2016.06/07 [Tue]
作品展の受付当番その2/生成り色の単衣
ごきげんよう




いかにも梅雨入りしたばかりっぽい@首都圏西部。
先週の、作品展受付当番着物です。
生成り色地にマルチカラーの横よろけ縞柄平織りの単衣。
リサイクル市で自分サイズに近いものが見つかったので喜んで購入したブツ。1050円也。
越後大島とかそういう種類の平織り紬です。つるつるさらさらした大島紬状の生地は大好きなのですが、これは案外わたくしには着にくい1枚ですわ。何故なら。
生成りの地色はパアッと涼しげで夏っぽいのですが、昨今の単衣の季節6月ごろにはもうこの手の正絹生地が暑くて汗になってしまって着ていられないのです。わたくしは4月終わりにはもう単衣で出掛けますけれども、そのときにはまだ白っぽ過ぎる気がして躊躇してしまいます。他にもっと色が入るか柄が大きいかすれば良かったのかもしれませんし、帯合わせ小物合わせでどうにでもなるのでしょうけれども。。。そうして秋単衣の時季になると、単衣でももっと秋らしさを演出できる濃い色を纏いたくなるので、白い正絹単衣は着ないのです。
この着物はこのようにして案外着るときをかなりピンポイントで選ぶ感じがして、実際には中々着る機会はないのでした。それでも無理矢理年に1回くらいは袖を通すのでしょうか。この日も気温は20℃前後、お天気は晴れて湿度も低かったので、当初の予定を変えてこの着物にしてみました。このような無理くり感があって、ようやく着る機会ができるのです。
着るものには、着るのが楽しみで楽しみで待ち望むタイプのものと、せっかくあるのに着ないのはもったいないかもと無理矢理着るタイプのものと、(他にもタイプ分けしたら何かあるかもしれないけれども今は思い付かないので以下略)、等々があるように思います。こういうのの立場を、1軍とか2軍とか呼ぶのでしょうか?買うときは、どれも、気に入って買っているはずなのですが。。。
ペルシャ風?藤色とベージュ地の八寸名古屋帯。
おーく損にて購入のブツ。
紫色×黄色ステンドグラスのような柄のポリエステル絽の半襟。
3点1050円也キステさんでした。
100均グリーン×白ストライプスカーフという名の帯揚げ。
タンタンさんからのいただきもの。ウチのご近所は100均が不作ですのよ。
濃い紫色レース組み帯〆。
そろそろ夏小物だよね、と絽の半襟と共に引っ張り出してみました。
白い着物がレフ版効果になるせいか、いつもよりキレイに見えると言われて驚くと同時に嬉しくもあったのですわ。当社比ですよ、もちろん。お肌のアラが目立たなくなるのでしょう。レフ版恐るべし。
しかし呆けて喜んでばかりもいられませんでした。
着物に詳しいらしいお客さまがいらして、
「帯揚げも絽じゃないと駄目なんじゃないの?」
とおっさるのです。
わたくしのこの姿を見て、しきたり通りに着る必要がどこにあるのか?訊いてみたかった気もしましたが、コワいしそういったことは理解していただけないようなので、神妙な顔をして謝っておきました。本音を言うなら「何もかも面倒くせえ」のひと言ですが、まったく存じ上げない他人にそれを言ってはいけません。わたくしにもそのくらいの分別はございます。わたくしが持つ絽の帯揚げは正絹ばかりなので、「暑いし汗になって洗うのも大変なので!もう正絹の絽の帯揚げなんか使いたくないんですよ」と言っちゃってよかったのでしょうか。わかりません。最近はこういう方に会うのは本当に滅多に、ほとんどありませんし。。。
ネット上ではすっかり市民権を得たつもりの100均アイテムですが、広くて狭い現実世界では通用しないらしいのです。駄目な方にはとことんとんでもなかったのでしょう。100均のスカーフやら靴ひもやら手ぬぐい半襟やらをおもしろがってくださる方も多いのですけれどもねーーー。
過渡期、あらゆる意味で過渡期なのかも知れませんね。
でもまさか、注意されるとは思わなかったなーーー(爆)このアタシに注意するとは(爆)←この不遜な態度が悪いのかなーーー(爆)
「この絵デッサン狂ってないですか?」と言われるより不本意(爆)←敵を作り易い。反省してます。

半襟が気に入ったように出て嬉しい。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/





いかにも梅雨入りしたばかりっぽい@首都圏西部。
先週の、作品展受付当番着物です。
生成り色地にマルチカラーの横よろけ縞柄平織りの単衣。
リサイクル市で自分サイズに近いものが見つかったので喜んで購入したブツ。1050円也。
越後大島とかそういう種類の平織り紬です。つるつるさらさらした大島紬状の生地は大好きなのですが、これは案外わたくしには着にくい1枚ですわ。何故なら。
生成りの地色はパアッと涼しげで夏っぽいのですが、昨今の単衣の季節6月ごろにはもうこの手の正絹生地が暑くて汗になってしまって着ていられないのです。わたくしは4月終わりにはもう単衣で出掛けますけれども、そのときにはまだ白っぽ過ぎる気がして躊躇してしまいます。他にもっと色が入るか柄が大きいかすれば良かったのかもしれませんし、帯合わせ小物合わせでどうにでもなるのでしょうけれども。。。そうして秋単衣の時季になると、単衣でももっと秋らしさを演出できる濃い色を纏いたくなるので、白い正絹単衣は着ないのです。
この着物はこのようにして案外着るときをかなりピンポイントで選ぶ感じがして、実際には中々着る機会はないのでした。それでも無理矢理年に1回くらいは袖を通すのでしょうか。この日も気温は20℃前後、お天気は晴れて湿度も低かったので、当初の予定を変えてこの着物にしてみました。このような無理くり感があって、ようやく着る機会ができるのです。
着るものには、着るのが楽しみで楽しみで待ち望むタイプのものと、せっかくあるのに着ないのはもったいないかもと無理矢理着るタイプのものと、(他にもタイプ分けしたら何かあるかもしれないけれども今は思い付かないので以下略)、等々があるように思います。こういうのの立場を、1軍とか2軍とか呼ぶのでしょうか?買うときは、どれも、気に入って買っているはずなのですが。。。
ペルシャ風?藤色とベージュ地の八寸名古屋帯。
おーく損にて購入のブツ。
紫色×黄色ステンドグラスのような柄のポリエステル絽の半襟。
3点1050円也キステさんでした。
100均グリーン×白ストライプスカーフという名の帯揚げ。
タンタンさんからのいただきもの。ウチのご近所は100均が不作ですのよ。
濃い紫色レース組み帯〆。
そろそろ夏小物だよね、と絽の半襟と共に引っ張り出してみました。
白い着物がレフ版効果になるせいか、いつもよりキレイに見えると言われて驚くと同時に嬉しくもあったのですわ。当社比ですよ、もちろん。お肌のアラが目立たなくなるのでしょう。レフ版恐るべし。
しかし呆けて喜んでばかりもいられませんでした。
着物に詳しいらしいお客さまがいらして、
「帯揚げも絽じゃないと駄目なんじゃないの?」
とおっさるのです。
わたくしのこの姿を見て、しきたり通りに着る必要がどこにあるのか?訊いてみたかった気もしましたが、コワいしそういったことは理解していただけないようなので、神妙な顔をして謝っておきました。本音を言うなら「何もかも面倒くせえ」のひと言ですが、まったく存じ上げない他人にそれを言ってはいけません。わたくしにもそのくらいの分別はございます。わたくしが持つ絽の帯揚げは正絹ばかりなので、「暑いし汗になって洗うのも大変なので!もう正絹の絽の帯揚げなんか使いたくないんですよ」と言っちゃってよかったのでしょうか。わかりません。最近はこういう方に会うのは本当に滅多に、ほとんどありませんし。。。
ネット上ではすっかり市民権を得たつもりの100均アイテムですが、広くて狭い現実世界では通用しないらしいのです。駄目な方にはとことんとんでもなかったのでしょう。100均のスカーフやら靴ひもやら手ぬぐい半襟やらをおもしろがってくださる方も多いのですけれどもねーーー。
過渡期、あらゆる意味で過渡期なのかも知れませんね。
でもまさか、注意されるとは思わなかったなーーー(爆)このアタシに注意するとは(爆)←この不遜な態度が悪いのかなーーー(爆)
「この絵デッサン狂ってないですか?」と言われるより不本意(爆)←敵を作り易い。反省してます。

半襟が気に入ったように出て嬉しい。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


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- [着物着ました2015・2016]
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クレヨンで引いたような線も柔らかくていい感じ。べにお先生の半襟やっぱいいな~(前記事見ながらつぶやいてみる・笑)。
昨年夏の倒れそうな暑い日に汗だくになっても着る、と覚悟して着てから、私の中で”そういうモノ”と言う基準が出来まして、暑くとも着物を着ることに抵抗がなくなりましたが、この湿度の高い蒸す季節はその覚悟も揺るぎます。5月はお着物を着る機会がなく、ようやくと思ったら梅雨に入りそうですし、まいっちんぐです~~