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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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8年目。

ごきげんよう



8年前のこの日、被災したかたがた、命を、家族を、仕事を、家を、大切な日常を亡くしたかたがたに、深い哀悼の意を捧げます。






さてここからは、原子力発電事故について話します。
興味のないかた、ご不快になられるかたは、ここでブラウザを閉じてくださいませ。

チェルノブイリの事故があったのは、1986年の春でした。
今のようなネットのない時代、その様子がわたくしレベルに知れるまでは、しばらく時間がかかりました。当時のソ連は、国民にも国外にも、情報統制を敷いていたのです。
わたくしがとても印象深く覚えているのは、その約半年後、大学OBの集まりがあった(飲み会)ときのことです。参加者が順番に挨拶するとき、優秀な成績で●立の原子力研究所に就職した後輩女性が、言いました。
「みなさんは、チェルノブイリの事故で、原発は危険だと、お考えになったかも知れません。でもハッキリ言います。原子力は、決して危険なものではありません。原子力は安全です」
と。
そのときわたくしは、ばりばり文系の脳みそでありましたが。。。高校で教わる化学1や物理1の知識しかなくても(理系を受験するヒトは物理2もやった時代。今はどうなのか存じません)、どうして原子力が安全なのかが理解できませんでした。何を根拠にそう言うのかも。ただあとから思えば、会社から言わされていたかも知れず、ご本人の意志ではなかったかも知れない。だったらなおのこと、大学OBの集まりです、「余計なことは言わぬが花」だったはず。
わたくしのつたない知識では。。。まずは脳内に化学の元素一覧表を思い浮かべます。覚えさせられたよね(笑)



物質とは安定した状態になろうとするもので、原子力とは不安定な物質から出るエネルギーを利用するもの。不安定な物質が安定した状態になれるまでの年月は、物質によって違う。。。たったこれだけのことですが、いったい何がどう安全だと言い切れるのか、その根拠はなんなのか、わかるかたは本当に噛み砕いてわかりやすく解説して欲しいです。本当にこれらがヒトの生活に必要だとしたら、これからどうなるのかも教えて欲しい。わたくしはその後輩女性の言葉に納得できなくて、でもむやみに喧嘩したくもなかったので何も言い返さなかった。その場にいた、他の理系学部のかたがたは何も言いませんでしたが、その意見に対して合意してスルーだったのか興味ないからスルーだったのかわたくしのように喧嘩したくないからスルーだったのか…今となってはわかりません。
その女性は結婚して子供もできて、とっくに勤めを辞めています。そのまま働き続けていたら被災したはずの土地を、とうに離れている。。。あのヒトは、かつて自分が言い放った言葉を覚えているかしら。今でも、原子力は安全だと、言い切れるのかしら。じゃあ、住民が避難してヒトが住めなくなった土地は、安全なのかしら。こんなこといつまでも考えるのは、わたくしが意地悪で執念深いせいかしら(爆)
意地悪で執念深いわたくしは、更に思う。ヒトサマに「これがいいよ」とお勧めするヒトって、いったい何を根拠にお勧めしてるんでしょうか。自分がいいからってヒトがいいとは限らない、そういうの片鱗も考えたことないのでしょうか。親切で言ってるのでしょうか。元々コマーシャルというのはそういうものなんですが…アレは儲けるために言ってます。儲けが先で、倫理的なことは後回し、それが企業というものの宿命です。電力をどうしようとかいう意見広告を出してますが(広告主は電力会社)、オマエらが企業努力しろ、という話ですわ。余計な金を使うんじゃねえ。
わたくしは、放射性物質に対して過剰に反応したいのではありません。仮に放射性物質のスポットがあっても、地球は動いているのだし空気の流れもあるだろうし、いつまでもそこが永遠にヤバい場所とは言えないとも理性でわかっている。ただこんなものができちゃったのは、何のせいなのかな?「たられば」を言えばキリがないとは存じておりますが、どうして日本のような土地に原子力発電所をあんなにたくさん作ったんでしょうか。これからも動かしたいのは何故なんでしょうか。誰が得して誰が損する、そういう話なんでしょうか。
あの大きな地震と津波のあと、東京の繁華街は本当に静かになりました。電車とクルマが走る音、ざわめきすらも静かだった。煌めくネオンもあちこちからかかる大音響の音楽も消えた街は、わたくしには案外不快ではなかった。淋しく感じるかたは多かったようですが、わたくしはあのような静寂が好きでしたよ。ちょっとヨーロッパの街っぽい雰囲気すらありました。1年近く経ってふと気がつくと、ネオンも音も帰ってきてしまったのだけれども。。。残念です。電気は重要だと思いますが、パチンコ屋の、外まで響く大音響が世界に必要だとは思いませんわ。美しくない。
でもそんなことが言えるのは、東京は、大きく揺れたけれども、津波に流されてないからです。福島で事故が起きて、電力の安定供給ができず、急遽電力を節約することになったからなんですよね。なくても暮らしに困らないものをあんなに無駄使いして…それが申し訳ないのです。
わたくしは、便利な生活を享受して安全と引き換えるのも、場合によってはアリだと思っています。何が何でも古い時代がいいとも思わない。何かを受け入れるときは、メリットもデメリットも同時に受け入れる。。。でもこれどうやら一般的な考えじゃないみたいですね(苦笑)人口が多い土地に原子力発電所を作らないのは、大きく利権が絡むせいで、安全かどうかなどはハナから関係なかったのだと思う。
最近の夏が暴力的なまでに暑くなって、エアコンがなければ死ぬ事態になってきました。すると益々、電力の重要性が増す訳ですが。わたくしには調べられなかったのですが、昨年夏、東●電力はどこの原子力発電所を動かしましたか?
日本は地勢的にも、地震や火山から逃れられない土地です。そんな島にたくさんのヒトが居着いて、段々と出来上がった国民性で真面目に真面目に働いて人生を過ごしてきたのです。これからもたいていのヒトは、真面目に黙々と働いてその人生を終えることでしょう。そんな小さな営みが、誰かの得のせいで失くなって欲しくないと思います。
ああ奥さん、堅苦しい話で申し訳ない。こんなたわ言ですが、ただお伝えしたかったことがあるとすれば、何かひとつを信じないで、価値観は多様に持ちましょうね生き残るために、という話です。
かつてオ●ム真理教という教団がありました(今でも形を変えて残っている)。わたくしのかつての住まいは本部がわりと近くにあったので、あの宗教団体が出来たばかりのころから段々と大きくなる姿を見てました。どう考えても馬鹿馬鹿しいのに、幹部と呼ばれるヒトたちが高学歴者ばかりなのが話題になりましたっけ。何かを信じるのは本人の自由ですが、ヒトサマに勧めちゃいけません。原子力も宗教もイデオロギーも化粧品も痩せる食品も、お勧めされたらいけません。選ぶのは常に自分であると、心得ましょう。自分を幸せにするのは自分自身(例え「子供がいて幸せなの~」と言っても、そのコを産み育てているのは自分)、大勢に流されて選んでも誰も責任を取ってはくれません。
客観性と価値観の多様性を維持しようとするのは、本当に難しいですが、なるべくココロかけていこうと考えております。
ああところで、コメント不可にしたのは、もしかして原子力の専門家に「そこは理論的に間違っている」と注意されるのを防ぐためではなく、専門家でもないただ考えが違うだけのヒトにそこは間違ってると指図されたくないからです(爆)お勧めされるかどうかは、わたくし自身が決めますし、わたくし自身はヒトサマに何もお勧めしません。奥さんはどうぞご自分のことはご自分で考えて、大事なものを選び抜いてくださいませ。
例えわたくしの考えが間違っていようとも、セシウムの半減期は約30年で、8年前に東北で起きた大きな地震と大きな津波は、事実ではないでしょうか。まあでも同じ事実を前にしても、ヒトは考え方が違うものなのも、よく存じておりますわ。だからこの件に関してどなたの意見も聴きたくない、まだ聴きたくないのです。わたくしがまだ傷ついているからです。黙っていたのは、良くなかったんではないかと、うっすらと後悔しているのです。。。
最後に、わたくしがリアルタイムで知る大きな自然災害、北海道南西沖地震、阪神淡路大震災、中越地震、3.11、熊本地震、北海道胆振東部地震(まだあったらごめんなさい)鬼怒川沿いと広島の土砂災害の被災者のかたがたに、お悔やみと、こころよりの応援を申し上げます。
たわ言にお付き合いいただいてありがとうございました。



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