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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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べにお亭年の瀬合宿vol.3阿波しじらの水通しについて

ごきげんよう






イキナリ干し芋www

べにお先生は昨年11月に川越詣でをした際に、火事で焼けてしまった菓子屋横町の出店で干し芋を買って(これはウチの夫へのお土産になった)以来、干し芋に取り憑かれたらしいのです。
ご近所のスーパーで干し芋を買ってみるも、川越よりお高くて美味しくない。。。先生は到頭、自分で干し芋を作る方向へ行きなさった。変なお人だ。
そうして出来上がったこれが最初の作品です。
製作中、お天気も思わしくなく、時間をかけて干したそうですが(朝、仕事に出る前に干して、帰ったら取り込む。このフレーズにわたくしはヤラレてしまいました…爆)、ねっとりしてサツマイモ本来持つ甘みが引き出されて、とても美味しゅうございました。売ってるものよりもよほど好みだったりします。
先生はその後、更なるバージョンアップを遂げようとなさってます。(
こちら
納得できたらやめてしまうのかも知れませんが、その探究心研究熱心には、呆れるばかりです(爆)




夕ご飯は、わたくしのリクエストにより(と、お品書きに書いてある!)マカロニグラタン。
デザートはリンゴのクラフティ。
クラフティの生地作りに失敗しているそうですが(ご本人談
こちら)、食べた側としてはそこはあまり感じませんでした。そもそもブラックチェリーで作るものだと思っていたので、リンゴは想定外。
どちらも美味しゅうございました。クラフティにはコーヒーより紅茶が合います。











向かって右、灰色かかった緑色の反物がべにお先生の。
左はわたくしの。
べにお先生は阿波しじらをもうお持ちだし、それは藍色で、わたくしにとっては初めての阿波しじらなので藍色上等、それでこういう色分けにしました。
今までに何度も木綿着物や浴衣を縫ってきたべにお先生にとっては、木綿ものの水通しは避けては通れぬ道です。梱包を解いて反物を開いてみると、糊なのか、ごわごわ堅い手触りです。
先生は、寝る前に、浴槽で阿波しじらの水通しをする段取りを考えてらっさいました。お風呂に入ったあとべにお先生が速攻で浴槽を洗い、冷たい水を15センチほどの深さで張ってくれています。
しかし、反物に付けられた説明書を読んで、わたくしたちは困惑しました。説明書はその場で捨ててしまったので、正確な文面ではないのですが、曰く、
『阿波しじらは、しじら織り(縮ませて織っている)ですので、水通しは不要です。そのままお仕立てください』
。。。マジすか!?

わたくしは、
「だったらそれでもいいじゃーーーん」
くらいに考えましたが(お気楽)、阿波しじらを初めてご自分で仕立てるべにお先生としては、できるだけリスクは回避しておきたかったようです。水通しして縮むならそれはそれで想定内だし、もし説明書通りに縮まないなら、それはそれでアリではないか!!!
それに、この反物はとても古いもので、どれくらい長く保管されていたかを考えると(30年40年レベル)一度は水洗いしておいた方が気持ちいいであろ。。。と判断できました。
どっちにしろわたくしは、言われた通りにするだけです



水通し前に、ざっと長さを計っておきました。
べにお先生のもわたくしのも、11メートル63センチ前後でした。



 


浴槽に沈めた図。
べにお先生は、色が違うから2反一度に水通しするのは危険かも。。。とお考えでした。教える側には教える責任というものがあるのですわ。素晴らしいですね。でも教わる側としては、できるだけラクな方がいいので、説明書にはどちらも本藍染めと書いてあったし、冷水だし。。。と適当に考えていて、実際、先にわたくしの方(藍色)を浴槽に浸けて水の色の変化を見てから、いっしょに済ませてしまうことにしました。
こういうのは、他所の方にはお勧めできません(自己責任でお願いしますよ、奥さん)。








就寝。
朝。
わたくしは前夜、ケータイ目覚ましのセットを忘れたので、べにお先生に起こされるまで目覚めませんでした。
朝昼兼用ブランチは、わたくしのリクエスト(と、お品書きに書いてある!)ほうれん草のキッシュとクラムチャウダーです。レシピ等詳細はべにお先生の記事を参照してください(
こちら)。



大昔、渋谷NHKの近くの裏通りにキッシュの専門店があって、わたくしと義妹(夫の実妹)はとても好きだったのでございます。飲食店の攻防は凄まじいものですし、時代の波もあるので、好みのお店が消滅する憂き目に遭うこと多数ですわ。そのお店に味が近いものそれより美味しければ尚可、みたいなオーダーで、べにお先生は初めて作るものに挑戦していくのです。ホンモノのチャレンジャーと言えましょう(爆)。どちらもとても美味しゅうございました。








さて、昨夜から水に浸ったままの阿波しじらを、救い出さねばならない。
べにお先生が今回教科書にしたのは、古い『七緒』です。そこに『染織こだま』さんの『木綿反物の水通しの仕方』が詳しく解説されていたのを参考にしたのです。こだまさんの水通しの仕方はもっと丁寧ですが、この阿波しじら反物には『水通し不要』の説明書きがついていました。なので若干のアレンジで、洗濯機で軽く水洗いして軽く脱水して、干すだけになりました。
ホンモノの木綿着物(伊勢木綿とか片貝木綿とか)をご自分で仕立てる方は、せめてもう少しは丁寧に水通しをするものだ、と認識しております。


 

シワを伸ばしつつ(といっても、ほとんどシワができない)ハンガーに掛けて干します。年末のこの時期は晴れの日が続いて乾燥している上に、湿気大嫌いなべにお先生が家中を意識的に乾燥させているので、おとろしいことにみるみる乾いていくのですわ。
べにお亭滞在時のわたくしは、普段よりもたっぷり余計にお肌の保湿を心掛けております。奥さんもお肌の保湿はしっかりやっておくんなせえよ。(←誰)

続きます。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/




このまま干して帰るつもりでしたが(乾いたら先生に取り込んでもらうつもりだった。生徒にあるまじき行為)、短時間で乾いてしまった!!!
結論から言うと、乾いたあとメジャーで長さを計ったら、11メートル63センチでした。
まったく縮まなかったようです。
糊でぱきぱきしているように感じたのは、実はしじらの生地が織り方でぱきぱきしていたせいだったようで、水通ししたあとも、生地はぱきぱきさらさらのままでした。
実はこの、11メートル63センチというのは、衝撃の値でしたわ。
なんと!!!背の高いべにお先生はおろかわたくしにすら、総尺が足りなかったのでございます!!!
どうなる、オーマイガッ









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Comment

No title 

ふむふむ。ほうほう。
と、うなずき納得しつつ読み進んでいたらなんと!!
ためにためたオチに本当に「Oh my God!!!」ですよ。
どーなる!?
連載はこれだからうもー。
いや、最後までためたわけじゃありませんよね。
知っている人なら最初にもう尺が足りないってことはわかっているはずですものね。
ああ、見捨てr-。じゃなかったミステリーはかくあるべし。
ふがっ!
  • posted by ほあかばりきるま。 
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  • 2016.01/22 05:33分 
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No title 

>総尺が足りなかったのでございます!!!

えぇーーーっ!?そこからどうなる???
  • posted by ふでぺん 
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  • 2016.01/22 09:31分 
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No title 

…またほーさまの誤変換が奮っておられるわあ(笑)
こーゆー場合、きっとべにおせんせーの負けず嫌い(和裁に関してだけ)が発動してミラクルな大逆転劇があるのではないかと期待しておりまするが。
  • posted by あすか 
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  • 2016.01/22 14:08分 
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私も以前ヤフオク落札した阿波しじらが、身丈が全く足りなくて、なくなく再びヤフオクに出したことがございます。
まだ仕立てビギナーでわかんなかったのです。
べにお先生のこと、どうにかなさるように思いますが……。
阿波しじらですと基本普段着ランクなので、仕上がり身丈160センチ・袖丈47センチくらいならなんとか取れるかな~。
いしきあてと肩布はなし(付ける場合は別布)で。
  • posted by 羽衣 牡丹 
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  • 2016.01/22 14:50分 
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帯で隠れる所を別布で接ぎ、裁ち繰り越しにして
おくみを斜めに裁つと何とかなる様に思います。幅は足りますか?

別布をパッチワークの様に使うのも如何でしょうか
  • posted by sgk**gura 
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  • 2016.01/22 15:55分 
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身丈と幅の割合を変えては?
私はだいたい昔の女並み寸、今も多分Mという裄63~4cm位の寸法が縦にも横にもちょっと大きいくらいなのですが、祖母(和裁を仕事(内職)にしていた)が縫ってくれた浴衣で、身丈145cmというのがあります。
身丈は10cmくらい短い、代わりに前幅後ろ幅がL寸並みで、ちょっと幅が足りないなあというくらいです。
身丈を取れるだけ取って、幅を普段より2~3cmづつ広く取れたら、多分何とかなるのでは。古いものだと反物幅も狭そうですが…。
祖母が縫ってくれた正絹の着物は並み寸に近い寸法ですので、木綿で生地がくっつきやすい浴衣だから、幅広めで葦が見えにくいように、その分丈は短くしてくれたのかと思っています。
そういえば、今のMは昔より身丈が5cm位長いです、昔のは155~6cmでその頃は丁度だったのですが、最近買ったM寸は長いです。
  • posted by 天鼓 
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  • 2016.01/23 00:30分 
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> ほあかばりきるま。さま。べにお先生も私も、連載するときは、何処がオチかな?と(笑)落としながら書いてます。
正直なところ、並幅ではべにお先生は裄も出ませんし、そっちは諦めていたのです。夏物ですしね。
おかげで作業工程が増えてしまいました~。
  • posted by たま 
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  • 2016.01/23 00:39分 
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> ふでぺんさんこんにちは
私はただ言われた通りにやるだけなのですが、最初から面倒なことになっちゃいましたねーーー乞うご期待ですよ。
  • posted by たま 
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  • 2016.01/23 00:42分 
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No title 

> あすか師匠がほ~さまの誤変換に喰い付いてくれた(笑)どんな日本語FEPを持っててどう育てているのかいつもいつもホントに謎(笑)
先生は勝ち気なので(爆。よくぞご存知で)絶対きちんと教えてみせるとお考えですわ。生徒がぼんくらなだけです。作業工程が増えて面倒くせえと思っております。
  • posted by たま 
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  • 2016.01/23 00:47分 
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No title 

> 羽衣 牡丹さま。今のものならもう少しは長さがあるんでしょうね。昔の日本人は平均して今より小さいし、このくらいで充分足りたのでしょう。私は、裄はあんまり気にしないんですが(単衣のときはほとんど半襦袢だしね)腰紐の位置は譲れないのですわ。だからちょっとだけ足りないだけなの。
  • posted by たま 
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  • 2016.01/23 00:52分 
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No title 

> sgk**guraさま、大当り
私、初めて縫う単衣なのに、ああめんどくせえ(爆)恐らく、教える方も面倒だと考えているでしょう。ネタにならなければ今頃はおーく損で売り払っていると考えられます(笑)
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2016.01/23 00:56分 
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No title 

しほねいさまないすありがとうございます~
  • posted by たま 
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  • 2016.01/23 00:57分 
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No title 

> 天鼓さま、日本人の平均体格は確実に大きくなっているんですね~。
私は身丈を譲る気がないので、胴で継ぐのは決定ですわ。べにお先生も身丈が全然足りないので、布も用意してもらいましたよ~。
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2016.01/23 01:45分 
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No title 

みっこちゃんないすありがとうございます~
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2016.01/23 15:11分 
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No title 

すのうさまナイスありがとうございます。
  • posted by たま 
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  • 2017.10/19 23:36分 
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