八雲の日記

ごきげんよう



寒い日が続いてますね。

おいら、八雲でぃ。
おいらは強いオトコなんだぜ。
すごくすごく寒い日だったんでさあ。
おいらは、あったけえ箱、魔法の箱でぬくぬくぬくまってたんでぇ。
魔法の箱は、ごおおおおって、あったけえ風を出してくれた。
おいらの枕はふわふわでぃ。
お腹もくちくて、いい気持ちだぜ。。。

。。。そこに、阿仁さんが、来た。

驚れぇたぜ。
阿仁さんは、おいらと、あったけえ魔法の箱の間に、ずいずいっずいって入って来たんだ。
驚れぇたぜ。
驚れぇたぜ。
おいらは、ぬくぬくぬくったくていい気持ちだったってぇのに。。。

おいら、あんましあったかくなくなっちまった。
あったけえ魔法の箱は、ごおおおおっていってるのに。

おいら、どうすりゃいいだろ？
どうしたらまた、あったかくなる？
。。。。。。
うめえこと思いつかなかったら、毛をなめるといいんだ。
昔、おっ母さんに、教えてもらった。
。。。あれ、誰に教えてもらったんだっけ？

　

　

おいらはすげえ頑張ったぜ。
おいらはせっせとアピールしたんでぃ。
ここはおいらの、あったけえ場所なんだ。
あったけえ魔法の箱は、ホントにあったけえ。
おいらは強いオトコだから。
あったけえ箱だい好きだから。
阿仁さんはおっきくてちとこわいけれども、「どけ」って言われても、どかないつもりなんでさあ。
おいらは強いオトコだから。

ひーちゃん、意地悪するのはやめなさいよ。
わざとやってるでしょ？

おいらのだいじな魔法の箱。
おいら、キッチリ守ったんでさぁ。
おいらは強いオトコだから。
あったけえ魔法の箱。
あったけえぜ。

こうして、八雲氏の危機は去った。

いつも読んでいただいてありがとうございます。


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八雲氏はいつも無表情だけれども、小さいアタマでいろいろ考えているように見える。