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まおじゃらん

着物と猫と、ときどき絵画。

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べにお亭夏のプチ合宿Vol.3/深夜の棚卸し作業

ごきげんよう


連載記事はまとめ書きして予約投稿。。。の技を覚えたまおじゃらんでございます。これがアップされる日は都心の大学病院の定期診察日。暑さにヤラレているはずでございます。








恒例べにお亭夏合宿。。。今回は課題をいろいろ詰め込み過ぎて、オーバーワーク気味ですわ。
かつての「小紋着るもん」合宿や「セオα発展コーデ」合宿など、狭く深く深く追求する遊びも楽しいものですが、このたびわたくしが持参したのは、ふ○ふのぱっかん猫柄セオαのみ。べにお先生に羽織ってもらい、「これを先生が着るなら」コーディネートをちょっとだけやりました。
着物以外、帯と小物類は全部べにお先生の私物です。
先生はこの着物を、わたくしの着画や平置き画像で何度か見ていてくれてましたが、実際に手にすると思いのほか地味目な印象だとおっさいます。白地に青系の柄の、白地部分は真っ白ではなく青の柄部分も真っ青ではなく黄色の部分も実は黄土色っぽい、全体にハッキリしたコントラストではないこと。。。柄のひとつひとつがさほどの大きさではないこと。。。等々。そして、予想した通り、べにお先生にも浴衣っぽい雰囲気でよくお似合いになりました。
この着物は、着られるヒトのタイプが相当広いです。
そして、決して派手ではない。どちらかといえばおとなしい雰囲気の着物です。着るひとによって、表情をさまざまに変えるのでしょう。


 
べにお先生がコーディネートした「自分で着るなら」
左は、ベージュ色地にひょうたん織り出しの無地のしゃれ袋帯とクリームイエローの帯揚げ、柄とまったく同じ濃紺の帯〆。お母さまの昔懐かしい地紋織りの正絹博多帯で浴衣仕様。


 
白地の絽綴れ八寸名古屋帯にペパーミントの帯揚げと水色の帯〆。先生曰く「お中元も運べるはず」
黒地紗の染め帯に100均黄色系帯揚げと真っ青な帯〆。


同じ帯だけ使わせてもらって、わたくしがわたくしの「自分が着るなら」コーデを作ると、小物使いが違うんですよ、奥さん。キャラってのはおもしろいねえ。








さて。。。ちょこっとひと遊びしてひと休みしてから、大きな仕事に取りかかりました。
それは、べにお先生手持ちの着物と帯を全部調べて、マイクロソフトエクセルのフォーマットに入力すること。
着物部屋にノートパソコンを持ち込んでの作業。わたくしが、先生の着物箪笥の中の、たとう紙に貼ってある着物詳細を1枚1枚確認しつつ読み上げ、べにお先生が入力する係です。
「えーーーっと、まずは『袷』ーっ『色無地』ーっ。。。素材は『正絹』ーっ。。。色は、ビリジアンですね」
「はーい」
「次ーーーーーっ『袷』ーっ『江戸小紋』ーっ。。。素材は『正絹』ーっ。。。色は黒。。。あっその下に色は焦げ茶があったーっ」
「はーい、コピペしまーす」
などとやってる訳です。
「次ーーーーーっ『袷』ーっ『正絹』ーっ。。。これは『紬』だ『紬』。。。えーーーーっと柄は。。。迷彩もどき。迷彩だーーーっ」
「はいわかりました、入れたーーーっ」
とかなんとか。
そのうち、たとう紙にヘンなことが書いてあるのが出てきます。
「えーっと、備考欄に、●●SP。。。スペシャル???●●スペシャルって何ですか」
「ああそれは大学の先輩のお母さまからいただいたお下がりです。●●先輩って意味です」
「何が●●なんですか」
「その先輩、名古屋出身なので」
「。。。。。だったらみゃーって呼んであげなさいよ(エラそう)。ウチの大学の先輩にも名古屋人がいましたがホントにみゃーみゃー言ってましたよ。タモリだって言ってる」(注:名古屋の方を誹謗中傷するものではありません。ウチの先輩の話です。タモリは知りませんが)
「。。。。。(軽く無視)」
べにお先生の着物には名前がついてる場合が多くて、本人は、着物の細かい違いを、名前で区別しているらしいんですが、それらはまるで暗号でしかありません。
でもその行為は納得できます。先生の着物は、色をいえばほとんどが「青系」か「緑系」だし、柄は縞や格子が多いのです。1センチ格子とか2センチ縞とか言えないもんね

「次ーーーーーっ『単衣』ーーーーっ『木綿』ーーーーーっ『会津木綿』ーーーーーっ『嵐』。。。あらしって、何?」
「青系の格子でしょ」
「。。。嵐なんだ。。。」
そのうち、「『単衣』ーーーっ『木綿』ーーーっ『夏の稲妻』???」
「黒っぽい地に。。。」
「。。。ってか、ジャニーズ?。。。SMAPのは『青い稲妻』だった。。。へへへへへ」
「そんなこと言ったら、ストロベリーチーズケーキの立場はどうするんですか。ブルーベリーチェックだってあるっ」
「っつーか、次は『単衣』で『スイカ』ってかいてありますよっ」
「緑色の帯と合わせるとホントにスイカみたいなんですよ

「。。。確かにスイカっぽいですけど。。。どうして食べ物ばかりなんですかっ」
「『春うらら』もありますよ

夜も更け、脳みそも疲れ、体力も著しく落ちています。ちょっとしたことで罵り合い、笑い出したら妙に止まりません。
着物がひとまず終わると、次は帯です。
その前に、疲れ果てた身体に水分補給でひと休み。
いつの間にか真夜中を過ぎ、わたくしたちは目も充血して髪もザンバラ、いかにも残業で苦労している体裁になりました。
「ああ大昔、勤めてた会社を思い出すなあ。棚卸し、こんなだったなあ」
「棚卸し。。。まさしくそうですね。でも、我々は仕事じゃないのに、何故、こんなに真剣にやってるんですかーーーーーっ」

この夜、お風呂に入ってひと息つけたのは午前3時でありました。
帯の棚卸し(?)、まだ途中ですが、ひとまず就寝。

いつも読んでいただいてありがとうございます。


https://fashion.blogmura.com/kimono/








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Comment

No title 

お中元を運べるコーデ
日傘にお中元はもちろん風呂敷に包んで玄関に佇む。
懐かしい!
去年の記事を思い出しますね
それにしても夜を徹しての棚卸作業。
お給金を頂いても逃げ出しそうな苦行をよくぞそこまで…
お疲れ様でございました。
  • posted by ほあかばりきるま。 
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  • 2014.07/25 05:53分 
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No title 

私も、OL時代の棚卸を思い出しましたわ。期限(決算)があるので嫌でも数えなくてはいけない(って仕事ですわな。それで給料もろてたんですが)はじめはまじめにやってるんですがそのうちなんだか怒りに変わり最後は笑ってましたわ。着物や帯に名前を付けるっていいアイディアですね。って名前つけるのに悩みそう(笑)同じ着物で同じ帯でも小物を変えるだけで雰囲気も変わるのがおもしろいです
  • posted by かっぱ 
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  • 2014.07/25 13:27分 
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みっこちゃんないすありがとうございます~
  • posted by たま 
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  • 2014.07/25 21:35分 
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ほあかばりきるま。さま、お中元を運べるか否かは先生にとっての夏着物のバロメーターみたいですね~(なんの!?)
それに量がね、伊達に1年中着物で仕事してる人じゃないですわ。このとき入力したデータは、キッチリとグラフ化されましたよ!いったい何の研究なんだか。夏休みの自由研究。それらの記事はべにお先生がそのうちお書きになるでしょう(丸投げ)乞うご期待!
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2014.07/25 21:40分 
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りおんさまないすありがとうございます~
  • posted by たま 
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  • 2014.07/25 21:41分 
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sorasoraさまないすありがとうございます~
  • posted by たま 
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  • 2014.07/25 21:42分 
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No title 

かっぱさま、ツライ仕事は泣きから怒りから笑いに向かいますね~。べにお先生は名付けの破壊師なので、カンで名前を付けてるみたいです。私もずっと以前、着物に優雅な(笑)名前を付けようとして1・2枚考えてあっさり諦めました。名前を付けて覚える方が大変なんですわ
  • posted by たま 
  • URL 
  • 2014.07/25 21:51分 
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passionpianoさまないすありがとうございます~
  • posted by たま 
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  • 2014.07/25 21:52分 
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No title 

…ふと思い出したのですがね。
たまさんが「嵐」「夏の稲妻」ときて、「ジャニーズかっ!」ってツッコミをいれた時、私には理解できなかったんでございますよ。「嵐」はともかく、なんで「夏の稲妻」でジャニーズ?ってその時には思ったのですわ。
なるほど、たまさんの中で「夏の稲妻→青い稲妻(SMAP)」と変換されていたからなんですねー!
実は私、「夏の稲妻」と命名したのは「冬の稲妻(アリス)」が頭にあったからで、決してSMAPではなかったのでございますよ、ええ。
アリスの冬の稲妻…わっかるっかなー?、わっかんねーだろーなー♪(←これも、若人には分からないだろうな/笑)
  • posted by べにお 
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  • 2014.07/26 11:29分 
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No title 

べにおさま~、先に「嵐」を見ていなければ、「青い稲妻」への連想にはならなかったと思うんですよ。単品で「夏の稲妻」だけならば、SMAPの古い曲を思い出すよすがにはならなかった。だって「嵐」だよ?未だにわからないですよ先生?私にはインパクト強かったなあ(爆)
  • posted by たま 
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  • 2014.07/29 22:32分 
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