2015.02/01 [Sun]
積み残し・その2。べにお亭広襟合宿
ごきげんよう


金曜日は雪でしたねーーー首都圏。
雪よ雪、とべにお先生にメールを送ると、
「なんですとっ!?千葉は雨よ、雨」
とのお返事でした。あらまあ。
それでも午後にはやんで、夕方からは雨になり、翌日は晴天。雪はもう日陰に少し残るのみ。案外いい降り方でした。(当社比)
昨年末、べにお亭で合宿した記事がひとつ積み残されておりまして。。。どう説明すればいいのか懸案事項だったのですわ。
バチ襟の単衣の着物を、広襟に縫い変えるという、広襟合宿。
わたくしには、昨年あすか師匠が案内してくだすったリサイクルショップで300円で買ったウールの着物がありました。身幅寸法は合っているのですが実際着て見ると胸がはだけてしまい(
こちら)、もしかしたら広襟ならばもっと着やすいのでは?。。。と感じましたが、わざわざお金をかけて直すほどではないので諦めるつもりでした。
べにお先生はご自分で、単衣の着物を何枚か縫って、それなりにご理解なさった様子です。その理解の元、もしかしたらバチ襟→広襟がなるべく簡単にできるのではないか、とお考えになった。そして試しに、300円ウール着物をべにお先生がヒマを見て直してくださるとおっさったのです。
ブラボー♡
こういうときわたくしはどうしても「ついで」にアレも!と思い立つのですわ。
わたくし自身は、縫い物大の苦手裁縫大嫌いと言えますが、身についた貧乏性のせいか、簡単に直せるのならば直してみようか。。。という気持ちになってしまうのです。ホントはやりたくありません。でもそれよりも、着心地や着やすさや着たときの見栄えを考えて、いっとき、裁縫の苦しさを忘れてしまうのでした。阿呆ちゃうか。
そうしてわたくしは、青山の展示会で1点ものだった撫松庵の単衣の着物(
こちら)を、「どうせ直したいならお金を出して直してもらった方がいいんじゃね?」という内なる声を振り切って、べにお亭合宿に持ち込んだのでした。
まあ、途中でキビシくなったら、途中のままでも行きつけの着物問屋の担当さんに持ち込んで何とかしてもらおう。。。とは思っておりましたが
。
でも今回のべにお先生の教え方は、今までの『付け帯作り』とは違って、『目先のことのみ』に徹していて(あとで伺うと、「あれこれきちんとあらかじめ教えてしまうと、たまさんのことだからイヤにやるに違いないと思ったんだよね」と言った。わたくしのキャラをよく掴んでらっさる)1つ作業をすると、次にまた1つ。それが終わるとまた1つ。。。というように、小さな子供に勉強を教えるごとくでございました。
教えるという行為は、相手が何がわかっていないか判断するのが最も重要な行為です。わたくしもたまに家庭教師をするときはその点を非常に気を使いますが、自分がそうされてしみじみするのですわ。
べにお先生はいい教師だと思います。
プレタの着物は基本的にミシン仕立てです。裾や袖口のくけるところと、今回縫い直すバチ襟を形成する部分は手縫いされてます。ドキドキしながらバチ襟部分を解きます。
襟裏にしたのは木綿の晒。内側に入る部分をざくざく縫います。
襟裏の部分はアイロンをかけて。。。くける部分に沿って待ち針を細かく打ちます。

襟裏部分をくけてできあがり。。。って、何だかよくわからないでしょう。
わたくしにも説明できませんわーーー。
細かく画像を撮ったつもりでしたが、あとで見返しても同じような画像が並んでいて、ピックアップもできなかったんですよねーーー
。
もうこうなると、べにお先生に丸投げするしかない。すべてを諦めて先生の記事を待っていたら。。。手描きのイラストを使って解説してくださいましたわ(
こちら)。
っつー訳で、バチ襟の単衣の着物を広襟にするのは、わたくしのように手縫いの技術がない者でも何とかなった、という話でした。
こちらはべにお先生が縫ってくだすった分。額縁のところに気を使うヒト。
襟裏の生地は短いのを2枚、継いでます。
スナップ付けは全部べにお先生にやってもらいました。わたくしは実をいうと、スナップ付けが苦手なのです。ボタン付けはまあまあ。
初めての作業に気を使って縫ったせいか、すげー疲れました


。
ああでも、よくやった!!!よくやったぞ、わたし!!!エラいぞわたし!!!(自画自讃)
本当にエラいのは、根気もなくすぐに疲れてダダを捏ねる生徒を前に、根気よく丁寧に、とにかく仕上がるまでキッチリと教える先生。。。っつーか、ダダ捏ねてんじゃねえよ自分の着物だろうが。はい、ごもっともでございます。
このように、危うく友情にヒビが入ってしまいそうになりました(爆)。
どうもわたくしは、縫い物を前にすると駄目人間になりますわ。だったら最初からやらなければいいのに、とつくづく思う。縫い物の後は達成感もあまりなくて、ツライ仕事(でもノーギャラ)が終わった気が抜けた感しか感じません。でも、こうして仕上げたものは、後で効いて来るのです。後になって、「ああコレやっといてよかったーーー!」と思う。だからまたついうっかり、何かの機会があると縫い物をしようとしてしまうのでしね。で、やり出すと後悔する。懲りないヤツですわー。
他所さまの迷惑にならないように、なるべく縫い物はしないでいたいと考えております。
こんなに縫い物苦手裁縫嫌いですが、半襟付けだけはぜーーーんぜん平気ーーーー。持ってる長襦袢半襦袢に半襟をセレクトして縫い付けておき、着るたびに毎回違う半襟に取り替えます。これが全然苦にならない。なんでやろーーー???ホントに、なんでやろーーー???
ああやっと、昨年の積み残し課題が終わった。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
合宿の帰りにはこのウール着物を着ました。
胸元がはだけなくなり、着やすくなりました。広襟、エラいです。
このように、バチ襟から広襟に縫い替えてみると、バチ襟だから縫うのが簡単とは特に思えません。わたくしが素人だからでしょうか。
いい着物(礼装など)は広襟に縫われていて、浴衣などが基本的にバチ襟なのには理由があるのでしょうか。そもそも、どうしてこの世にバチ襟の着物があるのか、不思議でなりません。
。。。って、こういうのは、愚痴かもしれないんですけれどもね
。



金曜日は雪でしたねーーー首都圏。
雪よ雪、とべにお先生にメールを送ると、
「なんですとっ!?千葉は雨よ、雨」
とのお返事でした。あらまあ。
それでも午後にはやんで、夕方からは雨になり、翌日は晴天。雪はもう日陰に少し残るのみ。案外いい降り方でした。(当社比)
昨年末、べにお亭で合宿した記事がひとつ積み残されておりまして。。。どう説明すればいいのか懸案事項だったのですわ。
バチ襟の単衣の着物を、広襟に縫い変えるという、広襟合宿。
わたくしには、昨年あすか師匠が案内してくだすったリサイクルショップで300円で買ったウールの着物がありました。身幅寸法は合っているのですが実際着て見ると胸がはだけてしまい(

こちら)、もしかしたら広襟ならばもっと着やすいのでは?。。。と感じましたが、わざわざお金をかけて直すほどではないので諦めるつもりでした。
べにお先生はご自分で、単衣の着物を何枚か縫って、それなりにご理解なさった様子です。その理解の元、もしかしたらバチ襟→広襟がなるべく簡単にできるのではないか、とお考えになった。そして試しに、300円ウール着物をべにお先生がヒマを見て直してくださるとおっさったのです。
ブラボー♡
こういうときわたくしはどうしても「ついで」にアレも!と思い立つのですわ。
わたくし自身は、縫い物大の苦手裁縫大嫌いと言えますが、身についた貧乏性のせいか、簡単に直せるのならば直してみようか。。。という気持ちになってしまうのです。ホントはやりたくありません。でもそれよりも、着心地や着やすさや着たときの見栄えを考えて、いっとき、裁縫の苦しさを忘れてしまうのでした。阿呆ちゃうか。
そうしてわたくしは、青山の展示会で1点ものだった撫松庵の単衣の着物(

こちら)を、「どうせ直したいならお金を出して直してもらった方がいいんじゃね?」という内なる声を振り切って、べにお亭合宿に持ち込んだのでした。
まあ、途中でキビシくなったら、途中のままでも行きつけの着物問屋の担当さんに持ち込んで何とかしてもらおう。。。とは思っておりましたが

。
でも今回のべにお先生の教え方は、今までの『付け帯作り』とは違って、『目先のことのみ』に徹していて(あとで伺うと、「あれこれきちんとあらかじめ教えてしまうと、たまさんのことだからイヤにやるに違いないと思ったんだよね」と言った。わたくしのキャラをよく掴んでらっさる)1つ作業をすると、次にまた1つ。それが終わるとまた1つ。。。というように、小さな子供に勉強を教えるごとくでございました。
教えるという行為は、相手が何がわかっていないか判断するのが最も重要な行為です。わたくしもたまに家庭教師をするときはその点を非常に気を使いますが、自分がそうされてしみじみするのですわ。
べにお先生はいい教師だと思います。
プレタの着物は基本的にミシン仕立てです。裾や袖口のくけるところと、今回縫い直すバチ襟を形成する部分は手縫いされてます。ドキドキしながらバチ襟部分を解きます。
襟裏にしたのは木綿の晒。内側に入る部分をざくざく縫います。
襟裏の部分はアイロンをかけて。。。くける部分に沿って待ち針を細かく打ちます。

襟裏部分をくけてできあがり。。。って、何だかよくわからないでしょう。
わたくしにも説明できませんわーーー。
細かく画像を撮ったつもりでしたが、あとで見返しても同じような画像が並んでいて、ピックアップもできなかったんですよねーーー

。
もうこうなると、べにお先生に丸投げするしかない。すべてを諦めて先生の記事を待っていたら。。。手描きのイラストを使って解説してくださいましたわ(

こちら)。
っつー訳で、バチ襟の単衣の着物を広襟にするのは、わたくしのように手縫いの技術がない者でも何とかなった、という話でした。
こちらはべにお先生が縫ってくだすった分。額縁のところに気を使うヒト。
襟裏の生地は短いのを2枚、継いでます。
スナップ付けは全部べにお先生にやってもらいました。わたくしは実をいうと、スナップ付けが苦手なのです。ボタン付けはまあまあ。
初めての作業に気を使って縫ったせいか、すげー疲れました



。
ああでも、よくやった!!!よくやったぞ、わたし!!!エラいぞわたし!!!(自画自讃)
本当にエラいのは、根気もなくすぐに疲れてダダを捏ねる生徒を前に、根気よく丁寧に、とにかく仕上がるまでキッチリと教える先生。。。っつーか、ダダ捏ねてんじゃねえよ自分の着物だろうが。はい、ごもっともでございます。
このように、危うく友情にヒビが入ってしまいそうになりました(爆)。
どうもわたくしは、縫い物を前にすると駄目人間になりますわ。だったら最初からやらなければいいのに、とつくづく思う。縫い物の後は達成感もあまりなくて、ツライ仕事(でもノーギャラ)が終わった気が抜けた感しか感じません。でも、こうして仕上げたものは、後で効いて来るのです。後になって、「ああコレやっといてよかったーーー!」と思う。だからまたついうっかり、何かの機会があると縫い物をしようとしてしまうのでしね。で、やり出すと後悔する。懲りないヤツですわー。
他所さまの迷惑にならないように、なるべく縫い物はしないでいたいと考えております。
こんなに縫い物苦手裁縫嫌いですが、半襟付けだけはぜーーーんぜん平気ーーーー。持ってる長襦袢半襦袢に半襟をセレクトして縫い付けておき、着るたびに毎回違う半襟に取り替えます。これが全然苦にならない。なんでやろーーー???ホントに、なんでやろーーー???
ああやっと、昨年の積み残し課題が終わった。
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
合宿の帰りにはこのウール着物を着ました。
胸元がはだけなくなり、着やすくなりました。広襟、エラいです。
このように、バチ襟から広襟に縫い替えてみると、バチ襟だから縫うのが簡単とは特に思えません。わたくしが素人だからでしょうか。
いい着物(礼装など)は広襟に縫われていて、浴衣などが基本的にバチ襟なのには理由があるのでしょうか。そもそも、どうしてこの世にバチ襟の着物があるのか、不思議でなりません。
。。。って、こういうのは、愚痴かもしれないんですけれどもね

。
スポンサーサイト
No title
でもそうか。そうなんですね。
そんなに難しくはないのか。
現在開きっ放しで放置中の袷があるのですが、どこで躓いたかと申しますと…。
手拭いだと分厚すぎるとべにおせんせいに教わってからなんです。←決してべにおせんせ~に文句を垂れている訳でも都合の良い言い訳をほざいているんでもありません。
で、おすすめの通りさらしを手にはしたんです。
でもどうやって切る?ってところで凍結。
現在ヤフオクでせぶせを買おうかなあと思案中っすよ