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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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紬の八掛を替えました

ごきげんよう


目まぐるしく変わるお天気@首都圏西部。気温も比較的高めで、そろそろ本当に春になりそうです。花粉症絶好調





濃紺の真綿系の紬です。
ずいぶん前、おーく損で1000円スタートしていたのを発見しました。わたくしは緑色の花柄が大好きなのですわ。大柄だとなお嬉しい。状態も良くてしつけ付きおそらく袖を通したものではないらしいそれを、ずっと気にして見ていたら、どういう訳か誰にも振り向かれないのです。
そうして1000円也でわたくしの元に参りました。
こういうとき、安く手に入れられてとーっても嬉しいのですが、「え、そんなにこれ、変だった?」てな、妙に頼りない気持ちにもなるから、ヒトっつーのは困りものですわねーーー、奥さん。


ただ、真っ赤っかの八掛が付いていて、それがいかにも昭和なイメージを醸し出していたのは事実ですわ。
画像を撮り忘れたらしくて見つからないので、ちょっと色を入れて再現しました。がさつで失礼。
とにかくこんな感じの
真っ赤っかだったのです。
ご承知の方もいらっさるでしょうが、着物屋さんで仕立てをお願いするとき、紬の八掛は、通常、小紋などに使うぼかしの八掛よりもお値段が高い場合が多いのですわ。紬の八掛はお値段が高いくせに、すり切れやすいという難点があるようですが。この真っ赤っかな八掛も、結構いいお品のようでした。
で、いつものわたくしの担当さんに、「着やすいように八掛の色を替えたい」と、言うと。。。
「色にも依るけれども、上手くいったら結構お得なので、やってみません?」
と、元の八掛に色を掛けるのを勧められたのです。
「へええええ」
今までそういうのはしたことがありません。
今まで、何年もかけて何枚も、手持ちの紬の八掛を替え(身幅も直し)てきましたが、八掛は新しい色目を、たくさんの商品の中から適当に選んできました。主にセールのときを狙っているので、色の揃い方は万全ではなかったですが、それでも案外、気に入ったようになりましたよ。
今度は色掛けですか。
もちろん、元の色に更に色が掛けられるので、元の色より薄い色目にはできません。
この紬には、わたくしとしては、表地とさほど変わらない色目を裏にしたかったので、お願いしてみることにしました。真っ赤っかに色を掛けるのです。どういう色にすれば効果的か、担当さんと相談します。黒にしてしまえば簡単・綺麗に仕上がるのはわかっていましたが、担当さんはもっと冒険してみたいと言う。っつーか、誰の着物やねん。
色掛けのお値段は2500円也です。紬の八掛代約7000円から10000円を節約できるのはありがたいです。そんなにこだわりもないし、ネタにもなるよね。。。とも考えたのでした。
そうして2500円也で仕上がってきた八掛は、いい感じに少しくすんだ紫味を含んだ濃紺色になりました。担当さん大喜びですわ。わたくしにとっても着やすい着物に仕上がって、嬉しいです。
悉皆が上手くいくってこういうことなんだなーーー。



わたくしは今、『手持ちの着物すべてに袖を通す』キャンペーン中です。そうして昨年秋から自分の着物類を見直すきっかけにして参りました。キャンペーンはとりあえず3月いっぱいの予定で、袷の着物のハイシーズンはもう終わりです。そろそろ単衣を考え出さねばなりません。
こちらの紬は真綿系なので真冬にちょうど良かったのですが、仕上がったのを引き取りに行くのが遅れてしまったので、今季はしつけ糸をはずさないままですわ。








違うパターンをもうひとつ。
友人★が大好きな、チョコレートお召です。



友人★はこのお召をずいぶん前、リサイクルで購入して、長年大切に愛用してきましたが、最後にこの着物を着たときあらゆる場所に劣化が始まって、ちょっと悲しいことになったのでした。(そのときの経緯は
こちら。キーワードは『劣化』です)
表地はまだまだ着られるし、この色柄は大好きでまだまだ着たい。友人★はこの際、きちんとお手入れに出すことにしたのです。
解いて洗い張りしてマイサイズで仕立て直しです。
末期色(まっきいろ。@ほあかばりきるま氏。元は恐らく真っ黄色の誤変換であったと思われ、誤変換っぷりがあまりに「神」過ぎて、その後は充分意味を持たせた単語として使われる)な胴裏も新しくしてもらい、輪ジミや色褪せなどが見受けられた元の八掛も替えて、色目も少しだけ変えました。

BEFOR




















AFTER

 


明るい茶色・カフェオレのような色だったのを、少し焦げたような茶色・ココア色にしたのです。
微妙な違いになりますが、画像でわかりますでしょうか。全体のイメージ持ち味は変えず、今の友人★に着やすい色にしてもらいました。
ちょっとだけ大人びた着物になった感じ。。。ってか、もう充分オトナなんですけどね


いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/



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Comment

No title 

八掛いい色になりましたね。
これくらいのお値段で色かけできるなら最高ですね。

私がよく入札するブースでも、表はいい状態の真綿紬が1000円くらいで落札できますが、やはり裏が末期色で、目に沁みるような臭いを放つものすらあることが多いです。
ほとんど洗い張りしてマイサイズで仕立て直しになりますが、新品をあつらえることからしたら考えられない値段で着物が増えるのが、うれしくもあり、困ったことでもあり。
落札着物から外した、弁柄色系の八掛がたんまりあるので扱いに困ります。
  • posted by 羽衣 牡丹 
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  • 2015.03/19 20:18分 
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No title 

古い八掛の色掛け、もちろん八掛を外してというか解いて、染め替えして、また付けるという工程を踏むわけですよね???

そうなれば染め替えは2500円でも縫製代などで結構なお値段になりますよね。八掛だけいじるというのがあんまり判っていないわたしですかね。変な質問ですね
  • posted by HAZUKI 
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  • 2015.03/19 20:20分 
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No title 

たまさん、こんばんは。
遺品整理シリーズ、拝読させて頂いてます。全部偽物だった財布。衝撃でしたでしょうねーヒエー

さてさて八掛のお話。興味深いです~~~。いい色になりましたね~~。私も懲りもせず未使用品のアンサンブル紬をGetしまして(八掛が真っ赤)。何度かはそのまま着て、いずれ色を替えたいなと思っております。そういう手もあるのかと参考になりました
  • posted by ふでぺん 
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  • 2015.03/19 23:09分 
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No title 

この八掛色掛けは問屋さんで見せてくださった物ですよね?本当に素敵な色目
★さんのチョコレートお召もたまさんの紬も素敵に仕上がりましたね~

今度見せてね!
  • posted by タンタン 
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  • 2015.03/20 00:25分 
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No title 

ふおおお~。
こんなに素敵に変わるものなんですね色掛けって。
勿論思い通りにならないこともあるのでしょうけれどもどんな色に仕上がるか出来上がるまで分からないってのもまた面白さの一つでもありますねえ。
いいなあ。
仕立て直した生き物を睨みつつ財布とも相談しつつ考えてみなくては!
  • posted by ほあかばりきるま。 
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  • 2015.03/20 06:43分 
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No title 

> 羽衣 牡丹さま。リサイクル紬は八掛が赤っぽいのが多いですよね~。時代ですね~。私のところにも赤系の八掛が何枚もありますよ。汚れがあるのは捨てたのですが。ホントどうしようですよ。
色掛けはとても綺麗に仕上がっていて、新しく買うより安く済んだし、赤系八掛のストックも増えなかったし(←重要)今回は成功って感じです。でも、もう次はないかな~
  • posted by たま 
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  • 2015.03/20 22:07分 
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No title 

> HAZUKIさま。
裄直しや身幅直しのように、八掛だけ替えるという悉皆があるのですわ。仕立て屋さんの分野です。八掛がすり切れたり派手になったりすると、外して上下入れ替えたり新しい八掛にしたり。そのようにして1枚の着物を長く保たせます。もちろん料金は発生します。
八掛直し代は15000円前後するところが多いかな。胴裏替え代もほぼ同じくらいのようです。それでも全部新しくするよりは安いということですね~。
もっとも現在は、その金額で別のリサイクル着物が何枚も買えるし、ここまで手をかけるかどうかは、経済でなく単に好みの問題だと思っています。この分野は着物を手入れする人が減れば、いずれなくなるような気がしますわ~。
  • posted by たま 
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  • 2015.03/20 22:33分 
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No title 

kil**one*o97*24さまないすありがとうございます~
  • posted by たま 
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  • 2015.03/20 22:33分 
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> ふでぺんさんこんばんは。ホントに、どうしてそんなものを大量に集めていたのか理解に苦しみますわ。ヒトの趣味は本当にわからない!
八掛はネットなどで新しいのが3000円前後で売ってますしね~、染め替えはあまり現実的なじゃいと思いますよ。赤い八掛が溜まり過ぎて、捨てるのも気が引けるし、安く色掛けしてもらえたし、色が失敗なかった。。。まあ、こういうこともあるということで
  • posted by たま 
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  • 2015.03/20 22:39分 
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No title 

> タンタンさん、そーだったあの日は貴重なタンタンさんの休暇を使ってご一緒してもらったんでしたっけ(笑)次はどこに行こう?早く年度末ぎうぎうが終わるのを待ってます~。
  • posted by たま 
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  • 2015.03/20 22:50分 
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No title 

> ほあかばりきるま。さま。色掛けは完全予測が付きにくいのが難点ですよね~。これの元々の八掛は元の状態が良くて色もくすみのないキッパリした赤だったのですわ。以前は、プラスチックピンクに茶色を掛けたらチャコールグレイになった、友人★の色無地の例もありますし、ホントにバクチです~。
仕立て直した生き物って、どんな形だろう…と想像してしまった。オオサンショウウオみたいなイメージ。グロイと可愛くないですよね
  • posted by たま 
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  • 2015.03/20 22:58分 
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No title 

みっこちゃんないすありがとうございます~
  • posted by たま 
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  • 2015.03/20 22:59分 
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sorasoraさまないすありがとうございます~
  • posted by たま 
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  • 2015.03/20 22:59分 
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No title 

重ね重ね申し訳ありません。
仕立て直したい着物。でございますね。生き物を仕立て直してどうするのか。
余りの変換に自分でも笑えました。
  • posted by ほあかばりきるま。 
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  • 2015.03/21 16:11分 
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No title 

> ほあかばりきるま。さま、もう神の域です。このまま突っ走ってください。伝説になりますわ(←伝説にする気満々
  • posted by たま 
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  • 2015.03/21 21:57分 
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