2016.05/09 [Mon]
仕立て襟(美容襟)カスタマイズbefore→after
ごきげんよう


ウチの飛影王子は、油が大好きなんですよ、奥さん。
夜中に油を舐めてたら化け猫ちゃうか、と思うのですが、そんな立派なものではありません。わたくしが前夜、晩ご飯にお肉など焼いたあとのガスレンジをキチンと拭き掃除しておかないと、飛影王子は夜中にその跳ねた油を舐めるのですわ。彼としてはいい匂いなんだろか。っつーか、わたくしがだらしないのバレちゃうじゃないの、奥さん。
わたくしの名誉のためにひとこと付け加えておくならば、わたくしはキッチンを結構綺麗にしておくタイプでございますわ。ガスレンジだって毎回拭き掃除するのよ。だって気を抜くと、飛影王子があっち舐めこっち舐め、舐めるだけならまだしも舐めたあと必ず!お腹壊してしまうから。元々だらしないヒトだったのが、飼い猫に躾けられて、こまめに掃除するヒトになったんですね。っつーか、名誉どころか言い訳すればするほどわたくしが駄目人間なのがバレバレじゃないの、奥さん。
そして。。。昨夜うっかり、拭き掃除を忘れたおかげで、今日の飛影王子はお腹下痢下痢です
ビオフェルミン飲ませたところです
あとを付け回してお尻を拭くと、げろ怒られる。でも拭かないと汚いのですよ、奥さん。
キッチンは拭き掃除しましたよ。ついでに床も拭き掃除した。予定外の掃除で忙しいですわ。
飛影王子は、今夜には元気復活するとお約束します。






『仕立て襟』ってあるじゃないですか。
『美容襟』と呼ぶ方が一般的名称なのでしょうか。この名称は某○道の商品だけに当てはまるのかと思ったんですけれども。
ま、いいや。とにかくこういうヤツ
ですわ。
わたくしは今までこれを使ったことなくて、現物は以前ウチの愛機ステルスタンタン(敬称略)が使っているのを見たのが最初です。長襦袢とかいろいろ着込むと暑いときに、半襟だけをキチンと見せて、襦袢は省略してしまう、という便利グッズなんですねー。他にも使い方はあるようですが、わたくしは○道商品には暗いので、そちらの説明はできませんわ。
今回わたくしは、暑い時期に、胸に晒を巻いただけで半襟をそれらしく見せて、綿麻浴衣などを少しでも涼しくラクに着たいものよのう。。。と考えて、初めて導入に至りました。おーく損にてセール品780円也で購入しました。○道ブランドでなければ1000円前後で手に入るようです。
さてこのお品は、上手な方は使い易いとおっさるのですが、いろいろな方を拝見すると、買ったものをそのまま使うと、イマイチ使いにくい。。。というお話が多かったです。襟元が着崩れしやすいらしいのです。
あすか師匠に紹介していただいた、アンティーク着物ブログ『花金魚』のひなこちゃんが、昨年夏、やはりこの仕立て襟を如何に着崩れなく使うかカスタマイズした記事をアップしてらしたので、わたくしも参考にしました。ひなこちゃんの記事はブログリンクの許可をいただいてないので、興味のある方は検索してみてください。基本的な考え方は同じようです。

まずは試しに、買ったままの状態で使ってみました。先月の某晴れた日、正絹単衣の紬×半幅帯。
白半襟の上からくるむようにして、100均の手ぬぐいをざくざく縫い付けております。
付属の衣紋抜きと紐はそのままです。
着物にはコーリン紐と腰紐ベルトを使いました。
この状態で半日、ご近所に出掛けましたが。。。結論を言うなら、わたくしには非常に使いにくかった!!!
とにかく半襟の出方が安定しませんでした。
後ろの衣紋で安定させようと、衣紋を抜くように引っ張ると、半襟がクビいっぱいまで来て苦しい感じです。下手すると着物と仕立て襟の間に、お肌が見えてしまう
そうならないためには、着物も相当襟を詰めて着付ける必要があり、自分の着方とはずいぶん違ってしまいます。
仕立て襟に付いた紐は細くて、位置的にもわたくしの体型(バスト大きめ全体に太め)ではバスト下に結ぶしかなく、余計に安定が悪かったです。でもこれが使いやすい方もいらっさるのも事実です。市販されてるってことはそれなりに何らかの理由があるのでしょうし。わたくしは、技術的な問題ではなく、体型の違いが大きいのではないか、と考えておりますわ。
ひなこちゃんのカスタマイズ記事を参考にしつつ、わたくしの体型&わたくしの着方に合わせたカスタマイズを考えました。
まず、付属の衣紋抜きは、容赦なく切り捨て。
付属の紐も容赦なく切り捨てます。
仕立て襟は二つ折りになっているので、二つ折り部分に挟み込むようにして、背中に広く晒を縫い付けます。針目は細かい必要はありません。背中心を2・3センチほどと、晒の端をやはり2・3センチほど縫ってあれば、外れません。
わたくしは手持ちの晒を縫い付けましたが、表に響かない程度の柄の手ぬぐいもいいかと思います。
長さは着物の腰紐から確実に出る分。二部式の襦袢もしくは半襦袢ほどの丈よりも短くて大丈夫なようです。幅は、わたくしの場合、衣紋抜きを使わないために、広く反物幅で縫い付けましたが、半分の幅でも充分だと思われます。
この襟を、衣紋がちょうどいいように抜いて肩に乗せたら、コーリンベルトで留めます。わたくしの場合はゴム部分を取り外して腰紐に縫い付けたコーリン紐です。もっと安定させたい方はあらかじめ、仕立て襟の襟先より上(自分のバスト下に巻けるような位置)に、幅が広めの紐もしくは布をざくざく縫い留めておくと便利だと思いました。
襟先が、着物を着たとき腰紐の下にあった方が安定する方は、この仕立て襟の襟先は短いので、布を足すのをお勧めします。
。。。こんな説明でわかるのかしらーーー。わかりにくかったらごめんなさいね、奥さん。わたくしはとにかくヒトサマのお役に立たないからねえ。

さて別の日、同じ着物で、カスタマイズ仕立て襟を試してみました。
暑い日だったので、襟合わせはゆったり気味です。
。。。これは♡
奥さーーーん、やったよーーーーっっっ
1日、着ておりましたが、襟元の崩れストレス等なく過ごせました。長襦袢半襦袢と同じような感じで、半襟の出方や襟の打ち合わせ方を自分で自由に決められるのも嬉しかったです。
襟芯を入れてないと少しくたくたするのですが、夏はそのくらいでもオッケーな気がしています。気になる場合は差し込み襟芯を入れるとぴしっとなりそうです。
着付けてすぐの画像では、半襟の出方が違うくらいしか差が見えないのですが、時間が経つと、体感がまるで違いますわーーー(ちなみにこのとき、左はおやすみブラのみで、右は晒を巻いてバスト補正しています。仕立て襟の使い勝手とは関係なかったですよ)。
ああこれなら何とか使えそうです。780円也、無駄にしないで良かった(爆)
一度、仕立て襟を使ってみたいとお考えの方は、是非カスタマイズをお勧めします。紐の位置と衣紋抜きの幅など、その人その人で好みがありますし、ご自分の身体に合わせてひと手間かけた方がよろしいかと存じます。
便利グッズというのは、恐らく、人に依って、使い勝手のいい形が違うのではないでしょうか。
それってどう便利なのか。。。深いですねーーー。
わたくしはこの夏、いろいろな着物で体験してみようと思います。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
このときの着物平置き解説は後日。



ウチの飛影王子は、油が大好きなんですよ、奥さん。
夜中に油を舐めてたら化け猫ちゃうか、と思うのですが、そんな立派なものではありません。わたくしが前夜、晩ご飯にお肉など焼いたあとのガスレンジをキチンと拭き掃除しておかないと、飛影王子は夜中にその跳ねた油を舐めるのですわ。彼としてはいい匂いなんだろか。っつーか、わたくしがだらしないのバレちゃうじゃないの、奥さん。
わたくしの名誉のためにひとこと付け加えておくならば、わたくしはキッチンを結構綺麗にしておくタイプでございますわ。ガスレンジだって毎回拭き掃除するのよ。だって気を抜くと、飛影王子があっち舐めこっち舐め、舐めるだけならまだしも舐めたあと必ず!お腹壊してしまうから。元々だらしないヒトだったのが、飼い猫に躾けられて、こまめに掃除するヒトになったんですね。っつーか、名誉どころか言い訳すればするほどわたくしが駄目人間なのがバレバレじゃないの、奥さん。
そして。。。昨夜うっかり、拭き掃除を忘れたおかげで、今日の飛影王子はお腹下痢下痢です

ビオフェルミン飲ませたところです

あとを付け回してお尻を拭くと、げろ怒られる。でも拭かないと汚いのですよ、奥さん。
キッチンは拭き掃除しましたよ。ついでに床も拭き掃除した。予定外の掃除で忙しいですわ。
飛影王子は、今夜には元気復活するとお約束します。






『仕立て襟』ってあるじゃないですか。
『美容襟』と呼ぶ方が一般的名称なのでしょうか。この名称は某○道の商品だけに当てはまるのかと思ったんですけれども。
ま、いいや。とにかくこういうヤツ

ですわ。
わたくしは今までこれを使ったことなくて、現物は以前ウチの愛機ステルスタンタン(敬称略)が使っているのを見たのが最初です。長襦袢とかいろいろ着込むと暑いときに、半襟だけをキチンと見せて、襦袢は省略してしまう、という便利グッズなんですねー。他にも使い方はあるようですが、わたくしは○道商品には暗いので、そちらの説明はできませんわ。
今回わたくしは、暑い時期に、胸に晒を巻いただけで半襟をそれらしく見せて、綿麻浴衣などを少しでも涼しくラクに着たいものよのう。。。と考えて、初めて導入に至りました。おーく損にてセール品780円也で購入しました。○道ブランドでなければ1000円前後で手に入るようです。
さてこのお品は、上手な方は使い易いとおっさるのですが、いろいろな方を拝見すると、買ったものをそのまま使うと、イマイチ使いにくい。。。というお話が多かったです。襟元が着崩れしやすいらしいのです。
あすか師匠に紹介していただいた、アンティーク着物ブログ『花金魚』のひなこちゃんが、昨年夏、やはりこの仕立て襟を如何に着崩れなく使うかカスタマイズした記事をアップしてらしたので、わたくしも参考にしました。ひなこちゃんの記事はブログリンクの許可をいただいてないので、興味のある方は検索してみてください。基本的な考え方は同じようです。

まずは試しに、買ったままの状態で使ってみました。先月の某晴れた日、正絹単衣の紬×半幅帯。
白半襟の上からくるむようにして、100均の手ぬぐいをざくざく縫い付けております。
付属の衣紋抜きと紐はそのままです。
着物にはコーリン紐と腰紐ベルトを使いました。
この状態で半日、ご近所に出掛けましたが。。。結論を言うなら、わたくしには非常に使いにくかった!!!
とにかく半襟の出方が安定しませんでした。
後ろの衣紋で安定させようと、衣紋を抜くように引っ張ると、半襟がクビいっぱいまで来て苦しい感じです。下手すると着物と仕立て襟の間に、お肌が見えてしまう

そうならないためには、着物も相当襟を詰めて着付ける必要があり、自分の着方とはずいぶん違ってしまいます。
仕立て襟に付いた紐は細くて、位置的にもわたくしの体型(バスト大きめ全体に太め)ではバスト下に結ぶしかなく、余計に安定が悪かったです。でもこれが使いやすい方もいらっさるのも事実です。市販されてるってことはそれなりに何らかの理由があるのでしょうし。わたくしは、技術的な問題ではなく、体型の違いが大きいのではないか、と考えておりますわ。
ひなこちゃんのカスタマイズ記事を参考にしつつ、わたくしの体型&わたくしの着方に合わせたカスタマイズを考えました。
まず、付属の衣紋抜きは、容赦なく切り捨て。
付属の紐も容赦なく切り捨てます。
仕立て襟は二つ折りになっているので、二つ折り部分に挟み込むようにして、背中に広く晒を縫い付けます。針目は細かい必要はありません。背中心を2・3センチほどと、晒の端をやはり2・3センチほど縫ってあれば、外れません。
わたくしは手持ちの晒を縫い付けましたが、表に響かない程度の柄の手ぬぐいもいいかと思います。
長さは着物の腰紐から確実に出る分。二部式の襦袢もしくは半襦袢ほどの丈よりも短くて大丈夫なようです。幅は、わたくしの場合、衣紋抜きを使わないために、広く反物幅で縫い付けましたが、半分の幅でも充分だと思われます。
この襟を、衣紋がちょうどいいように抜いて肩に乗せたら、コーリンベルトで留めます。わたくしの場合はゴム部分を取り外して腰紐に縫い付けたコーリン紐です。もっと安定させたい方はあらかじめ、仕立て襟の襟先より上(自分のバスト下に巻けるような位置)に、幅が広めの紐もしくは布をざくざく縫い留めておくと便利だと思いました。
襟先が、着物を着たとき腰紐の下にあった方が安定する方は、この仕立て襟の襟先は短いので、布を足すのをお勧めします。
。。。こんな説明でわかるのかしらーーー。わかりにくかったらごめんなさいね、奥さん。わたくしはとにかくヒトサマのお役に立たないからねえ。

さて別の日、同じ着物で、カスタマイズ仕立て襟を試してみました。
暑い日だったので、襟合わせはゆったり気味です。
。。。これは♡
奥さーーーん、やったよーーーーっっっ

1日、着ておりましたが、襟元の崩れストレス等なく過ごせました。長襦袢半襦袢と同じような感じで、半襟の出方や襟の打ち合わせ方を自分で自由に決められるのも嬉しかったです。
襟芯を入れてないと少しくたくたするのですが、夏はそのくらいでもオッケーな気がしています。気になる場合は差し込み襟芯を入れるとぴしっとなりそうです。
着付けてすぐの画像では、半襟の出方が違うくらいしか差が見えないのですが、時間が経つと、体感がまるで違いますわーーー(ちなみにこのとき、左はおやすみブラのみで、右は晒を巻いてバスト補正しています。仕立て襟の使い勝手とは関係なかったですよ)。
ああこれなら何とか使えそうです。780円也、無駄にしないで良かった(爆)
一度、仕立て襟を使ってみたいとお考えの方は、是非カスタマイズをお勧めします。紐の位置と衣紋抜きの幅など、その人その人で好みがありますし、ご自分の身体に合わせてひと手間かけた方がよろしいかと存じます。
便利グッズというのは、恐らく、人に依って、使い勝手のいい形が違うのではないでしょうか。
それってどう便利なのか。。。深いですねーーー。
わたくしはこの夏、いろいろな着物で体験してみようと思います。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
このときの着物平置き解説は後日。
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