彼岸サスペンス劇場『横溝屋敷の惨劇』＠あすか師匠リスペクト企画

ごきげんよう

サイタマの旧家、横溝某家は、江戸時代から広大な地所を持つ地主である。

本家の跡取りの嫁として、美しくも聡明な嫁・あすかがやって来た。

おとなしい総領息子の代わりに、家を盛り立てることを望まれる。

しかし総領息子は早逝してしまい、あすかは若くして未亡人となった。
穏やかな暮らしが続くと思われた横溝屋敷に、段々と不穏な風が吹き始める。。。
（あすかちゃんの画像は
こちら参照のこと）

ある朝、次の間で、徳三郎の死体が見つかった。
分家の三男徳三郎は、ヒトの好い性格ではあったがカネにだらしないと小作の使用人にも評判であった。最後に見られたとき、徳三郎は豪勢な肴膳を前に酒を飲んでいた。
徳三郎の死因は、毒である。
毒は酒の中に溶かされていた。
調べが進むと、徳三郎は悪所で借金を重ねているのが発覚、かなり危ない状況に追い込まれていたのがわかる。しかし自ら死ぬほどであったのかどうかは定かではない。
自殺なのか他殺なのか地元の駐在にも県警にも判断がつかない。

徳三郎の死体を発見したのは、いかず後家の叔母・珠子（たまこ）である。


珠子は、本家の美しい未亡人・あすかに疑いの目を向けていた。
前夜、徳三郎の肴膳に采配を振るっていたのは、あすかだったからで、いかず後家・珠子は、この美しい嫁を疎んじていたのである。
しかし台所の下働きたちは、美しい未亡人・あすかへの疑いを一蹴する。
そしてあすかには、動機が見当たらない。

覗き見する珠子。

未亡人・あすかは益々美しく、凶行のあとなど何も伺えない。
証拠もない。
しかし珠子はあすかを監視するのをやめない。
珠子を愚弄するように、不幸は更に続いた。


五右衛門風呂で徳二郎の溺死体が発見されたのである。

徳二郎は分家の次男、徳三郎の兄であった。


出入りする警官や記者たちで、静かな田舎の街は酷く騒がしい。
旧家横溝某家の威信は、今にも崩れそうな勢いである。
心労並々ならぬご隠居は、到頭、東京の私立探偵を呼び寄せることにした。
早くこの騒ぎを収めてもらいたい。

未だ、事故か事件かすら定かではないとき、３人目の死者が出てしまう。
行儀見習いのタマエ。

近隣の百姓から奉公に出て、ご隠居のお世話をしていた娘であった。
タマエは徳二郎が溺死していた五右衛門風呂で、死体となって発見された。
水のない、五右衛門風呂の中で、タマエは溺死体になっていた。
タマエは自殺か他殺か。
水のない風呂で溺死は可能であろうか。
タマエは徳二郎と密かに付き合いがあり、徳二郎亡き後、風呂場を非常に怖がっていたのが、朋輩の証言で明らかになる。
警察の見解は、紛糾の末、連続殺人の方に傾き始めた。。。

美しい未亡人・あすかの運命は如何に。

それとも旧家横溝某家には、美しい悪魔が巣食っているのであろうか。



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。。。続。。。かないと思うなーーー（爆）