2018.09/17 [Mon]
小紋長着を長羽織にするミッション。仕立て上がりました(^^)
ごきげんよう


久しぶりに暑い@首都圏西部。
世間さまは3連休であるのだなあ。ウチの極小会社にはそういうのない(^^;)3連休できるようになったら、それはヤバいとき(爆)もしくは引退したときでしょうか。貧乏ヒマなし、ありがたいことですわ。
先週末、ようやっとお馴染み東京日本橋馬喰町の、着物問屋さんに出向いたのでございます。
4月ころのキャンペーンで、義妹の着物を洗いに出して、それっきり。実はすっかり忘れ果てていたのです。何しろ自分のじゃないので(爆)お馴染みの担当さんは、その間何度かお電話くだすってたのですが、そのときも義妹の着物の話などいっこも出なくて(爆)話し合うのはわたくしが同じときに持ち込んだ、仕立て替えのブツの件ばかりでありました。
ひとつは、小紋長着から長羽織へ。
もうひとつは、単衣の結城紬を袷に。
長羽織に仕立てるほうは、羽裏も同時に持ち込んでいたので、表地の解き洗い張りが済んだら、すぐに仕立て替えに回してもらえました。そちらはとっくに出来上がって、引き取りを待ってくれてます。
単衣から袷に仕立て替えする紬のほうは、洗い張りは済んでいますがそれだけでした。わたくしが出向いて八掛の色を決めなくてはこの先に進めなかったのですわ。この夏は暑くて暑くて気分も乗らなかったので、そういった決めごとも支払いも(爆)全部放置してました。
でもそろそろ秋が見えて来ました。
この先急にお天気が変わって、いつ着たくなっても大丈夫なように。。。とりあえず出来上がっている物件・長羽織を、やっとこさ重い腰を上げて受け取りに行ったのでありました。どんだけ腰が重いんだ自分。ついでに、義妹の洗いが済んだ袷の着物も引き取って、完了(笑)
この柄大好きだったんですよね。
もうどのくらいまえになるか(15年くらい?)、アンティークっぽい柄の長羽織が欲しくて、お馴染み着物問屋さんで反物を見つけたのですけれども、現実に顔に当ててみたら、小紋長着にしても遜色ないんじゃないの?ってな気持ちになった。わたくしったら、本当は長羽織が欲しかったくせに、反物を前にしたら、小紋反物をいきなり長羽織にするのはもったいないんじゃないかしら?(長羽織にすると生地の余りが中途半端に出るのがもったいないんじゃないかしら?)ってな、急にもったいない気持ちになってしまい、長着に仕立てたのでございます。
わたくしを知る奥さんがたは、わたくしがあまり柔らかもの小紋を着ない人間であるとよく存じてくだすってると思いますが、その通り!!!わたくしは昔から、柔らかもの小紋はあまり着ない。お手頃価格だったり色柄が気に入ったりしてつい買っちゃったこともあるんですけど、でも結果的にはあまり着ない。するととてもコストパフォーマンスが悪いことになり、わたくしの気持ちにしこりを作り、箪笥の中を想うと若干忸怩たる想いになる。。。
若いころ何となく好きで買った柔らかもの小紋も、仕立て替えできる色柄素材のものは、ほぼ長羽織に仕立て替えてしまいました。ひとつひとつ若干時間はかかったけれども、長羽織に仕立て替えたら、取っ替え引っ替え楽しめる羽織ものとして、非常に役に立っております。
でもね、若いころの小紋はいいのです。若いころそれなりに着たし、買ってから時間も経っているので、仕立て替えても損した気がしない。
んで、手持ちの柔らかもの小紋長着の中でも、特に気になっていたこちら。買ったのはさほど昔じゃない(15年が最近のことだと感じてしまう、いいトシぶっこいたヒトあるある)お値段もそれなりに良かったせいもあって、元々長羽織にするために買ったのについもったいないお化けが降臨してしまい、結果的にもっともったいないことになってしまったこの小紋長着を、当時の阿呆なわたくしの失敗をようやっと正面に見つめることができて、長羽織に仕立て替えしたのでございます。
大袈裟(爆笑)
だけど本心ですわ奥さん。
わたくしはどうやら、買いもの、好きなものを選ぶこと自体に後悔はないのです。いつだって。好きなものにはあまり振れ幅がない。なのに着物の場合、反物を買ったあとにそれを仕立てる作業が必ずついて回ります。そのとき、目が眩んじゃうことがある。自分にとっては単衣に仕立てたほうが良さそうだったのに世間の意見を聞いて袷にしてしまった結果あまり着ない、あとで単衣に仕立て替える、とか、リサイクルで買ってそんなに手を掛ける必要がなかったはずなのに、つい手を掛け過ぎてしまい、むやみなお金が出て行く、とか(号泣)ずいぶんとあとになって「あああのときの選択はもしかして失敗だったかしら。。。?(遠い目)」とうっすら想うことがありますわ。よく、着物初心者のころ買ったものに後悔や勉強代が多いと聞きますけれども。。。わたくしの場合の勉強代は、こういったお手入れ代や仕立て代でしょうか。痛い(><)。
あら、また、長羽織をご紹介したかっただけなのに、長々ぐるぐると、脳内タダ漏れさせてしまって申し訳ないですわ(苦笑)ああでも奥さんがたには、同じ轍を踏んで欲しくないの(っつーか、同じようなマネをして後悔なさってるかたってどれくらいいらっさるのかしら?わたくしだけが阿呆ちゃうの?)わたくしの屍を越えて行け!!!
こちらの小紋長着は、それなりに着ましたよ。
ブログを初めてからも何回か着てるので、過去記事リンクしときますわ(
こちら)。。。あら!?最後に着たの3年も前だーーー。驚いた。
小紋長着のままでまったく問題なかったと思います。いいトシぶっこいたわたくしでもまだまだ着られたと思う。だからこそ、仕立て替えする決断が遅れてしまったんですけどねーー(^^;)
ああでもやーーーっと、当初の目論見通りに、長羽織にできた。
大事にしたいと思います。デビューも楽しみです。
長羽織の愉しみのひとつは、羽裏ですよねーーー奥さん。
国芳の猫にしたの


可愛ええええええっっっっっ
こちらの羽裏は、長襦袢生地を切り売りしてくれる京都の業者さん。小紋長着、小紋反物から長羽織を作る場合、折り返しを多く取れるので、羽裏は最低4.4メートルあると作れます。無双の替え袖を作る用に販売されている長襦袢生地で充分対応可能でした。こちらのは、羽裏分(5.8メートル)として切り売りしていたものです。仕立て上がったとき少しだけ生地の余りがでました。ご参考までに。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html



久しぶりに暑い@首都圏西部。
世間さまは3連休であるのだなあ。ウチの極小会社にはそういうのない(^^;)3連休できるようになったら、それはヤバいとき(爆)もしくは引退したときでしょうか。貧乏ヒマなし、ありがたいことですわ。
先週末、ようやっとお馴染み東京日本橋馬喰町の、着物問屋さんに出向いたのでございます。
4月ころのキャンペーンで、義妹の着物を洗いに出して、それっきり。実はすっかり忘れ果てていたのです。何しろ自分のじゃないので(爆)お馴染みの担当さんは、その間何度かお電話くだすってたのですが、そのときも義妹の着物の話などいっこも出なくて(爆)話し合うのはわたくしが同じときに持ち込んだ、仕立て替えのブツの件ばかりでありました。
ひとつは、小紋長着から長羽織へ。
もうひとつは、単衣の結城紬を袷に。
長羽織に仕立てるほうは、羽裏も同時に持ち込んでいたので、表地の解き洗い張りが済んだら、すぐに仕立て替えに回してもらえました。そちらはとっくに出来上がって、引き取りを待ってくれてます。
単衣から袷に仕立て替えする紬のほうは、洗い張りは済んでいますがそれだけでした。わたくしが出向いて八掛の色を決めなくてはこの先に進めなかったのですわ。この夏は暑くて暑くて気分も乗らなかったので、そういった決めごとも支払いも(爆)全部放置してました。
でもそろそろ秋が見えて来ました。
この先急にお天気が変わって、いつ着たくなっても大丈夫なように。。。とりあえず出来上がっている物件・長羽織を、やっとこさ重い腰を上げて受け取りに行ったのでありました。どんだけ腰が重いんだ自分。ついでに、義妹の洗いが済んだ袷の着物も引き取って、完了(笑)
この柄大好きだったんですよね。
もうどのくらいまえになるか(15年くらい?)、アンティークっぽい柄の長羽織が欲しくて、お馴染み着物問屋さんで反物を見つけたのですけれども、現実に顔に当ててみたら、小紋長着にしても遜色ないんじゃないの?ってな気持ちになった。わたくしったら、本当は長羽織が欲しかったくせに、反物を前にしたら、小紋反物をいきなり長羽織にするのはもったいないんじゃないかしら?(長羽織にすると生地の余りが中途半端に出るのがもったいないんじゃないかしら?)ってな、急にもったいない気持ちになってしまい、長着に仕立てたのでございます。
わたくしを知る奥さんがたは、わたくしがあまり柔らかもの小紋を着ない人間であるとよく存じてくだすってると思いますが、その通り!!!わたくしは昔から、柔らかもの小紋はあまり着ない。お手頃価格だったり色柄が気に入ったりしてつい買っちゃったこともあるんですけど、でも結果的にはあまり着ない。するととてもコストパフォーマンスが悪いことになり、わたくしの気持ちにしこりを作り、箪笥の中を想うと若干忸怩たる想いになる。。。
若いころ何となく好きで買った柔らかもの小紋も、仕立て替えできる色柄素材のものは、ほぼ長羽織に仕立て替えてしまいました。ひとつひとつ若干時間はかかったけれども、長羽織に仕立て替えたら、取っ替え引っ替え楽しめる羽織ものとして、非常に役に立っております。
でもね、若いころの小紋はいいのです。若いころそれなりに着たし、買ってから時間も経っているので、仕立て替えても損した気がしない。
んで、手持ちの柔らかもの小紋長着の中でも、特に気になっていたこちら。買ったのはさほど昔じゃない(15年が最近のことだと感じてしまう、いいトシぶっこいたヒトあるある)お値段もそれなりに良かったせいもあって、元々長羽織にするために買ったのについもったいないお化けが降臨してしまい、結果的にもっともったいないことになってしまったこの小紋長着を、当時の阿呆なわたくしの失敗をようやっと正面に見つめることができて、長羽織に仕立て替えしたのでございます。
大袈裟(爆笑)
だけど本心ですわ奥さん。
わたくしはどうやら、買いもの、好きなものを選ぶこと自体に後悔はないのです。いつだって。好きなものにはあまり振れ幅がない。なのに着物の場合、反物を買ったあとにそれを仕立てる作業が必ずついて回ります。そのとき、目が眩んじゃうことがある。自分にとっては単衣に仕立てたほうが良さそうだったのに世間の意見を聞いて袷にしてしまった結果あまり着ない、あとで単衣に仕立て替える、とか、リサイクルで買ってそんなに手を掛ける必要がなかったはずなのに、つい手を掛け過ぎてしまい、むやみなお金が出て行く、とか(号泣)ずいぶんとあとになって「あああのときの選択はもしかして失敗だったかしら。。。?(遠い目)」とうっすら想うことがありますわ。よく、着物初心者のころ買ったものに後悔や勉強代が多いと聞きますけれども。。。わたくしの場合の勉強代は、こういったお手入れ代や仕立て代でしょうか。痛い(><)。
あら、また、長羽織をご紹介したかっただけなのに、長々ぐるぐると、脳内タダ漏れさせてしまって申し訳ないですわ(苦笑)ああでも奥さんがたには、同じ轍を踏んで欲しくないの(っつーか、同じようなマネをして後悔なさってるかたってどれくらいいらっさるのかしら?わたくしだけが阿呆ちゃうの?)わたくしの屍を越えて行け!!!
こちらの小紋長着は、それなりに着ましたよ。
ブログを初めてからも何回か着てるので、過去記事リンクしときますわ(

こちら)。。。あら!?最後に着たの3年も前だーーー。驚いた。
小紋長着のままでまったく問題なかったと思います。いいトシぶっこいたわたくしでもまだまだ着られたと思う。だからこそ、仕立て替えする決断が遅れてしまったんですけどねーー(^^;)
ああでもやーーーっと、当初の目論見通りに、長羽織にできた。
大事にしたいと思います。デビューも楽しみです。
長羽織の愉しみのひとつは、羽裏ですよねーーー奥さん。
国芳の猫にしたの



可愛ええええええっっっっっ
こちらの羽裏は、長襦袢生地を切り売りしてくれる京都の業者さん。小紋長着、小紋反物から長羽織を作る場合、折り返しを多く取れるので、羽裏は最低4.4メートルあると作れます。無双の替え袖を作る用に販売されている長襦袢生地で充分対応可能でした。こちらのは、羽裏分(5.8メートル)として切り売りしていたものです。仕立て上がったとき少しだけ生地の余りがでました。ご参考までに。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html
スポンサーサイト
- at 14:10
- [ざっくりと着物の話2017~2019]
- TB(0) |
- CO(14)
- [Edit]
No title
この小紋素敵ですねぇ。ため息でるほど好み❤️黒地にアンティークっぽい色柄がたま様にお似合い…と、思うのですが自分にしっくり来なきゃどうしようもありませんわね。ああ、羽裏が、羽裏がオシャレ過ぎるぅ。とびきりの羽織に変身してこの先ずぅっと活躍する一枚になりそう。どんなコーデになるのか楽しみです。
ええ、もう還暦になった日にゃこの前が30年前なんて当たり前。でも好きだったり慣れしてしんできた俳優さんや有名人が次々亡くなって凹みだすのも還暦なのかしら?樹木希林さんが亡くなってガックリしています。なんとなく日本と言う国の精神的支柱がまた一本崩れたような(ToT)で、亭主に「清水寺の大西良慶貫主が亡くなって以来のショックだわ」と言うと七歳年上の亭主に「お前の例え古すぎてわからん」…あらぁ?