FC2ブログ

まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

Entries

友人★のむじな菊柄の泥大島紬@上野の美術館に行ったった

ごきげんよう





先週のことですが。。。わたくしと友人★は、上野の美術館に行ったのでした。
この日に出掛けるのは2週間以上まえに決まっていたのに。。。そして前日も翌日も晴れたというのに。。。何故この日だけピンポイントで雨なの。何故最近、友人★が着物を着ると、100%雨になるのでしょうか(号泣)
天気予報では曇りで、それだってぶーぶー文句いいたいほどだったのに、そしてわたくしが東京都西部の自宅を出るときは晴れ間も見えていたので、傘も持たなかったというのに、上野に近づくにつれてどんどん雲が厚くなっていきました。
友人★が行きたがったのは、上野の森美術館で大ヒット開催中の、『怖い絵』展です。
しかしわたくしと友人★は、長時間並べません。『水曜どうでしょう』イベントならばいくらでも並びますが(並ぶ覚悟決死の覚悟で出向くからです)、その他の催しではなるべく並びたくないのです。特に、今の友人★は病み上がり。9月に風邪を引いたのが長引いた挙げ句、どうやら肺炎になってしまい、その後も回復が遅れて、既に2ヶ月近く咳に悩まされて不自由な生活をしております。並んでる場合ではないのでした。
でも『怖い絵』展は非常に評判が良くて、聞くところ1時間待ちが普通のようでした。
わたくしたちは考えた。
1時間ならば待つことにしよう、でももしそれ以上なら体力もないので、仕方ないけど諦めよう、と。
そうして上野駅改札内にあるチケット売り場で確認すると。。。『怖い絵』展は、100分待ち、でした(泣)チケットを買うヒトもたくさんたくさん並んでいます。
上野駅の改札を抜けると。。。どんより曇り空からとうとう雨つぶが落ちてきました。
なんということでしょう。
雨が降ったら、たとえ1時間も30分も待てません。友人★は折りたたみ傘がありましたがわたくしは傘を持ってないし、ふたりとも着物で、雨コートの用意すらありません。
そうしてわたくしたちは急遽予定を変更して、まったく並ばずに入れる東京都美術館の『ゴッホ展・巡りゆく日本の夢』の方に行きました。そう、ヒヨッたのでございます。
東京都美術館に向かうわずかな途上で、ぽつぽつ程度だった雨は段々本格的になってきました。



 



友人★は、大のゴッホ好きでございます。
17年ほど昔、わたくしと友人★は6月のいい季節にパリに行きました。そこで友人★の長年の願いを叶えて、ふたりでパリ市内ガール=ドュ=ノール(北門駅)から国鉄に乗って(途中乗り換えた)、ゴッホが最後に暮らして亡くなった土地・オーヴェール=シュル=オワーズに行ったんですよね。
ゴッホの暮らした下宿はレストランもあって、ここで食べたランチコースはとーーーっても美味しかった。ゴッホと弟テオのお墓参りをして、友人★はパリから用意していった小さな花束を捧げた。かの有名な麦畑も歩き、かの有名な教会を見学に行くと(ゴッホの描く「オーヴェールの教会」はずいぶん歪んだ絵だと長いこと思っていたのですけれども、写実かっつーくらい現物の教会は絵とそっくりでした。びっくり)ちょうど結婚式の最中でしたよ。華やかに装った招待客(ブルジョアっぽい)と、若くて綺麗な花嫁と。異教徒は遠慮したんですけど、端で見てていいと言われた。遠い国からやって来たマレビトのお祝い感覚でしょうか。薄暗い教会内部で、長いトレーンを引くドレスが印象的でした。
。。。ってな楽しい想い出もありますわ(笑)
さてこの展覧会では、タイトルのごとく、当時のヨーロッパ画壇でジャポニズムブームを巻き起こした浮世絵もたくさん展示されていて、これがとても良いです。北斎・広重の他に、国貞や栄泉をまとめて見られる機会は中々ないのですわ。ゴッホと同時代の作家の作品も並べられて、一般のかたに見易く理解し易いラインナップだと思います。
それにしても最近の美術展は企画展が多いですね。おもしろいですわ。
上野の東京都美術館で、2018年1月8日まで。










友人★の着たもの。





ムジナ菊柄の泥染め本場大島紬。
7マルキ。
この時期に相応しかろうと、始めに菊ありき、で決めた着物。友人★のお茶の先生のそのまた大先生からのいただきもの。ええもんいただいだなあ。洗い張りマイサイズに仕立て直して大事に着ています。
生成り色地にマルチよろけストライプの名古屋帯。紫織庵。
実はこの帯、本麻です(笑)
本来、夏や単衣時期に締める(であろう)帯なんですけど、細い糸で緻密に織られた地風が紬っぽいので、真冬以外なら案外締められるんじゃね?と判断しました。大丈夫だった(笑)
知人の呉服屋女将は、栗山吉三郎の本麻の帯を、帯芯に黒いのを入れて仕立てて、真夏以外に使っています。ざっくりした麻の地も、黒が透けると季節感が曖昧になる。以前、かんたーびれの朝香さんの記事でも、透ける着物に墨色の長襦袢を着て透けを抑えるというのも拝見したことがありますわ。「透ける」ってのがキモですかね。
友人★のコレは、普通に白い帯芯ですけど、本麻の帯地に透け感がまったくないのが季節無視できる要因だと思います。
濃いサーモンピンクちりめん地帯揚げ。
アンティークの紅白織り柄の帯〆。
トランプ柄の台の草履。
三松。
濃いサーモンピンクの道行きコート。宇宙戦艦のタグつきリサイクルもの。



 



顔にはモザイク入ってますが、非常に疲れた様子です。
病み上がり感満載でよれよれですがどうぞご容赦ください。





わたくしの着たものは後日。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/ranking.html





スポンサーサイト



Comment

No title 

亜雅紗

お友達★様、大変だったのですね。かく申すワタクシも8月から9月にかけては熱中症が治りきらず、その後は風邪、そしてひどいアレルギー性鼻炎!と病い続き。素敵な秋コーデですがご無理なさらずお大事になさって下さい。でも雨が降らずに困っている国にボランティアで訪れて頂きたいほどの雨女っぷり。もはや才能と呼んでもよいのでは?

たま様うらやましいです、ゴッホのゆかりの地巡り!先日、ゴッホの筆致を真似る特訓を受けた画家たちによる油絵のアニメ「ゴッホ 最期の手紙」を夫と見てまいりました。親しんだゴッホの絵がゆっくり動き始める迫力。それはCGの対極。その様にゴッホを描くことに賛否はあるかもしれませんが、その技法よりも、もしかしたらこんな絶望的な気持ちの中でゴッホは亡くなったのかもしれないと思うと胸が痛みました。それでも描いて描いて描きつづけなければいられない業。ものを作り出すとはこんなに厳しい人生を歩み、それを支え続けたテオの人生を思って二人の書簡集を読みたいと今は思っております。
  • posted by tar***** 
  • URL 
  • 2017.11/19 18:45分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

…ちゅーか、★さんの帯、そこはかとなくゴッホ感が漂ってますよ(笑)ゴッホ的な色の塗り方っつーか。
怖い絵よりもこの帯からゴッホに呼ばれたんじゃないですかねえ。
  • posted by あすか 
  • URL 
  • 2017.11/20 10:10分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

こんにちは(^^)/
ゴッホが大好き何ですね!
ゴッホに会いにパリまで……行かれるなんて……お墓参りまで……とても素敵なお話です。

泥大島 色合いがいい色ですね(*^^*)
帯はカラフルで可愛くてとてもお似合いです
  • posted by mas***** 
  • URL 
  • 2017.11/20 11:29分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

確かにこの帯がゴッホに導かれたのかも。って思えますね
ゴッホの地。
結婚式の様子が妙にリアルに見えてしまって実際にそういう絵があったんじゃないかと思うくらい。
童話や夢でで絵の中に入り込んじゃう感じ?
しばし現実から遠ざかってしまいました。素敵な旅だったんですねえ。
  • posted by ほあかばりきるま。 
  • URL 
  • 2017.11/20 19:19分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

亜雅紗さま(^^)若いときの友人★はむやみに元気だったんですけど、今は気が弱ってるのと体力が弱ってるのとで大変(^^;)もしかして最近はツキも落ちてるかも。。。こんなこと今までなかったから余計心配ですねーーー。
ゴッホの筆致かーー。そのアニメ観てみたいなーー。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.11/20 21:08分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

utaさま
ざくろさま
mii*****さま
すのうさま
yud*****さま
ちっくさま
てんてんさん
とめ吉さん
茶太&さくら&げんきママさま
ナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.11/20 21:10分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

> あすか師匠(^^)(爆)そう言われてみればこの帯(爆)よたった感じの線も色彩も、怖い絵よりもこっちが相応しかったですね!正解だったんだーーー(笑)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.11/20 21:12分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

> mas*****さま(^^)友人★とはあちこち行ってるんです。ヴェルサイユ宮殿でアントワネットごっこしたこともあります(爆)
地味色の紬は帯が映えますよね。友人★のこの帯、羨ましいんですよ。いいの買ったなーーーと思って。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.11/20 21:15分 
  • [Edit]
  • [Res]

No title 

> ほあかばりきるま。さま(^^)いい旅でしたよーー。麦畑に吹く風やら、1時間半に1本きりの電車を待つホームに照りつける太陽やら、乾いた空気やら。小さな街の古い教会もちゃんと生きてるのが不思議な感覚で。友人★とは何度も海外に行きました。とてもいい相棒ですわ。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.11/20 21:26分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

ご案内

プロフィール

たま

Author:たま
着物と猫と、ときどき絵画。

最新記事

月別アーカイブ

フリーエリア

フリーエリア

PVアクセスランキング にほんブログ村

右サイドメニュー

検索フォーム

ブロとも申請フォーム

QRコード

QR