2015.07/29 [Wed]
着物の中身・小物編その1
ごきげんよう


夏休みって、楽しいのは今ごろだけではないかしら、と思ったんですよ、奥さん。
学校の夏休みのことですよ。
夏はまだまだ始まったばかりで、残りの夏休みもあと1ヶ月もあって、倦んでないし飽きてないしそこそこ新鮮な感じ。
。。。まあ、いいトシぶっこいたオトナにはどうでもいいことなんですけれどもねーーー。暑い日があと2ヶ月もあるかと思っただけで、ちょっと気が遠くなる。
わたくしが着物を着るときに使う小物類を纏めてみました。
夏着物が念頭ですけれども、浴衣にも応用可ですわ。





これらは、自分でカスタマイズしたコーリンベルトです。着物本体の襟元を止め、半襟を出す幅や襟のゆるみ加減やらを調節するのに使っています。
市販のコーリンベルトのゴム部分を外して、モスの腰紐などを軽く縫い付けるだけ。以前は紐を縛りつけるだけで良しとしたんですが、べにお先生にツッコまれて(縫いつけなさいよぉーーと言われた。藤やん(@「水どう」D)みたいだった)実際縫い付けてみたらずっと簡単だったという。
カスタマイズ前の普通のコーリンベルト

腰紐。
わたくしは腰骨位置が高く胴体が円柱型なので、腰骨位置に腰紐を締めるのが苦手です。基本はウエスト位置に、ゴムベルトを使います。こればかりは必需品中の必需品なので、常に予備が何本か用意されています。
画像の白い腰紐は、ひめ吉さんちの刺繍入り腰紐です。着物がマイサイズじゃない場合で着丈を出したい場合、便宜上に使います。それ以外に、帯結びの仮紐のも便利ですわ。

胸の補正。綿100%の晒。
わたくしはいつしか、市販のよくある和装ブラでは自分のバストをキチンと整えられなくなりました。元々バストが大きくて、洋装和装問わず下着事情にはほとほと困り果てていたのです。その上益々太ったのが最大の原因でございます
世の中にはレースが付いたりカッティングに気をつけたり縫製が素晴らしかったりの、お高い和装ブラがあります。実際ほのかに憧れもしますが、それが自分に合うかどうか試してみるのも躊躇するのでした。だって今までブラには裏切られ続けてるし、ちょっと試してイマイチサイズが合わなかったときの、精神的ダメージと経済的ダメージが大き過ぎる。それにわたくしは、着物を着るときは案外頻繁で、旅行なども着物で行きます。リーズナブルでどこでも手に入ってお手入れもラク。。。そうして行き着いたのは、昔ながらの、胸に晒を巻くことでした。「ところで晒って、どこで買うの?」とかまととぶってたら(←バカなので本当に知らなかった)着物屋さんにも普通に売っているし、ウチの愛機ステルスタンタン(敬称略)に至っては、築地市場で買ってくれましたよ。まっさらの晒は、料理にも使うんですね。その後は、スーパーの台所用品売り場でも見掛けるようになりました。
ここで胸の大きいヒトへ注意事項。着物本などで晒を巻くのを解説してるとき、ほとんどが、「晒は下から巻いていく」とありますが、それはバストがさほど大きくない並みサイズのヒトの場合だと思います。下から巻き上げることによって、鳩胸のふっくらしたラインを作るのでしょう。でもバストが大きいヒトが下から巻き上げると、大きなバストの脂肪が行き場を失って悲しいことになりますわ。何もしなくてもバストが大きいというだけで我々はヴィクトリア王朝時代のドレスがそのまま着られるほどの鳩胸ラインを作れるのです(←自慢自虐。胸が大き過ぎるというだけで被る不利益から少しだけ目をそらしてみる。そもそも現代地球上でヴィクトリア王朝時代の服など、コスプレにしかならない)。そんな体型で何ゆえニッポンに生まれて着物生活を送ろうというのか。。。あんにゅーーーい
胸が大きいヒトは、反物幅のままの晒を、脇の下にぎゅっと巻き、バストの高さで出る晒の余裕分をバスト下に巻き込む方が安定します。ホント。っつーか、この説明でわかるヒトはいらっさるのであろうか。胸が大きいヒトは、晒を身体に包帯のように均等巻きしようとしてはいけません。脇の下1辺だけにぎゅっとチカラを入れて、後は自然のまま、無理なくバストを美しく整えられるのですわ。。。っつーか、この説明でどのくらい意味がわかる???
とにかく晒は上から。大きなバストが平らっぽくなって、帯の上に胸が乗りませんわーーー。帯の上にバストが乗ると、それだけで生活に疲れたオバサン感満載になってしまい、わたくしなど現実を直視するのがツラクて着物が着たくなくなってしまいます。
この巻き方は慣れです。最初は数分格闘しますが、慣れて自分の胸の具合がわかって来ると、1分もかかりませんの。慣れって大事よーーー奥さん。
わたくしの晒の長さは4メートルほど。このままウエスト補正のつもりでウエストまで巻き下ろすなら5メートルくらいあってもいいかも知れません。
この綿100%晒4メートルは、1年中、着物の下着として活躍しています。夏は汗取りを兼ね、冬は防寒を兼ねる。なんということでしょう、便利というか無精というか。
そうして着物を脱いだ後は晒を平らに畳んでネットに入れて、他の洗濯物といっしょにがんがん洗います。おされ着洗い洗剤など必要ないですわ。ネットに入れるのは脱水時に余計なシワをつけないように、そして干すときにひっぱって簡単にシワを取ります。すべてはアイロンをかけずに済ませるため。アイロン掛けが苦にならない方はそのまま洗濯機にぶち込んでシワのまま干せば簡単~~~。って、本当はどっちがラクなのか、わたくしにはもう判断できませんわーーー。とにかく言えるのは、わたくしはアイロン掛けが嫌いっつーことだけです。
画像はそのようなヘビロテ感溢れた晒の様子です。美しくないのはホンッとに失礼。
ああもう、胸の補正について語ると長くなるわーーー。そのくせ、必要とされるかもしれないことを、きちんと伝えきれないもどかしさったら。胸が大き過ぎて困ってる奥さん、奥さん、アナタのことですよ。アナタの悩みはわたくしの悩みなの。嗚呼。
続きはまたーーー


いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/



夏休みって、楽しいのは今ごろだけではないかしら、と思ったんですよ、奥さん。
学校の夏休みのことですよ。
夏はまだまだ始まったばかりで、残りの夏休みもあと1ヶ月もあって、倦んでないし飽きてないしそこそこ新鮮な感じ。
。。。まあ、いいトシぶっこいたオトナにはどうでもいいことなんですけれどもねーーー。暑い日があと2ヶ月もあるかと思っただけで、ちょっと気が遠くなる。
わたくしが着物を着るときに使う小物類を纏めてみました。
夏着物が念頭ですけれども、浴衣にも応用可ですわ。





これらは、自分でカスタマイズしたコーリンベルトです。着物本体の襟元を止め、半襟を出す幅や襟のゆるみ加減やらを調節するのに使っています。
市販のコーリンベルトのゴム部分を外して、モスの腰紐などを軽く縫い付けるだけ。以前は紐を縛りつけるだけで良しとしたんですが、べにお先生にツッコまれて(縫いつけなさいよぉーーと言われた。藤やん(@「水どう」D)みたいだった)実際縫い付けてみたらずっと簡単だったという。
カスタマイズ前の普通のコーリンベルト


腰紐。
わたくしは腰骨位置が高く胴体が円柱型なので、腰骨位置に腰紐を締めるのが苦手です。基本はウエスト位置に、ゴムベルトを使います。こればかりは必需品中の必需品なので、常に予備が何本か用意されています。
画像の白い腰紐は、ひめ吉さんちの刺繍入り腰紐です。着物がマイサイズじゃない場合で着丈を出したい場合、便宜上に使います。それ以外に、帯結びの仮紐のも便利ですわ。

胸の補正。綿100%の晒。
わたくしはいつしか、市販のよくある和装ブラでは自分のバストをキチンと整えられなくなりました。元々バストが大きくて、洋装和装問わず下着事情にはほとほと困り果てていたのです。その上益々太ったのが最大の原因でございます

世の中にはレースが付いたりカッティングに気をつけたり縫製が素晴らしかったりの、お高い和装ブラがあります。実際ほのかに憧れもしますが、それが自分に合うかどうか試してみるのも躊躇するのでした。だって今までブラには裏切られ続けてるし、ちょっと試してイマイチサイズが合わなかったときの、精神的ダメージと経済的ダメージが大き過ぎる。それにわたくしは、着物を着るときは案外頻繁で、旅行なども着物で行きます。リーズナブルでどこでも手に入ってお手入れもラク。。。そうして行き着いたのは、昔ながらの、胸に晒を巻くことでした。「ところで晒って、どこで買うの?」とかまととぶってたら(←バカなので本当に知らなかった)着物屋さんにも普通に売っているし、ウチの愛機ステルスタンタン(敬称略)に至っては、築地市場で買ってくれましたよ。まっさらの晒は、料理にも使うんですね。その後は、スーパーの台所用品売り場でも見掛けるようになりました。
ここで胸の大きいヒトへ注意事項。着物本などで晒を巻くのを解説してるとき、ほとんどが、「晒は下から巻いていく」とありますが、それはバストがさほど大きくない並みサイズのヒトの場合だと思います。下から巻き上げることによって、鳩胸のふっくらしたラインを作るのでしょう。でもバストが大きいヒトが下から巻き上げると、大きなバストの脂肪が行き場を失って悲しいことになりますわ。何もしなくてもバストが大きいというだけで我々はヴィクトリア王朝時代のドレスがそのまま着られるほどの鳩胸ラインを作れるのです(←自慢自虐。胸が大き過ぎるというだけで被る不利益から少しだけ目をそらしてみる。そもそも現代地球上でヴィクトリア王朝時代の服など、コスプレにしかならない)。そんな体型で何ゆえニッポンに生まれて着物生活を送ろうというのか。。。あんにゅーーーい

胸が大きいヒトは、反物幅のままの晒を、脇の下にぎゅっと巻き、バストの高さで出る晒の余裕分をバスト下に巻き込む方が安定します。ホント。っつーか、この説明でわかるヒトはいらっさるのであろうか。胸が大きいヒトは、晒を身体に包帯のように均等巻きしようとしてはいけません。脇の下1辺だけにぎゅっとチカラを入れて、後は自然のまま、無理なくバストを美しく整えられるのですわ。。。っつーか、この説明でどのくらい意味がわかる???
とにかく晒は上から。大きなバストが平らっぽくなって、帯の上に胸が乗りませんわーーー。帯の上にバストが乗ると、それだけで生活に疲れたオバサン感満載になってしまい、わたくしなど現実を直視するのがツラクて着物が着たくなくなってしまいます。
この巻き方は慣れです。最初は数分格闘しますが、慣れて自分の胸の具合がわかって来ると、1分もかかりませんの。慣れって大事よーーー奥さん。
わたくしの晒の長さは4メートルほど。このままウエスト補正のつもりでウエストまで巻き下ろすなら5メートルくらいあってもいいかも知れません。
この綿100%晒4メートルは、1年中、着物の下着として活躍しています。夏は汗取りを兼ね、冬は防寒を兼ねる。なんということでしょう、便利というか無精というか。
そうして着物を脱いだ後は晒を平らに畳んでネットに入れて、他の洗濯物といっしょにがんがん洗います。おされ着洗い洗剤など必要ないですわ。ネットに入れるのは脱水時に余計なシワをつけないように、そして干すときにひっぱって簡単にシワを取ります。すべてはアイロンをかけずに済ませるため。アイロン掛けが苦にならない方はそのまま洗濯機にぶち込んでシワのまま干せば簡単~~~。って、本当はどっちがラクなのか、わたくしにはもう判断できませんわーーー。とにかく言えるのは、わたくしはアイロン掛けが嫌いっつーことだけです。
画像はそのようなヘビロテ感溢れた晒の様子です。美しくないのはホンッとに失礼。
ああもう、胸の補正について語ると長くなるわーーー。そのくせ、必要とされるかもしれないことを、きちんと伝えきれないもどかしさったら。胸が大き過ぎて困ってる奥さん、奥さん、アナタのことですよ。アナタの悩みはわたくしの悩みなの。嗚呼。
続きはまたーーー



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- at 22:30
- [ざっくりと着物の話2015・2016]
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晒しの巻き方って、イラストで説明した方が楽なんじゃないー? 横向きの図とかで。
で、カスタマイズ・コーリンは縫うことにしたのね(爆)。縫ったって大した手間じゃなかったでしょー? この不精者め!(爆)(爆)
やっぱさー、着物の下事情って大事よね~。着付け本とかにも詳しく載ってるわけじゃないし、カスタマイズ・コーリンみたいな便利品は市場にでまわってないから載ってないし。私もたまさんから教えてもらって以来、これと腰紐ベルトは愛用しておりますもの~。
身近に着物を着る人がいない方ほど、こういう情報が欲しいと思いますわ~。続編があるのかしら? 楽しみにしてますぞ♪