2016.08/23 [Tue]
鳥獣戯画トータルコーデ@ゆっち先輩はどんなひと
ごきげんよう


今はかんかん照り(台風一過)ですが、夜は雨が降る予報。。。お天気が定まらない@首都圏。
またご無沙汰しちゃったわーーー、奥さん。
お天気は悪いし体調も悪いし、ベッドに籠ってYouTube三昧の日々、今回は心霊動画はやめて、あの『ビフォーア○ター』を観まくってました。あの番組(に限らず地上波は)あまりリアルでは観たことないんですが、こうしてネットでまとめ観するとおもしろいですわ。
大昔は、極小住宅に大量の荷物を持ってぎっちぎちに住んでいた方が多くて、どう考えても「まずその荷物を捨てろ」とツッコむしかありませんでした。匠が考えて作るからくり仕掛けみたいな収納家具の数々に、「余計に使いにくいわっ」とツッコむのもお約束でした。でもどうやら昨今の社会事情の変化に依ってか家の流行も変化して、依頼者は80歳とか90歳で独り暮らしもしくは介護してくれる還暦過ぎた身内がいて、もっと使い易い家を求めてたりします。高齢者社会っつーヤツですね。
まーそれにしても、80歳で自宅をリフォームってのもこれまたツッコみどころが満載だったりします。リフォーム代金はそれなりに高額になりますが、お金はお墓まで持っていけないので自分がいいように使い果たすのはいいとして、80歳過ぎるまで驚くほど過酷な生活環境に住んでいられたのは健康なおかげか、過酷な環境が身体を健康にしたのか。至れり尽くせりのリフォームで運動が足りなくなっても困るであろう、とか、余計な心配までしてしまいます。まあ、人生いろいろ。ホントにいろいろだわーーーと感動して無難に流しておきましょう。
あの番組は結構訴訟も抱えてるらしいですが、万人が良しとするバラエティ番組などないのですから、これからもツッコみどころ満載でお願いしたいと思っております。
先月末の楽しい楽しい札幌行きから、結構時間が経ってしまいました。(今思えば)夢のような旅行の日々。。。わたくしの着たものはもうご紹介済みましたが、大モノが残ってましたの。
札幌でお会いしたゆっち先輩の着物でございます。

ゆっち先輩の着物は、
夏大島地に鳥獣戯画が配された手書き訪問着。
作家さんの趣味か、ウサギもカエルもちょっと太めで栄養状態が良さそうなのがツボです。
「展示会で見たとき、こんなの誰が買うんだ?と正直思いました」
とはゆっち先輩の弁。
「だって、こんな柄、結婚式にも着て行けないし、真面目なお茶会では顰蹙そうだし。。。でもずっと売れずに残っていたので、最終日に値下げされてたまらず買ってしまいました!」
「おおおっっっ


」
みんなでゆっち先輩の英断を讃えました。
確かにこのような趣味性の高い着物がそうそう売れる訳がありません。気になった時点で、買えるお値段だった時点で、もうオノレの運命を受け入れるしかないのです。
その潔さも、ゆっち先輩が勇者たる所以です。
後にメールで、
「もしかして銀座のホステスさんなら、こういうの軽く着こなすのでは。。。?と気がつきました!なるほど!どうもワタシはそのようなうつわではありませんでした!」
いえいえそんなことはありません。
粋筋にもならず枯れた感じでもなく。先輩は、ひょうひょうとした味で、とてもお似合いでしたわ。

白い絽に綴れ風に織られた鳥獣戯画洒落袋帯。
夏、敢えて色を入れず、全体に水墨画のモノトーンのイメージを強固にします。
帯揚げも黒地に鳥獣戯画。
半襟も手書きの鳥獣戯画。
変り織り細工の帯〆。
帯留めみたいな部分は帯〆の細工部分です。今回のコーディネートで唯一、色があった部分。
長襦袢はシルックの絽。





今はかんかん照り(台風一過)ですが、夜は雨が降る予報。。。お天気が定まらない@首都圏。
またご無沙汰しちゃったわーーー、奥さん。
お天気は悪いし体調も悪いし、ベッドに籠ってYouTube三昧の日々、今回は心霊動画はやめて、あの『ビフォーア○ター』を観まくってました。あの番組(に限らず地上波は)あまりリアルでは観たことないんですが、こうしてネットでまとめ観するとおもしろいですわ。
大昔は、極小住宅に大量の荷物を持ってぎっちぎちに住んでいた方が多くて、どう考えても「まずその荷物を捨てろ」とツッコむしかありませんでした。匠が考えて作るからくり仕掛けみたいな収納家具の数々に、「余計に使いにくいわっ」とツッコむのもお約束でした。でもどうやら昨今の社会事情の変化に依ってか家の流行も変化して、依頼者は80歳とか90歳で独り暮らしもしくは介護してくれる還暦過ぎた身内がいて、もっと使い易い家を求めてたりします。高齢者社会っつーヤツですね。
まーそれにしても、80歳で自宅をリフォームってのもこれまたツッコみどころが満載だったりします。リフォーム代金はそれなりに高額になりますが、お金はお墓まで持っていけないので自分がいいように使い果たすのはいいとして、80歳過ぎるまで驚くほど過酷な生活環境に住んでいられたのは健康なおかげか、過酷な環境が身体を健康にしたのか。至れり尽くせりのリフォームで運動が足りなくなっても困るであろう、とか、余計な心配までしてしまいます。まあ、人生いろいろ。ホントにいろいろだわーーーと感動して無難に流しておきましょう。
あの番組は結構訴訟も抱えてるらしいですが、万人が良しとするバラエティ番組などないのですから、これからもツッコみどころ満載でお願いしたいと思っております。
先月末の楽しい楽しい札幌行きから、結構時間が経ってしまいました。(今思えば)夢のような旅行の日々。。。わたくしの着たものはもうご紹介済みましたが、大モノが残ってましたの。
札幌でお会いしたゆっち先輩の着物でございます。

ゆっち先輩の着物は、
夏大島地に鳥獣戯画が配された手書き訪問着。
作家さんの趣味か、ウサギもカエルもちょっと太めで栄養状態が良さそうなのがツボです。
「展示会で見たとき、こんなの誰が買うんだ?と正直思いました」
とはゆっち先輩の弁。
「だって、こんな柄、結婚式にも着て行けないし、真面目なお茶会では顰蹙そうだし。。。でもずっと売れずに残っていたので、最終日に値下げされてたまらず買ってしまいました!」
「おおおっっっ



」
みんなでゆっち先輩の英断を讃えました。
確かにこのような趣味性の高い着物がそうそう売れる訳がありません。気になった時点で、買えるお値段だった時点で、もうオノレの運命を受け入れるしかないのです。
その潔さも、ゆっち先輩が勇者たる所以です。
後にメールで、
「もしかして銀座のホステスさんなら、こういうの軽く着こなすのでは。。。?と気がつきました!なるほど!どうもワタシはそのようなうつわではありませんでした!」
いえいえそんなことはありません。
粋筋にもならず枯れた感じでもなく。先輩は、ひょうひょうとした味で、とてもお似合いでしたわ。

白い絽に綴れ風に織られた鳥獣戯画洒落袋帯。
夏、敢えて色を入れず、全体に水墨画のモノトーンのイメージを強固にします。
帯揚げも黒地に鳥獣戯画。
半襟も手書きの鳥獣戯画。
変り織り細工の帯〆。
帯留めみたいな部分は帯〆の細工部分です。今回のコーディネートで唯一、色があった部分。
長襦袢はシルックの絽。


札幌も最近は暑くなって気温も高いですけれども、東京との違いは湿度です。圧倒的に湿度が低いのが救い。夏大島の薄くてひんやりした手触りが嬉しい。わたくしの小千谷ちぢみもそうでしたが、カラッとした気温と湿度が、着物を着ていて気持ちいいのですわ。
さてこのようにゆっち先輩は凝り性。自他共に認める凝り性さんでらっさいます。
先輩のお気に入り江戸小紋コーディネートも見せていただきました。
凝り性炸裂!!!
この細かい江戸小紋はすべてサイコロ柄で、色目はオーダーしてらっさいます。長着は薄めの色(藤色鼠っぽい)にして、長羽織は濃いめの色(二藍っぽい)をセレクト。名古屋帯もオーダーで、知ってるヒトだけ喜べ!な『水曜どうでしょう/カブで東日本』柄。胴に巻く部分は、巻き方で福助が出たり姫だるまが出たりします。どう馬鹿にはたまりません。羽織紐もサイコロ。帯揚げもサイコロ。帯留めもサイコロ。
シックな色合いに炸裂するこだわり抜いたアイテム。先輩はなんて勇者なんだ。どうでしょうディレクター陣に見せたいです。さぞや喜んでくれることでしょう。
わたくしとゆっち先輩の出会いは、ホントにホントに偶然、2013年に札幌で開催されたどうでしょう祭りでした。スタンド席を探していたわたくしが、たまたま空いているところを見つけて目指す途中、自分が持つプレタ着物と同じ柄の着物(のちにそれは、袷と単衣の違いがあったと判明)を着こなした女性がひとり座っているのに気がつき、通りすがりにお互い(着物同士)眼が合ってにっこりした。。。そのときのわたくしの着物姿をのちにブログで見つけてくださったゆっち先輩が、あのときの自分だとコメントくださったんですわ。
広い会場で、5万人の中から、たまたま隣を通っただけの通りすがりが、同じ趣味を持っていてこうして繋がる不思議。最初は偶然でも出会いは必然であったと思われます。
っつー訳でわたくしたちは、どうでしょうネタでも着物ネタでもいつまでもいつまでも話をしていられるのでした。今は、2年に1回札幌でのイベントに出向いたときしかお会いできませんが、そのうち是非東京にも遊びに来てもらえたらなーーーと思っているのでした。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/

ゆっち先輩のサイコロ柄江戸小紋は、東京落合の職人さんの手仕事だそうです。



この方が染めてます。催事で札幌にいらしたそうですよ。
宣伝しときますわ(笑)
この画像を見ると、ウチの義妹(夫の実妹)が驚いた声を上げました。
この職人さんも見たことあるし、このサイコロ柄の江戸小紋(色はオーダーで染めるので、もちろん違う)を着た男性に、東京池袋で出会ってるそうで、凝った八掛まで見せてもらってた(爆)何してるんだウチの義妹は???っつーか、その男性は別に『どうでしょう馬鹿』ではなかったそうで(っつーかそこまで訊いたの?。。。訊いたんですね)、義妹は、「サイコロ柄だからどう馬鹿」だと勝手に判断してはいけない、と思ったそうです。
そう、人生いろいろ、趣味もいろいろですから。
。。。ちゃんとオチた。おあとがよろしいようで。
先輩のお気に入り江戸小紋コーディネートも見せていただきました。
凝り性炸裂!!!
この細かい江戸小紋はすべてサイコロ柄で、色目はオーダーしてらっさいます。長着は薄めの色(藤色鼠っぽい)にして、長羽織は濃いめの色(二藍っぽい)をセレクト。名古屋帯もオーダーで、知ってるヒトだけ喜べ!な『水曜どうでしょう/カブで東日本』柄。胴に巻く部分は、巻き方で福助が出たり姫だるまが出たりします。どう馬鹿にはたまりません。羽織紐もサイコロ。帯揚げもサイコロ。帯留めもサイコロ。
シックな色合いに炸裂するこだわり抜いたアイテム。先輩はなんて勇者なんだ。どうでしょうディレクター陣に見せたいです。さぞや喜んでくれることでしょう。
わたくしとゆっち先輩の出会いは、ホントにホントに偶然、2013年に札幌で開催されたどうでしょう祭りでした。スタンド席を探していたわたくしが、たまたま空いているところを見つけて目指す途中、自分が持つプレタ着物と同じ柄の着物(のちにそれは、袷と単衣の違いがあったと判明)を着こなした女性がひとり座っているのに気がつき、通りすがりにお互い(着物同士)眼が合ってにっこりした。。。そのときのわたくしの着物姿をのちにブログで見つけてくださったゆっち先輩が、あのときの自分だとコメントくださったんですわ。
広い会場で、5万人の中から、たまたま隣を通っただけの通りすがりが、同じ趣味を持っていてこうして繋がる不思議。最初は偶然でも出会いは必然であったと思われます。
っつー訳でわたくしたちは、どうでしょうネタでも着物ネタでもいつまでもいつまでも話をしていられるのでした。今は、2年に1回札幌でのイベントに出向いたときしかお会いできませんが、そのうち是非東京にも遊びに来てもらえたらなーーーと思っているのでした。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/

ゆっち先輩のサイコロ柄江戸小紋は、東京落合の職人さんの手仕事だそうです。



この方が染めてます。催事で札幌にいらしたそうですよ。
宣伝しときますわ(笑)
この画像を見ると、ウチの義妹(夫の実妹)が驚いた声を上げました。
この職人さんも見たことあるし、このサイコロ柄の江戸小紋(色はオーダーで染めるので、もちろん違う)を着た男性に、東京池袋で出会ってるそうで、凝った八掛まで見せてもらってた(爆)何してるんだウチの義妹は???っつーか、その男性は別に『どうでしょう馬鹿』ではなかったそうで(っつーかそこまで訊いたの?。。。訊いたんですね)、義妹は、「サイコロ柄だからどう馬鹿」だと勝手に判断してはいけない、と思ったそうです。
そう、人生いろいろ、趣味もいろいろですから。
。。。ちゃんとオチた。おあとがよろしいようで。
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No title
ゆっち先輩ってば、最強のどうバカっっ!!!
わたくし、この衝撃にかなりのダメージを受けております!
これ、ぜひヒゲ魔人と鹿さんに見てもらいたいですね!