2015.02/26 [Thu]
タダで仕立て直してもらった大島紬のこと
ごきげんよう
もう2月も終わりですね、奥さん。
3月に入ると、たとえまだ寒くても、東京は春の装いが目についてきますわねー。
隣に座ったひとの少し軽い足元にハッとしたり。
するとね、自分が昔のひとになった気がするんですわ。
昔ったって大昔じゃありません、ほんの2週間くらい前は全然冬だったのに。。。てな。
なのに、春の気配ってのは急に来るので、圧倒されちゃうんですわ。
ちょっと焦ってしまうのよ、奥さん。
北の国ではまだ雪が積もってるのであって、本番の春はもうちょっと先の話なんですけれどもね。

で、昨日は暖かかった@首都圏。
最高気温13℃とかになると、暑がりのわたくしはもう防寒要りませんわ。汗かいちゃうからねえ。
コーディネート詳細は昨日分参照。。。てのは不親切なので、再び記録しときます。
華紋唐草柄格子柄等々多色織りの9マルキ大島紬。旗印。
黒地にピンク色と朱色の手毬柄日本刺繍九寸名古屋帯。
オフホワイトちりめん地帯揚げ。
江戸紫色帯〆。
京友禅染めの柄半襟。ふりふ。
見えてませんが、長襦袢はピンク色地に薄紫色の夜空猫柄。ふりふ。
白猫の帯留め。ふりふ。
水色地切り絵風小紋柄長羽織。
作家ものデッドストック小紋反物を長羽織に仕立てたもの。身丈100センチ。
紫色のビーズ羽織紐。ネックレスの自作改造品。
カーネーション爆弾バッグ。ふりふ。
友禅の半襟は、縫い付け方で色柄が違って見えます。今回は藤色地に麻の葉柄をメインにしました。
大島紬の八掛の色目。八掛はくすんだ黄緑色系。織り柄の中から引きました。
いつものマイサイズのはずなのですが。。。いつもの大島紬より大きく感じました。何故だ???
痩せたはずは、ない
。
この大島紬の仕立てに関しては、訳ありです。
以前、若いときの小紋(茶系の縞柄。秋から冬にかけてよく着る。
こちら)を長羽織に仕立て直しに出したんですわ。洗い張りも済ませた解き反を、仕立て士さんが何か勘違いしたのか間違ってばっさり切ってしまったらしいんですよね。で、
「どうします?」
と、いつもの担当さんから連絡があって、
「。。。へ?。。。どうにかなるの?」
わたくしの担当さんは和裁もできるひとなので、とりあえず仮絵羽にした羽織を見せてもらいつつ、どうしてもらえば着られるか?相談しました。羽裏があまりに長くなるとみっともないということで、結局、長羽織の返しを継いでもらって、羽織丈100センチに仕立ててもらいました。その継ぎ目は羽織が翻ると明らかに見えてしまうけれども、丸無駄にはしたくなかったのです。
で、ですね。こういうの、仕立て士さんには申し訳ないのかもしれませんけれども、着物1ユーザーと致しましてはですね、もう二度と手に入らない30年も前の小紋、でも正絹の地はとてもしっかりしていいものだったのを、明らかに傷物にされちゃいましたので、できる範囲でお詫びしていただきたい、という話になりました。金額で弁償してくださるというのですが、仕立て直しですのでその小紋反物を買ったときの値段が帰ってくる訳ではありません。それならば、と、わたくしの担当さんが話を付けてくれて、「技術の間違いは技術で返してもら」いましょうぞ(←エラそう)。。。っつーことになりましたのよ。それで若干サイズが合わなくなったこちらの大島紬を、洗い張り仕立て直ししてもらったのです。
わたくしもしかしてイヤなお客だったかもよーーー。くよくよ。でもせっかく洗い張りした解き反をそんなところでぶった切るなんて。くよくよ。わたくしそんなに酷いこと頼んでないよね?くよくよ。
。。。話が長くなっちゃいましたね。
で、この大島紬を着ると必ず、
「嗚呼、あのときの仕立て士さんはもう失敗しないで縫えるのであろうか。何度もタダ働きさせられて仕事がイヤになって辞めちゃったりしてないかしらん。反物をぶった切ったとわかったとき、どれほどショックだったかにゃあ。。。」
などと思い馳せて、心配になっちゃうんでした。
余計なお世話でしたね
。
どういう訳か、元になった、ぶった切ってしまった継ぎ目のある長羽織ではそういうことを思ったことがないのです。アレの仕立て代(支払い済み)は返してもらったっすよ。だから仕立て代がタダだったのはこの大島紬と同じなのですが。。。
不思議ですわーーー。自分でも自分の気持ちがわからないです。
そして、こういう経緯があるせいか、
「この大島紬、ちゃんと寸法合ってるんか?」
と疑う気持ちも無きにしもあらず。着姿がいつもと違う気がするのはわたくしの着方のせいかもしれないのに。ごめん。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
でもやっぱり少しでかくないか。特に身丈。

羽織を着ると、帯回りが賑やかになるので、帯揚げと帯〆で抜くのです。
いつもではありませんが。
攻めるときもあり、抜くときもあり。

もう2月も終わりですね、奥さん。
3月に入ると、たとえまだ寒くても、東京は春の装いが目についてきますわねー。
隣に座ったひとの少し軽い足元にハッとしたり。
するとね、自分が昔のひとになった気がするんですわ。
昔ったって大昔じゃありません、ほんの2週間くらい前は全然冬だったのに。。。てな。
なのに、春の気配ってのは急に来るので、圧倒されちゃうんですわ。
ちょっと焦ってしまうのよ、奥さん。
北の国ではまだ雪が積もってるのであって、本番の春はもうちょっと先の話なんですけれどもね。

で、昨日は暖かかった@首都圏。
最高気温13℃とかになると、暑がりのわたくしはもう防寒要りませんわ。汗かいちゃうからねえ。
コーディネート詳細は昨日分参照。。。てのは不親切なので、再び記録しときます。
華紋唐草柄格子柄等々多色織りの9マルキ大島紬。旗印。
黒地にピンク色と朱色の手毬柄日本刺繍九寸名古屋帯。
オフホワイトちりめん地帯揚げ。
江戸紫色帯〆。
京友禅染めの柄半襟。ふりふ。
見えてませんが、長襦袢はピンク色地に薄紫色の夜空猫柄。ふりふ。
白猫の帯留め。ふりふ。
水色地切り絵風小紋柄長羽織。
作家ものデッドストック小紋反物を長羽織に仕立てたもの。身丈100センチ。
紫色のビーズ羽織紐。ネックレスの自作改造品。
カーネーション爆弾バッグ。ふりふ。
友禅の半襟は、縫い付け方で色柄が違って見えます。今回は藤色地に麻の葉柄をメインにしました。
大島紬の八掛の色目。八掛はくすんだ黄緑色系。織り柄の中から引きました。
いつものマイサイズのはずなのですが。。。いつもの大島紬より大きく感じました。何故だ???
痩せたはずは、ない

。
この大島紬の仕立てに関しては、訳ありです。
以前、若いときの小紋(茶系の縞柄。秋から冬にかけてよく着る。

こちら)を長羽織に仕立て直しに出したんですわ。洗い張りも済ませた解き反を、仕立て士さんが何か勘違いしたのか間違ってばっさり切ってしまったらしいんですよね。で、
「どうします?」
と、いつもの担当さんから連絡があって、
「。。。へ?。。。どうにかなるの?」
わたくしの担当さんは和裁もできるひとなので、とりあえず仮絵羽にした羽織を見せてもらいつつ、どうしてもらえば着られるか?相談しました。羽裏があまりに長くなるとみっともないということで、結局、長羽織の返しを継いでもらって、羽織丈100センチに仕立ててもらいました。その継ぎ目は羽織が翻ると明らかに見えてしまうけれども、丸無駄にはしたくなかったのです。
で、ですね。こういうの、仕立て士さんには申し訳ないのかもしれませんけれども、着物1ユーザーと致しましてはですね、もう二度と手に入らない30年も前の小紋、でも正絹の地はとてもしっかりしていいものだったのを、明らかに傷物にされちゃいましたので、できる範囲でお詫びしていただきたい、という話になりました。金額で弁償してくださるというのですが、仕立て直しですのでその小紋反物を買ったときの値段が帰ってくる訳ではありません。それならば、と、わたくしの担当さんが話を付けてくれて、「技術の間違いは技術で返してもら」いましょうぞ(←エラそう)。。。っつーことになりましたのよ。それで若干サイズが合わなくなったこちらの大島紬を、洗い張り仕立て直ししてもらったのです。
わたくしもしかしてイヤなお客だったかもよーーー。くよくよ。でもせっかく洗い張りした解き反をそんなところでぶった切るなんて。くよくよ。わたくしそんなに酷いこと頼んでないよね?くよくよ。
。。。話が長くなっちゃいましたね。
で、この大島紬を着ると必ず、
「嗚呼、あのときの仕立て士さんはもう失敗しないで縫えるのであろうか。何度もタダ働きさせられて仕事がイヤになって辞めちゃったりしてないかしらん。反物をぶった切ったとわかったとき、どれほどショックだったかにゃあ。。。」
などと思い馳せて、心配になっちゃうんでした。
余計なお世話でしたね

。
どういう訳か、元になった、ぶった切ってしまった継ぎ目のある長羽織ではそういうことを思ったことがないのです。アレの仕立て代(支払い済み)は返してもらったっすよ。だから仕立て代がタダだったのはこの大島紬と同じなのですが。。。
不思議ですわーーー。自分でも自分の気持ちがわからないです。
そして、こういう経緯があるせいか、
「この大島紬、ちゃんと寸法合ってるんか?」
と疑う気持ちも無きにしもあらず。着姿がいつもと違う気がするのはわたくしの着方のせいかもしれないのに。ごめん。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
でもやっぱり少しでかくないか。特に身丈。

羽織を着ると、帯回りが賑やかになるので、帯揚げと帯〆で抜くのです。
いつもではありませんが。
攻めるときもあり、抜くときもあり。
スポンサーサイト
- at 19:10
- [ざっくりと着物の話2015・2016]
- TB(0) |
- CO(10)
- [Edit]
No title