2019.03/09 [Sat]
小デブの長襦袢事情。
ごきげんよう


花粉が絶頂ですね奥さん。
わたくしは1ヶ月半くらい前から花粉症のお薬を飲み始めたので、2月は全然なんともなく無事に過ごせていたのですが(花粉飛んでるの?飛んでないでしょう笑。みたいな不遜な態度でした。ごめんなさい)、もうね、3月に入ったら駄目です。薬の効果があってこれだもん、お薬なしで生きられる自信はありません。無菌室が必要です。普段からずっと見えない何かと闘い続けているわたくしのポンコツ免疫が、大量の花粉にさらされて、「ギブ!」とか言ってる訳ですよ。闘う必要もないのに闘ってヤラレてる。闘い過ぎて到頭、関節リウマチ症状まで出てしまいました。いつもはお薬で抑えているのにぃぃぃ。こういうの、ホントに馬鹿だと思います。わたくしの免疫系に頭脳はないとわかっておりますが(ってか、わたくしの一部なのですが)あまりの物わかりの悪さにイライラします。オマエが闘うのは見えない何かでも花粉でもなく、細菌やウィルスだっつーの!白血球が少なくてお困りの奥さんに、わたくしの異常に数が増えた白血球をお分けしたいっくらいです。世の中は上手くいかないものですね。。。
てな訳でいよいよ洗濯物も室内干し、極力外に出ず(仕事で外に出なくてはならないときはもっとつらかった。それを思えば今は、よほどのことがなければ外に出なくて済むのでずっとマシ)残り1ヶ月半を、覚悟を決めてとにかくやり過ごすのでございます。奥さんがたも頑張りましょう。
お出掛けした着物のネタがまだあるのですがここ最近、濃いいメンバーの着姿紹介が続いておりますので(ご存知ウチの義妹と友人★と)、ちょっと息抜き。
さて奥さんがたは、着物を着るとき、下着は長襦袢でしょうか、二部式襦袢でしょうか、半襦袢でしょうか。あ、美容ランジェリーってのもありましたね。
この、着物の中身、表に出る着物と同じくらい、各人の着心地の好みや着付けのやりかたの好みなどが反映されるのですねーーー。わたくしなどあまり世間を知らなかったころ、中に着るものはどれもあまり大差ないんじゃないかと考えておりましたけれども、不遜な考えでしたね。どうもすみません。
わたくしの周りでも、例えばウチの義妹は長襦袢派、長襦袢オンリーのヒトです。裄や袖丈が様々な長襦袢を数枚持っていて、着物の裄や袖丈に合わせて対応していますね。基本は正絹で、たまにポリエステルを着ます。夏はそれまではポリエステル絽でしたが、昨年本麻のを手に入れました。
友人★は二部式襦袢派です。身頃は木綿、袖と裾よけがポリエステルの、お洗濯のラクなアレです。以前はMサイズがちょうど良かったようですが、40代後半になって中年太りが出始めると、Lサイズが着やすくなりました。二部式ですので、裾の丈はいくらでも調節できるのです。袖の色が違うものを何枚か用意して、表に着る着物の種類に依って使い分けています。
わたくしは浮気度が高くて、長襦袢も着るし二部式も着るし半襦袢も着ます。年間を通して着分けております。あれもこれも、着たいのです。真冬の寒い間は、普段用には、正絹のマイサイズの長襦袢を着ています。たまにおされしたくて、袖の振りから見える襦袢の可愛さをアピールしたいときは、うそつき袖プラス半襦袢か、可愛いプリントのポリエステル長襦袢を。その後段々と汗ばむ4月5月になると身頃が木綿の二部式襦袢にシフトし、もっと暑くなる5月6月以降は本麻の長襦袢か木綿筒袖の半襦袢が着やすくなるのでした。
このようにあれこれ着たい欲張りな人間ですので、多少の苦労は甘んじて受け入れております。それは、わたくしが小デブなために生じる苦労です。どれもこれもマイサイズなら問題ありませんが、この世には、可愛くラブー♡な、プレタの長襦袢だって売っています。わたくしは腕の長い小デブなので、この場合大事なのは、身幅と裄です。するとLサイズかまたはそれ以上を選ばざるを得ません。
すると悲しいことに、身丈が長過ぎるのでした。プレタLサイズの長襦袢は身丈130センチ以上あって、身長158センチのわたくしには微妙に大き過ぎる。だけどわたくしは腕長小デブなので、身丈がちょうどいいプレタMサイズでは、身頃がぱつんぱつん、裄も足りなくてつんつるてんです。
わたくしは以前は、妙に完璧主義的な性格だったために、「適当に済ます」ことができませんでした。身丈が微妙に長いプレタLサイズ長襦袢を買っても、裾線をそれなりに整えるために長襦袢の腰紐で長さを調節して着たり、苦労をしておりました。そういう着方もできなくないのが逆に災いでした。できるけど、日々のことなのでめんどくさいです。めんどくさいので、段々と着なくなる。根がマメじゃないのです。するとせっかく柄が可愛くて手に入れたプレタの長襦袢は無駄に収納されるがまま。めんどくさいからです。
もったいないわ、めんどくさいわ、どっちもラクに解決できる方法はないのか。
そうしてようやっと、わたくしは「適当に済ます」ことを覚えたのでした。適当度ではまだまだかもしれませんが、むやみな完璧主義を捨てたら本当にラクになった。わたくしは元々、自分がそんなに完璧主義を持ち合わせているとは気付きませんでしたよ。もっと適当な人間だと思っていたのです。でも、思い込みとかこだわりとか、本当は自分にとって割とどうでもいいことを強く自分に課して、苦労していたのに気がついたのでした。
んで、何が言いたかったかというと。
長過ぎるプレタの長襦袢の裾は、折り上げて縫っちゃえばいいよねーーー。
なんなら「裁縫上手」で貼っちゃえばいいよねーーー。
長襦袢の身丈は、きちんと身頃で調節しなくてはいけないと、何故思い込んでいたのかな?もし直すならきちんと身頃で縫い直さないといけないと、何故思い込んでいたのかな?わたくしは着付けのプロでもなく和裁ができる訳でない、ただの普段着物好きなのに。
え、奥さんはもうとっくにわかってらした?
素晴らしいわーーー。
おかげさまでわたくしは、他所さまのブログで、「帯は結びにくければ切っちゃっていい。なんなら切りっぱなしでいい」とか「帯は手ぬぐいや好きな布を上から貼り付けちゃえばいい」とか(ま、基本は師匠なんですが。だから彼女は、師匠なのです)、様々なことを学び、実践してきました。ホントにそれで良かった。気になるかたは気にすればいいことで、気にならないかたは気にならない程度に手を抜く、そんなことがようやっとわかったのでございます。
んで昨年からぼちぼち、手持ちのプレタの長襦袢の裾を、わたくしサイズに裾上げしつつあります。着るのホントに楽チンです。深く考えない。こんなのが性に合うようでございます。
裾上げしたい線でちゃんとアイロンはかけたんですけど、縫い目はがたがたです(笑)ミシンで縫うともっとキレイかもしれませんが、わたくしはミシンが苦手ですのよ。手縫いのほうが、ラクなの(笑)ラクだからって、上手な訳じゃないんだ。そこがおもしろいとこですわ。
縫う代わりに「裁縫上手」でもいいし、両面テープでもいいですよね。
あら奥さんは、切ってしまう???
丈が長い分を切り捨てちゃえば良かった???
裾を解いて縫い直す、ってのもありますよね。そっちのほうがよほど丁寧だわ。
うーーーん、でもわたくしには、どっちもめんどくさかったんですよ。
ただ折り上げてざくざく縫うのが、わたくしのなけなしの良心(爆)せめてアイロンを出したのが精一杯でしたのよ(爆)
ここまではいいけどそこまではイヤ、みたいな(笑)本当にどうでもいいことなんだけれども(笑)そこに個人の本質が残る、みたいな感じ(笑)
大袈裟でしょうか。
。。。
。。。
。。。なーーーんてことを考えて、ヒマ潰しになるんですよね。平和ですね。
息抜きのはずだったのに、長文になっちゃったわーーー。
奥さん、どうも失礼しましたわ。
良い週末をお過ごしください。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html



花粉が絶頂ですね奥さん。
わたくしは1ヶ月半くらい前から花粉症のお薬を飲み始めたので、2月は全然なんともなく無事に過ごせていたのですが(花粉飛んでるの?飛んでないでしょう笑。みたいな不遜な態度でした。ごめんなさい)、もうね、3月に入ったら駄目です。薬の効果があってこれだもん、お薬なしで生きられる自信はありません。無菌室が必要です。普段からずっと見えない何かと闘い続けているわたくしのポンコツ免疫が、大量の花粉にさらされて、「ギブ!」とか言ってる訳ですよ。闘う必要もないのに闘ってヤラレてる。闘い過ぎて到頭、関節リウマチ症状まで出てしまいました。いつもはお薬で抑えているのにぃぃぃ。こういうの、ホントに馬鹿だと思います。わたくしの免疫系に頭脳はないとわかっておりますが(ってか、わたくしの一部なのですが)あまりの物わかりの悪さにイライラします。オマエが闘うのは見えない何かでも花粉でもなく、細菌やウィルスだっつーの!白血球が少なくてお困りの奥さんに、わたくしの異常に数が増えた白血球をお分けしたいっくらいです。世の中は上手くいかないものですね。。。
てな訳でいよいよ洗濯物も室内干し、極力外に出ず(仕事で外に出なくてはならないときはもっとつらかった。それを思えば今は、よほどのことがなければ外に出なくて済むのでずっとマシ)残り1ヶ月半を、覚悟を決めてとにかくやり過ごすのでございます。奥さんがたも頑張りましょう。
お出掛けした着物のネタがまだあるのですがここ最近、濃いいメンバーの着姿紹介が続いておりますので(ご存知ウチの義妹と友人★と)、ちょっと息抜き。
さて奥さんがたは、着物を着るとき、下着は長襦袢でしょうか、二部式襦袢でしょうか、半襦袢でしょうか。あ、美容ランジェリーってのもありましたね。
この、着物の中身、表に出る着物と同じくらい、各人の着心地の好みや着付けのやりかたの好みなどが反映されるのですねーーー。わたくしなどあまり世間を知らなかったころ、中に着るものはどれもあまり大差ないんじゃないかと考えておりましたけれども、不遜な考えでしたね。どうもすみません。
わたくしの周りでも、例えばウチの義妹は長襦袢派、長襦袢オンリーのヒトです。裄や袖丈が様々な長襦袢を数枚持っていて、着物の裄や袖丈に合わせて対応していますね。基本は正絹で、たまにポリエステルを着ます。夏はそれまではポリエステル絽でしたが、昨年本麻のを手に入れました。
友人★は二部式襦袢派です。身頃は木綿、袖と裾よけがポリエステルの、お洗濯のラクなアレです。以前はMサイズがちょうど良かったようですが、40代後半になって中年太りが出始めると、Lサイズが着やすくなりました。二部式ですので、裾の丈はいくらでも調節できるのです。袖の色が違うものを何枚か用意して、表に着る着物の種類に依って使い分けています。
わたくしは浮気度が高くて、長襦袢も着るし二部式も着るし半襦袢も着ます。年間を通して着分けております。あれもこれも、着たいのです。真冬の寒い間は、普段用には、正絹のマイサイズの長襦袢を着ています。たまにおされしたくて、袖の振りから見える襦袢の可愛さをアピールしたいときは、うそつき袖プラス半襦袢か、可愛いプリントのポリエステル長襦袢を。その後段々と汗ばむ4月5月になると身頃が木綿の二部式襦袢にシフトし、もっと暑くなる5月6月以降は本麻の長襦袢か木綿筒袖の半襦袢が着やすくなるのでした。
このようにあれこれ着たい欲張りな人間ですので、多少の苦労は甘んじて受け入れております。それは、わたくしが小デブなために生じる苦労です。どれもこれもマイサイズなら問題ありませんが、この世には、可愛くラブー♡な、プレタの長襦袢だって売っています。わたくしは腕の長い小デブなので、この場合大事なのは、身幅と裄です。するとLサイズかまたはそれ以上を選ばざるを得ません。
すると悲しいことに、身丈が長過ぎるのでした。プレタLサイズの長襦袢は身丈130センチ以上あって、身長158センチのわたくしには微妙に大き過ぎる。だけどわたくしは腕長小デブなので、身丈がちょうどいいプレタMサイズでは、身頃がぱつんぱつん、裄も足りなくてつんつるてんです。
わたくしは以前は、妙に完璧主義的な性格だったために、「適当に済ます」ことができませんでした。身丈が微妙に長いプレタLサイズ長襦袢を買っても、裾線をそれなりに整えるために長襦袢の腰紐で長さを調節して着たり、苦労をしておりました。そういう着方もできなくないのが逆に災いでした。できるけど、日々のことなのでめんどくさいです。めんどくさいので、段々と着なくなる。根がマメじゃないのです。するとせっかく柄が可愛くて手に入れたプレタの長襦袢は無駄に収納されるがまま。めんどくさいからです。
もったいないわ、めんどくさいわ、どっちもラクに解決できる方法はないのか。
そうしてようやっと、わたくしは「適当に済ます」ことを覚えたのでした。適当度ではまだまだかもしれませんが、むやみな完璧主義を捨てたら本当にラクになった。わたくしは元々、自分がそんなに完璧主義を持ち合わせているとは気付きませんでしたよ。もっと適当な人間だと思っていたのです。でも、思い込みとかこだわりとか、本当は自分にとって割とどうでもいいことを強く自分に課して、苦労していたのに気がついたのでした。
んで、何が言いたかったかというと。
長過ぎるプレタの長襦袢の裾は、折り上げて縫っちゃえばいいよねーーー。
なんなら「裁縫上手」で貼っちゃえばいいよねーーー。
長襦袢の身丈は、きちんと身頃で調節しなくてはいけないと、何故思い込んでいたのかな?もし直すならきちんと身頃で縫い直さないといけないと、何故思い込んでいたのかな?わたくしは着付けのプロでもなく和裁ができる訳でない、ただの普段着物好きなのに。
え、奥さんはもうとっくにわかってらした?
素晴らしいわーーー。
おかげさまでわたくしは、他所さまのブログで、「帯は結びにくければ切っちゃっていい。なんなら切りっぱなしでいい」とか「帯は手ぬぐいや好きな布を上から貼り付けちゃえばいい」とか(ま、基本は師匠なんですが。だから彼女は、師匠なのです)、様々なことを学び、実践してきました。ホントにそれで良かった。気になるかたは気にすればいいことで、気にならないかたは気にならない程度に手を抜く、そんなことがようやっとわかったのでございます。
んで昨年からぼちぼち、手持ちのプレタの長襦袢の裾を、わたくしサイズに裾上げしつつあります。着るのホントに楽チンです。深く考えない。こんなのが性に合うようでございます。
裾上げしたい線でちゃんとアイロンはかけたんですけど、縫い目はがたがたです(笑)ミシンで縫うともっとキレイかもしれませんが、わたくしはミシンが苦手ですのよ。手縫いのほうが、ラクなの(笑)ラクだからって、上手な訳じゃないんだ。そこがおもしろいとこですわ。
縫う代わりに「裁縫上手」でもいいし、両面テープでもいいですよね。
あら奥さんは、切ってしまう???
丈が長い分を切り捨てちゃえば良かった???
裾を解いて縫い直す、ってのもありますよね。そっちのほうがよほど丁寧だわ。
うーーーん、でもわたくしには、どっちもめんどくさかったんですよ。
ただ折り上げてざくざく縫うのが、わたくしのなけなしの良心(爆)せめてアイロンを出したのが精一杯でしたのよ(爆)
ここまではいいけどそこまではイヤ、みたいな(笑)本当にどうでもいいことなんだけれども(笑)そこに個人の本質が残る、みたいな感じ(笑)
大袈裟でしょうか。
。。。
。。。
。。。なーーーんてことを考えて、ヒマ潰しになるんですよね。平和ですね。
息抜きのはずだったのに、長文になっちゃったわーーー。
奥さん、どうも失礼しましたわ。
良い週末をお過ごしください。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


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- [ざっくりと着物の話2017~2019]
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ご存知身丈も裄もおそろしく短いなな吉です。
私はプレタは二部式でさえ着られません。
ネットショップやヤフオク!さんでマイ身丈で着物を検索すると普通の体型の方の長襦袢が表示されてしまう(もしくは男性の着物が出てくる)哀しみ。。
オラは襦袢を探しているじゃねえだあ!とPCに叫んでしまいまふ。。