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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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12月の普段着物。積み残しその4

ごきげんよう







赤×黒幾何学柄平織り紬。
黒塩瀬地に古典柄染め帯。

共に、年末に駆け込みで買ったリサイクルもの。買ったものの解説は後日やりますわ~~。
わたくしは日頃、あまり、赤と黒のような強い色目のコンビネーションは得意でないので自分ではやりません。でもふと見ると、身幅が合っていて状態も程よく良くてお値段も可愛い平織りの紬があったんでした。しばし考えて、即買い。








お値段が安いと冒険だってできてしまうから、もちろんお買いものの失敗もあります。
話が飛ぶんですけど、わたくしは着物初心者のころの買いものの失敗はありません。当時はお手軽にお安く気楽に着物が買える環境が今のようにはなかったので、着物を買うときは1枚1枚非常に吟味した。セット買いはしたことなくて、着物も帯も、1点1点、アレに合うかコレにも合うか考えて少しづつ買い揃えていきました。好き嫌いもハッキリしていましたし、自分が納得しない限り、何十万円もお金を払う訳にはいかなかったのです。
でもリサイクルものがネットで気軽に買えるようになって、すべては変わった。
当初は着物の微妙な色を、羽織らないで買うのは大冒険だと思って手が出しにくかったんですけれども(今でも、これぞと思う小物類は、現物を見ないと買えないです)。。。お値段の誘惑・安く買える快感には敵わなかったっす。最初はちょっとずつ。。。そしてたくさんの失敗をしましたわ(爆)買って届いて着てみて「あれーーー?似合わなくね?」な事態とか、買ってみたけど手持ちのどれとも合わない!ってな事態とか(笑)だんだん様々なことがわかってきて、身丈はマイサイズから○センチ違っても大丈夫とか前幅は○センチないと絶対ダメとか、色や素材の選択肢もかなり限られてきました。こういうのが着物の勉強代なのだなーーーなどと自分を納得させてしみじみするも、元がケチなので、それじゃあかんのですわ。
着るものを買うのに『安い』という理由イチオシで選んだらあかんっつーことにようやく気がついたんでした。着物初心者とは言えないけどこれだよ。買いもの初心者かっつーの。金額はいつだってわたくしの眼を曇らせる。俗物なのよ奥さんっっっ



いくら単価が安くてもアレもコレも何でも買えるほど金持ちでもなく、アレもコレも似合うようなキャラでもなく、アレもコレも着こなせるセンスもない。現実に目が覚めたっつーことですわ、奥さん。









で、話を戻すと、このように持ってるようで持ってなかった色目と柄の紬ですが、コーディネートに無理のない範囲だとわたくしは考えました(当社比)。自分の手持ちで着こなせると思いました。
でもふと。。。目の前にあった買ったばかりのリサイクル帯を組み合わせみた。すると、わたくしが意図しない(できれば排除したい)昭和風味が滲み出たように感じました(←ホラー風味)。
わたくしはもういいトシぶっこいているので、できれば昭和風味は避けたいところなのでございます。シャレでやってるのか古い着物しか持ってなくて昭和を再現してるのか、他所さまから判断できないじゃあありませんか(爆)(ちなみに昭和の着物だから昭和を感じさせるのではありません。念のため。おされに着るかたならば味となり個性となりますが、そうじゃないと微妙な風味が出てしまうと思われるのです。お若いお嬢さんならどんな昭和でも「レトロ」で解決されます。だからといって何でもかんでも「昭和レトロ」という売り文句で売るなたまに全然違うぞリサイクル業者。勉強してない業者から買ってはいけないです。ここ数年はいろんなところが参入してきて、むやみに業者が増えましたわ。気をつけましょう。。。ってまた話が飛んでしまった)
ただ、こうして醸し出された(と思われる)昭和風味が、着物から出たのか帯から出たのか小物含めた組み合わせから出たのか己のキャラのせいかが、わたくしに判断できなかった。とりあえずそのまま続行、記録に残すことにしました。
で、だ。
この着物は袖丈が54センチあるんですよ、奥さん。
先々月買った赤紫色の染め紬も袖丈がそのくらいある。
わたくしは高度成長丈(@あすか師匠。昭和40年代に作られたとおぼしき着物には、袖丈45センチが多い。生地をケチったのか活動的に見せようとしたのか様々な説があれども不明)はどんなに気に入っても買ってはいけないと学んだので(数枚の着物を買ってみたけど失敗だと思った)袖丈が短いのは気にしますが、長いのはノーチェックでしたわ。
さてこの着物を着ようと思ったのは年末で、気候はさほどキビシくなかったですけれども正絹の長襦袢を着たくて、わたくしは、手持ちの正絹長襦袢の1枚を、袖を解いて袖丈49センチから54センチにしようと考えたのでした。探ってみると縫い込みはたくさんあるので大丈夫だと思いました。無双袖の底の部分を、解いてアイロンを掛けてスジを伸ばすと。。。
あれま

どう頑張っても袖丈は54センチになりません。メジャーで長さを計ると生地に余裕があるのに、袖丈はどうしても54センチになりません。底を縫うと50センチが限界です。
こういう場合、袖丈を長くするには、一旦本体から袖を外して、縫い直して再び本体に縫い付けなくてはならなかったのでございます。わたくしは和裁の心得はまったくありません。
げーーーー面倒臭いーーーー。
手順を考えただけで、めんどくさくなってやりたくなくなりました。
諦めて、正絹長襦袢を元の49センチ袖丈に縫い直して(片袖解いたまま放っとく訳にもいかず!仕方なく同じ寸法でまた縫った。情けない気持ち)、着物の中には半襦袢を着ました。
袖丈54センチは今まで自分の守備範囲になかったけれども、替え袖くらいは作っといた方がいいかもよーーー。


 


オレンジ色ちりめん地に朱と黒の幾何学柄半襟。
グラスグリーンぼかし紋綸子帯揚げ。
紅色帯〆。

昭和っぽい。。。?どうかな昭和っぽくね?。。。と思いつつ小物を載せていきます。



 


髪ザンバラで失礼。
足元は椿柄のたびっくす。べにお先生からのいただきもの。


 


何が昭和なんだろう、とにかくわたくしにはこれは昭和以外のナニモノでもない。
非常に懐かしい感じ。と同時に感じる、古くさーーーいイメージ。
何故かもんもんとして。。。
。。。
。。。
。。。
。。。そうしてようやくわたくしは思い当たりました。
これはわたくしの父方の祖母の格好そっくりだっつーことに。
ばあちゃん!!!
こんな着物、着てたよね!!!
。。。そりゃー、昭和だわ。
明治生まれだったお祖母さんは、同居で、わたくしが9歳のとき亡くなってる。60歳そこそこで。すごーくおばあさんだと思ってたけれども、そんなに若かったんだと今さらのように吃驚します。毎日着物生活で、お祖母さんの着物は、嫁(わたくしの母親)が全部手入れをしていました。洗い張り風景やら縫い直しやらの情景も思い出せます。亡くなったときお祖母さんの着物類は、父親の姉妹(わたくしにとっては伯母叔母)が全部持っていったので、実家には1枚も残っていません。
。。。非常に懐かしい気分、若干物悲しい気分になって、腑に落ちました。
それにしてもこの着物、祖母そっくりじゃないように着られるだろうか。祖母とは姿形は似てると思ったことがなかったので(実妹の方がそっくり)、過去からの亡霊に困惑しかり。
ううーーーーん、困った。(←わたくしは、自分が身内に似てるのは別に嬉しくない)
いやはや今回は濃かったな。
長くてごめんね。

いつも読んでいただいてありがとうございます。


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Comment

No title 

わ~か~る~~~!
醸し出す昭和感は私の場合は間違いなく私自身からあふれ出ちゃうんですわ。
だって、顔も体型もザ・昭和なんですもの~
しかも私も祖母そっくりな姿を鏡の中に見るのですよ。
たまさまのこのお姿は…
う~ん。帯かしらん?帯が昭和なような。
長着の方はそんなことないように感じるのですがどうでしょう。
あ、それからこの半衿の柄がまたビニールの床(多分台所)とか昔々のミニワンピースの柄みたいなのを彷彿とさせるかも?
云わんとするところが通じますかねえ?
  • posted by ほあかばりきるま。 
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  • 2017.01/18 20:02分 
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No title 

いいなあ、こういうちょっと懐かしさのある紬
やっぱり、帯に「昭和化」してしまう原因があるのでは?
こういういかにも正統派和風柄な帯だと、どうやっても「昭和なオンナ」の呪縛から逃れられない気が(;'∀')。
着物が癖のない柄なので、いつものたまさんらしい、キュートな帯コーデだと、がらりと変わると思います。
  • posted by 羽衣 牡丹 
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  • 2017.01/18 20:37分 
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No title 

あっはっは! ぐるぐる迷走の名文を堪能いたしましたわ(笑)。
昭和? 昭和かなぁ? 私はたまさんのおばーちゃんを知らないので、フラットな視線で見ておりますが、とくに「昭和」って気分にもならんのだけども。
しいて言えば、帯かなぁ? 帯を隠して着物だけ見ると、逆にモダンな着物に見えますわよ。
白っぽい、幾何学柄の帯かなんか、合わせてみたらいかがでしょ? 先日、私がたまさんからいただいた帯とか(笑)。
  • posted by べにお 
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  • 2017.01/18 20:43分 
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No title 

最近は、わざと昭和に流行った風な色柄の、ポリエステルプレタ小紋が出回っていますね。
平成生まれの女子には、昭和にロマンを感じるのかしら…?(^-^;

たまさんのおばあさまの記憶が、このお着物にさらに昭和を感じさせるのですね。
けど、他人から見るとそこまで昭和ではないと思います。

帯合わせと色使いを変えるとかなり違うと思います。
小さい柄でも朱赤系が入ると、一気に昭和な感じが増すんですよね。(^-^;
帯も半襟も全部モノトーンのボーダーや幾何学柄にして、帯締めはリングリングにしてはどうでしょう?
  • posted by さのっち 
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  • 2017.01/19 08:39分 
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No title 

着るものを安いと云う理由で買うワタクシですが、何か?(爆)…本日、明日、ちゃくちゃくちゃくは携帯会員半額デーなんですよ、奥さん。早速覗きに行ってやるもんね!!
高度経済成長期丈は本当に謎ですな。おかんの着物が全部その丈でウ『なぜこの袖丈にしたんだ』と聞いたらば『へ???特に仕立てる際に何も聞かれず出来上がったらこの丈』だそうですわ。今の標準49㎝と同じ感覚なんでしょうか。
ああ、確かにこの着物とこの帯の組み合わせが昭和なのかも。単品同士で違うアイテムに合わせたら昭和は遠くになりにけり、かもしれませぬ。
ちゅーか、2年後には改元するらしいからその頃に『昭和』と云えば本当にノスタルジックでいいかもしれません。
  • posted by あすか 
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  • 2017.01/19 10:05分 
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No title 

楽しく拝見しました~。いつもながらに文章のまとめ方が上手いにゃ~。私はこの着物に少し似てるものを持っています。柄はもっと密で縦長の短冊柄で菱や様々な模様が入っているので、トランプ柄やわりと現代的な帯か逆に塩瀬の季節の花や蝶、御所人形、を合わせても何でもOKなんです。半衿と足袋は白っぽく帯揚げも白地に赤の絞りとかわりと白っぽい小物にしています。幾何学的な帯の方がうんとお洒落さんかも...でも今は逆に昭和風が可愛いって言う若い世代の方もいらっしゃるから昭和風味もある意味、新しいのかも?
  • posted by passionpiano 
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  • 2017.01/19 11:06分 
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No title 

べにお先生と同意見ですわ

帯がかなりの昭和オーラを放っておりますが 着物はそれこそ例の猫帯と合わせたら結構クールでモダンなコーデになるんではないでしょうか
  • posted by てんてん 
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  • 2017.01/19 20:51分 
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No title 

袖丈で思い出したので、追加コメです。m(__)m

私の知り合いの方で、袖丈は全部1尺2寸にしているという方がいらっしゃいました。
身長が150㎝ないので、その丈が一番バランスが良いのだとか。
リサイクル物は全部自分で袖丈を1尺2寸に直しているそうです。
この前ひめ吉ゆうかさんが着物の袖丈を短くした記事を書かれていましたが、見た目のバランスの他にしゃがんだ時に邪魔にならないとかあるかもしれませんね。

んで、そういえば中原淳一のきもの読本がうちにあったのを思い出し見てみたら、戦時中に長い袖は贅沢だからと着物の袖丈を1尺にするように決められていたんですと。
中原淳一は袖丈を短くしたところでタスキもかけられず、残った生地も役に立たないお役所仕事と切り捨ててました。

高度成長期は一般庶民が着物を買えるようになったので、当時の平均身長向けな袖丈が広まったのかもしれませんねぇ…(-ω-;)
  • posted by さのっち 
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  • 2017.01/20 09:27分 
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No title 

> ほあかばりきるま。さま(^^)わはは~~。共感いただけて嬉しい(笑)着物よりも帯の方が時代を反映すると思いますわ。自分の気分も趣味も年々変化するのは帯です。この着物がウチのばあちゃん風味なのは確かですが(^^;)
昔のミニワンピースの意味、わかりますよ!レナウンイエイエガールとか!ですよね!!!
  • posted by たま 
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  • 2017.01/20 15:17分 
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> 羽衣 牡丹さん(^^)そうそう、帯なんですよね~。この帯も、着物が違えばかなり違うんですけど。塩瀬系の染め帯は扱いが微妙だといつも思いますわ。
  • posted by たま 
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  • 2017.01/20 16:36分 
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> べにお先生(^^)先生がこの組み合わせでも『ザ昭和』にはならないと思いますよ。決め手はキャラ。キャラは重要ですね。
先生に差し上げた帯は使い勝手はいいのですけど、そうなるとついつい後回しになる。何故かしら。先生に使い倒してもらう方がずっといいですわ(笑)
  • posted by たま 
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  • 2017.01/20 16:41分 
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No title 

jij*k*1114さま
utaさま
すのうさま
みっこちゃん
茶太&さくら&げんきママさま
miy**a0225さま
ナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
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  • 2017.01/20 16:43分 
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> さのっちさん(^^)平成だってもう29年ですもんね~。吃驚ですわ(笑)
元々袖丈は身分や仕事や年齢でも違うものでした。高度成長期の平均身長はプレタ着物(袖丈1尺3寸)が出回ったバブル期の平均身長とは2センチほどしか違わないので、袖丈が短いのは身長のせいではなく時代(流行)のせいだと思います。ちなみに主婦の友社刊『きものの花咲くころ』(田中敦子)に詳しいです。
ナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
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  • 2017.01/20 16:57分 
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> あすか師匠!!!アナタは安かろうが高かろうが昭和だろうが明治だろうが泉鏡花だろうが横溝正史だろうが着こなせるからいいですよ(爆)おもしろいからもっと安いのを追求して、私たちを楽しませて欲しいと願う(笑)
実際平成生まれにとっては、私が明治生まれの格好をしようが昭和の格好をしようがどうでも良さそうだし区別すらつくまいにゃー。自分が年号3つに渡って生きようとは思わなかったですよ(笑)
  • posted by たま 
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  • 2017.01/20 17:07分 
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> passionpianoさま(^^)どうもありがとうございます。やっぱりオチは必要ですよね~~。
大きめの幾何学柄なので着易いと思います。白っぽい色を合わせるの可愛いですね~。ウチのばあちゃんっぽくならないようにだけ(笑)気をつけますわ。
  • posted by たま 
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  • 2017.01/20 17:12分 
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No title 

> てんてんさん(^^)このままの組み合わせで普通に似合うヒト(べにお先生)もいらっさるのを思うと、着物とキャラっておもしろいとつくづく感じますわ~。
私はしばらくこれを普段着物にして着倒してみます。飽きるまで(笑)
ナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.01/20 17:16分 
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No title 

たまさん、こんばんは
遅ればせながら前記事にて失礼いたしますですー。うーん、好きですよ、このお着物~。昭和感はやっぱ帯から醸し出されてる気がします。袖丈、いまは49cmが多いので市販の襦袢でいいけど、襦袢と着物の袖が合ってないと気になります、微妙に数センチなんだけどねー。着ようと思った時に買った時の情報を確認してコーデするんですけど、実際サイズが違ってたりするとガックリ来ます
  • posted by ふでぺん 
  • URL 
  • 2017.01/20 19:34分 
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No title 

とめ吉さまナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.01/29 12:26分 
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No title 

> ふでぺんさんこんにちは。
長襦袢の袖丈が合ってないと、いっそ袖振りがなくてもいいや!ってなちょっと投げやりな気分になりますわ。私には筒袖の半襦袢が役に立ちます(^^)v
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2017.01/29 12:28分 
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