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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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最近読んだ本・2月

ごきげんよう




晴れたり雲が出たり@首都圏西部。

コメントのお返事が滞っております。申し訳ないっっっ
コメントいただいてすぐに、脳内で思いっきり突っ込みお返事は出してるんですけど、電波じゃないから(爆)脳内お返事は現実に反映されない。残念です。

気がつくと月末なんですわ、奥さん。2月が短いのは本当ですわね。たった2日3日少ないだけでこんなに慌ただしいって不思議ですわ。っつーか気のせいなのでしょうか。
2・3日なんか、ぼーーーっと暮らしてるとすぐに過ぎ去ってしまいます。時間の流れは一定であるはずなので(個人には識別できない。客観的な時間の計測の仕方があって良かったと思う)、密度が重要なのだろうなーーーと思います。わたくしの人生の密度は、最近とみに、薄い(笑)
っつー訳でですね、月末を前に病院はしごしたり役所に行ったり銀行行ったりしてました。合間合間に本を読む。今住んでいる自治体の図書館は小さいなりに3カ所に分かれてあり、それぞれの分室ごとに収容本が結構違います。今はそれらをパトロールしてるところ。
慣れた作家さんから順次借りています。




『6月31日の同窓会』
『人生相談。』
『5人のジュンコ』
『アルテーミスの采配』 真梨幸子

いくつもの視点が絡まり、読者をミスリードしつつ、怒濤のラストまで、真梨スタイル健在です。どれもイヤミス。「イヤミス」というジャンルは「読んで厭な気持ちになるミステリ」のことで、湊かなえ(『告白』が映画化されて有名)沼田まほかる、真梨幸子がイヤミス3大女王だそうですが(笑)タイプはそれぞれです。よって好みも出ます。わたくしは真梨イチオシですわ。登場人物はエキセントリックではなくごく普通のよくあるタイプの決して珍しくない女性なのに、何か何処かボタンの掛け違いがあって、やがて、イヤな人生、イヤなシチュエーションに発展して、事件の一部を担います。
今回、敢えてお勧めするなら、少し目先が変わっている『アルテーミスの采配』でしょうか。AVに若干詳しくなれます(なってどうする)。



『刑務所なう』
『刑務所なう シーズン2』
堀江貴文


わたくしはリアルにこのヒトが社会の表舞台(ってかマスコミの標的)に登場したときをハッキリ覚えているのですが、何で逮捕されたんだかは思い出せなくて、ググってしまいましたよ。
証券取引法違反で実刑判決を受けたんでした。
後でみてみれば、やはり目立ち過ぎたこと、既存のマスコミを片っ端から敵に回したことが、裏目に出たとしか思えません。同じ罪でも起訴されなかった事業家は大勢いる。
でもご本人が書いてるけど、刑務所に入って得たものは、確実にあってそれが、
「世の中には、どうしてもできないヒトというのがいる。その存在を知っただけでも、これからの人生に役立つ」
っつーんだから、徹底的にお利口バカなのでしょう。時事ネタ(当時)の解説は今読んでも、「ああなるほどこういう解釈なのか」と、わたくしにはちょっと新鮮な考え方が多かったです。このヒト、もし10年か20年遅く登場してたら良かったのに。。。と他人ごとながらつくづく思いました。



『きものがたり』宮尾登美子

このヒトの着物本は他にもあって、全部所持していたのですが、前の自宅を売却するとき本はすべて処分してしまいました。すごく久しぶりに読んでみたくなったのです。
所有の着物画像と想い出随筆。
「自分の好みはやはり関西方面に寄っていて(著者は高知県出身)、江戸とは違う」という自意識は、江戸(方面)出身のわたくしからみるとよくわからないのですが、世代の違いも大きいことでしょう。着るものと想い出が密接に寄り添っていて、嫌な想い出のある着物は二度と手を通せないというのも、ひどくおんなおんなした感じを覚えます。着物は洋服以上に、着るひとの精神が入り込む衣類のようです。
ちと、怖い。




『環蛇銭(旧字)』(かんじゃせん)
加門七海

久しぶりに伝奇ホラーSFを読んだな~~♪
古墳の発掘調査で見つけた無紋の古銭、友人の死、魂の入れ替わり、八百比丘尼(やおびくに)、不老不死。
そもそも伝奇小説は古い中国の怪異短編小説のことで、伝奇ロマン(伝奇SF)とは故・半村良が「SFマガジン」で売り出されるときに編集長が考えたジャンル。その後(大昔20年から30年くらい前)このジャンルが一世を風靡したことがありました。加門氏はその流れを引いてます。
今でもその世界観が若干ライトになって続いているのですが、オバちゃんにはあまりライトなのはイマイチ向かないんでした。





『嘘つき王国の豚姫』
岩井志麻子


強烈でした。
イヤミスとは違う、そもそも登場人物がひっちゃかめっちゃかな(これぞヘルタースケルター)、ある不細工でエキセントリックな女の物語。
このラストは、イヤミスとは違う、逆に救いがある。物語が完結した観があるからです。
感覚的にも感情的にも登場人物の誰にも共感できませんので、遠いところのフィクションと割り切っていられます。
。。。でも著者ご本人のエッセイを読むと、性風俗業界では、こういうのかなり実話に近かったりするらしいんですが。スゴい世界があるなあ、世の中には。真実など知らなくてもいいや。





『我が老後/まだ生きている』
『かくて老兵は消えてゆく』
佐藤愛子

わたくしと氏の付き合いは、大昔(多分自分が小・中学生のころ)「non・no」だったか?エッセイを連載していたのを読んでました。そのころ、ひとり娘さんは高校生だった!当時からこのヒトはいつもいろんなことに怒っていて、それは理(ことわり)を通すためではあるのですが、とにかく怒りまくって、えらく体力のあるオバちゃんだと思っていたのですが。。。もう怒っているのが芸の内にまでなってたんですね。
わたくしは氏のまとまった本を、初めて読みました。やっぱり怒ってた(爆)子供のころから五月蝿くて怖いオバちゃんが、まだ元気なのが嬉しい、って感じです。


いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/





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Comment

No title 

私も佐藤愛子さんとの出会いは、そのエッセイだったよー!
「娘と私の時間」とか、「娘と私の…」が頭につくエッセイ。私も小学生の頃読んでたけど、文庫本だったなー。本を読んで声をたてて笑ったのは、あれが初めての経験だったさー。なつかしー。
そして、最近本屋で佐藤愛子さんの本が平積みになっているのを見て、「お、まだお元気でいらっさる♪」と私も嬉しくなったのでした。
死ぬまでずーっと怒っていて欲しいなぁ、彼女には。
  • posted by べにお 
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  • 2017.02/27 20:28分 
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No title 

佐藤愛子。母の書棚に会ったのを覚えてますが読んだことが無いんですよね。
エッセイって古くて読む気になれないものと、時代が変わっても引き込まれるものとがありますよね。
文章の面白さなのか単に好き嫌いなのかは分かりませんがそう感じるのは私だけかしらん?
  • posted by ほあかばりきるま。 
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  • 2017.02/27 20:41分 
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No title 

佐藤愛子さん・?旧姓が佐藤だし名前は覚えがあるのだが。
はてさてと考えていたら、べにお先生の娘と私の・・で思い出しました。私もエッセイ読んでおりました。記憶にある内容は・・?ですが。

たまさ~ん、私はびりっけつなんです(笑)
つまり魚座です、仲間に入れなかった~( ノД`)シクシク…
  • posted by kawaiikurisu 
  • URL 
  • 2017.02/28 13:57分 
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No title 

茶太&さくら&げんきママさま
utaさま
みっこちゃん
ナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
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  • 2017.02/28 18:58分 
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No title 

> べにお先生も?「娘と私の~」はシリーズでしたよ。御年90歳で『なにがめでたい』ってのを出版してらしたよ(笑)まだまだ元気!
  • posted by たま 
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  • 2017.02/28 19:01分 
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No title 

> ほあかばりきるま。さま(^^)ありますね~エッセイでは特に、文章の構成とかものの考え方や表現の仕方の、好き嫌い合う合わないがありますわ~。それと昔は読めたけど今は読めないっつーのもある。時代背景よりも、自分の変化だと思います。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.02/28 19:12分 
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No title 

Root 66さま
miy**a0225さま
sorasoraさま
ぴよぴよチキンちゃん(←かわいい)
ナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
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  • 2017.02/28 19:14分 
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No title 

> kawaiikurisuさま(^^)
魚座ならウチの夫と同じですわ~(^^)/
  • posted by たま 
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  • 2017.02/28 19:15分 
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No title 

ちっくさまナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.03/03 22:40分 
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No title 

コメント入れ忘れておりましたわ。…なぜかワタクシ、たまさんと佐藤愛子氏が重なるんですのよねー(笑)何となく着姿と云うか風貌も似ているのと、なんだかんだで怒っているところが(爆)
ワタクシ、この手のキャラのお人が大好きなので10年ほど前に図書館にあった氏のエッセイは読み尽した。
北海道のホラーな別荘話とか面白いでよ。友達が美輪明宏ってのも凄いが。
最近では孫との20年に及ぶバカげた扮装写真年賀状の本が笑えましたが、まさかここに来て『なにがめでたい』が大ヒットしようとは。
時代があっしに追いついて来たぜ(爆)
  • posted by あすか 
  • URL 
  • 2017.03/04 00:53分 
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No title 

> あすかちゃん!!!(爆
何てこと言うのーーー!!!(爆
似てる……?似てるか………???(不安)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.03/04 13:26分 
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