは横でぼーっとしてるだけでしたww