2016.01/09 [Sat]
お正月に横浜に行ったったvol.3
ごきげんよう


前回までのあらすじ


国家機密情報部員ステルスタンタン(敬称略)の美しい休暇と、それを彩る美しい(着物が美しい)中年女たち。。。あらすじを信じちゃいけないぜ。

わたくしは渋谷駅での東急東横線乗り換えを無難に果たして、集合時間少し前に横浜高島屋に到着しました。エラい。
横浜につくまではひとりも見掛けませんでしたが、さすがお正月のデパートそれも呉服売り場、着物姿の奥さん方があちこちにいらっさいます。販売員さんだってみんな着物。こんなに大勢のきもぉ~ぬ(着物を着た女人のこと@京都に住まう妖怪用語)を見るのは本当に久しぶりです。楽しい。
ざっと辺りを眺めてから、待ち合わせ場所に隣接したコーナーのソファで休んでいると。。。妙な方向から粋な織りの着物がやって来て目の前を横切りました。



何だアレ。。。大島の訪問着じゃんスゲーな。。。カレンブロッソのあれなんだっけ、あれを履いてる。。。ここまで思考1秒。って。あ、あれもしかして見たことあるヒトじゃね?思考2秒。
「あっっっべにお先生じゃありませんか!!!」
わたくしは吃驚した。
べにお先生、早い!!!(←驚くのは、もちろんソコ)
「何だか知らないけどサラ子が優秀でした」
「で、何故、あんな方からいらしたんですか」
「このフロアに来てから、エスカレーター前の混んでるところを避けたら道に迷いました」
さすがべにお先生は、わたくしの予想の斜め上を行ってくれます。
ここで新年のご挨拶。
そうこうするうちにウチの愛機ステルスタンタン(敬称略)も到着して、簡単にご挨拶すませると、3人は初売りの着物売り場へと移動しました。
結論を言えば、今年の初売りは残念ながらイマイチわたくしたち(この場合はステルスタンタンとわたくし)の好みに合致しませんでした。真っ当な美しい訪問着やら付け下げやら留袖やらが、もしかしたら安いのかも知れないけれどもわたくしたちの食指を動かすほどではないお値段で売られていただけです。

しかし我らの戦闘情報収集機ステルスタンタン(敬称略)は目敏かった。た○す屋の激安ブースで、サーモンがかったピンク色のフルーツ柄の名古屋帯を見つけました。
「たまさんどうなさいます?」
「あら可愛い」
「べにお先生には速攻でお断りされました。陸奥A子ポイントだそうで。もしたまさんも要らなかったら、あすか師匠にお土産にしようかと」
「あら、それもいいですね~。ああでもちょっと待って。ワタシとりあえず買ってみますわ。使いこなせなかったらタンタンさんに戻します」
「了解です」
わたくしたち(この場合はステルスタンタンとわたくし)は何か企む悪いヒトのように、顔を突き合わせて相談しました。こういうとき、どうしてわたくしたち(この場合はステルスタンタンとわたくし。ってしつこい)は悪巧み顔になるのか、自分でも不思議でなりません。きっと悪いヒトなのでしょう。
わたくしは他に、友人★へのお年賀に、高麗組の帯〆を1080円也で購入。
そして売り場をあとにしました。
ランチのために建物の外に出る気は、ハナからありませんでした。デパートのレストランフロアをうろうろして、好き嫌いの多いわたくしでも食べられて並んでいる列が比較的短いイタリアンレストランに決定。
ええと。何を食べたかご大層な名前が覚えられないので、べにお先生の説明を推奨します
こちら。
美味しかったです。凝って大変美味しゅうございましたけれども、横浜高島屋は横浜駅前という立地条件にあぐらをかいてるのか。同じくらいのお値段を出すなら、わたくし的にランチが高いと認識している東京六本木界隈(ヒルズ含む)ですら、小さなサラダかコーヒーかそのどっちもかがつくんだけどな。。。でも正月早々喧嘩を売ってはいけないわ。そもそも外に出ない我々がいけないのよ。。。
なーんつて。
次に、お茶とデザートとゆっくりおしゃべりするために移動した、横浜高島屋と連絡通路で繋がる横浜ベイシェラトンホテルの方が、ずっとリーズナブルに感じたほどですわ、奥さん(爆)わたくしはもう横浜高島屋では何も喰わんっっっ。。。と鼻息荒く決心しておく。
シェラトンホテルのケーキセット。何を食べたかはべにお先生に説明していただこう
こちら。
わたくしたちのおしゃべりはとめどなく、コーヒーをお替わりしつつ、まったりと過ごしました。
ふと、わたくしがトイレに立って戻ってくると、ステルスタンタン(敬称略)が何やら暑く熱く語っています。途中からですが何を言っているのかは、すぐにわかりました。
ステルスタンタン(敬称略)は、知る人ぞ知るブログオタクです。着物ブログだけではなくそのジャンルは多岐に渡り、ランキングの上位100位から150位くらいはいつだって軽く網羅しています(戦闘情報収集機の名に恥じない)。そういう暑苦しい(←失礼)読者が、愛読者の立場からべにお先生に、『お出掛けのときにはもっと着物を着てくれ』と脅し、じゃねえ、お願いしているのでした。
「先生の着物がお仕事着なのはわかりますよ。良く理解しております。でもたまに遠くにお出掛けして誰かに会うときくらいは少しでも着飾って欲しいんです。万能服じゃなくて。だってその方がずっとお似合いでらっさるし」
ステルスタンタンはかき口説きます。そして、着物で出掛ける利点を数え上げたあと、
「自宅半径10キロ以内スーパーでの買いものは、万能服でよし。着物は免除して差し上げましょう」
と厳かに宣言しました。
「えっ、なに、じゃあこっそり10キロ超えたら」(←べにお先生はホントにこう言った)
「停止衛星からレーザー攻撃されるっ(爆)」(←これはわたくし)
「ホントにしたいくらいですっっっ


」
わたくしはおもしろいのでそれ以上加わらずに、ふたりの話を聞いておりました。
ホテルのフロントはお正月らしいたたずまい。大きな飾り花の前で写真を撮っていただく。
もう1回、続きます。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
次回は、謎の戦闘情報収集機ステルスタンタンの着物の一部を解説します。



前回までのあらすじ



国家機密情報部員ステルスタンタン(敬称略)の美しい休暇と、それを彩る美しい(着物が美しい)中年女たち。。。あらすじを信じちゃいけないぜ。

わたくしは渋谷駅での東急東横線乗り換えを無難に果たして、集合時間少し前に横浜高島屋に到着しました。エラい。
横浜につくまではひとりも見掛けませんでしたが、さすがお正月のデパートそれも呉服売り場、着物姿の奥さん方があちこちにいらっさいます。販売員さんだってみんな着物。こんなに大勢のきもぉ~ぬ(着物を着た女人のこと@京都に住まう妖怪用語)を見るのは本当に久しぶりです。楽しい。
ざっと辺りを眺めてから、待ち合わせ場所に隣接したコーナーのソファで休んでいると。。。妙な方向から粋な織りの着物がやって来て目の前を横切りました。



何だアレ。。。大島の訪問着じゃんスゲーな。。。カレンブロッソのあれなんだっけ、あれを履いてる。。。ここまで思考1秒。って。あ、あれもしかして見たことあるヒトじゃね?思考2秒。
「あっっっべにお先生じゃありませんか!!!」
わたくしは吃驚した。
べにお先生、早い!!!(←驚くのは、もちろんソコ)
「何だか知らないけどサラ子が優秀でした」
「で、何故、あんな方からいらしたんですか」
「このフロアに来てから、エスカレーター前の混んでるところを避けたら道に迷いました」
さすがべにお先生は、わたくしの予想の斜め上を行ってくれます。
ここで新年のご挨拶。
そうこうするうちにウチの愛機ステルスタンタン(敬称略)も到着して、簡単にご挨拶すませると、3人は初売りの着物売り場へと移動しました。
結論を言えば、今年の初売りは残念ながらイマイチわたくしたち(この場合はステルスタンタンとわたくし)の好みに合致しませんでした。真っ当な美しい訪問着やら付け下げやら留袖やらが、もしかしたら安いのかも知れないけれどもわたくしたちの食指を動かすほどではないお値段で売られていただけです。

しかし我らの戦闘情報収集機ステルスタンタン(敬称略)は目敏かった。た○す屋の激安ブースで、サーモンがかったピンク色のフルーツ柄の名古屋帯を見つけました。
「たまさんどうなさいます?」
「あら可愛い」
「べにお先生には速攻でお断りされました。陸奥A子ポイントだそうで。もしたまさんも要らなかったら、あすか師匠にお土産にしようかと」
「あら、それもいいですね~。ああでもちょっと待って。ワタシとりあえず買ってみますわ。使いこなせなかったらタンタンさんに戻します」
「了解です」
わたくしたち(この場合はステルスタンタンとわたくし)は何か企む悪いヒトのように、顔を突き合わせて相談しました。こういうとき、どうしてわたくしたち(この場合はステルスタンタンとわたくし。ってしつこい)は悪巧み顔になるのか、自分でも不思議でなりません。きっと悪いヒトなのでしょう。
わたくしは他に、友人★へのお年賀に、高麗組の帯〆を1080円也で購入。
そして売り場をあとにしました。
ランチのために建物の外に出る気は、ハナからありませんでした。デパートのレストランフロアをうろうろして、好き嫌いの多いわたくしでも食べられて並んでいる列が比較的短いイタリアンレストランに決定。
ええと。何を食べたかご大層な名前が覚えられないので、べにお先生の説明を推奨します

こちら。
美味しかったです。凝って大変美味しゅうございましたけれども、横浜高島屋は横浜駅前という立地条件にあぐらをかいてるのか。同じくらいのお値段を出すなら、わたくし的にランチが高いと認識している東京六本木界隈(ヒルズ含む)ですら、小さなサラダかコーヒーかそのどっちもかがつくんだけどな。。。でも正月早々喧嘩を売ってはいけないわ。そもそも外に出ない我々がいけないのよ。。。
なーんつて。
次に、お茶とデザートとゆっくりおしゃべりするために移動した、横浜高島屋と連絡通路で繋がる横浜ベイシェラトンホテルの方が、ずっとリーズナブルに感じたほどですわ、奥さん(爆)わたくしはもう横浜高島屋では何も喰わんっっっ。。。と鼻息荒く決心しておく。
シェラトンホテルのケーキセット。何を食べたかはべにお先生に説明していただこう

こちら。
わたくしたちのおしゃべりはとめどなく、コーヒーをお替わりしつつ、まったりと過ごしました。
ふと、わたくしがトイレに立って戻ってくると、ステルスタンタン(敬称略)が何やら暑く熱く語っています。途中からですが何を言っているのかは、すぐにわかりました。
ステルスタンタン(敬称略)は、知る人ぞ知るブログオタクです。着物ブログだけではなくそのジャンルは多岐に渡り、ランキングの上位100位から150位くらいはいつだって軽く網羅しています(戦闘情報収集機の名に恥じない)。そういう暑苦しい(←失礼)読者が、愛読者の立場からべにお先生に、『お出掛けのときにはもっと着物を着てくれ』と脅し、じゃねえ、お願いしているのでした。
「先生の着物がお仕事着なのはわかりますよ。良く理解しております。でもたまに遠くにお出掛けして誰かに会うときくらいは少しでも着飾って欲しいんです。万能服じゃなくて。だってその方がずっとお似合いでらっさるし」
ステルスタンタンはかき口説きます。そして、着物で出掛ける利点を数え上げたあと、
「自宅半径10キロ以内スーパーでの買いものは、万能服でよし。着物は免除して差し上げましょう」
と厳かに宣言しました。
「えっ、なに、じゃあこっそり10キロ超えたら」(←べにお先生はホントにこう言った)
「停止衛星からレーザー攻撃されるっ(爆)」(←これはわたくし)
「ホントにしたいくらいですっっっ



」
わたくしはおもしろいのでそれ以上加わらずに、ふたりの話を聞いておりました。
ホテルのフロントはお正月らしいたたずまい。大きな飾り花の前で写真を撮っていただく。
もう1回、続きます。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
次回は、謎の戦闘情報収集機ステルスタンタンの着物の一部を解説します。
スポンサーサイト
No title
しかし何だろう…このパイナップルの存在感が案外難易度高そうでございます。これがいなけりゃ葡萄をメインにしてひめ吉半衿とのコラボも楽しいと思いまするが。