2016.05/11 [Wed]
過酷な運命を辿る普段単衣。猫帯で。その1
ごきげんよう


@首都圏西部。
約3週間前、図書館と銀行と晩ご飯の買いものに、クルマで出たときの着物。




@首都圏西部。
約3週間前、図書館と銀行と晩ご飯の買いものに、クルマで出たときの着物。

何やら花柄の正絹平織り単衣。
生成り色地ピンク市松黒猫柄ポリエステル半幅帯。
100均キャ○ドゥマゼンダ色スカーフという名の帯揚げ。
100均ダ○ソー菊柄手ぬぐいという名の半襟。
黒×白正絹三分紐。
水色の猫型箸置きという名の帯留め。


生成り色地ピンク市松黒猫柄ポリエステル半幅帯。
100均キャ○ドゥマゼンダ色スカーフという名の帯揚げ。
100均ダ○ソー菊柄手ぬぐいという名の半襟。
黒×白正絹三分紐。
水色の猫型箸置きという名の帯留め。


この日は気温も20℃超えで、カスタマイズ前の仕立て襟(美容襟)を試すいい機会だったので(カスタマイズ記事は前回
こちら)、着物の下にはおやすみブラと木綿楊柳のすててこのみ。気楽なしつらえでした。
わたくしのようなバスト大きめ胴体太めの者には、市販の和装ブラがイマイチすっきり合いません。それでも若くてびっちびちだったときには肉体にも張りがあるので市販の和装ブラでそれなりに見られたものですが、そーいうのも遠い昔ですわ。今、着物を着るときには、4メートルに切った木綿晒を巻いてます。慣れるとめっちゃ早いですし、着姿もスッキリですわ(当社比)。
それでもたまに、おやすみブラなどで手抜きしてみる。晒を巻くのが手間なのではありません。これは洗濯物を少なくするという手抜きですのよ、奥さん。だっておやすみブラと4メートルの晒では、洗濯物を干す手間が違うのーーー。晒を誰にもお勧めできないのはそーいう訳です。
わたくしはつくづく、自分という人間の行動の基準、優先順位の取り方が、めんどくさいか否かが重要なポイントであること、怠惰な人間とはこういうものではないか、とか考える訳ですわ。着物を着るのはちっとも面倒くさくないんですけれども、寝間着を脱ぐのが面倒なときは多々ある。
でも結果的には着姿に歴然とした差が出てしまい(だからあくまで当社比)、若干後悔するのでした。
さてタイトルの、過酷な運命を辿る着物、ですが。
この正絹単衣は、ずいぶん前、新宿京王百貨店でのリサイクル着物催事で見つけて購入したものです。このときの業者さんは熊本から来たとおっさってたっけな。どうぞご無事で。。。!
元は袷の着物で、裄は短めでも身幅がちょうど良かったのとお手頃価格のおかげで、がんがん普段使いにしておりました。胴裏は末期色(@ほあかばりきるま。氏。変色してまだらまっ黄色になった絶望的状況が目に浮かぶ、秀逸な表現)八掛のエンジ色も末期色でした。
それを、昨今の単衣の季節の長さを鑑みて、末期色の裏を外して、自分で単衣にするお直しをしたんですよねーーー(そのときの記事は
こちら)。どうやらすっかり忘れてましたが、1年越しで完成させたらしい。苦労してんなーーー自分。頑張ったじゃないか自分。
わたくしは一時期、若いときに買った単衣着物をおーく損で売り払ってスッキリしていて(中年太りはおとろしいねえ
)手持ちの単衣がほとんどない状態だったので、こんな風に気軽に着られる単衣を、自分でカスタマイズできたのは嬉しかったです。もう今後絶対やりたくはないですけれどもね!!!
単衣になってからは、正絹であろうと委細構わず自宅でアク○ンを使って洗っております。洗濯機はドラム型でなく縦型の方が着物に優しいです。たっぷりの水ですすいで軽く脱水を掛けたら、日の当らないところに室内干し。キモはアイロンですわ。アイロンすると、愛すべき丈夫な布地は、かなり綺麗に甦ってくれる。頼もしいことこの上ないのです。
ああでも、こういうのは、自己責任ですよ。強くお勧めはできません。大島紬などの平織り紬はとにかく丈夫で、雨コートにもできるくらい織りも密ですが、正絹生地をこのように乱暴に扱って、風合いが保たれる訳ないであろう。。。と思われるからです。わたくしもさすがに、ちょっとお高かった大島紬をこのように扱う勇気はありませんのよ。
そういう意味でも、過酷な運命を与えてしまったこのリサイクル紬に対しては、哀れみと一抹の悲しみと共に、深い愛情を感じずにいられません。せいぜいたくさん着て、着物としての寿命を全うさせたいと思っております。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/

こちら)、着物の下にはおやすみブラと木綿楊柳のすててこのみ。気楽なしつらえでした。
わたくしのようなバスト大きめ胴体太めの者には、市販の和装ブラがイマイチすっきり合いません。それでも若くてびっちびちだったときには肉体にも張りがあるので市販の和装ブラでそれなりに見られたものですが、そーいうのも遠い昔ですわ。今、着物を着るときには、4メートルに切った木綿晒を巻いてます。慣れるとめっちゃ早いですし、着姿もスッキリですわ(当社比)。
それでもたまに、おやすみブラなどで手抜きしてみる。晒を巻くのが手間なのではありません。これは洗濯物を少なくするという手抜きですのよ、奥さん。だっておやすみブラと4メートルの晒では、洗濯物を干す手間が違うのーーー。晒を誰にもお勧めできないのはそーいう訳です。
わたくしはつくづく、自分という人間の行動の基準、優先順位の取り方が、めんどくさいか否かが重要なポイントであること、怠惰な人間とはこういうものではないか、とか考える訳ですわ。着物を着るのはちっとも面倒くさくないんですけれども、寝間着を脱ぐのが面倒なときは多々ある。
でも結果的には着姿に歴然とした差が出てしまい(だからあくまで当社比)、若干後悔するのでした。
さてタイトルの、過酷な運命を辿る着物、ですが。
この正絹単衣は、ずいぶん前、新宿京王百貨店でのリサイクル着物催事で見つけて購入したものです。このときの業者さんは熊本から来たとおっさってたっけな。どうぞご無事で。。。!
元は袷の着物で、裄は短めでも身幅がちょうど良かったのとお手頃価格のおかげで、がんがん普段使いにしておりました。胴裏は末期色(@ほあかばりきるま。氏。変色してまだらまっ黄色になった絶望的状況が目に浮かぶ、秀逸な表現)八掛のエンジ色も末期色でした。
それを、昨今の単衣の季節の長さを鑑みて、末期色の裏を外して、自分で単衣にするお直しをしたんですよねーーー(そのときの記事は

こちら)。どうやらすっかり忘れてましたが、1年越しで完成させたらしい。苦労してんなーーー自分。頑張ったじゃないか自分。
わたくしは一時期、若いときに買った単衣着物をおーく損で売り払ってスッキリしていて(中年太りはおとろしいねえ

)手持ちの単衣がほとんどない状態だったので、こんな風に気軽に着られる単衣を、自分でカスタマイズできたのは嬉しかったです。もう今後絶対やりたくはないですけれどもね!!!
単衣になってからは、正絹であろうと委細構わず自宅でアク○ンを使って洗っております。洗濯機はドラム型でなく縦型の方が着物に優しいです。たっぷりの水ですすいで軽く脱水を掛けたら、日の当らないところに室内干し。キモはアイロンですわ。アイロンすると、愛すべき丈夫な布地は、かなり綺麗に甦ってくれる。頼もしいことこの上ないのです。
ああでも、こういうのは、自己責任ですよ。強くお勧めはできません。大島紬などの平織り紬はとにかく丈夫で、雨コートにもできるくらい織りも密ですが、正絹生地をこのように乱暴に扱って、風合いが保たれる訳ないであろう。。。と思われるからです。わたくしもさすがに、ちょっとお高かった大島紬をこのように扱う勇気はありませんのよ。
そういう意味でも、過酷な運命を与えてしまったこのリサイクル紬に対しては、哀れみと一抹の悲しみと共に、深い愛情を感じずにいられません。せいぜいたくさん着て、着物としての寿命を全うさせたいと思っております。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


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- [着物着ました2015・2016]
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