2018.02/09 [Fri]
ウチの夫の退院に付き合う着物、その3
ごきげんよう


ウチの夫の骨折シリーズ、じゃねえ、入院シリーズ(タイトルが定まらない。爆)ラストです。
わたくしってば今回の夫の入院で初めて知ったんですけど、病院の入退院って昼の12:00基点なんですって?少なくとも夫が入院した大手総合病院はそうでした。なので夫の場合は13:00入院の指示がありましたけれども、仮に何時に入院しても、次の日の昼までで1泊とカウントするんだそうな。へえ。
ってな訳で退院は11:00です。昼を過ぎたら次の1泊分をカウントされちゃうからです。
朝食を済ませると(待ち遠しい待ち遠しいご飯!!!実に36時間の絶食であった)手術した部位を担当医に診てもらって、オッケーサインが出たらいよいよ退院です。看護士さんにお手伝いしてもらって病室を整理してのち、リハビリへ。がちがちに固まった左腕もマッサージしてもらって、身もココロも軽やかに、わたくしが迎えに行ったころには、もうほとんど痛くはない様子でした。
あんなに大騒ぎしたのになーー(笑)回復力ハンパなーーーい(笑)
次は約1週間後に、縫った傷口の抜糸、ってか、ホチキスでとめたの金具を抜くのは抜鉤(ばっこう)というそうな。タメになるねえ(笑)その抜鉤(ばっこう)をします。リハビリの予約も入ってます。数センチの傷口にホチキス止めってのは、呆れるほど乱暴だと思うけれども、まあ繋がってればいいのだな、人体ってのは案外ラフなものだな、と感心しますわ。わたくしが手術されたときは縫い目がわかりにくくなるように気を使って縫ってもらって(わたくしはもういいトシぶっこきに片足はまっていたので、綺麗な縫い目とかあまり気にしなかったけれども、お医者さんは気にしてくれた)あれは柔らかい胴体だったから?骨がらみだとホチキスなのかな?わかりません。
病院をチェックアウトして支払いしました。手術をしたので1ヵ月の高額医療に該当します。入院前に限度額認定証とかいう書類を準備すると支払額が最初から少なく済むらしかったのですけれども、社会保険組合に連絡したら(ウチの夫の極小会社はこんなんでも一応法人なので、健康保険は社会保険に加入)、必要書類を郵送で行き来させるのでちょっと時間がかかるのですわ。国民健康保険ならば住民票のある自治体の窓口ですぐに発行されるみたいですけど。ウチの夫の場合は入院までに間に合わなかったので、病院にかかった分は全額自分で支払い、のちに必要書類を揃えて社会保険組合に高額医療費返還の手続きをします。
それにしてもそこそこの金額は自腹ですわ。保険に入ってたのがうまいこと使えるみたいで幾ばくかは支払ってもらえますけれども、突然突きつけられる10万円以上の支払いのお金はやっぱりキビシいのよ、奥さん。病院にお世話になるような事態はなるべく避けたほうがよろし(っつーか難病指定されてる身で言えることかっつーの。笑)。それでも怪我は突然にやって来ます。運を天に任せて神頼みするしかありません。日々楽しく笑って過ごして、福を呼ぶ作戦がよろしいかと存じます。
とにかく健康が何より大事だとしみじみして、ニッポンの医療に感心して、この稿を終えますわ。

細かい柄の本場泥藍大島紬。9マルキ旗印。
今季のわたくしの、壁になれて主張しない認定のヘビロテ紬。
パウダーピンク地に梅と菊柄の九寸名古屋帯。
梅の柄のほうが出るように結びます。季節だね。
塩瀬地に梅柄刺繍半襟。
帯の柄とリンク。
鶯色×ベンガラ色ぼかし帯揚げ。
焦げ茶の丸組帯〆。
水色地に黒猫柄たびっくす。
帯は、梅と菊の柄だけれども、梅の季節にしか締めてない気がします。この明るいピンク色が早春に相応しい気がして。今回の帯揚げは初おろしで(実妹から引き取った着物の入った、桐の箱の底から救い出した。タグつき未使用品でした。ウチの実家の母親が選んだはずだけれども、いったい実妹のどの着物に合わせるつもりだったんだろ???謎ーーー。帯〆はないしーーー。爆)このぼかしの色具合は冬の色目だよね、と感じていたものです。帯〆を手持ちの焦げ茶色にして、「早春らしい帯、だけれども未だ春は遠い。だって雪が積もってるもん」な雰囲気を出しております(ホントか?爆)。
わたくしは実は、茶色が苦手です。若いときからお洋服も絶対茶系は買わなかった。靴やバッグなど皮革製品も茶系は持ってませんでした。とにかく苦手だったから。なんかね、茶色ってバリエーションが多くて、それらを系統立てて管理するのが面倒くさかったんですよね。赤みの茶系と黄みの茶系だけみてもまったく系統が違いますもん。今でも茶色の洋服(&靴&バッグ)はいっさい着ません。
そんなわたくしですが、着物の小物では、茶色って案外役に立つ、ニュアンスのある色目だなーーーなどと感じております。江戸の「四十八茶百鼠」と言うほどだから、着物関係では茶色馴染みがいいような気はするのです。苦手だけど。それでたまに今回のように、ピンク色を活かせたりすると、とても嬉しいのでした。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html
さてこのたびの夫の怪我で、何回か病院に行くことになり、わたくしもこのような姿で病院内をうろついていたのですけれども、着ているものに関して言及されたのは1回だけでした。
病棟のエレベーターに夫と乗ったとき、他の階にお見舞いにみえたご年輩のご婦人がたふたりに、
「あら、いい着物ね」
と言われた。
「。。。えっっっ」
若干固まると、
「わかるわよ。いい着物よ」
と(笑)それきりふたりのご婦人は自分たちの話に戻ったのでした。
日頃常々感じているのですけれども、案外ヒトは、他人の着るものなど関心がないと思います。東京という場所柄かもしれませんが。。。こういうユルい感じが好きです。ありがたいことですわ。



ウチの夫の骨折シリーズ、じゃねえ、入院シリーズ(タイトルが定まらない。爆)ラストです。
わたくしってば今回の夫の入院で初めて知ったんですけど、病院の入退院って昼の12:00基点なんですって?少なくとも夫が入院した大手総合病院はそうでした。なので夫の場合は13:00入院の指示がありましたけれども、仮に何時に入院しても、次の日の昼までで1泊とカウントするんだそうな。へえ。
ってな訳で退院は11:00です。昼を過ぎたら次の1泊分をカウントされちゃうからです。
朝食を済ませると(待ち遠しい待ち遠しいご飯!!!実に36時間の絶食であった)手術した部位を担当医に診てもらって、オッケーサインが出たらいよいよ退院です。看護士さんにお手伝いしてもらって病室を整理してのち、リハビリへ。がちがちに固まった左腕もマッサージしてもらって、身もココロも軽やかに、わたくしが迎えに行ったころには、もうほとんど痛くはない様子でした。
あんなに大騒ぎしたのになーー(笑)回復力ハンパなーーーい(笑)
次は約1週間後に、縫った傷口の抜糸、ってか、ホチキスでとめたの金具を抜くのは抜鉤(ばっこう)というそうな。タメになるねえ(笑)その抜鉤(ばっこう)をします。リハビリの予約も入ってます。数センチの傷口にホチキス止めってのは、呆れるほど乱暴だと思うけれども、まあ繋がってればいいのだな、人体ってのは案外ラフなものだな、と感心しますわ。わたくしが手術されたときは縫い目がわかりにくくなるように気を使って縫ってもらって(わたくしはもういいトシぶっこきに片足はまっていたので、綺麗な縫い目とかあまり気にしなかったけれども、お医者さんは気にしてくれた)あれは柔らかい胴体だったから?骨がらみだとホチキスなのかな?わかりません。
病院をチェックアウトして支払いしました。手術をしたので1ヵ月の高額医療に該当します。入院前に限度額認定証とかいう書類を準備すると支払額が最初から少なく済むらしかったのですけれども、社会保険組合に連絡したら(ウチの夫の極小会社はこんなんでも一応法人なので、健康保険は社会保険に加入)、必要書類を郵送で行き来させるのでちょっと時間がかかるのですわ。国民健康保険ならば住民票のある自治体の窓口ですぐに発行されるみたいですけど。ウチの夫の場合は入院までに間に合わなかったので、病院にかかった分は全額自分で支払い、のちに必要書類を揃えて社会保険組合に高額医療費返還の手続きをします。
それにしてもそこそこの金額は自腹ですわ。保険に入ってたのがうまいこと使えるみたいで幾ばくかは支払ってもらえますけれども、突然突きつけられる10万円以上の支払いのお金はやっぱりキビシいのよ、奥さん。病院にお世話になるような事態はなるべく避けたほうがよろし(っつーか難病指定されてる身で言えることかっつーの。笑)。それでも怪我は突然にやって来ます。運を天に任せて神頼みするしかありません。日々楽しく笑って過ごして、福を呼ぶ作戦がよろしいかと存じます。
とにかく健康が何より大事だとしみじみして、ニッポンの医療に感心して、この稿を終えますわ。

細かい柄の本場泥藍大島紬。9マルキ旗印。
今季のわたくしの、壁になれて主張しない認定のヘビロテ紬。
パウダーピンク地に梅と菊柄の九寸名古屋帯。
梅の柄のほうが出るように結びます。季節だね。
塩瀬地に梅柄刺繍半襟。
帯の柄とリンク。
鶯色×ベンガラ色ぼかし帯揚げ。
焦げ茶の丸組帯〆。
水色地に黒猫柄たびっくす。
帯は、梅と菊の柄だけれども、梅の季節にしか締めてない気がします。この明るいピンク色が早春に相応しい気がして。今回の帯揚げは初おろしで(実妹から引き取った着物の入った、桐の箱の底から救い出した。タグつき未使用品でした。ウチの実家の母親が選んだはずだけれども、いったい実妹のどの着物に合わせるつもりだったんだろ???謎ーーー。帯〆はないしーーー。爆)このぼかしの色具合は冬の色目だよね、と感じていたものです。帯〆を手持ちの焦げ茶色にして、「早春らしい帯、だけれども未だ春は遠い。だって雪が積もってるもん」な雰囲気を出しております(ホントか?爆)。
わたくしは実は、茶色が苦手です。若いときからお洋服も絶対茶系は買わなかった。靴やバッグなど皮革製品も茶系は持ってませんでした。とにかく苦手だったから。なんかね、茶色ってバリエーションが多くて、それらを系統立てて管理するのが面倒くさかったんですよね。赤みの茶系と黄みの茶系だけみてもまったく系統が違いますもん。今でも茶色の洋服(&靴&バッグ)はいっさい着ません。
そんなわたくしですが、着物の小物では、茶色って案外役に立つ、ニュアンスのある色目だなーーーなどと感じております。江戸の「四十八茶百鼠」と言うほどだから、着物関係では茶色馴染みがいいような気はするのです。苦手だけど。それでたまに今回のように、ピンク色を活かせたりすると、とても嬉しいのでした。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html
さてこのたびの夫の怪我で、何回か病院に行くことになり、わたくしもこのような姿で病院内をうろついていたのですけれども、着ているものに関して言及されたのは1回だけでした。
病棟のエレベーターに夫と乗ったとき、他の階にお見舞いにみえたご年輩のご婦人がたふたりに、
「あら、いい着物ね」
と言われた。
「。。。えっっっ」
若干固まると、
「わかるわよ。いい着物よ」
と(笑)それきりふたりのご婦人は自分たちの話に戻ったのでした。
日頃常々感じているのですけれども、案外ヒトは、他人の着るものなど関心がないと思います。東京という場所柄かもしれませんが。。。こういうユルい感じが好きです。ありがたいことですわ。
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No title
ほんのりピンクの帯、可愛いですね^^
限度額認定証、国民健康保険では毎年7月になると新しいのを発行してもらえるため、7月1か月間の申請数がすごいそうです。
いざ入院となったときに申請するより事前に持っていたほうが安心だからでしょうね。
私の友人も昨年手指を骨折しましたし、骨折注意報発令しております。
たま様もご自愛くださいね。
なな吉