2016.05/07 [Sat]
単衣の紬を着ました。薄ものの羽織で。
ごきげんよう


ゴールデンウィーク終盤を迎える方も、いつもの週末と変わりない方も、お元気でお過ごしですか。
ちょっとご無沙汰しちゃいましたね、奥さん。わたくしは今、珍しく忙しくて、バタバタしておりますが、具合が悪い訳ではありません。でもしばらく着物着てないです。着物が着たいにゃー。
九州の地震はいちどきの酷さから、回数だけは減ったようですね。。。でも報道も激減したなあ。これから徐々にですが、街は必ず復興していきます。未来に希望が託せるといいです。
先月(もう2週間前!)池袋の『ポケモンセンターメガトウキョウ』に行ったときの着物。
友人『黄色い娘の母』と待ち合わせなので、ピカチュウ帯が期待されましたが、お天気の関係でなしでした。あの帯は帯芯にした接着芯が厚めなので、袷の季節の方が使い勝手がいいのです。
悩んで、髪にだけピカチュウかんざしを挿して出掛けました。
薄いからし色地十日町紬単衣。
いつもの日本橋問屋街の着物屋さんで、激安物件だったもの。生地も色目も薄いので、仕立てをお願いするとき担当さんと相談して、後ろ身頃の腰から下いっぱいいっぱいに、居敷当てを付けてもらいました。すると、単衣で涼しげだけれども、非常に暑い時期には着づらくなってしまった。。。
ちなみにわたくしは、濃い色目の正絹単衣には、居敷当ては付けません。夏の薄もの(本麻のちぢみなど)にも居敷当ては付けません。もちろん理由は暑いから。
この紬は、仕立てた当初は6月と9月(俗にいう単衣の時期)に着ていましたが、昨今は暑い時期が早まって、わたくしなど6月には、正絹単衣はもう暑過ぎて着られません。正絹単衣は、4月5月の気温25℃前後もしくは良く晴れた20℃超えの日に着る着物になりました。そんなに大汗もかかず、風が抜けるときは快適です。襦袢は胴体が晒の二部式にして、薄ものの羽織で調整します。
もし次に、この着物を仕立て直しする機会があったら、居敷当ては外したいですね。
東雲色紬八寸名古屋帯。
わたくしが20代前半のころ結婚祝として、母方の伯母が村山大島紬とセットにして、選んで縫ってくれたもの。東雲色は朱系の色目ですが、彩度が若干低く落ち着いているので、いいトシぶっこいても着物と小物を選ぶと昭和の匂いが比較的薄い、と自分では思ってるんですけれども。
わたくしは生まれも育ちも昭和ですので(平成になってからの記憶が薄い)、時代の記憶が刻み込まれているアイテムをそのまま身につけるのは危険です。昭和の流行りものはできるだけ避けた方が身のためですわ。そして着るものにちょっと加えたいときにはある種の覚悟とちょっとした技が必要になります。レトロを楽しめるのは若いうちだけだと思いますわーーー。
ひめ吉さんちの刺繍はんえり『そら豆』
塩瀬地。春から初夏限定で愛用しております。わたくしはアルコール駄目なので考えもしませんでしたが、お酒を飲む方が「この半襟付けてビール飲みたい」。。。とおっさってるの聞いたことあります。酒好きって不思議なイキモノだと思いました。
100均ダ○ソーグリーン系ストライプスカーフという名の帯揚げ。
タンタンさんからのいただきもの。100均スカーフは汗になっても簡単に洗えてスッキリするし、適度な透け感が重くなくて(とはいえ、絽の帯揚げほど季節も関係なく)とても使い勝手がいいと思っております。最初に考えて使い始めたのは、わたくしの知る限りではあすか師匠なんですが、他にも思い付いてやり出した方はたくさんいらっさるのであろ。ひらめくヒトたちって素晴らしい。わたくしはそんな方々の恩恵をたっぷり受けておりますわ。
若草色地にピンクの帯〆。


八雲氏といっしょ。


野次馬です。可愛いので、切れなかった。。。

薄いグレイ地ポリエステル絽の長羽織。
プレタ品です。着丈115センチ。マイサイズより15センチも長いですが、生地が薄いせいか本人はあまり気になりません。
当時とにかく薄ものの長羽織が欲しくて探していたところ、おーく損で業者さんが出しているプレタ品を見つけました。送料入れて6000円以下でした。
着物屋さんで薄ものの羽織ものを探すと、紗でも絽でもレース地でも、正絹だったり手が込んでてお高かったりします。それなりに格があるかそれなりにお高い着物に合わせるのを想定して商品開発販売しているのでしょう。
でもわたくしがそんな着物を着ないお貧乏だからとか関係なく、普段ちょいちょい気楽に着物が着たい身には、夏になる前の季節にちょっと羽織りたい塵よけもしくはおされの羽織ものに、気楽に洗えない正絹は、実用的じゃないのです。
ポリエステルプレタの着物が、袷も単衣も夏物も、それなりに結構種類たくさん見掛けられるというのに、羽織ものは袷の長羽織ばかりで、わたくしとしては非常に残念です。ポリエステルプレタ着物には大量生産してもそれなりに需要があっても、薄ものの羽織には需要がないってことでしょうか。
どうせなら、観光地でのレンタル着物、あれに、きっちりセットもしくはオプションで羽織ものをコーディネートさせれば、需要だって産まれるのに、とか思うんですけれども。真冬など羽織ものがないと見てる方も寒そうだし。
そして、「着物は本当はこうやって着るともっとええんやでーー」とか言って(注;関西弁に何か思惑がある訳ではない。よく知らないだけ)レンタル着物にも差別化を施して観光客の気分を揚げ財布を緩ませたれ。着物を着ないヒトが娯楽の一環として着物を着てみたいと思うなら、できるだけ良いものホンモノに近いものを体験してもらう方が、後々のためにもいいんじゃないの。。。などと、わたくしのような素人は思う訳ですわ。ああ、着物は素人ですが、旅行はあちこちたくさん行ってますよ。観光客だってさ、あからさまに観光客向けの手抜きはわかるし、そーいうの嬉しくないですわ。
そうしてわたくしのような正絹じゃない羽織ものが欲しいヒトに、余剰生産の恩恵を与えて欲しい。そうすれば薄ものポリエステルプレタの長羽織が、選べる範囲で買えるんじゃないか。。。とマジで考えるのでした。
コメントのお返事が遅れておりますどうもすみません。ゆっくりぼちぼちお返しします。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
コスプレの方がいらしたら、いっしょに撮りたかったんです。
この日はサトシがいてくれましたよ!!!
小道具まで持ってたーーー♪(ブログ掲載許可をいただいております)



ゴールデンウィーク終盤を迎える方も、いつもの週末と変わりない方も、お元気でお過ごしですか。
ちょっとご無沙汰しちゃいましたね、奥さん。わたくしは今、珍しく忙しくて、バタバタしておりますが、具合が悪い訳ではありません。でもしばらく着物着てないです。着物が着たいにゃー。
九州の地震はいちどきの酷さから、回数だけは減ったようですね。。。でも報道も激減したなあ。これから徐々にですが、街は必ず復興していきます。未来に希望が託せるといいです。
先月(もう2週間前!)池袋の『ポケモンセンターメガトウキョウ』に行ったときの着物。
友人『黄色い娘の母』と待ち合わせなので、ピカチュウ帯が期待されましたが、お天気の関係でなしでした。あの帯は帯芯にした接着芯が厚めなので、袷の季節の方が使い勝手がいいのです。
悩んで、髪にだけピカチュウかんざしを挿して出掛けました。
薄いからし色地十日町紬単衣。
いつもの日本橋問屋街の着物屋さんで、激安物件だったもの。生地も色目も薄いので、仕立てをお願いするとき担当さんと相談して、後ろ身頃の腰から下いっぱいいっぱいに、居敷当てを付けてもらいました。すると、単衣で涼しげだけれども、非常に暑い時期には着づらくなってしまった。。。
ちなみにわたくしは、濃い色目の正絹単衣には、居敷当ては付けません。夏の薄もの(本麻のちぢみなど)にも居敷当ては付けません。もちろん理由は暑いから。
この紬は、仕立てた当初は6月と9月(俗にいう単衣の時期)に着ていましたが、昨今は暑い時期が早まって、わたくしなど6月には、正絹単衣はもう暑過ぎて着られません。正絹単衣は、4月5月の気温25℃前後もしくは良く晴れた20℃超えの日に着る着物になりました。そんなに大汗もかかず、風が抜けるときは快適です。襦袢は胴体が晒の二部式にして、薄ものの羽織で調整します。
もし次に、この着物を仕立て直しする機会があったら、居敷当ては外したいですね。
東雲色紬八寸名古屋帯。
わたくしが20代前半のころ結婚祝として、母方の伯母が村山大島紬とセットにして、選んで縫ってくれたもの。東雲色は朱系の色目ですが、彩度が若干低く落ち着いているので、いいトシぶっこいても着物と小物を選ぶと昭和の匂いが比較的薄い、と自分では思ってるんですけれども。
わたくしは生まれも育ちも昭和ですので(平成になってからの記憶が薄い)、時代の記憶が刻み込まれているアイテムをそのまま身につけるのは危険です。昭和の流行りものはできるだけ避けた方が身のためですわ。そして着るものにちょっと加えたいときにはある種の覚悟とちょっとした技が必要になります。レトロを楽しめるのは若いうちだけだと思いますわーーー。
ひめ吉さんちの刺繍はんえり『そら豆』
塩瀬地。春から初夏限定で愛用しております。わたくしはアルコール駄目なので考えもしませんでしたが、お酒を飲む方が「この半襟付けてビール飲みたい」。。。とおっさってるの聞いたことあります。酒好きって不思議なイキモノだと思いました。
100均ダ○ソーグリーン系ストライプスカーフという名の帯揚げ。
タンタンさんからのいただきもの。100均スカーフは汗になっても簡単に洗えてスッキリするし、適度な透け感が重くなくて(とはいえ、絽の帯揚げほど季節も関係なく)とても使い勝手がいいと思っております。最初に考えて使い始めたのは、わたくしの知る限りではあすか師匠なんですが、他にも思い付いてやり出した方はたくさんいらっさるのであろ。ひらめくヒトたちって素晴らしい。わたくしはそんな方々の恩恵をたっぷり受けておりますわ。
若草色地にピンクの帯〆。


八雲氏といっしょ。


野次馬です。可愛いので、切れなかった。。。

薄いグレイ地ポリエステル絽の長羽織。
プレタ品です。着丈115センチ。マイサイズより15センチも長いですが、生地が薄いせいか本人はあまり気になりません。
当時とにかく薄ものの長羽織が欲しくて探していたところ、おーく損で業者さんが出しているプレタ品を見つけました。送料入れて6000円以下でした。
着物屋さんで薄ものの羽織ものを探すと、紗でも絽でもレース地でも、正絹だったり手が込んでてお高かったりします。それなりに格があるかそれなりにお高い着物に合わせるのを想定して商品開発販売しているのでしょう。
でもわたくしがそんな着物を着ないお貧乏だからとか関係なく、普段ちょいちょい気楽に着物が着たい身には、夏になる前の季節にちょっと羽織りたい塵よけもしくはおされの羽織ものに、気楽に洗えない正絹は、実用的じゃないのです。
ポリエステルプレタの着物が、袷も単衣も夏物も、それなりに結構種類たくさん見掛けられるというのに、羽織ものは袷の長羽織ばかりで、わたくしとしては非常に残念です。ポリエステルプレタ着物には大量生産してもそれなりに需要があっても、薄ものの羽織には需要がないってことでしょうか。
どうせなら、観光地でのレンタル着物、あれに、きっちりセットもしくはオプションで羽織ものをコーディネートさせれば、需要だって産まれるのに、とか思うんですけれども。真冬など羽織ものがないと見てる方も寒そうだし。
そして、「着物は本当はこうやって着るともっとええんやでーー」とか言って(注;関西弁に何か思惑がある訳ではない。よく知らないだけ)レンタル着物にも差別化を施して観光客の気分を揚げ財布を緩ませたれ。着物を着ないヒトが娯楽の一環として着物を着てみたいと思うなら、できるだけ良いものホンモノに近いものを体験してもらう方が、後々のためにもいいんじゃないの。。。などと、わたくしのような素人は思う訳ですわ。ああ、着物は素人ですが、旅行はあちこちたくさん行ってますよ。観光客だってさ、あからさまに観光客向けの手抜きはわかるし、そーいうの嬉しくないですわ。
そうしてわたくしのような正絹じゃない羽織ものが欲しいヒトに、余剰生産の恩恵を与えて欲しい。そうすれば薄ものポリエステルプレタの長羽織が、選べる範囲で買えるんじゃないか。。。とマジで考えるのでした。
コメントのお返事が遅れておりますどうもすみません。ゆっくりぼちぼちお返しします。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
コスプレの方がいらしたら、いっしょに撮りたかったんです。
この日はサトシがいてくれましたよ!!!
小道具まで持ってたーーー♪(ブログ掲載許可をいただいております)
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