2016.09/16 [Fri]
もしかしてこれを終活と呼ぶのか。転居の記録vol.4 kitchen
ごきげんよう







台風と秋雨と@首都圏西部。

(画像と本文は関係ありません)








台風と秋雨と@首都圏西部。

(画像と本文は関係ありません)
ヒトはパンのみに生きるのではありませんけれども、パンがなければお菓子を食べて済む問題でもありません。(←何か違う)
キッチンの歴史は人類の歴史(そうか?)キッチンには、必要かつ不可欠なものどうでもいいものなんとなく持っているもので溢れています。そのヒトの、隠しても隠しきれない図らずも溢れてしまうナニかが詰まっているのですわ。
他所さまはどうか存じませんけれども、少なくともわたくしはそうでございます。
現我が家のキッチンは比較的広い独立型です。
それにはわたくしなりの訳があって、わたくしがキッチンに愛があった訳ではありません。
わたくしは家事の中で何がいちばん嫌いかと問われれば、料理!と言い切れるほど料理するの好きじゃないです(掃除も好きじゃないです)。なのでキッチンをきちんとキレイに片付けられない自信があったので、普段の自分の視線からすら隠せるものなら隠しておきたく、隠し場所は少ないより多い方がいいんじゃないかと単純に考えて、収納もむやみにたっぷり作り付けたのでございます。注文住宅じゃけんのう。
ま、おかげさまで使い易かったのですけれども。
料理が好きとか食器が好きとか調理器具が好きとか。。。そういうのがひとつでもあれば、システムキッチンの収納棚はそれなりに活かされたと思えるのですが、引っ越しの荷造りを前にふと、気がついてみれば、収納棚のすべてに、何故か、ガラスの空き瓶が。
あちこちに。
次から次へと出て来るのでした。
瓶は、大きいのも小さいのもジャムの瓶が多いです。他にはご飯に乗せる海苔の瓶だったりフルーツソースの瓶だったり。っつーか、何故、こんなにあるのか。意味不明です。
そう、わたくしは空き瓶が捨てられないオンナなのでした。
世間には空き缶が捨てられない方もいらっさるようで、それを知ったとき激しくシンパシーを感じた。
何か入れようと思うんですよ。
実際、同じデザインの空き瓶を利用して、塩とか砂糖とか鷹の爪やらスライスニンニク等の調味料も入ってる。でも圧倒的多数の空き瓶は、ただ空き瓶として使い切れないまま空き瓶のままです。たまに自分でジャムなども作りますが、それだってそんなに大量の瓶は要らないんですよ。
奥さん、これも業が深いといえないでしょうか。
かつてロシアがソビエト連邦でぶいぶいいわせていたころ、ヨーロッパ東側諸国では空き缶や空き瓶はとても貴重で、決して捨てなかったと、どこぞで読んだことがあります。が、ここはニッポンで、かつての社会主義陣営じゃないっつーの。
などと、どんなに自分に言い聞かせようとしても、理屈じゃないようなのです。
今は充分な広さの場所があって、普段目につかないところに収納できて気にならなくて、わたくしのココロのロシア人(←誰?)が思うがまま、空き瓶は空き瓶のまま取って置けましたけれども。。。さすがにこれらをわざわざお金を出してまで引っ越し業者さんに運んでもらいたいとは思えない。
もうロシアは社会主義連邦じゃなくなったのよ。
ベルリンの壁だって壊れたわ。
っつーか、わたくしはロシアにもかつての東側諸国にも行ったことなどありませんけどね!
そうして理性を取り戻したわたくしは、自治体のリサイクルゴミの日(瓶と缶の収集日っつーのがある)のときに、処分することにしました。
1回では捨てきれず(1軒の家が1度に出す瓶・缶ゴミにしては大量過ぎて申し訳なかった)、3回ほどに分けましたけれども。。。無事に、使ってない空き瓶を出し切りました。
リサイクルゴミの収集車が来て、ガッチャンガッチャンガラスの音をたてて集めていくのを聞くと、何やら妙に淋しい。何故だ。でもホントに別に大切なものだった訳じゃないんですーーー。
ガラスの割れる音が、わたくしのココロに秋風を吹き込むのだわ。。。なーんつて。
莫迦じゃないの。
でも到頭、5つくらい、何も入ってない瓶を残してしまった。
この後に及んで、どこまで未練たらしいのか自分。っつーか、何の未練???
空き瓶、捨てようよ。
要るとか要らないとかを越えている。
でも引っ越し終了までに、捨てる勇気が出るのか、わたくしにもわからない、謎でございます。
もしかして妖怪でも憑いているのかも知れません。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
若いときってのは自分のことがイマイチよくわかってなくて、オノレの資質を勘違いしている場合も多いのでございます。
いいトシぶっこいた今なら、それは若いときのいっときの幻想、っつーか夢見てた何かっつーか、そういうのが理解できるのですけれども。
。。。って、何が言いたいかというと。
このようなしょうもないわたくしでもかつて、パイやクッキーを焼いたりプディングを作ったりした過去があった、ということです。まったく何の記憶もない少々汚れた段ボールに、パイやケーキの型(それも古い)ゴムベラ(劣化している)パラフィン紙(黄ばんでいる)ぜライスパウダー(もう腐ってるだろう)等々が入っているのを発見したとき、前世の自分よりも遠い記憶を呼び覚ますのに苦労しました。
はあ。
誰がこんなのここに仕舞ったの?誰の罠?などと、ウチの義妹(夫の実妹)に嫌疑をかけたほどでございます。
恐らくこの家に来てからは一度も使ってないのですわ。
若いときのわたくしは多分、ちょこっとお菓子作りをやってみて、性に合わないのがわかったのだと思います。そもそもよく考えれば、現在のわたくしは、生クリームとかスポンジケーキなどが嫌いで、甘いものも苦手で、ほぼ食べませんのよ。
だいたい、クローゼットや書庫なら、しょっちゅう自分の持ち物を見直すので、このような20年以上も放置されるブツなどありようがないのでございます。いかに我が家のキッチンが、何でもかんでも見たくないもの見る気がないもので詰まっていたかを如実に表しているのでした。
きっとこの頃、いっとき、気が狂っていたに違いない。若気の至りだのう。
そう判断して、古い段ボールごと燃えないゴミで捨てました。
やっぱりキッチンは、危険な場所です。
キッチンの歴史は人類の歴史(そうか?)キッチンには、必要かつ不可欠なものどうでもいいものなんとなく持っているもので溢れています。そのヒトの、隠しても隠しきれない図らずも溢れてしまうナニかが詰まっているのですわ。
他所さまはどうか存じませんけれども、少なくともわたくしはそうでございます。
現我が家のキッチンは比較的広い独立型です。
それにはわたくしなりの訳があって、わたくしがキッチンに愛があった訳ではありません。
わたくしは家事の中で何がいちばん嫌いかと問われれば、料理!と言い切れるほど料理するの好きじゃないです(掃除も好きじゃないです)。なのでキッチンをきちんとキレイに片付けられない自信があったので、普段の自分の視線からすら隠せるものなら隠しておきたく、隠し場所は少ないより多い方がいいんじゃないかと単純に考えて、収納もむやみにたっぷり作り付けたのでございます。注文住宅じゃけんのう。
ま、おかげさまで使い易かったのですけれども。
料理が好きとか食器が好きとか調理器具が好きとか。。。そういうのがひとつでもあれば、システムキッチンの収納棚はそれなりに活かされたと思えるのですが、引っ越しの荷造りを前にふと、気がついてみれば、収納棚のすべてに、何故か、ガラスの空き瓶が。
あちこちに。
次から次へと出て来るのでした。
瓶は、大きいのも小さいのもジャムの瓶が多いです。他にはご飯に乗せる海苔の瓶だったりフルーツソースの瓶だったり。っつーか、何故、こんなにあるのか。意味不明です。
そう、わたくしは空き瓶が捨てられないオンナなのでした。
世間には空き缶が捨てられない方もいらっさるようで、それを知ったとき激しくシンパシーを感じた。
何か入れようと思うんですよ。
実際、同じデザインの空き瓶を利用して、塩とか砂糖とか鷹の爪やらスライスニンニク等の調味料も入ってる。でも圧倒的多数の空き瓶は、ただ空き瓶として使い切れないまま空き瓶のままです。たまに自分でジャムなども作りますが、それだってそんなに大量の瓶は要らないんですよ。
奥さん、これも業が深いといえないでしょうか。
かつてロシアがソビエト連邦でぶいぶいいわせていたころ、ヨーロッパ東側諸国では空き缶や空き瓶はとても貴重で、決して捨てなかったと、どこぞで読んだことがあります。が、ここはニッポンで、かつての社会主義陣営じゃないっつーの。
などと、どんなに自分に言い聞かせようとしても、理屈じゃないようなのです。
今は充分な広さの場所があって、普段目につかないところに収納できて気にならなくて、わたくしのココロのロシア人(←誰?)が思うがまま、空き瓶は空き瓶のまま取って置けましたけれども。。。さすがにこれらをわざわざお金を出してまで引っ越し業者さんに運んでもらいたいとは思えない。
もうロシアは社会主義連邦じゃなくなったのよ。
ベルリンの壁だって壊れたわ。
っつーか、わたくしはロシアにもかつての東側諸国にも行ったことなどありませんけどね!
そうして理性を取り戻したわたくしは、自治体のリサイクルゴミの日(瓶と缶の収集日っつーのがある)のときに、処分することにしました。
1回では捨てきれず(1軒の家が1度に出す瓶・缶ゴミにしては大量過ぎて申し訳なかった)、3回ほどに分けましたけれども。。。無事に、使ってない空き瓶を出し切りました。
リサイクルゴミの収集車が来て、ガッチャンガッチャンガラスの音をたてて集めていくのを聞くと、何やら妙に淋しい。何故だ。でもホントに別に大切なものだった訳じゃないんですーーー。
ガラスの割れる音が、わたくしのココロに秋風を吹き込むのだわ。。。なーんつて。
莫迦じゃないの。
でも到頭、5つくらい、何も入ってない瓶を残してしまった。
この後に及んで、どこまで未練たらしいのか自分。っつーか、何の未練???
空き瓶、捨てようよ。
要るとか要らないとかを越えている。
でも引っ越し終了までに、捨てる勇気が出るのか、わたくしにもわからない、謎でございます。
もしかして妖怪でも憑いているのかも知れません。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
若いときってのは自分のことがイマイチよくわかってなくて、オノレの資質を勘違いしている場合も多いのでございます。
いいトシぶっこいた今なら、それは若いときのいっときの幻想、っつーか夢見てた何かっつーか、そういうのが理解できるのですけれども。
。。。って、何が言いたいかというと。
このようなしょうもないわたくしでもかつて、パイやクッキーを焼いたりプディングを作ったりした過去があった、ということです。まったく何の記憶もない少々汚れた段ボールに、パイやケーキの型(それも古い)ゴムベラ(劣化している)パラフィン紙(黄ばんでいる)ぜライスパウダー(もう腐ってるだろう)等々が入っているのを発見したとき、前世の自分よりも遠い記憶を呼び覚ますのに苦労しました。
はあ。
誰がこんなのここに仕舞ったの?誰の罠?などと、ウチの義妹(夫の実妹)に嫌疑をかけたほどでございます。
恐らくこの家に来てからは一度も使ってないのですわ。
若いときのわたくしは多分、ちょこっとお菓子作りをやってみて、性に合わないのがわかったのだと思います。そもそもよく考えれば、現在のわたくしは、生クリームとかスポンジケーキなどが嫌いで、甘いものも苦手で、ほぼ食べませんのよ。
だいたい、クローゼットや書庫なら、しょっちゅう自分の持ち物を見直すので、このような20年以上も放置されるブツなどありようがないのでございます。いかに我が家のキッチンが、何でもかんでも見たくないもの見る気がないもので詰まっていたかを如実に表しているのでした。
きっとこの頃、いっとき、気が狂っていたに違いない。若気の至りだのう。
そう判断して、古い段ボールごと燃えないゴミで捨てました。
やっぱりキッチンは、危険な場所です。
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び、びん。。。ドキッとしました。瓶のゴミの日を逃したばかり(今日だったようです)。月に二度ほどあるのですが、どうして、何度も逃しております。捨てなくても置いてといて差し支えないからですが、やっぱガチャンガチャン言う音を聞くとシマッタ!と思う。
で、ゴミ用にまとめてあるびん類の他に、たまさん同様使うかもしれない空き瓶も複数あり。捨てた方がいい?そっか、除けて置いてあるけど、びんゴミとして一つにまとめようぞぇ。。。