2014.09/30 [Tue]
今月の本・9月
ごきげんよう


お久しゅうございます。恒例の今月本。。。しばらくご無沙汰しておりました。
最近は月末になると、合宿ネタやら旅ネタやらでいっぱいいっぱいでしたわ。
確認したら前回の「今月本」は、5月だったではありませんか。その間、活字フェチのわたくしがもちろん本を読まない訳はなく、地道に、ちょっとは新刊も買ってましたし、書庫の本を読んで整理などもしていたのでございます。今回は、そのうちの、ちょっとだけ。

『聖☆おにいさん』第10巻
中村 光
これを買ったのは7月ですよ。
いったいいつまで放置していたのか。呆れますわ。
以下ネタバレです。
極道一家とバーベキューに行ったイエスとブッダ。イエスのパパ(神)が肉喰いたさに鳩になって参加したり、仕上げの焼きそばをブッダが鉄板で手で混ぜ合わせたり、賑やかにやらかしてくれます。特にわたくしのツボは、何のお手伝いもできなかったのを気にして、
「余ったキャノーラ油で足を洗う」
と申し出るイエスでした。
このヒト(ヒトじゃないのか神の子か…爆)聖書の中で、マグダラのマリアに香油で足を洗ってもらってたな。。。と思ったらもう駄目。腹痛いほど笑いました。

『サイコ~多重人格探偵』
第20巻
田島昭宇×大塚英志
ここまで長かった~。
次巻で到頭完結します。
にしても、第1巻発売が1997年。まだ20世紀ですわ、奥さん。作中小道具類も、時代とともにずいぶん変わりました。
最初はけっこう俗な話で終止するかと思っていたんですが、案に相違してどんどんシビアになっていき、その作品世界の持つイメージは安定していたと思います。ストーリーの進み方的に考えると、4・5冊ずつまとめて読むとよろしいかと思いますわ。
絵柄もずっと、ほとんど変わらなかったのも、スゴイな。

『おおきく振りかぶって』
第23巻
ひぐちアサ
野球マンガ、ウチの夫が好きですねん。
掲載誌のアフタヌーンは月刊誌。昔は隔週間誌じゃなかったか。ってかいつの話か。20世紀かもしれん。
で、月刊誌だと進むのが遅くて、コミックスになるのも遅いのです。それが、単発ものもしくは1話完結ものならさして問題ないのですが、このマンガのように試合などしていると、
「アレ?前巻まで、どんな話だったっけ???」
と、なってしまいます。覚えてないのですね。
結局わたくしたち夫婦は、新しい巻を買うたびに、最初から(!)全部読みなおしているのでした。
気も長くなるよね。

『プラチナデータ』
東野圭吾
シリーズものがデレビドラマ化されたり映画化されたり、いつの間にかかなりメジャーな作家になった東野さん。
デビューから読んでいる身としては、非常に感慨深いですわ。
こちらは新刊ではないです。ハードカバーは2010年発売。この著者は、結構コンスタントに作品を発表するので、気がつくと何冊も出ていて手が回らなかったりします。
わたくしこの手の単発ものが好きでして。単発ものでも、「こりゃスゴイ」と思ってると続編が出たりするので油断ができません(何が)。
こちらの構築された作品世界が、久しぶりにツボでした。
東野圭吾は他に、『白夜行』『幻夜』『悪意』『変身』『分身』『宿命』当りはテッパンです。『パラレルワールド・ラブストーリー』『殺人の門』『名探偵の掟』等々もイケます。
ちなみに、『白夜行』はどういう訳か、宮部みゆき『火車』と読後感が似てる気がします。

『死都日本』石黒耀
主人公は火山学者。南九州で頻発する地震を調査中、古代の巨大火山噴火跡の地形を残す山が、水蒸気爆発を起こし、約2万年ぶりの巨大火山爆発『破局的噴火』になだれ込む。有史以来初めての圧倒的な地球のエネルギーの前に、都市も生き物もすべてが消える。日本が国家としての存続も危ぶまれる中、なんとか生き延びねばならない。
。。。詳しく調べて書かれたらしい描写、淡々としたドライな筆致が、非常に読ませます。数年前にたまたま地元の図書館で見つけて、結局自分でハードカバーを購入したもの。たまに書庫から取り出すわたくしの愛読書です。
そしたらまさかの御岳山噴火ですよ、奥さん。
びっくりしましたよ、奥さん。
火山礫火山弾火山灰ががんがん降って来るじゃあありませんか、奥さん。
硫化水素などの火山性ガスも身体に悪いのよ、奥さん。そういうのが突然、大量にやってくるのよ、奥さん。怖すぎる
日本列島はその立地条件のおかげで、地震も火山もたくさんありますが、実際、火山の噴火などは、小さいのを含めても近代日本では数えられるくらいしかありません。経験則など誰にもない。自然の猛威の前で生き物はいかに無力か、とかそんなありきたりな感想しか出てこないのが情けないですが、あんなの、誰が予測できるというの。
明日を煩うことなくちゃんと生きよう。。。と固く決心するのみなのでした。

『くるねこ14』
くるねこ大和
ご存知最新刊。
ときどき、1巻からずーっと続けて読む。
ベッドサイドにあると、安心の1冊ですわ。
ちなみに、ずいぶん前のことになりますが、長いことわたくしの癒しのマンガは、猫十字社『小さなお茶会』でした。今でも、何年かに一度は書庫から出す。『黒のもんもん組』と共に。
。。。どういう訳かねえ?
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
『七緒』最新号も読みました。
べにお先生にお借りしたのですが、画像なし(^^;)
で、10周年、チカラの入った編集はいいんですけど、気になるのは何故、版型を大きくしたのか。
以前の大きさの方がわたくしは好きなんですけど。
ま、着物雑誌は(着物に限らず雑誌は)自分では買わないから、大きさに文句言える義理はないんですけどね。
ああでも、あの版型は、どうなの。
っつーか、そんなことはどうでもよかったでしょうか。



お久しゅうございます。恒例の今月本。。。しばらくご無沙汰しておりました。
最近は月末になると、合宿ネタやら旅ネタやらでいっぱいいっぱいでしたわ。
確認したら前回の「今月本」は、5月だったではありませんか。その間、活字フェチのわたくしがもちろん本を読まない訳はなく、地道に、ちょっとは新刊も買ってましたし、書庫の本を読んで整理などもしていたのでございます。今回は、そのうちの、ちょっとだけ。

『聖☆おにいさん』第10巻
中村 光
これを買ったのは7月ですよ。
いったいいつまで放置していたのか。呆れますわ。
以下ネタバレです。
極道一家とバーベキューに行ったイエスとブッダ。イエスのパパ(神)が肉喰いたさに鳩になって参加したり、仕上げの焼きそばをブッダが鉄板で手で混ぜ合わせたり、賑やかにやらかしてくれます。特にわたくしのツボは、何のお手伝いもできなかったのを気にして、
「余ったキャノーラ油で足を洗う」
と申し出るイエスでした。
このヒト(ヒトじゃないのか神の子か…爆)聖書の中で、マグダラのマリアに香油で足を洗ってもらってたな。。。と思ったらもう駄目。腹痛いほど笑いました。

『サイコ~多重人格探偵』
第20巻
田島昭宇×大塚英志
ここまで長かった~。
次巻で到頭完結します。
にしても、第1巻発売が1997年。まだ20世紀ですわ、奥さん。作中小道具類も、時代とともにずいぶん変わりました。
最初はけっこう俗な話で終止するかと思っていたんですが、案に相違してどんどんシビアになっていき、その作品世界の持つイメージは安定していたと思います。ストーリーの進み方的に考えると、4・5冊ずつまとめて読むとよろしいかと思いますわ。
絵柄もずっと、ほとんど変わらなかったのも、スゴイな。

『おおきく振りかぶって』
第23巻
ひぐちアサ
野球マンガ、ウチの夫が好きですねん。
掲載誌のアフタヌーンは月刊誌。昔は隔週間誌じゃなかったか。ってかいつの話か。20世紀かもしれん。
で、月刊誌だと進むのが遅くて、コミックスになるのも遅いのです。それが、単発ものもしくは1話完結ものならさして問題ないのですが、このマンガのように試合などしていると、
「アレ?前巻まで、どんな話だったっけ???」
と、なってしまいます。覚えてないのですね。
結局わたくしたち夫婦は、新しい巻を買うたびに、最初から(!)全部読みなおしているのでした。
気も長くなるよね。

『プラチナデータ』
東野圭吾
シリーズものがデレビドラマ化されたり映画化されたり、いつの間にかかなりメジャーな作家になった東野さん。
デビューから読んでいる身としては、非常に感慨深いですわ。
こちらは新刊ではないです。ハードカバーは2010年発売。この著者は、結構コンスタントに作品を発表するので、気がつくと何冊も出ていて手が回らなかったりします。
わたくしこの手の単発ものが好きでして。単発ものでも、「こりゃスゴイ」と思ってると続編が出たりするので油断ができません(何が)。
こちらの構築された作品世界が、久しぶりにツボでした。
東野圭吾は他に、『白夜行』『幻夜』『悪意』『変身』『分身』『宿命』当りはテッパンです。『パラレルワールド・ラブストーリー』『殺人の門』『名探偵の掟』等々もイケます。
ちなみに、『白夜行』はどういう訳か、宮部みゆき『火車』と読後感が似てる気がします。

『死都日本』石黒耀
主人公は火山学者。南九州で頻発する地震を調査中、古代の巨大火山噴火跡の地形を残す山が、水蒸気爆発を起こし、約2万年ぶりの巨大火山爆発『破局的噴火』になだれ込む。有史以来初めての圧倒的な地球のエネルギーの前に、都市も生き物もすべてが消える。日本が国家としての存続も危ぶまれる中、なんとか生き延びねばならない。
。。。詳しく調べて書かれたらしい描写、淡々としたドライな筆致が、非常に読ませます。数年前にたまたま地元の図書館で見つけて、結局自分でハードカバーを購入したもの。たまに書庫から取り出すわたくしの愛読書です。
そしたらまさかの御岳山噴火ですよ、奥さん。
びっくりしましたよ、奥さん。
火山礫火山弾火山灰ががんがん降って来るじゃあありませんか、奥さん。
硫化水素などの火山性ガスも身体に悪いのよ、奥さん。そういうのが突然、大量にやってくるのよ、奥さん。怖すぎる

日本列島はその立地条件のおかげで、地震も火山もたくさんありますが、実際、火山の噴火などは、小さいのを含めても近代日本では数えられるくらいしかありません。経験則など誰にもない。自然の猛威の前で生き物はいかに無力か、とかそんなありきたりな感想しか出てこないのが情けないですが、あんなの、誰が予測できるというの。
明日を煩うことなくちゃんと生きよう。。。と固く決心するのみなのでした。

『くるねこ14』
くるねこ大和
ご存知最新刊。
ときどき、1巻からずーっと続けて読む。
ベッドサイドにあると、安心の1冊ですわ。
ちなみに、ずいぶん前のことになりますが、長いことわたくしの癒しのマンガは、猫十字社『小さなお茶会』でした。今でも、何年かに一度は書庫から出す。『黒のもんもん組』と共に。
。。。どういう訳かねえ?
いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/
『七緒』最新号も読みました。
べにお先生にお借りしたのですが、画像なし(^^;)
で、10周年、チカラの入った編集はいいんですけど、気になるのは何故、版型を大きくしたのか。
以前の大きさの方がわたくしは好きなんですけど。
ま、着物雑誌は(着物に限らず雑誌は)自分では買わないから、大きさに文句言える義理はないんですけどね。
ああでも、あの版型は、どうなの。
っつーか、そんなことはどうでもよかったでしょうか。
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No title
もうねー、映画はひどかったから…。ホントに。
いつか、原作読みますぜ。ええ。
『聖☆おにいさん』私のツボは、「迷える子羊」と聞いた鳩の父さんが「ジンギスカンか…」と頬を染めて言うコマでした。
「七」に関しては、サイズ・表紙のデザインともに私も前の方が好き-。今月号の内容はいいんだけどね。