2018.10/24 [Wed]
秋のお茶会でした@東京・護国寺
ごきげんよう


さてわたくしは10月の連休後、自宅の玄関先で階段からコケ落ちて怪我をした者でございます。
右脚の膝と左脚の膝から足首まで、流血の切り傷&打撲で、非常に情けないことになりました。もう悔やんでも悔やみ切れない(><)みなさまがたにも「骨折しなかったのがラッキー」と慰めていただきましたっけ。骨密度が高くて良かった!!!とはいえ、痛みでちょっとした動作も不自由で、ひたすら治るのを待っておりました。
けれども、身体の状態が自覚されるにつれて、わたくしにはある懸念が沸き起こった。
10月も半ば過ぎた日曜日に、大寄席の茶会が開催されるんだったのでございます。やけに顔の広い友人★の案内で、それに行くのは、既に8月には決定していたのでございます。
どーーーしよーーーーーー!?!?(><)
一緒に行くウチの義妹からは、
「10月のお出掛けはサローネと護国寺ね!華々しーーーい♡」
と楽しげに言われていたし、何を着ようかしら?との相談も受けておりました。
わたくしはとりあえず歩けることは歩けるのだし、義妹にぼっち参加をさせるのは忍びない。でもどう考えても、茶席で伊座って前に出るの、不可能みたいだけど。。。てかそもそも、茶室で正座するの、無理なんじゃね???
うううううーーーーーん(><)
今年は、護国寺で開催されるお茶会は、春にも行っております。あれは東京都主宰の、各流派がお席を出した大寄席のお茶会でしたっけ。だからもう年内は、無理して行かなくていいんじゃね?てな弱気な気持ちが湧いてきたのも事実でした。
喝!!!
弱気は駄目よね奥さん。
まあとにかく、会場までは行くざます。行って、実際にお茶席に入るのが無理そうだったら、義妹だけ茶室に入ってもらい、わたくしは外で待っていればよろし。この大寄席のお茶会ではお昼にお弁当が出るらしいので、お弁当食べに護国寺まで行くつもりでいいよねーーー。
などと内心ではココロを決めましたが、やはり揺れるココロでもありました。前日、試しに着物部屋(和室)で正座を試みたけれども撃沈。右膝はもうだいぶいいのです。流血の傷も治った。でも左脚の打撲は範囲が広い。痛くて、脚に体重をかけることができないのでした。
うううーーーーーーーん(><)
もう景気付けでいいのよ奥さん。いつも着ないような柔らかものの着物を着て、枯れ木も山の賑わいモードでいればいいのよ。とにかく現地に行けばいいのよ!!!
辰砂色(しんしゃいろ。日本の伝統色から)四季の花柄訪問着。
柄の部分は、金色の染料で糸目を描いて、花の部分は染料に膠だか(?染色はわかりませんわ失礼)加えてマットでゴムっぽい感じに仕上げた染めです。
昨年亡くなったわたくしの実妹の遺品。
実にわたくしらしくない色柄の訪問着です。わたくしが選んだら絶対こういうの買わないな(爆。わたくしと実妹は雰囲気も体型も全然違う姉妹でした)でも案外、大寄席のお茶会には相応しいかもよ~~景気付けにもいいかもよ~~と思ってチョイスしてみました。実妹の着物はほとんど着られたことがないので、陽の目を見せてからしまい込んでも可、という気持ちもありました。
扇面柄青銅箔の袋帯。
黄緑色の紋綸子地帯揚げ。
鉄納戸色高麗組み帯〆。

小物使いには自分の好みっつーか個性が出ちゃいますよね(^^;)実妹のために合わせていた袋帯や小物のセットだと、どうもわたくしには浮いちゃうというか、なんかそぐわない気がするのですわ。それぞれを別々に、違うものに合わせて使うならばまだいいんですけども。ふっしぎーー(笑)
なのでこの着物と合わせて購入したらしい袋帯や小物類は、わたくしがこの着物を着るときは使えません。和装における帯小物の占める影響力は大きいと思います。揺るがせにできないですねーー。
奥さんがたも、もし身内のかたの着物を譲り受けたら、それを着たいと思ったら、身内のかたの着ていたコーディネートは一旦リセットして、自分が着やすい組み合わせを見つけたらいいと思いますわ。いやマジで。
あれーー(^^;)後ろ姿がぐずぐずですまない(^^;)
お茶会なので、白襟白足袋。
着物の下のしつらえは、木綿さらし&身頃が木綿の二分式襦袢&すててこ。
ウチの義妹が撮りまくったわたくしの後ろ姿(爆)本当に後ろ姿のみでした(^^;)
真っ青な空。秋晴れの日。
日射しはありますがカラリとしていて、大汗かくこともなく過ごしやすかったです。
お茶会も盛況のようでした。
この日は日がいいのか、護国寺では法事やお葬式も行われていて、喪服を着た集団を乗せたカートを運転する法衣のお坊さんとすれ違う茶会に列席する華やかな着物のヒトたち、というシュールな光景があちこちで見られました。
さて懸案のお茶席ですが。。。
会場につくと、久しぶりに、本当に久しぶりにお会いするかたがたがあちらこちらにいらっさる。ふと気がついてチケットを見直すと、表千家東京支部某会主宰のお茶会だったのです(っつーか最初にチケットをよく見ろ)あっちのお茶席もこっちのお茶席も、全部表千家。なーーーるほど、ホーム、とまでは言い切れなくても、少なくともアウェイ感はありません。着物の胸に挟んだ懐紙と共に、みな同じ色の袱紗は、同じ門弟の証です。
ちょっと迷惑かけるかもよ~~?とは思ったのですが、辛抱たまらなくなって(苦笑)脚を怪我してること、正座が不自由であることを伝えて、茶室の角っこに入れてもらいました。
わたくしは念のために、この着物にはあまり相応しくないのを承知で、無印良品の利休型ナイロンバッグで行ったのです。バッグの中にお財布やらiPadやらのほか、行き帰りの電車で羽織るものを詰め込めて、いざというときお尻の下に敷けると思ったのでした。
事実、これはとても役に立ちました。大きさと厚みが左脚をかばって座るのにちょうどいい感じ。固くないのもラクです。茶室の角っこ、少し後ろに下がって、バッグを正座椅子の代わりに使い、体重は右足だけにかけて無事、お茶席を全うできました。菓子器が回ってきても隣のウチの義妹が取り分けてくれて、お茶椀が出されても、わたくしはお辞儀するだけで(苦笑)両隣のかたがたがお茶碗をわたくしの膝前まで引いてくださいます。
っつーか、本当に申し訳ない!!!なんて迷惑な客でしょうか。
お正客(しょうきゃく)と亭主のやりとりをぼんやり聞きつつ、秋らしい菊の和菓子(とらや!!!美味しい!!!)をいただいて、お薄をいただいたら、もうおしまいです。さあちょこっとだけお道具を拝見させてもらってから退席しよう。。。と思ったら、立てない!!!茶席には何も、支えになるようなものがないので、左足に体重をかけにくく身のこなしが若干不自由なわたくしは、ひとりで立ち上がることができないのでした。
でえええええええっっっっ(><)
実はこのときが最も、血の気が引いた瞬間(爆)
またしてもこのしょうもない迷惑な客は、両隣(片方はウチの義妹)にご迷惑かけまくって、腕をささえてもらってようやっと立ち上がれたのでした。もう礼を尽くしてお道具の拝見などできる身分ではござらん(><)回りの迷惑にならないように、早々に退席するのみです。ここまでは考えてなかった。まさか最後の最後にひとりで立てないなんて。
茶人というのはココロも身体も元気で健康でないと務まらないものでございます。奥さんはよくよくご注意くださいませ。
わたくしはこんな身体なのに、もう1席にも入ってしまいました。そちらは栗・栗・栗♡
その社中の大先生らしい男性(ちょーおしゃべり。ずっとしゃべってる。お道具自慢が楽しそう。笑)のお席でも、角っこに寄せてもらい、両隣(片側は義妹)に迷惑かけっぱなしでお茶もお菓子も美味しくちょうだいできました。ありがたやありがたや。もちろんひとりで立ち上がれなくて、支えてもらってようやっと立てた。なんつう迷惑な客でありましょうか。
お席のテンポも回転もよかったらしくて、知人のかたがたは4席入ったり5席入ったりと、お茶席を満喫なさったようです。
わたくしと義妹は2席&お昼のお弁当で充分堪能できました。
とても楽しい1日でした。
他所さまの着物姿もとりどりで、とっても眼福でした。
無理して行って、本当に良かったと思いました。
迷惑かけたけど!!!
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html

サローネであすか師匠の髪型を拝見してから(お帽子を被ったあの。ウチの義妹がとても気に入ってたあれ。笑)、ヒントにして結ってみた髪型です。
上下にブロッキングしてひっつめ三つ編みを2本編んだものを、ぐるぐる結んでます。三つ編みの最後はピンで留めて、黒いシュシュを巻きました。
うーーーん、この説明ではわからないだろうなあ(^^;)
わたくしは髪が少ないんですが、この方法だとちょっと量があるヒトに見えて嬉しい!!!
師匠、ありがとう!



さてわたくしは10月の連休後、自宅の玄関先で階段からコケ落ちて怪我をした者でございます。
右脚の膝と左脚の膝から足首まで、流血の切り傷&打撲で、非常に情けないことになりました。もう悔やんでも悔やみ切れない(><)みなさまがたにも「骨折しなかったのがラッキー」と慰めていただきましたっけ。骨密度が高くて良かった!!!とはいえ、痛みでちょっとした動作も不自由で、ひたすら治るのを待っておりました。
けれども、身体の状態が自覚されるにつれて、わたくしにはある懸念が沸き起こった。
10月も半ば過ぎた日曜日に、大寄席の茶会が開催されるんだったのでございます。やけに顔の広い友人★の案内で、それに行くのは、既に8月には決定していたのでございます。
どーーーしよーーーーーー!?!?(><)
一緒に行くウチの義妹からは、
「10月のお出掛けはサローネと護国寺ね!華々しーーーい♡」
と楽しげに言われていたし、何を着ようかしら?との相談も受けておりました。
わたくしはとりあえず歩けることは歩けるのだし、義妹にぼっち参加をさせるのは忍びない。でもどう考えても、茶席で伊座って前に出るの、不可能みたいだけど。。。てかそもそも、茶室で正座するの、無理なんじゃね???
うううううーーーーーん(><)
今年は、護国寺で開催されるお茶会は、春にも行っております。あれは東京都主宰の、各流派がお席を出した大寄席のお茶会でしたっけ。だからもう年内は、無理して行かなくていいんじゃね?てな弱気な気持ちが湧いてきたのも事実でした。
喝!!!
弱気は駄目よね奥さん。
まあとにかく、会場までは行くざます。行って、実際にお茶席に入るのが無理そうだったら、義妹だけ茶室に入ってもらい、わたくしは外で待っていればよろし。この大寄席のお茶会ではお昼にお弁当が出るらしいので、お弁当食べに護国寺まで行くつもりでいいよねーーー。
などと内心ではココロを決めましたが、やはり揺れるココロでもありました。前日、試しに着物部屋(和室)で正座を試みたけれども撃沈。右膝はもうだいぶいいのです。流血の傷も治った。でも左脚の打撲は範囲が広い。痛くて、脚に体重をかけることができないのでした。
うううーーーーーーーん(><)
もう景気付けでいいのよ奥さん。いつも着ないような柔らかものの着物を着て、枯れ木も山の賑わいモードでいればいいのよ。とにかく現地に行けばいいのよ!!!
辰砂色(しんしゃいろ。日本の伝統色から)四季の花柄訪問着。
柄の部分は、金色の染料で糸目を描いて、花の部分は染料に膠だか(?染色はわかりませんわ失礼)加えてマットでゴムっぽい感じに仕上げた染めです。
昨年亡くなったわたくしの実妹の遺品。
実にわたくしらしくない色柄の訪問着です。わたくしが選んだら絶対こういうの買わないな(爆。わたくしと実妹は雰囲気も体型も全然違う姉妹でした)でも案外、大寄席のお茶会には相応しいかもよ~~景気付けにもいいかもよ~~と思ってチョイスしてみました。実妹の着物はほとんど着られたことがないので、陽の目を見せてからしまい込んでも可、という気持ちもありました。
扇面柄青銅箔の袋帯。
黄緑色の紋綸子地帯揚げ。
鉄納戸色高麗組み帯〆。

小物使いには自分の好みっつーか個性が出ちゃいますよね(^^;)実妹のために合わせていた袋帯や小物のセットだと、どうもわたくしには浮いちゃうというか、なんかそぐわない気がするのですわ。それぞれを別々に、違うものに合わせて使うならばまだいいんですけども。ふっしぎーー(笑)
なのでこの着物と合わせて購入したらしい袋帯や小物類は、わたくしがこの着物を着るときは使えません。和装における帯小物の占める影響力は大きいと思います。揺るがせにできないですねーー。
奥さんがたも、もし身内のかたの着物を譲り受けたら、それを着たいと思ったら、身内のかたの着ていたコーディネートは一旦リセットして、自分が着やすい組み合わせを見つけたらいいと思いますわ。いやマジで。
あれーー(^^;)後ろ姿がぐずぐずですまない(^^;)
お茶会なので、白襟白足袋。
着物の下のしつらえは、木綿さらし&身頃が木綿の二分式襦袢&すててこ。
ウチの義妹が撮りまくったわたくしの後ろ姿(爆)本当に後ろ姿のみでした(^^;)
真っ青な空。秋晴れの日。
日射しはありますがカラリとしていて、大汗かくこともなく過ごしやすかったです。
お茶会も盛況のようでした。
この日は日がいいのか、護国寺では法事やお葬式も行われていて、喪服を着た集団を乗せたカートを運転する法衣のお坊さんとすれ違う茶会に列席する華やかな着物のヒトたち、というシュールな光景があちこちで見られました。
さて懸案のお茶席ですが。。。
会場につくと、久しぶりに、本当に久しぶりにお会いするかたがたがあちらこちらにいらっさる。ふと気がついてチケットを見直すと、表千家東京支部某会主宰のお茶会だったのです(っつーか最初にチケットをよく見ろ)あっちのお茶席もこっちのお茶席も、全部表千家。なーーーるほど、ホーム、とまでは言い切れなくても、少なくともアウェイ感はありません。着物の胸に挟んだ懐紙と共に、みな同じ色の袱紗は、同じ門弟の証です。
ちょっと迷惑かけるかもよ~~?とは思ったのですが、辛抱たまらなくなって(苦笑)脚を怪我してること、正座が不自由であることを伝えて、茶室の角っこに入れてもらいました。
わたくしは念のために、この着物にはあまり相応しくないのを承知で、無印良品の利休型ナイロンバッグで行ったのです。バッグの中にお財布やらiPadやらのほか、行き帰りの電車で羽織るものを詰め込めて、いざというときお尻の下に敷けると思ったのでした。
事実、これはとても役に立ちました。大きさと厚みが左脚をかばって座るのにちょうどいい感じ。固くないのもラクです。茶室の角っこ、少し後ろに下がって、バッグを正座椅子の代わりに使い、体重は右足だけにかけて無事、お茶席を全うできました。菓子器が回ってきても隣のウチの義妹が取り分けてくれて、お茶椀が出されても、わたくしはお辞儀するだけで(苦笑)両隣のかたがたがお茶碗をわたくしの膝前まで引いてくださいます。
っつーか、本当に申し訳ない!!!なんて迷惑な客でしょうか。
お正客(しょうきゃく)と亭主のやりとりをぼんやり聞きつつ、秋らしい菊の和菓子(とらや!!!美味しい!!!)をいただいて、お薄をいただいたら、もうおしまいです。さあちょこっとだけお道具を拝見させてもらってから退席しよう。。。と思ったら、立てない!!!茶席には何も、支えになるようなものがないので、左足に体重をかけにくく身のこなしが若干不自由なわたくしは、ひとりで立ち上がることができないのでした。
でえええええええっっっっ(><)
実はこのときが最も、血の気が引いた瞬間(爆)
またしてもこのしょうもない迷惑な客は、両隣(片方はウチの義妹)にご迷惑かけまくって、腕をささえてもらってようやっと立ち上がれたのでした。もう礼を尽くしてお道具の拝見などできる身分ではござらん(><)回りの迷惑にならないように、早々に退席するのみです。ここまでは考えてなかった。まさか最後の最後にひとりで立てないなんて。
茶人というのはココロも身体も元気で健康でないと務まらないものでございます。奥さんはよくよくご注意くださいませ。
わたくしはこんな身体なのに、もう1席にも入ってしまいました。そちらは栗・栗・栗♡
その社中の大先生らしい男性(ちょーおしゃべり。ずっとしゃべってる。お道具自慢が楽しそう。笑)のお席でも、角っこに寄せてもらい、両隣(片側は義妹)に迷惑かけっぱなしでお茶もお菓子も美味しくちょうだいできました。ありがたやありがたや。もちろんひとりで立ち上がれなくて、支えてもらってようやっと立てた。なんつう迷惑な客でありましょうか。
お席のテンポも回転もよかったらしくて、知人のかたがたは4席入ったり5席入ったりと、お茶席を満喫なさったようです。
わたくしと義妹は2席&お昼のお弁当で充分堪能できました。
とても楽しい1日でした。
他所さまの着物姿もとりどりで、とっても眼福でした。
無理して行って、本当に良かったと思いました。
迷惑かけたけど!!!
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html

サローネであすか師匠の髪型を拝見してから(お帽子を被ったあの。ウチの義妹がとても気に入ってたあれ。笑)、ヒントにして結ってみた髪型です。
上下にブロッキングしてひっつめ三つ編みを2本編んだものを、ぐるぐる結んでます。三つ編みの最後はピンで留めて、黒いシュシュを巻きました。
うーーーん、この説明ではわからないだろうなあ(^^;)
わたくしは髪が少ないんですが、この方法だとちょっと量があるヒトに見えて嬉しい!!!
師匠、ありがとう!
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- [茶道・お茶事の記録と着物]
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好きなんですよねぇ訪問着とか留め袖とか。←柄が大きめで落ち着くw
お脚、後々響きますよね。お大事になさって下さいませ。