2018.01/23 [Tue]
京都丸紅の展示会『美展』に行ったった
ごきげんよう







昨日はホントに雪になりました!雪国のかたがたには申し訳ないほどですが、このくらい積もると東京の機能はかなり削がれます。大雪!!!非常事態!!!と言っちゃっていいのでした。
雪が積もる前にやることやっちゃわないと!と、若干焦って食材の買い出しとか(冷蔵庫はいい具合にからっぽ)灯油を買いに行ったりしましたわ。お籠りする気満々。。。とはいえ、このあとはしばらく晴れが続いて、フツーに出掛けられるんですけどね(´ー`)
毎年恒例、年に1回の『美展』の時季がやって参りました。
お馴染みの着物問屋の担当さんが招いてくれます。
わたくしは買いものしないので単なる人数稼ぎ(多少は担当さんのためになる)ですが、こういう機会に京都丸紅が仕舞い込んでるありがたいお宝をタダで見物させてもらい(学芸員の解説付き。写真厳禁)、ついでに京都丸紅が扱うちょーお高い新作着物も見物させてもらうのです。

目の肥えた、着物を商うヒトたちに見られてもいい、自慢できる着物を着て行きます(笑)
ピンク系草木染め格子柄信州伊那紬。
60歳になったら着ようと40代のときに買い込んだ紬を、妄想コーデだけにしとくのはもったいないので(
こちら参照のこと)、意を決して(大袈裟)初おろししました。
しつけ糸を外すと気分も盛り上がります。
黒地に青い猫絞りの九寸名古屋帯。
名付けて「蒼猫」。
場所が場所だし、帯もいい帯締めとかないとねーーー(笑)とはいえ知らないヒトたち相手にするならやっぱり猫は外せないよねーー、とセレクト。
白地にマルチ水玉柄帯揚げ。
ゆっち先輩からのいただきもの。
ターコイズ×紫色×黒×深紅の帯〆。
ほ~さまからのいただきもの。
いい着物&帯(当社比)なんだけれども。。。これであまり普段とテイストが変わらなくなった(爆)小物使いで如何にもお上品とか「美しいキモノ」系にもなりますが、わたくしはそういうキャラじゃない。そこは譲れないです(笑)
(昨年の着物は
こちら。一昨年の着物は
こちら)
ひめ吉さんちの刺繍半襟『黒猫とつた』リボンがピンクのバージョン。
飛影(ひえい)王子のブローチ。
タンタンさんからのいただきもの。
初めて着る着物は。。。かなり着づらかったです(^^;)もうちょっと数をこなさなくては。
それと、黒地の帯とのコントラストが強くて、腰がどすこいどすこいしてしまった。次に着るときは帯の色や全体の雰囲気要研究ですわ。
毎年恒例、年に1回の『美展』の時季がやって参りました。
お馴染みの着物問屋の担当さんが招いてくれます。
わたくしは買いものしないので単なる人数稼ぎ(多少は担当さんのためになる)ですが、こういう機会に京都丸紅が仕舞い込んでるありがたいお宝をタダで見物させてもらい(学芸員の解説付き。写真厳禁)、ついでに京都丸紅が扱うちょーお高い新作着物も見物させてもらうのです。

目の肥えた、着物を商うヒトたちに見られてもいい、自慢できる着物を着て行きます(笑)
ピンク系草木染め格子柄信州伊那紬。
60歳になったら着ようと40代のときに買い込んだ紬を、妄想コーデだけにしとくのはもったいないので(

こちら参照のこと)、意を決して(大袈裟)初おろししました。
しつけ糸を外すと気分も盛り上がります。
黒地に青い猫絞りの九寸名古屋帯。
名付けて「蒼猫」。
場所が場所だし、帯もいい帯締めとかないとねーーー(笑)とはいえ知らないヒトたち相手にするならやっぱり猫は外せないよねーー、とセレクト。
白地にマルチ水玉柄帯揚げ。
ゆっち先輩からのいただきもの。
ターコイズ×紫色×黒×深紅の帯〆。
ほ~さまからのいただきもの。
いい着物&帯(当社比)なんだけれども。。。これであまり普段とテイストが変わらなくなった(爆)小物使いで如何にもお上品とか「美しいキモノ」系にもなりますが、わたくしはそういうキャラじゃない。そこは譲れないです(笑)
(昨年の着物は

こちら。一昨年の着物は

こちら)
ひめ吉さんちの刺繍半襟『黒猫とつた』リボンがピンクのバージョン。
飛影(ひえい)王子のブローチ。
タンタンさんからのいただきもの。
初めて着る着物は。。。かなり着づらかったです(^^;)もうちょっと数をこなさなくては。
それと、黒地の帯とのコントラストが強くて、腰がどすこいどすこいしてしまった。次に着るときは帯の色や全体の雰囲気要研究ですわ。
着物の下のしつらえは、ピンク色地に藤色の猫柄長襦袢(ふりふ)&木綿さらし&裏ネルの足袋。
グレイツィードのポンチョ(ヒロミチナカノ)。
ウチの夫が都心のお客さんと打ち合わせがあるというので、夫のクルマに便乗しました。帰りも打ち合わせが終わったら迎えに来てくれるというのです。ラッキーです。
途中で、今回いっしょに行ってくれる友人★を、友人★のマンション前で拾いました。電車じゃないのでほぼ防寒なしでオッケーでした。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html
さて今年の『美展』は。。。
いつもなら担当さんがいっしょに見て廻るのですけど、今年は、わたくしたちの前に来るはずだった「買う」お客さんが時間に遅れてしまい、わたくしたちとバッティングしたので、担当さんには「買う」お客さんのほうに行ってもらいました。なので友人★と、大雑把にざっくり見ただけです。
試着もなし(笑)
販売のテコ入れなのか(?)作家さんが大勢会場にいらした。昨年までよりずっと多い印象です。やっぱりテコ入れでしょうな(笑)
そしてこういうところで思うのは。。。着物って、売るヒトと買うヒトと着るヒトと作るヒトがまったく違うってことです。みなが違う思惑で動いている。買うヒトは着るヒトと若干部分はイコールですけど、買うだけで着ないヒトも多いしねまったくイコールではない。
そしてもちろん、作るヒトと売るヒトは考え方そのものがまったく違っています。
なので、作るヒトと着るヒトが直接出会うのは、非常に重要なのだな、と思いました。最近よく言われることですけど。。。
とあるコーナーにいらした若い作家さんの作品を拝見しつつおしゃべりしました。そのコーナーのマネキンさんもいっしょです。友人★はこういうときフレンドリーで非常に役に立つ。とてもいい仕事をします。
わたくしが猫柄の帯と半襟を身に付けていたせいか、動物の話から着物の柄の話になりました。
若い男性作家さん曰く、
「ボク、ホントはインコが大好きなんですけど、商社さんが『インコは駄目』だと言うんですよね」
「えっっ、そういうのも商社が決めるんですか?」と友人★。
「やっぱり売れてナンボですしね、商社さんの意向は重要です」
「。。。じゃあトリ柄だと、何を?」
「鴛鴦とか鶴とかを指定されますね」
「それを礼装風の柄付けにしろって?。。。つまんねーー。インコ、最高じゃないですか(トリのことは良く知らんけど)。ワタシの友だちはオウム柄でトータルコーデしてますけど(←あすか師匠のこと。オウム館長はコンゴウインコだったよね。笑。っつーかオウムはトータルコーデじゃなかったか)羨ましいほどステキでしたよーー。ウケるし」とわたくし。
「えっっっそういう趣味のかたがいらっしゃるんですか
」目を輝かせる作家氏。
「子供連れてモーターショーなら源氏車とか」
「。。。それはスゴいですね
」眼が泳ぐ作家氏。
グレイツィードのポンチョ(ヒロミチナカノ)。
ウチの夫が都心のお客さんと打ち合わせがあるというので、夫のクルマに便乗しました。帰りも打ち合わせが終わったら迎えに来てくれるというのです。ラッキーです。
途中で、今回いっしょに行ってくれる友人★を、友人★のマンション前で拾いました。電車じゃないのでほぼ防寒なしでオッケーでした。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html
さて今年の『美展』は。。。
いつもなら担当さんがいっしょに見て廻るのですけど、今年は、わたくしたちの前に来るはずだった「買う」お客さんが時間に遅れてしまい、わたくしたちとバッティングしたので、担当さんには「買う」お客さんのほうに行ってもらいました。なので友人★と、大雑把にざっくり見ただけです。
試着もなし(笑)
販売のテコ入れなのか(?)作家さんが大勢会場にいらした。昨年までよりずっと多い印象です。やっぱりテコ入れでしょうな(笑)
そしてこういうところで思うのは。。。着物って、売るヒトと買うヒトと着るヒトと作るヒトがまったく違うってことです。みなが違う思惑で動いている。買うヒトは着るヒトと若干部分はイコールですけど、買うだけで着ないヒトも多いしねまったくイコールではない。
そしてもちろん、作るヒトと売るヒトは考え方そのものがまったく違っています。
なので、作るヒトと着るヒトが直接出会うのは、非常に重要なのだな、と思いました。最近よく言われることですけど。。。
とあるコーナーにいらした若い作家さんの作品を拝見しつつおしゃべりしました。そのコーナーのマネキンさんもいっしょです。友人★はこういうときフレンドリーで非常に役に立つ。とてもいい仕事をします。
わたくしが猫柄の帯と半襟を身に付けていたせいか、動物の話から着物の柄の話になりました。
若い男性作家さん曰く、
「ボク、ホントはインコが大好きなんですけど、商社さんが『インコは駄目』だと言うんですよね」
「えっっ、そういうのも商社が決めるんですか?」と友人★。
「やっぱり売れてナンボですしね、商社さんの意向は重要です」
「。。。じゃあトリ柄だと、何を?」
「鴛鴦とか鶴とかを指定されますね」
「それを礼装風の柄付けにしろって?。。。つまんねーー。インコ、最高じゃないですか(トリのことは良く知らんけど)。ワタシの友だちはオウム柄でトータルコーデしてますけど(←あすか師匠のこと。オウム館長はコンゴウインコだったよね。笑。っつーかオウムはトータルコーデじゃなかったか)羨ましいほどステキでしたよーー。ウケるし」とわたくし。
「えっっっそういう趣味のかたがいらっしゃるんですか

」目を輝かせる作家氏。
「子供連れてモーターショーなら源氏車とか」
「。。。それはスゴいですね

」眼が泳ぐ作家氏。
ゴメン、例が極端過ぎた。
と、ここでマネキンさんが、
「そこに並んでいるような、格が高い着物も必要でしょうが、そういう着物は1枚あればいいって気持ちになりますよね。ちょっと同窓会とかに出席するとしたら、会場に依っては仰々し過ぎて着づらいですもの。もっと軽いお洒落着を着るのが着物の楽しみだと思うんですよ」
「ああ、そーそー、そーですよねーー(っつーかこのマネキンさん、珍しいタイプだなーー)」
「だから作家先生、そういうの作ってくださいよ。アタクシたちはそうそうパーティーとかないです。お芝居観に行っても洒落てる、レストランで食事するのも洒落てる、そんな着物が欲しいんです。遊びココロもたくさんあるような。高いとか安いとか金額で計るんじゃなくて、気が利いてる、そんな着物ですよ先生。商社さんが考えてるそこに並ぶような着物は、最初の1枚には相応しいかも知れませんけれども、着物が好きになって何枚も欲しくなったときには、物足りないんですよ」
と、何故かマネキンさんが大力説大演説(爆)滔々と語られてしまった(爆)ブログ村読んでるような気分になりましたよ(爆)お説、ごもっとも。何かよほど思うことがおありだったのでしょうか。このマネキンさんは、お仕事だけじゃなくて着物を着るヒトなのだな。てかもしかしてブロガーさんでしょうか(爆)
そこを離れるとき、
「来年はインコ柄がお見せできるといいですね」とマネキンさん。
「やあ、なんか楽しくなってきましたね」と作家さん。
「言っとくけど、インコは小さく描いちゃ駄目ですよ。上品なのは、くそくらえだ」とわたくし。
「。。。えっっ、上品なのは駄目ですか」また眼が泳ぐ作家氏。
「だってどうせ1点ものでしょう。買うヒトはひとりなんでしょ?だったらそのひとりにすごく気に入ってもらえばいいじゃないですか。誰にでも似合うようにとか考えないほうがいいですよ。インコが大きく配置されてるほうがインコ好きにがっつり喰い付いてもらえますよ」
。。。わたくしはもしかして適当なこと言った???(笑)
いんや、あのマネキンさんのほうが、過激に、熱く暑く語ってたっっっっ(爆)
と、ここでマネキンさんが、
「そこに並んでいるような、格が高い着物も必要でしょうが、そういう着物は1枚あればいいって気持ちになりますよね。ちょっと同窓会とかに出席するとしたら、会場に依っては仰々し過ぎて着づらいですもの。もっと軽いお洒落着を着るのが着物の楽しみだと思うんですよ」
「ああ、そーそー、そーですよねーー(っつーかこのマネキンさん、珍しいタイプだなーー)」
「だから作家先生、そういうの作ってくださいよ。アタクシたちはそうそうパーティーとかないです。お芝居観に行っても洒落てる、レストランで食事するのも洒落てる、そんな着物が欲しいんです。遊びココロもたくさんあるような。高いとか安いとか金額で計るんじゃなくて、気が利いてる、そんな着物ですよ先生。商社さんが考えてるそこに並ぶような着物は、最初の1枚には相応しいかも知れませんけれども、着物が好きになって何枚も欲しくなったときには、物足りないんですよ」
と、何故かマネキンさんが大力説大演説(爆)滔々と語られてしまった(爆)ブログ村読んでるような気分になりましたよ(爆)お説、ごもっとも。何かよほど思うことがおありだったのでしょうか。このマネキンさんは、お仕事だけじゃなくて着物を着るヒトなのだな。てかもしかしてブロガーさんでしょうか(爆)
そこを離れるとき、
「来年はインコ柄がお見せできるといいですね」とマネキンさん。
「やあ、なんか楽しくなってきましたね」と作家さん。
「言っとくけど、インコは小さく描いちゃ駄目ですよ。上品なのは、くそくらえだ」とわたくし。
「。。。えっっ、上品なのは駄目ですか」また眼が泳ぐ作家氏。
「だってどうせ1点ものでしょう。買うヒトはひとりなんでしょ?だったらそのひとりにすごく気に入ってもらえばいいじゃないですか。誰にでも似合うようにとか考えないほうがいいですよ。インコが大きく配置されてるほうがインコ好きにがっつり喰い付いてもらえますよ」
。。。わたくしはもしかして適当なこと言った???(笑)
いんや、あのマネキンさんのほうが、過激に、熱く暑く語ってたっっっっ(爆)
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- [着物着ました2018]
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寝かせておくなんて もったいないオバケが出ますわ
60代になったら着よう というお気持ち分かります
上品なピンクは まだこの世の穢れを知らぬ無垢な赤ん坊か 散々人生の垢をつけた後にそれを落としきった老齢の人に似合うという言葉を以前に聞いて なるほどなあと思いましたよ
これはそんなこと関係なくお似合いな感じですもの どんどんお召しになってくださいませ(^ ^)
そのマネキンの方「こっち側の人」って感じしますねえ‥;^_^A
つーかブロガー臭がプンプンするんですけど(笑)
今回 たまさんは一人の有望な作家を開眼させたやもしれませんな(^ ^)